H18バーチャルショップセミナー<第4回>「撮影画像の加工処理 ネットショップの人物撮影」

*お店ばたけ出店者交流会(第46回)* 石川県産業大学経営講座

H18バーチャルショップセミナー<第4回>

『撮影画像の加工処理 ネットショップの人物撮影』

講師の堀光治さん受講の様子

講 師:有限会社ホリ写真館 堀 光治 氏

 有限会社ホリ写真館 代表

 (フォトアトリエ・アディ フォトグラファー)

平成18年9月19日(火) 13:30~16:30

石川県地場産業振興センター本館 第2研修室

内容:

お客様を引きつけるネットショップに欠かせないのが、人物写真。

安心感と親しみを感じさせる店主写真、スタッフ写真や、

使用イメージに添える人物写真等の「写り方」と「撮り方」をご紹介します。

また、撮影画像の加工についてのポイントもご説明します。

講師の堀 光治さんは、このたび第1回「日本写真館賞」に入選され、

今年10月には、「平成18年度IT経営百選」優秀賞を受賞されました。



概要 商品が売れるかどうかは、写真の出来にかかっている

■撮影画像の基礎処理

 ・モニタの調整

 ・画像の調整(明るさ 鮮やかさ シャープネス トリミング等)

 ・Webに最適化して保存

■修整・加工

 ・ゴミの消去・歪みの補正

 ・部分的な明るさやゆがみの調整

 ・背景・文字の合成

■人物撮影

 ・撮られ方 表情 立ち方

 ・撮り方 撮影場所 照明

 ・人物撮影の画像処理

 

※ご報告の内容は、セミナー内容の概要と受講メモを基に記載しております。 ご了承ください。

>撮影画素の基礎処理 

■1.モニタ調整

・写真のカラーを正確に表示させる。

 (お客様の見る一般的な環境をほぼ実現)

・デスクトップの色の設定をグレーにする

・Adobe Gammaウィザードを実行

  液晶モニタの明るさとコントラストを調整



■2.画像の調整

レベル補正(明るさ・コントラスト)

・デジカメは、多様な明るさの状態を忠実に実現しようとして、記録する明るさの幅を広く取っている。

 このため、明暗ははっきりせず、全体的にぼんやりした画像になる。

 それを、パソコンの画面で鑑賞するために、最適な明るさ範囲に調整する作業を「レベル補正」という。

色彩/彩度

・デジカメは、撮影する場所の照明条件により、実際の商品の色が忠実に行われない場合がある。

 それを、パソコンの画面で鑑賞するときに、客観的な色合いやあざやかに調整する作業を「色相/彩度補正」という。

 場合によっては、より好ましい色に演出する場合もある。



アンシャープマスク

・商品のデティールや素材がよく分かるように、くっきりさせる。若干のピンぼけ、ブレの救済

 カメラやナイフといった硬いものは、シャープネス値を上げる。人物は低めに。



トリミング

・おいしそうな構図。

・一部から全体を想像させる。



■3.Webに最適化して保存

・Web上で使用する画像サイズに変更

・画質と容量のバランスをとり、保存

・ファイル容量のチェック

ネットショップ検索エンジン 買いパラ http://www.kaipara.net/cgi-bin/size_check.cgi

チェックしたいサイトのURLを入力すると、そのホームページ表示に必要な合計サイズと表示時間を判定。

・結果の確認

撮影画像の修整・加工

■1.ゴミの消去・歪みの補正

ゴミの消去

・写ってしまった不要物、意図しない商品の傷を消去する。

・コピースタンプツール 修復ブラシツール

歪みの補正

・歪みの「遠近法」をつかって補正する。

■2.部分的な明るさやゆがみの調整

部分的な明るさの調整

・シャドー・ハイライトを使用する

  暗い部分だけ明るくしたり、明るい部分だけ暗くすることもできる。

・選択範囲のぼかしを利用する

部分的なゆがみの調整

・ゆがみフィルターを利用する。

■3.背景・文字の合成

商品の切り取り

・自動選択ツールやマジック抽出を使う

背景合成

・背景は「グラデェーションツール」などで、好みの背景に変える。

・選択範囲を「自由変形」や「遠近法」を使って変形し、影を作成

・文字にドロップシャドウ

 

人物撮影

kai46tatikata.jpg

 

■1.撮られ方

スタッフ写真もディスプレーのひとつ

「私は商品」の気持ちで

・姿勢で変わる見え方(スタイルをよく見せよう)

  安定感ある立ち方 足は3時の立ち位置

  体重後ろにかけ、上半身ひねる。

  真正面を向かない。

  あごは少し引く。

・最も大事なのは表情(顔を良く見せよう)

  笑顔を作るために顔の筋肉トレーニング

  上から撮ると親密感がアップ

・リラックスのための小道具

  「イー」の口を心掛ける。「アイスティー、ミルクティー言ってみて!」

  撮る側と撮られる側でコミュニケーションをとる。



■2.撮り方

ストロボ発光禁止

照明は、室内の蛍光灯

T側(望遠)で撮影

三脚を使用

奥行きのある背景

背景をぼかす

(ポートレートモード)

デジカメとテレビモニタを接続する



照明のポイント

・光源の選択

・光源の位置を調整 顔の見え方をチェック

・レフ板を使う  プラスチック段ボールを準備 反射させ顔に当てる

・ディフューザーを使う 蛍光灯の光が強いときトレーシングペーパーを蛍光灯の下に当てる。



■3.人物写真の画像修整と加工

部分的な明るさ調整

   明るくしたい部分を「選択ツール」で選び、レベル補正→ぼかしたり、彩度変え、色味を変える

印象のいいポートレート写真

・商品と同じ処理(ゴミ消去・ゆがみ除去)

  シミ・しわ除去・滑らかな肌・小顔・プロポーション調整

kai46jyukou2.jpg

~セミナーを終えて~

ネットショップには不可欠な写真撮影、画像加工について、レベルアップを目指す28名の方に参加いただきました。

前半では、レベル補正による画像の調整など、撮影画像の基礎処理から修正・加工まで、実際にPhotoshopElements4.0を使いました。後半は、人物撮影「撮り方・撮られ方」を、受講者をモデルにして撮影し、ご説明いただきました。講師の堀様(ご夫妻様)、大変勉強になりました。ありがとうございました。