「季節性インフルエンザのワクチンは新型インフルエンザにも効果があるの?」【週刊ウンチク】

アート薬局 中村智子さん
お店ばたけ 週刊ウンチク
第446回(2009.11.12)
「季節性インフルエンザのワクチンは新型インフルエンザにも効果があるの?」
提供:アート薬局 中村智子さん

 

◆新型インフルエンザと季節性インフルエンザのワクチンについて、また、ワクチンの仕組みについて、アート薬局 管理薬剤師の中村智子さんがご紹介します。
(※2009年10月末の情報を基にしたメールマガジンより紹介)

◆新型インフルエンザと季節性インフルエンザのワクチン

新型インフルエンザがピークにさしかかろうとしています!
先月よりいろいろ新型の様子もわかってきました。

特に感染しやすいのは、明らかに若い人。
幼児から、小学校、中学生、高校生。

感染者の7割が若年層だという情報も。


幼児はもともとまだ免疫力が一人前ではないし、
また、幼稚園や小学校以上になると、『教室』という密閉空間で、ほぼ同じメンバーで長時間過ごす・・・。
どうしても移りやすくなります。(+_+)


また、今回の新型インフルのウイルス、
“新型”だから、誰も抗体を持っていないはずなんだけど、
過去に流行したインフルエンザと遺伝子的に共通している部分もあるようで、
年齢の高い人ほど、『うつりにくい』という傾向がある様です。


子供さんが学校でもらって来て、新型インフルを発病しても、
兄弟たちの方がうつりやすく、意外と親は大丈夫というパターンも少なくないようです。


ただ、中高年の方もかかってしまった時に重症化する確率は変わらない様ですので、
決して油断は出来ません!
かかってしまったときに、『並のインフルエンザ』でまあ済むのか、
または重症化して入院騒ぎになるのか。。。
それはその方の体力・免疫力の勝負です。


また、新型インフルエンザも、今までの季節性インフルエンザも
発症時の症状や対処法は同じとなるのですが、
『ワクチン』はそれぞれ別のものになります。


マスコミで『新型インフルエンザ』のワクチンの供給のゴタゴタが報道され、
また、ちまたでは、『季節性インフルエンザ』の予防接種が
すでに10月から始まっているせいか、混同されている方も結構見受けられます。


薬局でも、『今日、いつもの医院さんで、インフルエンザのワクチンを打ってもらったけれど、これでもう、新型インフルも大丈夫?』と質問される事が何回かありました。

今のところ(2009年10月末現在)では、
一般の方で新型インフルのワクチンをしてもらっている事はまず、
ないはずなので、それは間違いです。(>_<)

季節性インフルエンザのワクチンを打っても、
新型インフルエンザには、残念ながら、効きません。

それにしても、ワクチンの供給が都道府県により、あまり上手く行っていない様ですね。
まず、始まった医療従事者のワクチンでさえ、きちんと配布出来ず、
全国あちこちで遅れや不足が出ているところもある様です。

折角ワクチン打つんだから、一日でも早く、
妊婦さんや重症化しやすい小さな子供さんにしてあげたいのに、
なんとかスムーズな供給をしてあげたいものです。


それから、ワクチンを2回接種するか1回接種するか、
そのあたりももめているようですが、小さい子供さんは2回してあげるとしても、
それ以上の方は、1回接種にして一人でも多くの希望者に
ワクチンを接種してあげた方が平等でいいではないかと思うのですが・・・。

基本的には1回の接種で効果率は50~70%、
2回接種しても、70~80%程度の効果率と聞いていますので、
ワクチンに全く余裕のない今、2回して少しの確率を上げるよりも、
後の1回分で待っている他の人に接種するほうが
メリットが大きいのではないかと、私は思うんですけどねえ・・・。(*_*;
 


◆ “ワクチン”って何で効くの?

さて、季節性インフルエンザの接種も先月より始まり、
新型インフルのワクチンもそうですが、
時間的には、打ってから効果はどれだけで現れるのか???
気になるところですよね。


個人で差があるものの、だいたい接種後約2週間で効果が出てきて、
だいたい5ヶ月程度効果が続くと、
今までのワクチンは言われています。


新型インフルエンザワクチンは開発されたばかりなので
まだ断言はできないですが、季節性インフルのワクチンと
大きくは変わらない予想
です。


ですので、ワクチンを体に接種してから体が免疫の仕組を整えるまで
効果が表れるまで2週間あまり必要です。


では、どうして“ワクチン”を打つと、
その病気にかかりにくくなったり、
重症化することの予防ができるの???


免疫の仕組みは、何度お勉強しても難しいのですが、
と~~ても簡単に略してしまうと大まかにはこういうことです。


体の中には、いつも“悪者がいないか、侵入してきていないか。”と
見回っているおまわりさん(マクロファージや好中球)がいて、
体中をパトロールしていて見張り、もし、敵を見つけると、弱い敵なら
自分で食べてしまったりして、さっさと処理してしまいます。


でも、もしその敵がとても強い奴だったり、
あまりに数が多すぎて、対処しきれない!!と判断した時には、
体のもっと高度な免疫の仕組みに連絡をし、
その相手を専門にやっつけるという武器を用意した軍隊を、
つくってくれるよう要請
します。


“こんな形の敵が入ってきています。”という情報を渡し、
そいつら専用の“武器”を作ってくれるよう、連絡するのです。


すると、免疫の軍隊が専用の武器をつくる仕組みが働き、
その敵にあった爆弾や大砲を用意して、
その敵を効率的にやっつけます。


その結果、その敵をすべてやっつけて追い出してしまうと、
“良かった良かった!治ったね。”ということになります。(*^_^*)


ちなみに、上記の反応の間、熱が上がるのですが、
それはその敵を退治するのに、有利なように熱が出るので、
なんでもかんでも、無理やり熱さましで熱を下げるのは、
かえって戦いが不利になる部分があります。


また、おまわりさんから敵に関する情報をもらって、
軍隊がその専用の武器を用意するのに、どうしても2~3日はかかるので、
インフルエンザなどで、熱が下がるまでには普通、数日かかるんですよね。
 

そこで“ワクチンの働き”なんですが、
まだ、敵が全く入っていない間に、
その敵の切れっぱしの情報(それが死んだ細胞の断片=不活性化ワクチン)
を体に入れることで、あらかじめ、その敵用の武器の予備を用意させておきます。


そうすることで、その新型ウイルスが入って来た時に、
すぐに対応してやっつけ、発病以前の段階で退治してしまう。

また、運悪く発病してしまったとしても、
いくらか武器は用意してあるので、1から用意するよりは早く対処でき、
重症化を防げる・・・
ということになります。

 

ちなみに、新型インフルと季節性インフルエンザでは、
ウイルスの部品の形が違う
ため、
それぞれに対して用意する武器の形が違うので、
別のものに対しては、効かないんですよね。(+_+)


本当の免疫の仕組みはとても複雑で、上記の説明は
簡略化のため、一部正確でないところもあります
が、
この程度なら、小学校高学年や中学生の子供さんでも
理解できるのではと思いますので、
子供さんにも説明してみてあげてはいかがでしょうか?(*^_^*)

 
◆鳥インフルエンザ

それから、鳥インフルエンザ関連のニュースも、決して終わってはおりません。

エジプトやインドネシア、その他の国などで、
鳥はたくさん、たまに人でも、鳥インフルエンザ感染の情報が、
相変わらず出ています。
強毒性の可能性もありますので、こちらも油断はできませんね。(+_+)
 

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