第215回「スギナの不思議」【週刊ウンチク】

第215回(2005.4.21)「スギナの不思議」

提供:無添加漬物風来 西田栄喜さん



スギナ

ついこの間まで、つくしがびっしり生えていた場所に、今は緑の草が生えています。

この草が、スギナ。よく見たら、ツクシのようなはかまがあります。

今週のウンチクは、無添加漬物風来の西田栄喜さんが、畑の雑草としてもお馴染みのこの草についてお話しします。



 

“ スギナの不思議 ”

やっかいな雑草扱いをされるスギナ。除草剤にはスギナ専用のものもあるくらいです。

つくしはスギナの胞子を作っているところです。

スギナはやせ地に生え、地中深くから様々なミネラルなどを吸い出して、地表を豊かにし、そして土が肥えてくると自然に少なく なってゆき、他の草にかわっていくと言われています。

そんなスギナですが、ヨーロッパでは昔から、薬として用いられてきました。悪いものを洗い流し、溶かし、傷んだところを取り除く働きがあるといわれています。

具体的なスギナの効用としては腫瘍を消す、尿の出を良くする、心臓や血管を丈夫にする、血圧を安定させる、膵臓の機能を上げ糖尿病を改善する、体内の出血を止める、解熱、咳止め、月経不順、タンを切るなどまさに万病に効くいわれようです。

スギナに12~13%含まれるケイ素ですが、その働きが大きいようです。ケイ素は水素イオンを捕まえる働きをします。水素イオンは、血中の酸素を著しく消費して体の細胞に必要な酸素が足りなくさえます。また水素イオンは血管壁にコレステロールを沈着させてしまいます。このやっかいものをやっつけてくれるのがケイ素なのです。

またケイ素は血液中でケイ酸となりコレステロールを体外に排出しやすくします。

こんなことを知った時から、スギナはにっくき雑草ではなくなりました。すべてを食用にしている訳ではないのですが、見方が変わると感じ方が変わるのは不思議ですね。