第163回「仁義無き戦い・水戦争」【週刊ウンチク】

第163回(2004.4.22)「仁義無き戦い・水戦争」

提供:林農産 林浩陽さん

林農産 林さん

いよいよ種まきシーズン。おいしいお米を作るべく、今年も田植え全開の

林農産社長の林浩陽さんがお話下さいます。


 



 

林さんちの田んぼに、いよいよ水を入れる作業を開始。

この作業が、始まると勃発するのが、水戦争。

まさしく我田引水とは、良く言ったもので、用水を

せき止めて自分の田に水を入れるのだが、出来れば勢い良く入れたい。

そこで、堰(せき)に使う通称「止木板(しぎいた)」を高くする。

堰き止めてしまうと、下流の田に十分な水がいかなくなるので、止木板の高さを調整する。

ところが、なかには文字どおり”我田引水”の方がいて、どうしてもトラブルになる。

どこにでも、そういう方がいるようで、面白い。

 最近は、田んぼも減って、用水が溢れるほど流れているので、そんなトラブルも少なくなった。これに関しては、昔、自分の財産を全てつぎ込んでまで、用水を完成させた先人達のおかげである。

その代わり、最近は、小学生のイタズラっ子達との戦いにシフトして来た。

とにかく、入水用のパイプを触って、水を溢れさせたり、田んぼを干したり、止木板を流したり。

用水のバルブを触って水量を変化させてしまったりと、手口は巧妙かつ大胆。

なんと言っても、相手は、時間もたっぷりあって、神出鬼没。

 そこで春先は、小学校にお願いして、水と田んぼの関係を、先生に話してもらって、イタズラしないようにしてもらう。

まあ、子供がイタズラをしなくなったら、この世も終わり。叱られて育つのが正しい。

ただし、それでも、頑張る子が、毎年、一人か二人いる。

経験から言うと、なにかしら家庭や学校で、トラブルを抱えている子の場合が多い。

発見してから、学校や保護者を通じ、根本的なところから解決するようにしている。

さあ、今年の戦いはいかに?



《林農産》

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