「スペインのコーヒー事情2」【週刊ウンチク】

スペイン風のコーヒーとは(イメージ)お店ばたけ 週刊ウンチク
第408回(2009.2.19)
「スペインのコーヒー事情2」
提供:キャラバンサライ
コーヒーマイスター 岩邑太樹さん

(キャラバンサライ様は、2015年4月退店されました。記事は掲載当時の内容です。)


◆スペインではコーヒー休憩が法律で決められているのです!キャラバンサライのコーヒーマイスター、岩邑太樹さんがご紹介します。


◆スペインのコーヒー事情2

 スペインの時間は午前中(2時ごろの昼食まで)午後(2時から4~5時までの昼休みの後)に分ける基本的な考えがあります。挨拶も昼食をとるまでが「ブエノス・ディアス(おはよう)」で、お昼ごはんを食べた後は「ブエノス・タルデス(こんばんわ)」と声をかけます。

 1日5食といわれるスペインの方たち。お昼ごはんは1日で最も重要な食事時間です。
お昼ごはんが2時からではお腹がペコペコになるのでは?という心配はご無用。午前10時~11時ごろに「アルムエルソ(almuerzo)」と呼ぶ第二の朝食時間があります。

  この時間になると、子供たちは学校に持参した手作りおやつを食べるんです。また、会社勤めの人も同様に午前中のコーヒー休憩は法律で決められています。おもしろいことに、手紙や書類を出したり、荷物を受け取りたい人の長蛇の列もなんのその。 「今からコーヒーを飲みに行きます。」と窓口の人が急にいなくなったりするのを誰も抗議しないのです。なのでこの時間帯には施設や役所関係はみな閉店してしまいます。驚きですね。

では、カフェを覗いてみましょう。

 店員を呼び、商品をオーダーすると「コーヒーカップ(tazaタサ)」で飲むのか、又は「グラス(vasoバソ)」で飲むのかを尋ねてきます。
 また、ミルクの温め具合も聞いてくれます。「熱い(calienteカリエンテ)のがいいですか?」「ぬるい(tempradaテンプラダ)のがいいですか?」てな具合に。聞かれなくても自分でリクエストすることもOK!

 またスペインのカフェでは、店内カウンターでコーヒーを注文するのと、店外のテラス席で注文するのとでは値段が違うんですよ。知ってましたか?店内カウンターでコーヒーを頼むと1~1.2ユーロ(160~200円)、テラス席では1.2~1.5ユーロ(200~240円)くらい支払わないといけません。ロケーション代も含まれているのでしょうか?
  少し高くてもやはり、外のテラス席でスペインの雰囲気を味わいたいですね。

前回紹介した「カフェ・コン・レチェ」「カフェ・コン・イエロ」の他に、

●フェ・アメリカーノ ...エスプレッソをお湯で薄めたもの。

●カフェ・ボンボン ...レバンテ地方で好まれている飲み物で、コンデンスミルクエスプレッソを半々くらいで入れたもの。高さが5~6cmほどのショットグラスのようなものに入れて出されます。

●カフェ・デスカフェイナド ...カフェイン抜きのコーヒー。粉末のコーヒー(インスタント)を温めたミルクに溶かして飲む。夜によく飲まれています。

●カラーヒーヨ ...ショットグラスに温めたブランデーを注ぎ、それに火を付け、エスプレッソが入ったデミタスカップに注ぎいれます。好みによって砂糖を入れて飲みます。エスプレッソなんだけどちょっと酔っぱらいます。だけどスペインの人たちは朝の仕事前に1杯、みたいな感覚で飲んで出勤するから、驚くやら羨ましいやら...です。

 近年では、外資系のコーヒーショップやカフェも増え、ドリップコーヒーを飲む機会もあるようですが、日本人がお茶を楽しむようにスペインの人たちはやはり、エスプレッソ(カフェ・ソロ)やカフェ・コン・レチェを飲み、今日も長い一日を石畳のテラス席でおしゃべりに花を咲かせているのでしょうか。


 
◆リンク集

金沢市を中心に展開する、コーヒー豆専門店・・・コーヒー豆専門店キャラバンサライ
コーヒーマイスターとは?(日本スペシャルティコーヒー協会ホームページへリンク)
おすすめコーヒー情報、新商品など嬉しいお店のNEWSがいっぱい・・・ キャラバンサライのブログ「お店便り」



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