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2005年07月27日

第140回「にせもの防止技術のあれこれ その1」【週刊ウンチク】

第140回(2003.11.6)「にせもの防止技術のあれこれ その1」
提供:出口織ネーム 出口勉さん


出口織ネーム出口さんの名刺

今週は、鶴来町でジャカード織物を製造する
出口織ネーム 出口勉さんの
織ネームによるブランド商品の偽造防止についてのお話、第1段です。


偽造防止にはどうしたらいいのか??

にせもの防止技術のあれこれ その1


偽造防止技術はお札に始まって、お札で終わると極言する人がいますが、織物の世界でも偽造を防ごうとする考え方が昔から盛んです。お札みたいにそれを偽造したからといって法律で罰せられる訳ではありませんので、さる国の皆さんやりたい放題、困った事です。

真似をしにくい技術にはレベル差があり、コスト的に真似をしにくいというレベルから
どうして作ったのか解析しにくいというものや、織物の要素以外の組み込みまでいろいろです。


ルイヴィトンの生地には耳部分(生地の両端末)にロゴを織り込むという手法が取られております。機械設備をそのようにしなければならず、どの機械でも生産できない仕組みにしているのです。これでも作る側からすると結構やっかいなんです。

ヴィトンの生地

上:偽造防止の工夫がされた、ヴィトンの生地。

織ネームにも随分と工夫されたものがあります。フィラのネームなどその典型的なものです。デザインとして一本の銀糸が左右に一本ラインとして織り込まれているのですが、実はこの0.3mm巾の銀糸テープに「FILA」の文字が連続的にプリントされているのです。もちろん肉眼でこれを発見できる人はあのモンゴルにもいないでしょう。誰も気づかないようにしてチェックしているのです。織る上でもテクニックが必要で、しかも高価な銀糸で、印刷技術は一社の独占ですから、一番効果的な方法かも知れません。

FILAの織ネーム

上:FILAのロゴの下に銀糸のステッチ。連続模様は...見えないですね。(^^)


来春からこの技術を導入したブランドが日本で販売されます。「FILA」ではありません。
どこかで銀糸ラインのある織ネームを見つけたら、ご自分の眼力(視覚力?)をお試しください。見えたら大したものです。あなたの視力は間違いなく5倍ズーム??です。金一封差し上げます???

投稿者 お店ばたけ事務局 : 2005年07月27日 10:49

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