「町内句碑めぐり【3】鶴来別院(その2)」【週刊ウンチク】

石川県白山市「鶴来別院」の句碑
お店ばたけ 週刊ウンチク
第434回(2009.8.20)
「町内句碑めぐり【3】鶴来別院(その2)」
提供:明光自動車サービス
三納鶴仙さん

 

◆白山麓・石川県白山市鶴来にある鶴来別院には、句佛の句碑があります。明光自動車サービス 会長の三納嘉一さんが執筆されている、「高根社」の句会報からご紹介します。

◆町内句碑めぐり【3】鶴来別院(その2)

鶴来別院の句碑


 鶴来別院の山門をくぐり、本堂に向かいながら歩くと、左に自然石を積んだ上に背の高い句碑をすぐ見つけることができる。高さは目測で地上五メートルもあろうか。

碑面には

鶴来別院遠忌   句佛

この遠忌に
    確信の縁も
      木々の芽も


裏面の刻字は


宗祖大御遠忌記念
彰如上人御染筆句碑
昭和十二年十月建立

寄進者 喜寿 板谷與十郎

後援者
          小堀 甚九郎
           酒井 甚一郎
      輪番 坂上 興隆

と読んで間違いなかろう。


彰如上人は東本願寺二十三世門跡。諱を光演、俳号を句佛と云った。
鶴来町史には次のように記されている。


彰如がはじめて来鶴したのは明治三十六(一九〇三)年で、二回目は明治三十八年十一月十六日であった。
次は大正六年十二月四日。続いて大正八年四月十二日。このときは親鸞六百五十回忌ご遠忌に参詣され、芽吹きのころの法要を思い、色紙に一句をしたためた。
これを拡大して碑面に刻したのが前者の碑面である。


  さて、碑の裏面に話を移そう。この中で板谷與十郎の文字が特別に大きい。

  たまたま彰如上人の染筆句碑を建立するに当り、句碑建立の趣旨に賛同した 板谷與十郎(俳号華翁)が、自ら喜寿の記念になることから、建設費用の半分を負担し、 残りを小堀甚九郎さんと酒井甚一郎さんで奉賀されたされたのではないかと推察する。

  先日、新町の酒井英次さんにお願いして華翁の生年月日を調べてもらった。 文久二(一八六二)年六月四日であった。試みにこれから喜寿を計算するとちょうど昭和十二年が華翁の喜寿の年であった。
建立の場所といい、句佛の書といい、後世に遺すべき文化財と思うがどうだろう。

  なお、華翁の傘寿記念には「鶴栖霊松」という冊子が刊行されている。
  逝去されたのは昭和二十年一月二十日であった。享年八十四才。

【三納鶴仙さんの「町内句碑めぐり」】
【1】白山ひめ神社
第一の句碑「風薫る越の白根を国の花」芭蕉 紹介記事はこちらです。
第二の句碑「大手取 故がね波宇つ 村の秋」一畝 紹介記事はこちらです。
第三の句碑「朝光の白山葱の先揃ふ」桜の園 紹介記事はこちらです。

【2】金剱宮の句碑「人ありや窓の枇杷食ふ山鴉」楚常 紹介記事はこちらです。

【3】 鶴来別院
第一の句碑「散るさ可里花の盛利や寺の萩」梅嶺 紹介記事はこちらです。
第二の句碑「この遠忌に確信の縁も木々の芽も」句佛 紹介記事はこちらです。


◆リンク集

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