第46回「ブリのうんちく」【週刊ウンチク】

第46回(2002.1.10)「ブリのうんちく」
提供:おいしい店ドットコム 松本信之さん


大きな天然ブリ!!

ブリは成長につれ呼び名の変わる出世魚です。
金沢では、20cm位の「こぞくら」、50cm位の「ふくらぎ」、8Kまでの「がんど」、そして「ぶり」と大きくなって(出世して)いく訳です。(今シーズン自分の見た最大のブリは18Kの物でした。)

「ぶりおこし」
雷が鳴り響き、ミゾレ混じり・アラレ混じりの風雨が吹き荒れる初冬の北陸。古くからこんな日を、ブリが群れをなしてやってくる前兆として「ぶりおこし」と呼びます。

「ぶりおこし」の雷が多ければ多いほど今年は大漁と予測する訳です。事実この頃よりブリの水揚げが盛んになり、新聞にも、やれどこそこの港で何百本あがったとか紙上を賑わします。
 

「お歳暮」
金沢では年の暮れに嫁の里から婚家に「ぶり」を丸ごと一本!! お歳暮に送られてくる風習が残っています。(「がんど」ではダメであくまでも10Kを超える「ぶり」を送ります。)
婚家では、この貰った「ぶり」を頭から縦に半分にして返します。このため、このお歳暮の風習がいい悪いは別にして、12月初旬からブリは一気に倍以上の値を付け始めます。
最低で5万円以上する物を送る人も金銭的にツライし、送られたほうも包丁で綺麗に半分に切ることが出来ないのが悩みとか・・・。もっとも最近は嫁の里から貰うことだけは知っているが、返すという事を知らない家が増えているとか・・・・。知ってて知らないふりなのか(・_・")?
 

「寒ぶり」は、栄養食品
12月、回遊魚であるブリは産卵のため「ぶりおこし」の大荒れの日本海を南下し始めます。
いわゆる「寒ぶり」と呼ばれるのがこれで、脂がたっぷり乗っていて最も美味!!刺身・焼物・煮付など、どのようにしてもオイシイ!

頭や残はぶつ切りにして「ぶり大根」にと捨てる所なく調理されます。刺身では、特に腹部の部分は口の中でとろけるほど脂肪が多く、そのため料理屋では刺身醤油とワサビの他に大根オロシと一緒に供されることもあります。

ブリには、血液の凝固を抑え血栓を予防するエイコサペンタエン酸(EPA)や、脳細胞を活性化させ記憶の向上に役立つドコヘキサンエン酸(DHA)を多く含んでいます。
これらの成分を損失なく身体に取り込むためには火を入れずに生の刺身で食べるのが一番効率的です。

脂肪が多いと「太る」と心配しますが、「寒ぶりは別!!」
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、若返りのビタミンといわれるビタミンE、イライラを防ぎ頭の疲れを軽くするビタミンB1、肌の艶をよくするビタミンB2、心臓を丈夫にするマグネシウムなど沢山の栄養素を含む食品です。

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★金沢・夏の風物詩 ブリの保存食「いなだ」について・・・「おいしいニュース」


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