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2005年07月27日

第118回「1本目は鳥さん用、2本目は虫さん用、3本目が人間用」【週刊ウンチク】

第118回(2003.6.5)「1本目は鳥さん用、2本目は虫さん用、3本目が人間用」
提供:林農産 林浩陽さん


林農産スタッフの似顔絵。ホームページも見てね。

稲作体験の様子

今週は、お米、玄米、おもち「林さんち」こと
林農産 林浩陽さんが、こどもたちに食と命の大切さを伝える
小学校・幼稚園の稲作体験学習についてお話くださいました。

「1本目は鳥さん用、2本目は虫さん用、3本目が人間用」

 今年も、良い子の田植えの季節が、やってきました。林さんちでは、毎年、幼稚園と小学校の稲作りをお手伝いしてこれで7年目になります。(田植えのようす・・・社長日記22日、28日参照

 最初引き受けた頃の林さんちでは、張り切って、スタッフ総出で苗準備、そして田んぼに苗を植える場所の方眼をつける枠回しを行っていました。
 ところが、実に上手くいかない。子供達は来て勝手に泥遊びしだすし、親はカメラばかり持っていて全然、他人事。なんとか植えさせると、今度は苗を3本ずつ植えてくださいと絵まで書いて教えたのに、10本くらいずつで植えるので苗が大量に必要になってしまい、その補給をするのに、苗を田んぼへ投げると、今度は苗の投げ合いという最悪のパターン。スタッフからは、クレームが付くわ、私自身は枠回しで腰が痛くなるしで大変でした。

富陽小学校5年生の田植え体験学習

ところが、私が森と田んぼの学校推進会議委員」に任命され会議に出てみて、間違いに気付きました。体験学習っていうのは、文字通り、体験し、その上で、学習すること。今までの私のやり方では単なる体験、もしくはイベントでしかなかったのです。
 「楽しかった」「疲れた」という感想は、学習には繋がらない。植えてみて失敗したなら、そこから学びを深めていくべきだし、なぜ、お米は水が必要なのか? その水はどこから来るのか? 有機栽培って? 無農薬って?調べて行けばどんどん学びは深くなるのです。

 最近は、枠回しも全部保護者や先生が担当。学びを導くために話をしに幼稚園や学校に出向くようにしています。保護者もカメラを捨て、裸足で一緒に植えるようになり、ずいぶん雰囲気良く植えることが出来るようになりました。そして、子供達がちゃんと植えるためのオマジナイが、「1本目は鳥さん用、2本目は虫さん用、3本目が人間用」なのです。こうやって教えると不思議にも、ほとんどの子供が、3本でキチンと植えてくれます。

このオマジナイには深~い意味があり、全て人間が搾取しようとすると農薬の大量散布に繋がったりして結局は、自分のためにならない。さらに突き詰めると、この社会は、色々な人達がいて、それらをお互い認めながら生きることが大切となる。

 未だに、この深い真理に到達した子供達や親は...いませんが、いずれ分かる日がやってくることを信じて、がんばって行きたいと考えています。


■食と命の大切さを伝える林さんち ~インターネットで、さらに多くの人へ!
  林さんちの、お米、玄米、おもち Web通販

投稿者 お店ばたけ事務局 : 2005年07月27日 10:27

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