第7回「無農薬野菜 風来」【今月のお店】

第7回「無農薬野菜 風来」【今月のお店】
風来 西田栄喜さん

風来 源さんこと西田栄喜さん
(2001年9月掲載の情報です)

3年前から自然農法の野菜作りに挑戦し、
その野菜で作った漬物を中心に販売している「風来」店主の西田栄喜さんの
野菜・漬物・ライフスタイルに対する哲学をお伝えします。
 

■地方からの情報発信を求めて
 日本は情報や流行などすべてが東京に一極集中しています。西田さんが1年間オーストラリアに在住していた間、一番感じたことは、各地方が自信を持って「中央、何するものぞ!」と情報発信していることでした。
 それから地元に帰り、自分も地方ならではの情報発信をしたいと考え、それができるのは農業だ、と思ったのが「風来」を始めたキッカケだそうです。
 

■農業はサービス業
 西田さんは人と接することがとても好きです。バーテンやホテルマンと接客に関係のある職種を経験しています。それがなぜ農業者になったかというと農業もやり方次第ではサービス業と考えたためです。
 風来の売り方は、どのようなポリシーで野菜を作り、どのようなコンセプトで漬物を作ったのかをお客様に説明し、お客様の声で新しい商品作りに取り組むことです。
 また、商品作りは、農閑期だから漬物を作るのではなく、漬物を作るためにどんな品種の白菜を使い、どんな育て方をしていくかというように、「提供する商品」から発想しています。

 
■ネット販売が「風来」の売り方にフィット
 かつて近くの食品スーパーに「風来」の漬物を置かせてもらったことがあります。
 おそらく近所の人が買っていかれたのでしょうが、当時は店舗もなく西田さんの作った商品とも分からないため何の反応もありませんでした。
 最近は売上高の20%に達しているネット販売では、必ずといっていいほど全国から野菜セットや漬物に対する意見が返ってきています。その中には「口に合わなかった」など、必ずしも好評ばかりとは限りません。でも、そんなお客様の声とリピートが「風来」を支えています。
 このような現象に物理的距離と時間距離の逆転を感じると西田さんは言います。


■農業に対する思い
 農業は本来クワ1本でできるもの。しかし、現代の農業は機材や肥料と大変お金が掛かるのが現状です。西田さんの畑は30a。お金を掛けず、自分の時間を大切にし、しかもお客様に喜んでもらえる商品づくりに挑戦しています。
 「今の若い世代は将来に対する漠然とした不安を持っています。その根底には衣・食・住に対する不安があるのではないでしょうか。農業の『おすそわけ』や『自給自足』などの考え方は食に対する不安を少なくとも解消するものです」と西田さんは言います。
 「風来」の新店舗ができました。グランドオープンは今年の農閑期?だそうです。
 ここを、お客様が家族連れで来ていただける農業の情報発信基地にしたいと西田さんの夢が広がっています。

  
レポーターからひとこと
 源さんの名の由来、キムチのこと、成り行き自然農法のことなど書ききれなかったことをお詫びします。
 風来の畑にも作業場にも逸品が溢れていました。私のレポートを読むより、この逸品を食べる方が源さんの思いが伝わるのかも知れません。
             (レポーター:商業アドバイザー 野村 博樹)

夏野菜セット

<会社紹介>
店 名:風来
店 主:西田 栄喜
所在地:能美郡根上町大成町ト-105
TEL&FAX:0761-55-4091
E-Mail:gensan@poem.ocn.ne.jp
URL:http://www.fuurai.jp/


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