
お店ばたけ 週刊ウンチク
第428回(2009.7.9)
「夏に気になる体臭対策」
提供:アート薬局 中村智子さん
◆夏に気になる「体臭対策」について、その原因やおすすめアイテム、食事などを、アート薬局 管理薬剤師の中村智子さんがご紹介します。
◆夏に気になるにおい・・・
2週間ほど前に、お客様より、こんなご質問のメールをいただきました。
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中2の息子がいます。 サッカーをしています。
最近、わきがだと気付きました。
私の親、兄弟も誰もわきがはいません。何故かわからず・・・?!
いじめの対象にならないかと、心配しております。
皮膚科などでレーザー治療も最近はあると聞いたことがあったので、
いろいろ調べるのですが手術ばかりで・・・
何か、お薬はあるでしょうか?
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昔なら、思春期の男の子が少々汗臭くっても、
そんなの当たり前っていう感じで、
あまり気にされなかったように思うのですが、
最近は、なんでもやたら、清潔志向が高く、
“においのないのが当たり前!?”
“くさい奴は、当然モテナイ”みたいな風潮も。
男性用のそういうアイテムも、ゴマンと売り出され、
いやなことに、ほかのきっかけとかがあると、
それをネタに、いじめの心配までしなければならないなんて、
ちょっとそこまでいくと、いじめるやつのココロの方が問題あるんじゃないの、
と、おばさんは言いたくなるのですが、
本人さんたちにとっては、とっても大きな問題でもあるんですよね。
さて、残念ながら(?)“わきが”は優性遺伝です。
優性遺伝と聞くと、優れたものが遺伝するように思いがちですが、
優性遺伝とは、なにも優れたものが遺伝するという意味ではなく、
遺伝しやすいという意味です。
では、どの程度の確立でわきがは遺伝するのかというと、
父親か母親がわきがであるケースの場合では、
子供に遺伝する可能性は約50パーセントだそうです。
両親共にわきがの場合は、約75~80パーセントまで確率が高まるということです。
(優性遺伝なわけだから、遺伝する確率はけっこう高い・・・。(>_<))
ご質問のように、
「両親がわきが体質ではないのに、なぜ私はわきが体質なのだろう?」
という方もいらっしゃるようですが、
わきがは体質ですから、病気のように突然わきがになるわけではなくて、
両親がわきが体質でない場合には、祖父母にわきがの方がいるはずです。
そう、隔世遺伝っていうやつですね。
(遺伝的にはあっても弱い場合には、気がつかない場合もあるそうです。)
また、わきが体質の方は、耳垢が湿っています。
耳かきをした時に、サラサラの粉が出てくるのではなくて、
ネットリした、“キャラメル型”の耳垢になります。
通常エクリン腺の存在しない外耳道が湿っているということは、
もうひとつの汗腺であるアポクリン腺からの汗が原因であり、
耳の中にもアポクリン腺の瘢痕(瘢痕ですから耳が臭うわけではない)が
存在するということの証明となるそうです。
アポクリン腺が外耳道にあるということは、
一般的に体の中で最もアポクリン腺が多い場所である腋の下にも
多くのアポクリン腺がある、
つまりわきが体質ということとほぼ連動すると言えます。
また、わきが体質を受け継いでいても、
その強さや、わきが臭がし始める時期には、個人差があります。
子供の頃からわきが臭がする方も、まれにはみられますが、
多くの方は思春期を過ぎた頃から、
わきが臭がしはじめることが多いそうです。
いずれにしても、以上のように遺伝なので、その点は仕方ありません。
だから、汗をかいてそれを長時間ほっておくと、
どうしても匂ってきます。
で、どうするか・・・・。
市販のよくCMをやっている、エ○ト○ォーとかB○Nの類は、
せいぜい半日ぐらいしか持ちません。
塗り直しが必要ですし、夏などはスポーツで汗をかいたら、
それでも追い付かなかったりします。
私の知るなかで、いちばん効果の高いのが、
クラシエ(元はカネボウ薬品)から出ている、
“Hミッテル”というデオドラントクリームです。
http://www.kracie.co.jp/ph/h_mitteru/index.html
もともとは、医薬品(今は医薬部外品扱い)だった成分がふくまれていますので、
においを防止する作用も強いですし、一番効果の時間が長いと思います。
雑菌の繁殖を防止する薬効成分により、
いやなにおいになるのをきっちり防止してくれいます。
朝、ちゃんとしっかり塗っておけば、結構、長時間効きます。
まず1日、匂いません。
アート薬局にも、取り扱いがあります。
今回、ショッピングカートにも載せてみました。
http://artph-shop.com/?pid=14647252
気になる方は、どうぞ!(#^.^#)
■においの予防にも、“和食のすすめ!”
でも体臭の強さなどは、食事や生活習慣も大きく影響します。
(体臭のもとは食事として摂取した食べ物ですから
食事が体臭に影響するのは当たり前ですよね。)
今の日本では、食の欧米化が進み、
脂っこい料理(肉料理)や動物性脂肪を多く摂り、
高タンパク、高脂肪の食事が増えています。
脂っこい料理は、脂肪を酸化させる活性酸素の増加につながり、
体内で酸化して過酸化脂肪となる動物性脂肪(肉類や乳製品)は、
やはり体臭を強くします。
(昔から、日本人よりは欧米人の方が、体臭の強いイメージですよね。
でも、だんだん日本人もそれに近づいています。)
上記も含めて、次のような食べ物は、体臭を悪化させるといわれます。
■肉や動物性脂肪
皮脂腺・アポクリン腺を刺激して汗臭(汗のニオイ)を強めます。
■たまご
ニオイにおいのもとのタンパク質が多く含まれています。
■アルコール
体内でアセトアルデヒドなど臭いの強い物質になります。
■刺激の強い香辛料やニオイの強い食べ物ニンニクやニラなどアルキル基をもつ食べ物や刺激の強い香辛料などは、
そのまま体から臭いを出してしまいますから、摂りすぎると臭いの原因となることがあります。
だから逆に、体臭の予防対策としての食事は
過酸化脂質をつくりにくい食べ物がポイントです。
あっさりとした和食を心掛け、お野菜たっぷりの食事をとっていれば、
抗酸化作用がしっかり発揮されて、過酸化脂質の生成が自然と抑えられます。
また、腸内環境を整えることも大切です。
腸内の悪玉菌がい多いと、腸内の悪臭が血液などを介して、
体臭にも影響します。
腸内環境がよければニオイ成分も少なくなります。
便秘を解消して腸内環境を整えることも体臭予防になります。
それから、食事だけでなく、ストレスや生活習慣も体臭の原因になっていることがありますから、
ストレス対策・生活習慣改善も合わせて行うのが、
総合的な体臭予防対策になりますネ。(^_-)-☆
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結局、体臭の予防にも、アトピーの予防にも、生活習慣病の予防にも、
“和食のすすめ!”がいいようですね。(^_-)-☆
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