「能登の花嫁」【週刊ウンチク】

奥能登における婚礼の風習(花嫁行列)お店ばたけ 週刊ウンチク

第387回(2008.9.18)

「能登の花嫁」

提供:アート工房 越田雅宏さん


今回は、ブライダルプロデュース&アニバーサリーアルバムアート工房 越田雅宏さんが、能登地区に伝わる婚礼の風習についてお話しします。



◆能登地区に伝わる婚礼の風習

アート工房 ブライダルプロデューサー 越田雅宏さんブライダルプロデュース、デジタルアルバムのアート工房 越田 雅宏です。 

8月23日より、映画「能登の花ヨメ」の全国ロードショーがスタートしました。

石川県では先行上映が行われ、ご覧になった方も多いと思います。

全国に能登の風土・風習を知ってもらい、興味をもっていただければうれしいな~と考えております。

 

そこで、今回は能登地区に伝わる婚礼の風習を少々お話させて頂ければと思います。

今では、ごく一部でしか行われていない物もありますが、この機会に雑学の一つにして下さい。



【輪島民謡「マダラ節」】

マダラ節(千枚田結婚式)

 輪島市では結婚式や年季明け、祭礼などのめでたい宴席には、必ずマダラと呼ばれる 独特の節回しの祝い歌が唱和されます。 七七七五の二十六音の歌詞の母音を長々と引いて歌うのが特徴で、 1人が最初の一節を独唱すると、続いて会場の全員が手拍子に合わせて合唱します。

 江戸時代から明治の初期にかけて北前船が日本全国の情報や文化を輪島の地へ伝えた歴史のひとつがマダラ節と言われています。



【縄張り】

縄張り(千枚田結婚式)g

 新郎新婦の行列を縄を張り邪魔をする。仲人が通してくださいと祝儀をわたし、縄を解いてもらう風習です。

 これは、苦難を乗り越え嫁いで行くという花嫁の決意の表れで、映画「能登の花ヨメ」でもそのシーンがありました。  



【ツト投げ】

披露宴で席に参加できなかった人達がツトをもって新郎新婦に渡し、

お裾分けをしてもらうことや、お酒の振る舞いのつまみを分けてもらう風習が苞(つと)投げと言われています。



◆輪島市の「白米(しろよね)千枚田結婚式」


能登輪島の「白米千枚田結婚式」のようす これらの風習・文化を継承していこうと、輪島市では毎年素敵な結婚式が行われているのを皆さんご存知ですか?

それは「白米(しろよね)千枚田結婚式」です。

 この結婚式は毎年 稲刈りの時期に行われています。

今年は9月21日(日)に行われます。

 新郎新婦は全国から公募され、仲人には輪島市長 梶文秋ご夫妻がなられ、千枚田ポケットパークから千枚田の神殿まで花嫁道中の再現や「マダラ節」「縄張り」「ツト投げ」なども再現されます。

 また、当日はこの結婚式のあと、ボランティアによる千枚田の稲刈りも行われ、参加者にはその後、地元の方から振る舞い鍋と美味しいおにぎりがいただけます。

 参加自由ですから、是非この機会にご家族で輪島の結婚式と稲刈りを体験する1日にしてみてはいかがですか?

 また、お帰りにはこのお店ばたけに出店されている

幸寿しさんや松波酒造さん、中浦屋さんなど、素敵な奥能登のお店にお立ち寄りいただいて、楽しい休日にされてはいかがですか。

 私も金沢に来ている留学生たち10名と一緒に参加して、石川の文化を発信するお手伝いをしたいと思っています。

「白米千枚田オーナー制度」や、この結婚式での来年度以降の新郎新婦については、

輪島市観光課までお問い合わせ下さい。

 *輪島市のホームページ

 *白米千枚田オーナー制度