第42回「初老のお祝い餅」【週刊ウンチク】

石川県の「初老のお祝い餅」は林農産で販売しています第42回(2001.12.13)「初老のお祝い餅」
提供:林農産 林浩陽さん


林さんちは、お正月餅に大忙し!

■冬の林さんちは今、お正月餅に大忙し!
■■でも、正月・お鏡づくりの前、おもち屋として目覚めさせるのは
■■■石川・加賀の厄払い「厄落としの餅」のならわしです。

冬、林さんちはおもち屋さんに変身しますが、その第一弾が、初老の祝い餅いわゆる「厄落としの餅」です。男は、「数え歳」で、25歳、初老42歳、還暦60歳、喜寿77、米寿88。女は、初老33歳とされています。
 この「数え歳」の数え方は、生まれた時に、1歳と数え、年越しで2歳、満1歳では、2歳。だから、実際の歳とはずれるんです。今年の初老は、昭和36年生まれの方です。

 そして、初老の餅は、数え歳41歳の秋(厄年が始まる前年の11月~12月まで)に配るものです。ところが、1月~3月生まれの人は、本来、学年でいうと1歳下の人達と配らねばならないのですが、多くの方は、便宜的に、同じ学年で行う場合が多いようで、さらに、事情は複雑になります。皆さん、分かったかなあ?


 ここ石川県加賀地方では、この初老の祝いが盛んで、男が一人前になったお披露目として大金を投じて大宴会や神事を行います。その時に配るお餅を、林さんちで作っています。普通は、紅白の2升前後の餅に、腹合わせした「丸干しイワシ」と「熨斗(のし)」を付けて配ります。スルメやお酒を付ける場合も。腹合わせは、腹を割って仲良くしようと言う意味らしい。イワシやスルメは、魔除けの意味だとか。最近は、便宜的になってきて、お餅のサイズも小さかったり、箱詰めにしたり、切餅や、餅米をセットにしたりと、多様化しています。


宅配用の「初老のお祝い餅」は石川県野々市町の林農産で販売しています

上の写真は、林さんちのお祝い餅セット。
小さめ5合の紅白丸餅に、腹合わせした「丸干しイワシ」と「熨斗(のし)」を飾ったものと、袋詰め餅を組み合わせた箱入り餅です。
小さい丸餅は、とりあえず食べて、包装餅は好きな時に、ゆっくり食べていただけます。厄を沢山の人に分け、かついでもらうために餅を配るのですが、これなら遠方の親戚にも宅配可能です

 
ただし、これは近隣市町村(金沢南部、野々市、鶴来、松任)向け。しかも完全オーダーで製造しているのでWeb販売は行っていないんです。
※追記:2012年、林農産Webサイトに各種「初老のお祝い餅」ページが出来、ネットで注文できるようになりました。お祝い餅箱入りセット【大】はこちら


つきたてをスタッフ自ら直接、お届けします。柔らかい状態だから、宅配での配達は難しいんです。そもそも、この地方だけの商品だと思います。他の地方では、厄落としの為に、祭礼の係りをしたりと色々らしいです。ちなみに、私は今年が、初老で本厄です。去年の暮れに、自分でついて配りました。
 

石川県・加賀地方の「厄落としの餅」
お問い合わせは、"林さんち"こと、林農産まで
林農産ホームページはこちらから


お店ばたけホームページ

お店ばたけホームページへ
ISICOバーチャルモール「お店ばたけ」は、(公財)石川県産業創出支援機構が運営するインキュベーションモールです。

アーカイブ

ブログを購読する(RSS)

  • RSS2.0を購読する
  • RSS2.0を購読する