第46回「キャラバンサライ」100年後も地域に愛される「コーヒー店の老舗」を目指して【今月のお店】

【今月のお店】第46回「キャラバンサライ」
100年後も地域に愛される「コーヒー店の老舗」を目指して
キャラバンサライ 西岡憲蔵さん、宮崎真理子さん

(キャラバンサライ様は、2015年4月退店されました。記事は掲載当時の内容です。)

今月のお店「コーヒー豆専門店 キャラバンサライ」代表取締役社長 西岡憲蔵さん、企画部主任 宮崎真理子さん

キャラバンサライ株式会社は、金沢市近郊に7店舗を展開するコーヒー豆専門店です。
黄色と青のラクダのマークが印象的な店舗には、自家焙煎・オリジナルブレンドのコーヒー豆の他、店内工場で作られた手作りケーキやクッキー、コーヒー器具などが多く揃い、また、いれたてコーヒーがいただける喫茶スペースも備えています。

金沢市保古にある、キャラバンサライ本社と本店、そして同敷地内にある焙煎工場で、
キャラバンサライ代表取締役社長 西岡憲蔵さん(上写真 左から2番目)と、ネットショップご担当の企画部主任 宮崎真理子さん(上写真 右)に、お話を伺いました。

キャラバンサライ保古店店内
キャラバンサライ店舗には、自家焙煎、オリジナルブレンドのコーヒー豆がずらり並ぶ他、手作りケーキやクッキー、コーヒー用品も豊富に揃っています。

スタッフの方は手際よく、思わず見とれてしまう。
店舗では、自家焙煎のコーヒーをその場でひいて販売しています。そのため鮮度が抜群です。

西岡社長の後ろにある焙煎器は、特製の火力の強い機械です。
本店奥の焙煎工場。伺った時間は稼働していませんでしたが、大きな焙煎器と各国から届いたコーヒー生豆の袋が積まれていました。


■きっかけ

Q.コーヒー豆専門店「キャラバンサライ」を開業されたきっかけ、 また、ネットショップに取り組まれたきっかけについて教えてください。

創業前に喫茶店に勤務しており、コーヒーに大変興味を持っていました。
お客様に、コーヒーを知ってもらおうという思いから、1980年、野々市町御経塚に自家焙煎の喫茶店「キャラバンサライ」として創業しました。自家焙煎を行ったのは、他店との差別化を図るためです。

創業当時は、家庭でコーヒーを飲む習慣は普及していなかったのですが、次第に一般家庭やオフィスで飲まれるようになったことから、1987年、金沢市保古にコーヒー豆専門店をオープンしました。

創業時から、コーヒーを提供する中で「美味しいのは当たり前。安心・安全でお求めやすく、毎日飲み続けられるものを、地域の方に買って頂きたい」と常に考えていました。
そこで、料理人が八百屋で誰がどのように作ったのか判らない野菜を買うのではなく農家から直接野菜を仕入れるように、私たちもコーヒー豆を直接産地まで買い付けにいくようになりました。

当然、高額な旅費を払って仕入れるのですから、沢山仕入れて売らねば元が取れません。
現在、金沢近郊に現在7店舗のお店を出し、多くの方にコーヒーを楽しんでいただいております。(近々小松店もオープン予定。計8店舗になります)

次にホームページですが、阪神大震災の際にインターネットというものを知り、また、プロバイダーの知人に喚起され1998年に開設しました。
当初は私が自らページを作成していましたが、ネットショップが普及しだしたのをきっかけに、2001年ごろからネットショップとしての展開を始めました。

キャラバンサライのインターネット店、といった位置づけで、コンセプトや価格、催事情報、お客様がご利用できるポイントカードのポイントも共通しています。
実店舗に来られるお客様がインターネットで「いまお店で何をやっているのだろう」「新しい商品が販売されていないかな」と調べられるサイトを目指していますが、最近ではネットショッピングで当店を知り、実店舗に買いに来られたお客様もいらっしゃいます。


■最近のできごとと取り組み<ネットショップ>

Q.ネットショップを運営されてきた中での出来事や、最近の出来事を教えてください。

ネットショップに関しては「お店ばたけ」出店の直前に、ネットショップのリニューアルをいたしました。
マイナーリニューアルは頻繁に行い、大きなものも年に1度は行っています。
今回のリニューアルでは、メール会員にアンケートを行ったところ1/4の会員より回答があり、大変参考になりました。
ネットショップの露出方法がわからなかったのですが、お店ばたけの発表会に参加した際、PPC広告(検索エンジンの検索結果に掲載される広告)について知り、早速取り組んだところ、アクセスアップに効果があり、手応えを感じました。
また、出店審査の際に情報提供があった、タイトル工夫などの検索エンジン対策テクニックにつきましても、リニューアルの際にすべて行いました。
学んだことは全部やってみるんです。行動案を積んでいても、ダメですね。

連休明けにはブログベースのコンセプトの異なるサイト「金沢屋珈琲店」もオープンする予定です。
こちらは全国の方に向けたサイトで、新しい試みを展開していく予定です。


■最近の取り組み<スペシャルティコーヒープロジェクト>

Q.実店舗の、最近の取り組みについて教えてください。

実店舗では、創業時から変わらない当社のコンセプト「安心・安全」に関し、<スペシャルティコーヒープロジェクト>を展開中です。
キャラバンサライ工場に届いた、スペシャルティコーヒー
スペシャルティコーヒープロジェクトは、産地契約し安全で美味しい珈琲を追求する事でコーヒー豆自体の品質の向上を目指す活動です。(「スペシャルティコーヒー」=高品質のコーヒーの意味)

私達が普段なにげなく飲んでいるコーヒーという農産物は、主に経済的に発展途上の国で生産されています。
しかし、現地の農園では外国の巨大資本の利益のために、生産量の増加のみの為の品種改造がなされていたり、生産者が低賃金で過酷な労働を強制されているという実体があります。
そうした搾取的な構造により、生産者の意欲も低下しています。
これではコーヒー豆の品質も安定せず我々の望んでいるような美味しいコーヒーは期待できません。

そこで当社は、生産地の人々と共にコーヒーの品質の正しい理解と、私達が求める美味しい味を伝える事により、スペシャルティコーヒーの生産システム作りに関与し、安定供給出来るコーヒーの品質の向上を目指す活動を始めました。
ちなみに、当社はスペシャルティコーヒーの全国的な組織、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)には設立より参加しております。
また、スペシャルティコーヒーの中でも、「サステイナブルコーヒー」は、さらに持続可能な営農によって栽培されたコーヒーにあてはめられています。(サスティナビリティ=持続可能な、の意味)
店内に掛けられたウツカフェの「安全と信頼のための活動方針」
農家に適当な生産対価を支払い、製品に褒賞を支払い、自然資源の管理を実践することに報酬を支払うことにより、これまでとは異なる市場機会を作る試みで、「Utz Kapeh(ウツカフェ)」「オーガニックJAS」「レインフォレスト・アライアンス」「バードフレンドリー」などが認証団体となっています。
当社でも、このようなサステイナブルコーヒーを仕入れています。また、当社の焙煎工場は、オーガニックJAS認定工場です。

(左は、本店店内に掛けられた、ウツカフェ・ジャパンの活動方針。西岡社長さんは推進会議のメンバーとして活動しています。)


■これからの展開Q.キャラバンサライさんの、これからの目標や夢は?

100年後も地域に愛されている「コーヒー店の老舗」になりたいです。
「無くては成らない、無くなったら困ると、お客様に言ってもらえる地域のコーヒー店」ですね。
また、ネットショップでも、消えても誰も困らないような一過性のお店ではなく、長く愛されるショップで有りたいです。


----ありがとうございました。


◎キャラバンサライ・・・本社・本店・焙煎工場見学

コーヒーの実。赤い果実は以外に甘いのだとか。
本社屋内に飾られたコーヒーの木
その赤い実は、食べると甘いのだそうです。

キャラバンサライ本店奥の焙煎工場
本店奥にある焙煎工場。
配送部門もこちらにあります。

コーヒーの生豆(緑)と焙煎後の豆(焦茶色)
手前はコーヒーの生豆
淡い緑色をしています。焙煎すると、奥のような茶色になります。

こどもの日、母の日のギフトセットの提案も
店内では母の日ギフトの他、こどもの日のオリジナルケーキなど、季節の商品も。

金沢ブランドのコーヒーギフト。パッケージも美しい。
ギフト用パッケージが美しい、オリジナルブレンド・金沢シリーズ(ギフト缶)。
「かなざわ物語」「加賀美人」のネーミングが素敵。
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キャラバンサライの人気商品「匠ブレンド」「アニバーサリーブレンド」
キャラバンサライでは、匠ブレンド、アニバーサリーブレンドなどの特別ブレンド豆が人気。オリジナルデザインのラベルも美しい。


<レポーターから一言>
キャラバンサライでは、実店舗、ネットショップともに、常に積極的な展開をされていますが、その根底には、 「安心・安全な商品をお客様に」という、創業時からの不動のポリシーがあります。

本店店舗には、コーヒー豆の他にも、作りたてのケーキや季節の提案商品が並び、フレッシュで活動的な雰囲気が溢れていました。当たり前のように、次々とお客様が訪れるその様子から、「金沢のコーヒー専門店の老舗」へと、積極的かつ着実に前進されていると感じました。 
(お店ばたけ事務局)


会社名 キャラバンサライ株式会社
代 表 西岡 憲蔵
本社所在地 〒929-0345 石川県金沢市保古3丁目43番地
TEL (本店)076-269-2900
営業時間 (本店)am9:00~pm8:00
その他の店舗につきましては
キャラバンサライ店舗紹介をご覧ください。

E-Mail info@caravanserai.co.jp
お店URL http://www.caravanserai.co.jp/
ブログURL http://caravanserai.livedoor.biz/


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