第80回「「お仕事めぐり」~(2)スーパーマーケットのお仕事」【週刊ウンチク】

第80回(2002.9.5)「「お仕事めぐり」~(2)スーパーマーケットのお仕事」
提供:ホクチン 紺矢誠さん
※お店ばたけ2004.7卒業


紺矢誠さん

7月に退院され、9月2日より、めでたく職場復帰された
食品製造会社ホクチン 企画開発室 Web担当の紺矢誠さん。
今週は、紺矢さんのユーモア溢れる「お仕事レポート」
第2弾をお届けいたします。

ところで、直売店「肴の匠北珍」のお仕事風景は・・・

オカダ店長のお仕事
「Web肴の匠」でお馴染み
金沢駅百番街店店長
オカダさんのお仕事。

いちおし商品をすすめる
いちおし商品をすすめる。
「それじゃ、これにしようかしら・・・」

商品知識、接客、さすがのオカダ店長です。
金沢駅におこしの際は
ぜひお立ち寄り下さい!
オカダ店長がご案内してくれます。

今回のお仕事:スーパーマーケット
第二回は私たちの身近なお店、
「スーパーマーケット」で働く方にお話を伺いました。
四条院さんは地元の大学を卒業後、中堅スーパーに就職して
今年で4年目、アウトドア大好きなナイスガイです。

スーパーマーケットでお仕事をされている四条院さん

プロファイル

お名前  四条院 恭輔(仮名)

年齢/血液型  27歳 
AB-型 未婚
出身地 神奈川県横浜市

好きな動物 
スナメリ(ネズミイルカ科)

自分を動物にたとえると スナメリ

好きなタイプ 
私を好きになってくれる人
 
 
Q それでは早速、日々のお仕事をお伺いしたいのですが。

A 先ずその前に、スーパーにも色々部門があることを説明しなくちゃね。

野菜を扱う「青果」、畜肉を扱う「精肉」、魚を扱う「鮮魚」、これを生鮮3部門と総称したりもするんだ。
豆腐、玉子、牛乳、パン、冷凍食品など、日持ちせず冷蔵/冷凍保管が必要な商品を扱う「デイリー食品」、それ以外の常温保管可能なのが「加工食品」
他にもお弁当や揚げ物など、そのまま食べられる調理済み食品を扱う「惣菜」、洗剤、トイレットペーパーなど日食品を扱う「日用品」。そして忘れてならなのがレジを打つ「サービス」。食品スーパーでは大体この7部署に別れているんだ。
僕が担当しているのは「加工食品」。砂糖、塩などの調味料から乾物、レトルト食品、菓子、ジュース、酒、と売場面積も商品点数も一番の部署なんだ。

それじゃ、一日の仕事を紹介するよ。出勤は大体8:00、朝便と言われる荷物がお店に到着するのでこれを陳列するところから一日は始まる。昔は多くのメーカーさんが直接納品に来て、商品陳列までやってくれたらしいけど、今はほとんど「センター納品」といって本部から一括して送られ、全部自分たちで並べなきゃならないから大変だよね。開店までに全部並べ終われればいいんだけど、実際には午前中いっぱい掛かる事もあるんだ。

でも、開店前に必ずやらなくてはならないのが「スキャンチェック」。例えばチラシで「通常298円の醤油が198円」とか安売りをする場合、コンピュータで商品売価を変更するんだけど、これがちゃんと行われているか、実際レジでバーコードをスキャンして確認するんだ。
売場に並べきらなかった商品は在庫置場に片付け、次は発注業務。小型コンピュータを持ち歩いて売場を回り、補充が必要な商品のバーコードをスキャンして必要数量を入力。全部回ったらをコンピュータを通信機に繋いでデータを送信するんだ。この時、発注日付を間違えたりすると次の日全く商品が入らず、パニックになったりもするんだ。コンピュータって融通が利かなくて困るよ。


Q ええー! スーパーに商品が無い? そんなことって実際にあるんですか? 

A 大きな声じゃいえないが、1年に1回くらいの割合で失敗したりするね。そん時は本部バイヤー(仕入担当:メーカーと商談し、どの商品を扱うかを決める人)に泣きの電話を入れて、直接メーカーに持ってきてもらったり、他のお店の分を少しずつ回してもらったり、本当に大変なんだよ。だから食品担当者のマイカーはミニバンやワゴンタイプが何気に多かったりするんだ。荷物の詰めないオープンカーなんて論外だね!


Q まあ、発注をミスらなければいいような気もするんですが・・・

A うるさいなあ。で、その後は、日中倉庫の商品を補充したりして過ごし、夕方の来客ピーク(5:00~7:00)が過ぎると次の日の売場作りをしなきゃね。
ほら、特売の商品ってワゴンの上に山盛りになってたりするだろ? 終了した分を片付けて翌日からの特売品を並べなおしたり、POPと呼ばれる値書きを付けたりするんだ。
この陳列には意外とセンスが必要で、メーカーで懸賞金つきのコンテストもやったりするんだ。
きれいに缶詰のピラミッドなんか出来た日には、自分でも惚れ惚れしちゃってお客さんに手を出して欲しくないくらいだよ。


Q はあ、「安売り」を並べるのにそんなこだわりがあったなんて全然気がつきませんでした。

A ダメだなあ、スーパーに行ったら美術館を回るくらいの真剣さがなきゃ。鮮魚で切り身の巧みさに感心したり、特売の芸術的ディスプレイに感動して泣いて欲しいんだよ、僕的には。


Q そんなヘンな人、いませんて。結局お仕事というと荷物を出して、発注して、補充して、特売コーナー作って、こんだけですか。結構気楽そうですね。

A なんてこというんだ! ま、確かにそんな仕事はほとんどパートさんとアルバイト君に任せる事が多いけどね。僕ら「担当者」の主な仕事は、他にあるんだよ。
さっきレジでスキャンして、とかって言っただろ。あれをPOSシステムというんだけど、POSの普及以来「単品管理」が重要、と言われ続けているんだ。

レジでバーコードをスキャンすると、価格が出るよね。実はあの機械は店のコンピュータにもつながってて、何が何個売れていくら売上があったか、という記録も全部残るんだよ。いわゆる「データ」ってやつだね。僕らはそのデータを分析して、更なる売上アップを目論むんだ。例えば、暑い日にコーラの1.5lボトルが100本売れた、というデータを参考に発注すれば、次の日欠品を防ぐことが出来るよね。また商品を発注しすぎて余って困ることも無くなるし。
そーゆーことを発注のパートさんに的確に指示し、チェックしなきゃならないんだ。


Q なるほど、パチンコ屋さんの大当たり表を参考にするみたいですねえ。

A ま、たとえは不適切だけどそんなかんじかな。
他に担当者の役割としては、地域行事をキチンと把握しなければならないんだ。
チラシなんかの「特売」は本部バイヤーが決めて全店で実施されるけど、地元のお祭りとか、学校行事は各お店でしかわからないんだ。だから近所の小学校で遠足がある、という情報があればそれに合わせて「おむすび山」や子供が好きなお菓子を多めに発注して目立つように並べ替えたりして、地元ニーズに細やかに応えなきゃね。


Q 話題を変えて、仕事上で大変な事はなんでしょう?

A 狂牛病以来、食品の安全性に関するお客様の関心はものすごく高まっているね。売場でも、カップラーメンの薬味でも「この商品はどこ産の肉を使ってるの」とか、すぐには答えられない質問が多くて大変だよ。


Q いろいろお話うかがい、ありがとうございました、それではそろそろ・・・
 
A え、もう終わりなの? 困るなあ。部門別社員のタイプとか、どうやったら出世できるかとか、パートのオバチャンとうまくやる方法とか、女子高生のアルバイトと仲良くなる方法とか、まだまだ話さなきゃならないことは山ほどあるのに。

まず鮮魚部門、これはとにかく元気がある奴が配属されるね。元ヤンが多いのもこの部署なんだ、次に・・・

紺矢誠さん
紺矢さんより:
(このあと、インタヴューは数時間続きますが紙面の都合で以下省略させていただきます。続きが読みたいという奇特な方は、リクエストをお寄せ下さい。)

以上、ホクチン社内報よりご紹介いたしました。


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