第61回「金沢大地」有機農業にこだわり、千年産業をめざして!【今月のお店】

【今月のお店】第61回「金沢大地」
有機農業にこだわり、千年産業をめざして!
金沢大地 井村辰二郎さん

金沢大地 井村辰二郎さん

金沢大地 井村辰二郎さん金沢市にあり、大規模な農地で主に大豆、小麦、大麦、お米などを有機栽培されている金沢農業。
(※金沢農業は日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会の認定による有機JAS認定生産者です。
そして、その農産物や、農産物を製造し加工品を販売されているのが金沢大地です。
加工品には豆腐納豆醤油味噌小麦粉麦茶などがあります。
また、農を育み、抱きしめるコミュニティー「あぐりハグハグ」主宰として、消費者とコミュニケーションをとり、交流を図ろうと、農場で行われる様々な体験イベント(有機大豆とオーガニックコットンの種まき体験)などを開催しています。


今回は、井村辰二郎さんにお話を伺いました。


国産有機大豆(黄大豆や青大豆(さといらず)、黒豆(丹波黒)、小豆など)国産有機大豆(黄大豆や青大豆(さといらず)、黒豆(丹波黒)、小豆など)
金沢大地は国産の有機大豆では日本一の生産量です。

国産有機大豆をふんだんに使った手作り豆腐国産有機大豆をふんだんに使用。消泡剤は使わず天然ニガリで固めてつくったこだわりの手作り豆腐。「もめん田舎豆腐」と「おぼろ田舎豆腐」があります。

国産有機小麦は焼いてパンやケーキ、クッキーに。国産有機小麦はふんわりと麦の匂いがします。
焼いてパンやケーキ、クッキーにして、小麦の風味を楽しんでみてください。


国産有機大麦から出来た香ばしい麦茶です。国産有機大麦から出来た香ばしい麦茶です。カフェインを含まないので小さなお子様でも安心して毎日いただけます。

金沢大地のコシヒカリはもちもちして、噛むほどに甘味があります。金沢大地のコシヒカリはもちもちして、噛むほどに甘味があります。
白米と玄米がありますよ。

金沢大地の有機大豆と有機小麦の2つを使用して出来た醤油。金沢大地の有機大豆と有機小麦の2つを使用して出来た醤油です。味わい深く豊かです。


■きっかけ
Q.業を始めようとされたきっかけについて教えてください。

私は大学卒業後に8年ほどサラリーマンとして働いていましたが、脱サラし、10年ほど前に家業である農家の道に。
私が農業を手伝う以前から、父は有機肥料を使い、土作りを大切にしてきましたが、更により良くするためには、と考えたときに有機農業にたどり着きました。
有機農業の基本は土作りを大切にすることと、有機肥料と無農薬です。私が幼い頃は、自然の中で遊ぶのが当たり前で、虫取りや川遊びをしていました。ですから、少しでもその自然を残せるように農薬は使わずに環境にやさしくありたいと思いました。
サラリーマンと農業では仕事内容が全く違い大変のように思われますが、辛いことも楽しいことも同じようにあるので、とくに大きな違いはないと感じています。
今から10年ほど前に農業を紹介するホームページである「金沢農業」を立ち上げました。そして金沢大地のホームページを立ち上げたのが3年前です。そもそもネットショップを始めようと思ったのは、ネットショップが普及していたこともあり、時代に合わせて始めてみようと思い現在に至っています。
今年はホームページを全面リニューアルし、より良いページになったと思います。

■加工品を製造するきっかけ
こだわり抜いた豆腐作り

栽培した有機大豆は全国の豆腐屋さんに出荷していましたが、品質にばらつきがあるために使いにくいと言われていました。そこで要望にそえるようにと、改良を重ねましたが、実際にどんな有機大豆が豆腐作りに適しているのか、自らの手で豆腐を作って確かめてみようと思ったのです。そして国産大豆と能登の天然にがりを使い、消泡剤は使わないことにこだわりながら、豆腐作りを始めました。
大豆は九州や北海道など10種類くらい使い、原料がとてもデリケートなので、この方法なら、やわらかくなるとか、白くなるなど、いろいろな方法を試し、試行錯誤を重ねて2、3年経って、ようやく自分のイメージに近いものが出来るようになりました。そして出来上がったのが、もめん田舎豆腐とおぼろ田舎豆腐です。

結果、わかったことは、農産加工は製造加工・技術面・衛生面において大変だということと、私は「豆腐屋さん」ではなく、やはり二足のわらじは履けないということです。
しかしながら、納得いく豆腐ができ、諦めずに豆腐作りをして良かったと思っています。いろいろ勉強したおかげで原料に詳しくなり、その知識は誰にも負けない自信があります。

豆腐は私、一人で週2回作っており、1回に100丁できます。少量ですが、ほそぼそと長く続けていこうと思っています。

お茶作りはお客様の声から

有機大麦を加工品に出来ないかと考えていたときに、共同購入会の方から麦茶を作りませんか?というお話をいただきました。一般的に多くの麦茶は前年か前々年の大麦を使いますが、金沢大地では新鮮さにこだわり、6月に収穫したその年の大麦を使います。そして出来上がったのが、六条大麦茶(煮出し専用バラ詰め)です。
麦茶はカフェインを含まないので小さなお子さんにも安心して飲んでいただくことができ、幼児を持つお母さんから、ティーバッグをつくってほしいという要望があったので、国産有機・六条大麦茶(煮出し水出し両用ティーバッグ)を作りました。


■最近の出来事と取り組み
Q.最近の出来事と取り組みについて教えてください。

金沢大地の加工品でお客様に特に人気があるのは麦茶と小麦粉です。
パンを作るために月に20袋もの小麦粉を注文される方もいます。
ヨーロッパの家庭では小麦粉は自分で挽いて、パンなどを焼くというのが主流です。
日本でもパンを食べる人が多いので、ぜひ、その文化を定着させたいと思い、玄麦小麦(粒の小麦)を買って自分で挽いてもらおうと、電動石臼「キッチン・ミル」販売・レンタルの予約を開始しました。

玄麦をひく電動石臼「キッチン・ミル」挽きたては新鮮で、やはり味と香りが違います。そして小麦粉を買うよりも粒で買うほうが安価です。とはいうものの、まだ予約段階なのでニーズはないかなと思っていましたが、既に5件の予約をいただき、驚いています。

農場にいるひつじ農を育み、抱きしめるコミュニティー「あぐりハグハグ」として、消費者とコミュニケーションをとり繋がりをもとうと、農場で行われる様々な体験イベントとして、「羊の毛刈イベント」や「有機大豆とオーガニックコットンの種まき体験」などを企画し、開催しています。
参加された子ども達にも好評で喜んでくれています。
今までは農業で忙しく、地域の方と触れ合う機会が持てませんでしたが、これからは少しでもそういう時間を持てるよう、いろいろと企画し、開催していきたいと思っています。


■これからの夢や展望
Q.夢や、これから行っていきたいことは?

今は私が農業もWebも中心になってやっていますが、私がいなくても困らないよう、他のスタッフがなんでもできるように、育てていきたいと思っています。
背伸びせず、等身大で少しでも成長し、いつでも直球勝負で行こうと決めています。
金沢大地のオリジナルセット商品をつくりたいと思っていますし、いくつかいただいているお客様の声もホームページに掲載していきたいと思っています。
これからも昔から食卓にある伝統食にこだわり、生産者の顔が見える安心・安全なものをつくり、提供していきたいと思います。

■インタビューを終えて・・・
食品の安全性について関心が高まっている今日。ぜひこれからも、消費者が安心して口に出来るものをつくり、提供していって欲しいと思います。(お店ばたけ事務局)

金沢大地 外観店 名 有機大豆、有機小麦、有機米
金沢大地
会社名 株式会社金沢大地
代 表 井村 滉
所在地 〒920-3104
石川県金沢市八田町東9番地
TEL 076-257-8818
FAX 076-257-8817
E-Mail home@k-daichi.com
お店URL http://www.k-daichi.com/
ブログURL 有機栽培農家 「井村辰二郎」


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