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2005年07月27日

第3回「加賀友禅の壁画について」【週刊ウンチク】

第3回(01.3.14)「加賀友禅の壁画について」
提供:ホリカワ 花野美貴雄さん

 当社社屋の壁画を一度ご覧になって下さい。金沢の伝統工芸品である加賀友禅作家、初代由水十久・ゆうすいとく氏の代表作である五人の童を描いた「城下町」をモザイクタイルで仕上げました。屋外でのものは大変珍しいと思います。特筆すべきは基本デザインはあったものの、この壁画の為に由水氏が自らが改めて原寸大にオリジナルに書き上げ、途中過程も細かく点検するなど晩年の力作ともいえるでしょう。
 この壁画は問屋町にある小川株式会社さんからのご紹介で由水十久氏に壁画を依頼されたそうです。、由水十久氏は加賀友禅は買われてもタンスにしまわれてしまうだけで自身の作品が人の目に触れる機会が少ない事を大変残念がられていたそうです。そんな時、当社社長の友禅壁画の事を聞き自身の作品を、毎日多くの方々に見てもらえる壁画に大変興味を持たれ仕事を引き受けてくれたそうです。製作費用に関しても殆ど謝礼程度しか受け取って頂けませんでした。
 あの壁画はお金では買えない由水十久氏の心そのものです。

 厳しい風雨にさらされて、これを維持するのは大変厳しく保守に頭を悩ましておりますが、毎日ここを通る人達に与える一服の和みは金沢人の心を取り戻すのではないでしょうか。

由水十久氏について(「サンケイ日本紳士年鑑」より)

本名、由水 徳男(ゆうすいとくお)。1913年生・1988没
石川県金沢市出身
加賀友禅作家伝統工芸士。雅号が十久。
有限会社由水代表、石川県加賀友禅技術保存会代表をつとめた。
昭和2年紺谷静薫氏に師事。
昭和13年独立
昭和43年加賀染振興協会理事
昭和53年石川県文化財加賀友禅技術保存会会員に認定。

作品紹介・・・石川県立美術館所蔵の作品

投稿者 お店ばたけ事務局 : 2005年07月27日 08:32

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