「お隣のコーヒー事情」【週刊ウンチク】

韓国におけるコーヒーの歴史は?味の傾向は?お店ばたけ 週刊ウンチク
第403回(2009.1.15)
「お隣のコーヒー事情」
提供:キャラバンサライ
コーヒーマイスター 岩邑太樹さん

(キャラバンサライ様は、2015年4月退店されました。記事は掲載当時の内容です。)

金沢のコーヒー豆専門店 キャラバンサライのコーヒーマイスター、岩邑太樹さんが、韓国におけるコーヒー事情についてご紹介します。

◆お隣のコーヒー事情 ブレイクタイム with コーヒー
 「冬のソナタ」から始まった韓流ブーム。ご覧になった方も多いと思います。

 「コーヒープリンス1号店」は、韓国で最高視聴率30%を記録し放送されていました。
主人公、コ・ウンチャン(ユン・ウネ)は、コーヒーが好きだった父親の影響で、コーヒーの香りを識別する絶対臭覚を持つ少女。
その父親が亡くなり、家族の生計を立てるため大黒柱となり、イケメンしか雇わないカフェに男として(男装して)働き始めます。
そのうちコーヒーへの関心が高まり、バリスタ(コーヒーを作る専門家)になる夢を抱き始めます。その夢と共に、高慢で冷淡この上ない男、チェ・ハンギョル(コン・ユ)との恋も繰り広げられるドラマです。
  同名の小説があるのだとか...。それで、韓国ではどんなコーヒーが飲まれているのかと気になり、調べてみることにしました。


◆韓国におけるコーヒーの歴史

 歴史的に見ると1882年、韓米修好条約によって米国の公使がコーヒーを持ち込み、高宗と王妃に献上しました。
当時はコーヒーのことをカベ茶(加比茶)と呼ばれていました。ところが、このように王や王世子が好んでコーヒーを飲んでいることを知った金鴻陸一団が高宗を毒殺しようと、コーヒーに多量のアヘン(阿片)を入れたという"毒茶事件"が起こりました。

 この事件以後、コーヒーは<毒茶>としての烙印が押されてしまい、愛飲されることも無くなり冬の時代へと入ります。
その後、日韓併合以降ソウルの街にコーヒーが再び登場し、一部の人たちの間で飲まれるようになったのです。しかし、それほど多くの人の間で飲まれることはありませんでした。1920年代に入りようやく韓国人初のコーヒーハウス「カカデュ」が開店します。開業者は映画監督のイ・ギョン・ソン氏。これを機に、少しずつコーヒーが一般大衆に馴染み始め、今日につながっています。


◆韓国で飲まれるコーヒーの味

  韓国の方が飲むコーヒーは当初、かなり薄いものだったようで、今でもその名残が強く、欧米のコーヒーショップやカフェでもアメリカンのような味だとか...。基本的にはコーヒーと言えば「インスタントコーヒー」らしく、それも砂糖とミルクも一緒になったタイプのものでとにかく甘い!お国柄辛いものを食べるのでお口直しは甘いものがいいのでしょうか?

割と見かけるのはマキシムのインスタントコーヒーだそうです。


◆韓国で見かけるカフェ

1.コーヒーショップ
日本でいうと、ドトールやタリーズ、スタバのような店。最近増えだした新しいタイプのカフェ。

2.カフェ
意外にも「ライブハウス」スタイルの店を指します。ハードロックカフェみたいなもの。バンドの生ライブを聴きながら、コーヒーを飲んだり、コース料理を楽しみます。

3.喫茶店
日本では少なくなってきている、昔ながらの喫茶店。軽い食事が楽しめて、ハウスブレンドやストレートコーヒーを一杯ずつたててくれます。日本と違うのは「漢方茶」と呼ばれる飲み物があること。

 韓国でもコーヒー豆を扱う店や、キャラバンサライのようにスペシャルティコーヒーを扱う店、自家焙煎する店などがようやく増えつつあるようです。また、日本からも出店したり、指導や機材の提供をしているようですね。

 飲み方、味は違えど、いろんなシーンにおいて人間の喜怒哀楽をともにするコーヒーという飲み物は、人と人を結びつける媒体的役割を果たしているのだとドラマを通して感じました。




 

◆リンク集

金沢市を中心に展開する、コーヒー豆専門店・・・コーヒー豆専門店キャラバンサライ
コーヒーマイスターとは?(日本スペシャルティコーヒー協会ホームページへリンク)
おすすめコーヒー情報、新商品など嬉しいお店のNEWSがいっぱい・・・ キャラバンサライのブログ「お店便り」



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