「決め手はペーパーフィルター」【週刊ウンチク】

ペーパーフィルターはペーパードリップの味を左右します。お店ばたけ 週刊ウンチク
第398回(2008.12.04)
「決め手はペーパーフィルター」
提供: キャラバンサライ コーヒーマイスター 新田薫さん

(キャラバンサライ様は、2015年4月退店されました。記事は掲載当時の内容です。)


ペーパーフィルターの違いがコーヒーの味を決める!キャラバンサライのコーヒーマイスター、新田薫さんが、実験の結果をご紹介します。


◆決め手はペーパーフィルター

「ペーパードリップ」は布ドリップ(ネルドリップ)の簡素化から作られた器具。
この「ペーパードリップ」に無くてはならないのが"ペーパーフィルター"です。


この"ペーパーフィルター"も最近では環境への意識から無漂白(薄茶色)のフィルターや、 非木材パルプ製(サトウキビ等の繊維を利用したもの)のフィルターがあたりまえに使われています。そのペーパーフィルターの中には紙臭さが際立ち、コーヒーの香りや味の妨げになっているものも、たまにあるようです。

「無漂白」といっても、漂白していないものは木材臭くてコーヒーの抽出には向かないので、薬品を使わず"水"に浸透させて、時間をかけて漂白作業を行っています。

 
実際に、フィルターの紙質の違いにこだわってコーヒーを淹れたことありますか?
毎日、コーヒーを淹れるとき、ちょっと触ってみたり、臭いを嗅いでみてください。
比べると分かりやすいですが・・・メーカーによっては紙が薄いものから少し厚めのものがあるようです。
なんとなく、薄いものはお湯の通りも早く、味が薄く出そうで、厚いものは逆にゆっくり、濃く入りそうですね。

また、ドリップ中になんだかコーヒー以外の臭いが気になるようなら、
きっとフィルターの臭いかも。そうなるとせっかくのコーヒーが残念な結果になります。


■ペーパードリップで実験!

ペーパードリップの様子ペーパーフィルターの紙が少し厚い方が、より美味しくコーヒーが抽出できるのでしょうか...?

試しにちょっと薄いなぁと感じるフィルターを2枚重ねてドリップ実験してみたら、1枚で抽出したときより、確かに、味は濃くなりました。
フィルターを2枚重ねにしたことで、お湯がドリッパーに長く保たれ、その分、よりコーヒーの成分を多く抽出したのです。

でもこのやり方には一つ注意点があります。それはあまりコーヒー粉が細かいと苦味が強くなります。この場合、少し粗めがおいしくなるようです。

「粉の量」、「粉の粗さとペーパーフィルター」、これらのバランスは、コーヒーの味を決める深~い関係にあるようですね!

 
キャラバンサライがおススメしているのはコットンペーパーフィルター
原料にコットン(布)の細かい繊維と無漂白パルプを使い、しっかりと絡み合わせて、より紙臭さが少ないフィルターになっています。
コーヒー本来の味と香りも素直に抽出でき、"紙"でありながらネルドリップ(紙)に近い旨み、甘味を引き出してくれるペーパーフィルターです。

一般的な無漂白フィルターとコットンフィルターを同じ条件で抽出してみると、より旨みと香りが伝わるコーヒーが出来上がりました!!!
"コットン"恐るべし~紙一枚の違いで、いつものコーヒーがより美味しくなるなら試す価値ありですね。

コーヒーはもちろん、「ペーパーフィルター」こだわること=【美味しい3分間】(抽出時間)になりそうです。


◆リンク集

金沢市を中心に展開する、コーヒー豆専門店・・・コーヒー豆専門店キャラバンサライ
コーヒーマイスターとは?(日本スペシャルティコーヒー協会ホームページへリンク)
おすすめコーヒー情報、新商品など嬉しいお店のNEWSがいっぱい・・・ キャラバンサライのブログ「お店便り」



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