第55回「四十萬谷本舗」素材と味にこだわった金澤の漬物専門店として【今月のお店】

【今月のお店】第55回「四十萬谷本舗」
素材と味にこだわった金澤の漬物専門店として
四十萬谷本舗 四十万谷正久さん、井原直子さん

(株)四十萬谷本舗 井原直子さん

代表取締役社長 四十万谷 正久さん金沢で明治8年に創業し、130年の歴史を誇る四十萬谷本舗(しじまやほんぽ)
ひとつひとつ手作りする「金澤の冬の味覚」であるかぶら寿し(かぶら寿司)大根寿し(大根寿司)をはじめ、金城漬や旬の素材を使った漬物、そして味噌、醤油、佃煮などの製造販売をされています。
直販にこだわり、金沢市にある弥生本店以外に、金沢市近郊に4店舗を展開されています。


今回は弥生本店で、代表取締役社長(五代店主) 四十万谷正久さんとWeb担当の井原直子さんにお話を伺いました。

「かぶら寿し」ひとつひとつ手作りされたかぶら寿しは絶品!
香りと歯ざわりの良い百万石青かぶらと、天然寒ぶりだけを使用。

「大根寿し」 ひとつひとつ手作りされた「大根寿し」は絶品
加賀特産の大根と極上のにしんを麹に漬け込み、じっくりと発酵熟成させました。

弥生本店の店内の様子です。弥生本店の店内の様子です。
商品がずらりと並んでいます。

一夜漬けの「セロリ甘酢漬」一夜漬けの「セロリ 甘酢漬」はセロリが苦手な方でもおいしく食べられると、とても人気です。

 一夜漬けの「山いも しょう油漬」 一夜漬けの「山いもしょう油漬」は年齢を問わず、とても人気です。


弥生本店の店内の様子です。弥生本店の店内の様子です。
休憩を兼ねてゆっくりと試食ができるようにと、テーブルと椅子が設けられています。

■きっかけ
Q.ネットショップを始められるまでの経緯

私は、他の会社などを経験して20年ほど前に金沢に戻り、四十萬谷本舗に入社しました。
修業のためにと、金沢市中央卸売市場の青果の仲買で働いて、早朝の競りも経験しました。なかなか貴重で鮮烈な経験ができたと思っています。そして工場や専務などを経て現在に至っています。

私で5代目となり、現在はかぶら寿しや大根寿しをはじめとし、いろいろな素材を使った漬物を製造販売していますが、初代は味噌や醤油などの発酵食品を製造販売していました。当時は漬物と言えば、どこの家庭でも手作りしており、買うという認識はなかったのです。漬物を製造販売するようになったのは戦後のことですが、その前から陸軍からの命令で沢庵(たくあん)の製造などを始めていました。

そして、醤油・味噌→沢庵→味噌漬け→かぶら寿しと、現在は新しい分野である魚の味噌漬け粕漬けなども製造販売しています。

現在のような自社のホームページが出来上がったのは1年ほど前で、自社のネットショップは昨年の9月から始めましたが、すでに20年ほど前に「キャプテンシステム」で商品を掲載していました。
お客様に1対1で商売するという商いの基本はネットショップでも実店舗でも同じだと思ったので、ネットショップに対しては何のためらいもなく、始められたと思います。


※キャプテンシステムとは、日本電信電話公社(NTT)が行っていた通信サービスのひとつ。インターネットの普及でサービス終了に。

(四十万谷社長)


■ネットショップと実店舗での出来事

・ネットショップでの出来事

メールよりご注文いただいたお客様で、メールでのやりとりを繰り返した後で、私に会ってみたいと思われた方が、わざわざ私を訪ねて本店まで来られたことがあり、驚きましたが、嬉しかったです。
ネットショップを始めてからも電話やFAXでの注文が結構あります。「今、ホームページを見ているのですが」と、メールではなく電話で注文されるお客様もいらっしゃいます。
冬季限定でかぶら寿しと大根寿しを販売しているので、ネットショップでも12月の注文はとても多いです。

(井原さん)

・実店舗での出来事

かぶら寿しは11月頃~3月末頃まで、大根寿しは11月頃~2月末頃までの冬季限定で販売しており、それをお目当てに毎年12月は弥生本店に、近所の方や多くの観光客の方がいらっしゃいます。
かぶら寿しや大根寿しの他にも山いも しょう油漬やセロリ 甘酢漬の一夜漬はとても人気があります。サラダ感覚で食べられると一夜漬は人気ですが、長くご愛顧いただいているお客様は金城漬を好まれる方が多いです。

店内では試食ができます。休憩も兼ねてゆっくりと試食ができるようにと、テーブルといすを設けています。

(井原さん)


■「ベジタブル&フルーツマイスター」と「かぶら寿しマイスター」

・「ベジタブル&フルーツマイスター」

野菜の善し悪しの基準は時代によって変わってきていると思います。ですから「本当に良い野菜とは何か」を知りたいと思い、 勉強し始めました。そして、平成17年2月に日本ベジタブル&フルーツマイスター協会が認定する、ベジタブル&フルーツマイスター(通称「野菜ソムリエ」)の資格を夫婦揃って取得しました。正マイスターは県初で、夫婦揃ってというのは全国で初めてのことで、新聞等で紹介されました。
常に安全で良い素材を求め、かぶらや大根などの産地へは何度も足を運び、野菜の成長や土を実際に自分の目で見て、また作り手の方とよく会話をするようにしています。

(四十万谷社長)

・「かぶら寿しマイスター」

毎年、一般の方を対象に「かぶら寿しの作り方教室」を開催し、18年続けています。昔はかぶら寿しを作る家庭も多くありましたが、今は少なくなりました。そこで、もっと多くの方にかぶら寿しを知ってもらうことが、地域の食文化に貢献することになるのではないかと考えました。当舗の常務の権野晃は職人頭として、かぶら寿し作りに情熱を注ぐとともに教室の講師を18年務め、その力量と功績が認められ、平成17年12月に(財)日本特産農産物協会より日本で初の「かぶら寿しマイスター」の認定を受けました。

(四十万谷社長)


■これからの展開
Q.これからの目標を教えてください。

「ふるさとの風土を大切にし、食を通じて健康で豊かな暮しに貢献する。」
「感謝の心で、生き甲斐・働き甲斐のある職場をつくる。」
を企業理念としているので、これからもこれを頭に置き、頑張っていきたいです。
そして、これからも卸はせず、直販にこだわりやっていきたいです。これは変えるつもりはありません。
社員の一人一人が本当に個性が豊かなので、漬物を製造しているのはこんな人だとか販売しているはこんな人など、いろいろとブログを通して伝えていけたらいいなと思っています。ホームページはそれを伝えるのによいメディアだと思います。そしてお客様に安心と親しみを持っていただけたらと思います。

(四十万谷社長)

関東や関西等へ行き、物産展でかぶら寿しなどを販売していますが、まだまだかぶら寿しを知らない方がいるので、もっと多くの方にかぶら寿しを広めたいです。全国の人に知ってもらいたいですね。

(井原さん)


----- ありがとうございました。


<レポーターから一言>
四十万谷社長と井原さんをはじめ、実店舗の販売の方や作り手の方がとても明るく、活気のある職場だと感じました。個性を大切に、また、かぶら寿しを全国の人に知ってもらえるように頑張ってください。 (お店ばたけ事務局)

四十萬谷本舗 弥生本店社 名 (株)四十萬谷本舗
代 表 四十万谷 正久
所在地 〒921-8541 石川県金沢市弥生1丁目17番地28号
TEL 076-241-4173
FAX 076-241-8977
営業時間
平  日:9:00~19:00
日曜日:9:00~18:00
お店URL https://www.kabura.jp/


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