過去の反省を踏まえ、ネットショップを再構築「(株)雅風堂」(情報誌ISICO)

(財)石川県産業創出支援機構情報誌『ISICO』第39号(平成20年3月号) 巻頭特集
「石川の繁盛点に聞く成功の秘けつ 売れてる「ネットショップ」はここが違う」インタビュー記事をご紹介いたします。


CASE.02
過去の反省を踏まえ、ネットショップを再構築 (株)雅風堂
雅風堂 http://www.gafudo.co.jp/

雅風堂ホームページ イメージ


■ネットをきっかけとした来店やメールが増加

(株)雅風堂 安田晶一社長 和座本舗と同じく「WEB1グランプリ2007」で審査員特別賞を受賞したのが雅風堂のネットショップである。白を基調としたシンプルなサイトでは、彩り豊かな和菓子の写真が大きく扱われ、目を引きつける。

 実はこのネットショップは昨年8月末にリニューアルオープンしたばかりである。
同社では現在県内に5店舗を展開しているが、ここ数年、来店人数こそ変わらないものの、企業の経費節減や個人客の消費行動の変化を受けて単価が下がってきたという。
 そこで、てこ入れ策の一つとして、ネットショップの再構築に乗り出したのだ。
制作は専門のデザイナーに依頼した。

 サイトのコンセプトは“和のスイーツ”である。
これまで和菓子を紹介する写真と言えば、漆器に盛りつけての撮影など、重厚感が重視される傾向にあった。しかし、今回はスイーツ、つまりカジュアルさ、親近感を感じさせる表現に挑戦している。

 立ち上がって間もないだけに売り上げはまだまだとのことだが、「ネットで紹介した季節商品を買いに地元客が足を運んでくれたり、メールでの問い合わせが増えるなど、手ごたえを実感している」と安田晶一社長は話す。

■サイトを作れば必ず売れるわけではない

 そもそも同社がネットショップを開設したのは平成13年にさかのぼる。
ちょうどインターネットの利用が急速に伸びた時期であり、同社も時流に乗ってショッピング機能を設けた自社サイトを構築した。「サイトを作れば売れるだろう」とのもくろみに反して注文はほとんどなかった。実店舗での販売が順調だったせいもあって、その後は更新もおろそかになっていた。

 過去の反省を踏まえ、新サイトでは季節の商品を紹介するなど更新頻度を高めるよう努めている。
「ネットショップは最初に立ち上げるまでが1の力とすれば、その後のメンテナンスには9の力をかけるべき」と言う考えが安田社長と制作を担当するデザイナーの共通認識だ。
 また、実店舗とは別にネットショップ限定のポイント制度も設け、集客に向け知恵を絞る。

 今後は、販売以外にアンテナショップとしての役割も期待している。
新商品を実店舗へ投入する前に、まずネットで販売して消費者の評価を確かめようというのだ。ネットの場合、メールで評価を集めることができる。消費者の生の声が、開発に役立つ上、社員のモチベーションアップにつながると考えている。問い合わせが増えつつあるアレルギー表示など、情報提供にも力を入れていく。

 再スタートを切ったばかりの雅風堂のネットショップは今後の展開が楽しみである。

(株)雅風堂
所在地: 石川県白山市布市1-239
代表者: 安田 晶一
設立:  昭和55年7月
資本金: 2,000万円
従業員数: 25名
事業内容: 菓子製造販売


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