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2005年07月27日
第22回「ふぐの卵巣って食べられるの?(前編)」【週刊ウンチク】
第22回(01.7.26)「ふぐの卵巣って食べられるの?(前編)」
提供:株式会社ホクチン 紺矢 誠さん
※お店ばたけ2004.7卒業

有史以来、人の歴史は食の歴史ともいえます。
普段私たちが何気なく食べているものの中にも、先人の勇気(初めてうにを食べた人とか)や犠牲(食べられないきのこもたくさんあります)があったということを想像すると、食事に対する感謝も一層深まろうというものです。
またその調理方法にも、大げさでなく人類の叡智が込められてきました。お米を美味しく炊く為だけでも一冊の本が出来てしまうくらいですから…。
そんな世界の料理の中には、「何でこんなもんまで食べるの?」というメニューも少なくありません。中華料理の「つばめの巣のスープ」とかフランス料理のエスカルゴ、日本でも「なまこ」なんて、どういう経緯で食用となったのか、見当もつきません。
そんな世界の珍味も、「食べられる」という点では共通している、これはあたりまえの事です。
ところが、食べられないものまで食べてしまう!そんな「究極の珍味」がここ石川県にはあるのです。
日本人の最も好きな魚の一つ「ふぐ」。その身の美味なことはもちろん、なんとなく「命がけ」で食べてるっていう気分が味を引き立てているのかもしれません。もちろん白身は無毒で(クサフグ等は人体に影響ない程度の弱毒ですが)恐ろしいのは、卵巣、肝臓です。
テトロドドキシンという超強力な神経毒で、臓器10gで人を殺すことができると言われています。ふぐの内臓が猛毒であることは、古くから知られていたようですが、何故、いつから食べるようになったのか、それはわかりません。なぜか石川県だけで、いつの頃からかふぐの卵巣を糠漬にする調理法が発明され、現在まで伝わっているのです。
次回はかつて北前船の港町として栄えた石川県美川町に伝わるふぐの子の作り方について、皆さんに「こっそり」お教えしちゃいますね。
投稿者 お店ばたけ事務局 : 2005年07月27日 08:51

