店の危機を救ったネットショップ 本業を支えるビジネスに急成長【(株)能登前・幸寿し】

◆ネット進出レポート ネット販売による販路開拓 【ネットショップコンテスト石川2008 受賞企業特集】

 ISICOでは、ネット販売を行っている、石川県内の意欲ある店舗を支援するため、バーチャルモール「お店ばたけ」を開設しています。
 ネットに進出し、様々な方法で販路開拓を行っている店舗を紹介します。


『店の危機を救ったネットショップ 本業を支えるビジネスに急成長~(株)能登前・幸寿し』
http://www.kouzushi.com/
幸寿しウェブショップ サイトイメージ


●動画導入で五感に訴え、売り上げ増を

能登前・幸寿し代表の橋本公生氏 今年3月、ISICOが開催した「ネットショップコンテスト石川2008」の初代グランプリに輝いた幸寿し。6年前、パソコンを触ったこともないところから始め、ネットショップを開設した店主の橋本公生氏は「ネットショップを始めていなかったら、能登半島地震の後に廃業していたかもしれない。55歳になって初めて一等賞を取ることができ、涙が出るほどうれしい」と受賞の喜びをかみ締める。

 幸寿しのネットショップは、オープンから6年間で本業を支えるまでに急成長した。その要因は「客がいない間は、いつもパソコンを触っている。手をかければかけるだけ結果が出るから面白い」という橋本氏の熱心さに尽きる。実店舗の売り上げは最盛期に比べて半減しているだけに、ネットショップの売り上げは大きな収入源になっている。

 今年からプレゼント企画を開始し、メールマガジンの発信回数も増やした。今後はサイトへの動画の導入も検討しており、「このわたを作っているところや、いしりを使った料理を食べている様子を流す」五感に訴える手法で、さらなる売り上げ増を狙う。


●ネットから情報を発信「能登を元気に」

能登情報満載の幸寿しブログは、白羽監督との出会いの場となった。 橋本氏にとってホームページは、単なるネット販売の手段でなく、能登を元気にする場でもある。「能登に人を呼び込み、少しでも活気づいてほしい」と考え、トップページの目立つ場所に、商品を紹介せず能登の情報を載せているのは、そんな気持ちの表れだ。

 そして、ネット販売している、くちこやこのわた、いしり、蒸しアワビ、香箱ガニなどは、自分の目で選び抜いた品質の確かなものばかりで、個人経営の漁業関係者や加工業者から仕入れている。
「商品が売れれば、自分がもうかるだけでなく、仕入れ先のおばあちゃんたちももうかる」ことから、地域の産業振興の一助となればとの思いは強く、販売にも力が入る。

 2008年、震災のつめ跡が残る能登を舞台に、ふるさとと家族の温かさを描いた映画「能登の花ヨメ」が公開された。メガホンを取った白羽弥仁監督が5年前、橋本氏のホームページのブログを訪れ、「能登について話を聞きたいので、店に行ってもいいですか」と書き込みをしたことから、白羽監督と能登との交流が始まり、ついには映画が誕生したのだという。

 橋本氏は、「ホームページを開設したことで、いろんな人とのつながりが生まれ、自分の世界が広がった」と話し、今後も奥能登の食材と情報を発信し続けるつもりだ。


(株)能登前・幸寿し
■所在地  鳳珠郡穴水町大町チ37-4
       TEL 0768-52-2114
■代表者  橋本公生
■設立   平成19年8月(法人化)
■資本金  500万円
■従業員数 4名
■事業内容 寿司店、奥能登の海産物、加工品の販売


お店ばたけホームページ

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ISICOバーチャルモール「お店ばたけ」は、(公財)石川県産業創出支援機構が運営するインキュベーションモールです。

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