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2005年07月27日

第52回「お店ばたけにちなんで、コンビニ研究」【週刊ウンチク】

第52回(2002.2.21)「お店ばたけにちなんで、コンビニ研究」
提供:ホクチン 紺矢誠さん
※お店ばたけ2004.7卒業


■「ホクチンWeb肴の匠」Web担当の紺矢さんより一言

紺矢誠さん

実はテーマを「コンビニ」にしたとき、まあこれなら俺でも書けるか、という安易な気持ちで始めましたが、いやいやこれが深い、書いても書いてもネタが尽きず、収拾がつかなくなってきました。「コンビニの社会性」を論じ始めるとそのまま現代文明論になり、市井のサラリーマン如きに手におえるテーマではなくなるのです。
参考文献HPもブックマークしましたが、あっという間に「お気に入り」の縦いっぱいになってしまいました。(それにしても公私を問わずなんとコンビニ関連HPが多いことか!)

お店ばたけにちなんで(?)お店について研究してみましょう!
皆さんは普段のお買い物をどこでなさっていますか?
「えーっと、食品はあそこのスーパーで、服はあのお店、お届けものはあのお店かな?」というふうに、いろんなお店を利用なさっているのではないのでしょうか。
中でも、私たちにとって一番身近で、一番欠かせない存在なのが「コンビニエンスストア」。今日は、日常何気なくご利用しているこの「コンビニ」について、考えてみましょう。
 
■その歴史
米国では、1927年(昭和2年)にテキサス州オーククリフで氷販売店(当時は電気冷蔵庫が普及していなかったので、冷蔵庫用の角氷が生活必需品だったのです)が、当時としては異例の定休日なし、一日16時間営業を始めました。また、お客からの要望に答え、氷販売所の一隅で、紅茶、砂糖、パン、卵、石鹸などを売り出したのがそのルーツと考えられています。(この氷販売会社は「サウスランド・アイス社」といい、現在の「SEVEN-ELEVEN Inc.」の前身だったのです)

それが、米国で急速に伸び出したのは1960年(昭和35年)頃からで、今日の店舗パターンが確立したそうです。生鮮を強化したいわゆる日本型と呼ばれるものは、1969年(昭和44年)豊中市にオープンしたマイショップの前身、マミーとされています。
酒類を強化したコンビニエンスストアは、1971年に春日井市のココストアと札幌のセイコーマートが相次いでオープンしています。大手の流通グループが参入を始めた全国チェーンでは、1973年ファミリーマート、1974年セブンイレブン、1975年ローソンと続々登場しました。
また、椅子テーブル付きで、店内飲食可能なコンボ(複合)型は1979年パンプキン、1980年ミニストップ、1981年サンクスと相次いで誕生していますが、こちらは主流とは成り得ず、いずれもお店も現在は他と同じような店作りが一般的となったようです。
 
■品揃えの秘密
学生さんでなくても「コンビニチェックは欠かさない」という人は少なくないでしょう。そう、コンビニに行けば何かしら新製品を発見することが出来ます。一般的にコンビニエンスストアの総アイテム数は2,800品目くらい。ちなみに、中規模(1,000坪程度)のスーパーマーケットで25,000品目程度といわれていますから、いかに少ないかお判りでしょう。にもかかわらず、お客を飽きさせない品揃えの秘密とは・・・。

一年間に日本中のコンビニチェーンで登録される新商品はなんと5,000品目。これら全てが店舗に配下されるわけではありませんが、年間70%以上の商品が入れ替わってゆきます。もちろん中には「コカコーラ」や「カップヌードル」「カルビーポテトチップス」等のような定番商品もあるので、1年間以上生き延びる商品はほとんどありません。特にお弁当類はその平均寿命が5週間!全てPOSデータ※の成績によって決定され、不人気商品は最短2週間で店頭から姿を消すのです。

※ Point of Sales(販売時点情報処理)の略、商品に貼り付けられたバーコードをコンピュータが読み込むことにより、販売した時点で販売に関する情報管理を行うこと。コンビニでは、本部に居ながら全国のお店で今何が売れているかを、把握することが可能。大手チェーンでは店舗でも他店の情報を同様に見ることが出来ます。


■超高度のコンピュータシステムが支えるコンビニの舞台裏
現代の店舗運営にネットワークコンピュータは欠かせない存在です。主として商品発注、POSデータ※の集計と分析がその役割ですが、私たちが想像もつかないような大掛かりなシステムによって、迅速な処理が行われているのです。

発注は一日3回(F社の場合)、全国数千の店舗から送られた注文データは横浜の超大型コンピュータで処理されますが、万一の事故に備え神戸にも同一のシステムを用意しているのです。この会社では、発注システムが1日ストップしてしまった場合の損失を約8億円と試算しており、コンピュータシステムの保守には、考えうる限りの対策(地盤が強固な立地、発電設備、回線の多重化)をとっているのです。
また、店舗での販売状況はリアルタイムで弁当等の原材料調達をコントロールしており、新鮮な素材を使いながら欠品防ぐという矛盾した課題の解決に役立てようとしています。

この他にも、POSデータにより経営指導をコンピュータが行ったり本部から全国の店舗へ一括して新製品情報、TVCFの動画配信も行われています。
最近では店舗への連絡に通信衛星を使うなど、業界トップのS社ではネットワークシステムの構築に600億円以上を投じている、と言われています。

いかがでしたでしょうか。普段何気に利用しているコンビニも、ちょっと裏事情がわかるとまたお買い物も楽しくなるというもの。現れては消える「新商品」をいとおしみながら、今日も売場チェックに出かけましょうか!?<END>

投稿者 お店ばたけ事務局 : 2005年07月27日 09:21

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