2010年1月アーカイブ

 ネットショップで商品を販売する(インターネットに広告を載せる)にあたり注意すべき法律として、特定商取引法、健康増進法、薬事法、景品表示法関連の参考リンクを下記に紹介いたしますので、ネットショップ運営者の皆様は、ご確認ください。

◆特定商取引法
通販などをする際に守らねばならない法律です。
正しい名称は「特定商取引に関する法律」で、通称「特定商取引法」「特商法」。
特定商取引法に関する表記について、「通信販売法」と書かれる方がいますが、俗称であり正式な名前ではありません。「商法」も誤りです(消費者保護の法律です)。

<参考サイト>
・「特定商取引法」に関する情報は、経済産業省「消費生活安全ガイド」

・中でも「特定商取引法に関する表記」で記載すべき情報に関しては、
特定商取引法(通信販売)のページ


◆健康増進法関連
・基本的に、広告に「健康増進効果」を記載できる食品は「トクホ」認定商品のみ。
「科学的根拠」のない情報は、広告に記載することは出来ません。

『賢く選ぼう健康づくりのための食品の表示』(冊子/PDF)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/dl/tekiseturiyou01.pdf
健康食品における成分表示、栄養補給が出来る含有量の基準値、
含まないの基準値、栄養機能食品のパッケージ表示、
特定保健食品について、特定用途食品について、
安全性の確保について、虚偽誇大広告などの禁止について

<参考サイト>
科学的根拠とは?
 http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail771.html

「健康食品」の安全性・有効性情報〔独立行政法人 国立健康・栄養研究所〕
 http://hfnet.nih.go.jp/


◆薬事法関連
「医薬品のように見える食品」(茶瓶、アンプル、錠剤、丸剤)が、薬事法の範疇。
(あきらかに食品に見える商品は薬事法の範疇ではない)
【医薬品に見える商品+効能】で広告した場合、「承認前医薬品の広告販売」となり、法律違反になるのです。

<参考サイト>
医薬品等の広告規制について(薬事法) 東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/iyaku/sonota/koukoku/

また、
化粧品に使える表現
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/iyaku/sonota/koukoku/iya_cos_ki/kijun/kono/index.html

薬用化粧品に使える表現
http://www.pref.miyagi.jp/YAKUMU/H19b/H19_AdvertisingRegulation.html#07

は、決まっているので参照ください。


◆景品表示法関連
(下記紹介は景品表示法 注意事項の一部分です)

【不当な表示の禁止】
(1)優良誤認
  合理的な根拠がない効果・性能表示は不当表示と見なされる。
  表示の裏付けとなる合理的な根拠を求められたときに資料がないとき、
  根拠資料があっても合理的とは言えない場合は不当表示となる。
   →お客様の声ねつ造、実証データ無しなど   ほか

(2)有利誤認
(3)その他誤認されるおそれのある表示


【過大な景品類の提供の禁止】
 懸賞、景品の最高額や、やり方は決まっているので注意してください。


<参考サイト>
・消費者庁表示対策課
 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)
 http://www.caa.go.jp/representation/index.html

・パンフレット『だから安心!景品表示法』」(前半部分)[PDF:1.3M] (後半部分)[PDF:1.5M]は、イラスト入りで概要理解に良いと思います。

「当店冬の一番人気!きんこ」【週刊ウンチク】

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志摩のきんこ
お店ばたけ 週刊ウンチク
第456回(2010.1.28)
「当店冬の一番人気!きんこ」
提供:普段着のご馳走みやした
宮下均さん

(宮下酒店様は、2010年7月退店されました)

◆金沢市の宮下酒店で冬に大人気の「きんこ」とは、海のなまこではありません。宮下酒店店主、宮下均さんがご紹介します。

◆きんことは?

普段着のご馳走みやした 店主の宮下さん 普段着のご馳走みやした(宮下酒店) 店長の宮下均です。

「きんこ」?なにそれ。
地元(石川県)では海産物の「なまこ」の事をこの様に呼ぶことがあるらしい。
冬・きんこ=なまこ ですよね。

グーグルで「きんこ」検索しても上位は殆んど「なまこ」。
幸寿しさんの「きんこ」も上位ランクしています。

赤い干し芋 宮下酒店で大人気のきんこでも当店の「きんこ」はそれではないんです。

「干し芋」です。

伊勢志摩特産の紅芋を干し芋にしたものです。

干し芋の二大双璧の一つで、赤芋で「志摩のきんこ」・白い芋では「雪の華」と言われるくらい、干し芋ファンには人気の逸品です。
見た目が「なまこ」の「きんこ」に似ている事からこの名が付いたとか。

全ての工程が昔ながらの手仕事で、肝心の干しも、天日干しと言う手間のかかった作り。
ゆえに生産量も限られ、中々地元以外では手に入らない幻の干し芋です。

又、昨今の地元グルメ人気でこの季節に必ずと言っていいほどマスコミに取り上げられ、品薄に拍車がかかり、商品の確保が大変です。

一度食された方は、その甘さと食感のとりことなり、毎年リピーターとしてご注文を頂いております。

食物繊維・各種ビタミンも豊富で、昔ながらの自然食品としても注目を浴びています。

寒いこの時期、おこたに入り、渋いお茶で「きんこ」をいただく。至福の一時です。

 
★志摩のきんこ(干し芋)は、宮下酒店ホームページでネット通販しています。
大人気で品切れ続出していました! ご迷惑おかけいたしております。只今(2010年1月末)順次入荷いたしております。

★「きんこ干し芋」の食べ方として・・・・
柔らかいうちはそのままで。硬くなったら電子レンジで温めて。細切にして天ぷらでも美味しい。

志摩のきんこ(干し紅芋)
無添加天日干し自然の味
伊勢志摩半島特産品
内容量150g  638円(税込)

 


◆リンク集

「金沢にこんなお店があったなんて!」
干し芋「きんこ芋」はじめ、店主の目利きで集めた、全国のご馳走をお取り寄せ・・・普段着のご馳走みやした
普段着のご馳走みやした(宮下酒店)地図と、実店舗紹介(店内チェック)
店主宮下さんのブログ。美味しいお知らせも・・・「そくさい日記
お店ばたけインタビュー「今月のお店 普段着のご馳走みやした

◆ネット進出レポート 縲怎lット販売による販路開拓 【ネットショップコンテスト石川2008 受賞企業特集】

 ISICOでは、ネット販売を行っている、石川県内の意欲ある店舗を支援するため、バーチャルモール「お店ばたけ」を開設しています。
 ネットに進出し、様々な方法で販路開拓を行っている店舗を紹介します。

「ネットショップコンテスト石川2008」ファイナリスト賞受賞
豆腐にかける真摯な思いをメルマガやブログで表現縲怐i株)山下ミツ商店
[白山とうふ工房 山下ミツ商店]

http://www.mitsu102.co.jp/

白山とうふ工房 山下ミツ商店 サイトイメージ


●国産大豆100%のこだわり豆腐を販売

 山下ミツ商店はおいしくて、安全・安心な豆腐づくりに定評がある。
原料には、契約農家で栽培された国産大豆をはじめ、白山の伏流水と天然にがりを使用。手間がかかっても消泡剤(大豆を煮るときに出る大量の泡を消す添加物)を使わない上、包装後、加熱殺菌せずに風味を守るなど、そのこだわりは素材から製法に至るまで多岐にわたる。

看板商品の「堅とうふ」以外にも、豊富なラインアップがそろっている

 看板商品であり、白山ろく特産の「堅とうふ」は1丁600gが1050円と高値だが、そのおいしさと食感が多くの人を引きつけてやまない。

 同社の商品は本店(白山市白峰)のほか、2つの直営店(めいてつ・エムザ店/金沢百番街店)、県内のスーパーなどで手に入るが、店舗に足を運ぶことのできない全国の消費者への販路を担っているのが、約6年前に開設したネットショップである。

 ネットショップでは、同社の商品紹介を中心に、豆腐を使った料理のレシピなどが鮮やかな写真とともに掲載されている。また、作り手の豆腐づくりや商売についての考え方がダイレクトに伝わってくるコンテンツも魅力の一つだ。山下浩希社長はメルマガブログに原材料や製法、衛生管理に対するこだわり、日々の試行錯誤などを率直に記し、おいしくて、安全・安心な豆腐づくりにかける自身の姿勢を消費者に伝えている。


●集客力アップに向け動画の活用へ

24歳でサラリーマンを辞め、家業を継いだ山下社長は、原料や製法に工夫を重ねる ネットショップでの販売にあたっては、豆腐という商材ならではの悩みもある。その一つが、ちょっとした衝撃でも崩れやすいという点である。味に問題はなくても、形が崩れてしまえば商品価値は失われる。そこで、同社では容器の材質や形状に改善を重ねたほか、「私は豆腐です。手渡しで大事に運んでください」と表記したシールを貼って配達業者に注意喚起するなど、対策を施している。

 ネットショップの売り上げは徐々に伸びてきてはいるが、それでもまだ会社全体の数%に過ぎない。とはいえ、「情報社会だけに、立地に左右されないネットショップは必須と考えており、将来は収益の柱に育てていきたい」と山下社長は力を込める。

 今年6月に大豆の播種の様子を動画で撮影してブログで公開したところ好評だったことから、これからはネットショップ上に工場内の様子なども動画で公開するなどして、商品の独自性や安全性を分かりやすくPRすると同時に集客につなげていく考えだ。


(株)山下ミツ商店
■所在地 白山市白峰チ62-6
     TEL.076-259-2024
■代表者 山下 浩希
■創 業 明治20年
■資本金 4,000万円
■従業員数 18名
■事業内容 大豆製品の製造、販売

(2009/12発行『情報誌ISICO』vol.49掲載記事より)

◆ネット進出レポート 縲怎lット販売による販路開拓 【ネットショップコンテスト石川2008 受賞企業特集】

 ISICOでは、ネット販売を行っている、石川県内の意欲ある店舗を支援するため、バーチャルモール「お店ばたけ」を開設しています。
 ネットに進出し、様々な方法で販路開拓を行っている店舗を紹介します。

「ネットショップコンテスト石川2008」ファイナリスト賞受賞
『かぶら寿しと並んで 野菜ジェラートが広告塔に縲怺博ョ会社四十萬谷本舗』
http://www.kabura.jp/

四十萬谷本舗ネットショップ サイトイメージ


●冬のピーク時以外の販売促進に苦心

 老舗の漬物店である四十萬谷本舗では、ネットショップでの売り上げを順調に伸ばしている。販売のメインは何と言ってもかぶら寿し。かぶら寿しの出荷が最盛期を迎える11月から翌年2月にかけては、ネットショップの売り上げもピークに達する。

 一方、かぶら寿しを販売していない春先から秋口は月々の売り上げがピーク時の1/20程度にとどまる。このため、同社ではいかにこの時期の販売を伸ばすかが課題となってきた。

野菜ジェラートは、野菜ソムリエの四十万谷社長の思いが込められたスイーツ

 そんな中、主力として育ってきたのが平成19年夏に発売した野菜ジェラートだ。能登大納言や五郎島金時といった地元の野菜に加え、自社の漬物や味噌を使ったユニークなジェラートは雑誌などのメディアで取り上げられることも多く、これによってネットショップへのアクセス数も増加。もちろん売り上げにも貢献している。

 ジェラートの販売を強化しようと、今年4月からはジェラート専門サイトを立ち上げた。サイトは、若者に訴求できるデザインとし、ネットショップに誘導する新たな窓口として機能している。

 また、かぶら寿し以外の漬物の魅力を知ってもらうため、今年5月には味噌漬けや浅漬けを詰め合わせた「お漬物おためしセット」をネットショップ限定で企画。消費者からも好評だ。

●ネットに不慣れなお年寄りに配慮

ネットショップご担当の井村さん 四十萬谷本舗が独自ドメインのネットショップを開設したのは3年前のことである。
平成19年からネットショップを担当している井村佳奈さんは「ショップ運営に関する知識がまったくなかった」と話し、当初はISICOの専門家派遣制度を活用し、ホームページドクター・中野治美氏にアドバイスを受けながら改善を進めた。

 その後、お年寄りに配慮し、購入手続きに関する説明を分かりやすくしたり、文字サイズを大きくしたほか、仕込み風景や作り手の写真を載せて、商品の安全・安心をアピール。月1回だったメルマガを月3 .4回に増やし、ブログを毎日更新するなど、情報発信にも力を入れた。

 「ネットショップは、頑張った分、結果が数字に表れるのでやりがいがある」と井村さん。「商品の説明文や写真など、まだまだ改善したい点はたくさんある」と意欲を燃やしている。


(株)四十萬谷本舗
■所在地  金沢市弥生1-17-28
    TEL 076-241-4173
■代表者  四十万谷 正久
■創 業 明治8年
■資本金  3,000万円
■従業員数 48名
■事業内容 漬物、味噌、醤油、佃煮の製造、販売

(2009/10発行『情報誌ISICO』vol.48掲載記事より)

(財)石川県産業創出支援機構(ISICO)では、平成22年1月13日(水)、
平成21年度 産業大学経営講座 お店ばたけネットショップステップアップ講座【販促力編】(第2回)「Webマーケティング実践縲怎宴Cティングの基礎と実践」を開催し、20名の方が受講されました。有難うございました。


北村 錬充さん

ネットショップの販促力講座、第2回目は、北村 錬充先生(株式会社 LATERAL 代表取締役/お店ばたけホームページドクター)に「Webマーケティング実践縲怎宴Cティングの基礎と実践」のテーマで、ネットショップで読まれる文章や、商品を買いたくなるような文章やキャッチコピーで伝える方法をお話しいただきました。


下は講義の様子です。


講義の様子


<内容>

1.USPとは?
2.キャッチコピー
3.商品説明
4.blog(タイトルの付け方、本文)
5.メールマガジンの構成と実習
  質疑応答


ネットショップのキャッチコピーは、「伝達」であり、商品が持つ良さが伝わらなければクリックしてもらえません。顔が見えないネットショップで接客するためには、実店舗同様に、十分なキャッチコピーや商品説明が必要です。

キャッチコピーを作るためには、徹底的に商品の特徴を分解し書きだし、それを列挙すると、USP(独自の売り)が見えてきます。

商品説明は、自分の言葉ででわかりやすい文章を心掛けましょう。簡単にかけない場合は、気楽にブログから始めるとよいです。

メールマガジンは、リピーターを掘り起こすのに有効なツールであり、表題や導入のキャッチコピーを工夫し、つかみとなる情報をアピールするのが有効です。


最後に「自分の言いたいことを相手に伝える」心理テストを行いました。

このテストによって、人が物事を理解するのに優先的に使っている感覚を知ることが出来、足りない要素があれば、意識的に補うことによって人とのコミュニケーション力やネットショップの文章を作るときに役立つことを学びました。


講師の北村先生、有益な講座を有難うございました。

◆今後のセミナーのご案内◆

【ネットショップステップアップ講座】(体系的なセミナー)

■販促力編(11月縲怩Q月)
平成21年11月18日縲怐@
詳細はこちら

<第1回>Webマーケティング実践縲怎Aクセス解析で顧客分析 (開催済み)
<第2回>Webマーケティング実践縲怎宴Cティングの基礎と実践(開催済み)
<第3回>Webマーケティング実践縲恃р驍スめの販促企画
<第4回>Webマーケティング実践縲怎lットショップと実店舗経営の連携


受講希望の方はお店ばたけホームページ内応募フォームよりお申し込みください。

ご参加お待ちしています。

お米文字
お店ばたけ 週刊ウンチク
第455回(2010.1.21)
「お米一粒一粒にはすごいパワーが秘められているんです!」
提供:たけもと農場 竹本彰吾さん

 

◆お米は稲のタネの一部なんです。お米を愛する稲作農家、たけもと農場の竹本彰吾さんが、ごはんつぶのパワーについて語ります。

◆お米一粒一粒にはすごいパワーが秘められているんです!

能美市でお米を生産販売している農家、たけもと農場の竹本彰吾新米王子こと竹本彰吾さんです。


ごはんの粒ひとつぶの
パワーをご存知でしょうか。

おこめつぶ


ごはんつぶ、
つまりお米は、
稲のタネの一部分です。


新米王子こと竹本彰吾さん

お米をタネとして
まいて育てれば、
秋には一体何倍にまで増えると思います?


5倍?
10倍?
50倍?


正解は・・・

日本のお米でいちばん有名なコシヒカリでいえば、


一粒が300から500粒にまで増えます。

300縲鰀500倍!!!!


びっくりしました?
びっくりして頂けました(^-^)?

お米1合は6,000粒
ほどと言われているので、

20粒あれば一合のお米が作れる計算ですね!


ご飯のお椀一杯でいえば
10粒余りです!


ごはんの一粒一粒が、
300倍以上のエネルギーを持っている・・・


そう思うと、ごはんつぶの大切さを
分かっていただけるのではないでしょうか。

新米王子こと竹本彰吾さんご飯のお椀や
炊飯ジャーに
ごはんつぶ、残しちゃったら・・・

もったいないですよ縲怐I


 

有機JAS栽培、特別栽培コシヒカリの産地直送は、たけもと農場で!

たけもと農場のお米

◆リンク集

農家の産直にて有機JAS栽培、特別栽培のコシヒカリなどのおいしいお米をネット通販・直販しています。
 ・・・「たけもと農場
たけもと農場、新米王子こと竹本彰吾さんのブログ・・・「新米農家のブログ たけもと農場の日記

2010年1月8日に応募を締め切りました「ネットショップコンテスト石川2009」は、石川県内の優良ネットショップを表彰するコンテストです。
今年は昨年を上回る、【138店】のご応募をいただきました。
ご応募いただきました皆様、有難うございます。
「ネットショップコンテスト石川2009」は、只今審査中です


ただいま審査中です。
結果発表は、2010年3月3日(水)開催の「表彰式&モチベーションアップセミナー」にて行う予定です。
表彰式内容の詳細は、後日ホームページ及びブログでご案内いたします。


さて、「ネットショップコンテスト石川2009」特設サイトでは、ご応募いただきましたネットショップ一覧を見ることが出来ます。

【一覧ページはこちら】

ネットショップ運営者の皆様には、様々なショップを見ることで気づきもあるかと思いますし、
購入者側として「こんなお店があったんだ!」「あのお店がこんなネットショップをしていた」という発見をされるかもしれません。
是非、ご覧ください。


◆地区別のコンテスト応募店舗数は、以下です。
 (ブログのタグ機能でリンクしています)

* 金沢市(52)
* 七尾市(14)
* 白山市(14)
* 小松市(11)
* 能美市(7)
* 輪島市(7)
* 珠洲市(6)
* 加賀市(6)
* 能登町(4)
* 野々市町(4)
* かほく市(3)
* 志賀町(2)
* 穴水町(2)
* 羽咋市(2)
* 内灘町(2)
* 宝達志水町(1)
* 川北町(1)


◆また、特設サイトトップページでは、138店の中からランダムに3店舗、表示しています。
 これも、ブログで使用している「MovableType」で、プラグイン「MTRandomEntries」を設置し、表示しています。


「MTRandomEntries」ランダムに選択したエントリーを表示するプラグイン
(sixapart社の公式サイト 紹介ページへリンク)
http://www.sixapart.jp/movabletype/plugins/mtrandomentries.html


このランダム表示は、
閲覧者がブラウザを再読込したときに入れ替わるのではなく
【ブログ管理者が再構築したときに入れ替わる】ので、スタッフが手動で行っております
夜間や休日は、固定になってしまいますがご了承願います。

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」>金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 (株)巨峰

おいしさはメッセージ!を貫き30年余 株式会社 巨峰


低価格と美味しさで人気のある持ち帰り寿司。そんな一店として県民に定着しているのがじんずしチェーンだ。回転寿司の激戦区として全国的にも知られる金沢市内で、最初に回転寿司の店を出店したのもじんずしである。じんずしのフランチャイズチェーンを運営する(株)巨峰の松井正治社長が、創業以来一貫してこだわっている商いのポイントを、同社の小林健二郎FC統括部長に語っていただいた。

●本格的な寿司を手軽に、毎日、食べられるように・・
じんずし店舗
松井社長が寿司職人として働いていた昭和40年代には、今のようなファミリーレストランはなく、外食そのものが大変贅沢な時代であった。とりわけ寿司はその最たるもの。そこで、松井社長はこの贅沢品を家庭に持ち帰って気軽に食べてもらえるものにしたいと独立し、テイクアウトの寿司店を金石で始めたのが今日の原点である。

その後、着実にフランチャイズ店舗網を拡大する一方、金沢市内で最初の回転すしの店を高柳町に開店する。店名のじんずしは、輪島の御陣乗太鼓の陣から威勢の良さ、鮮度、元気といった意味を込めて命名。社名の巨峰はブドウの巨峰からきており、ブドウの実のように一人、一人が集まって大きな塊になり、一つの組織ができあがるという思いから、当時ブドウの王様であった巨峰を社名にする。

●創業以来、変わらぬこだわり
じんずしがこだわる米と海苔
同社のこだわりは三つある。最もこだわっているのはお米。これはお寿司に最も合った同社オリジナルのブレンドをしたものを創業以来使い続けているだけでなく、仕入れている米屋も創業以来の付き合いで、毎月米のサンプルをチェックしてから仕入れるというシビアな取引を堅持している。寿司にとってシャリは基本中の基本であることから、そこで手を抜くことがあってはならない。
二つ目は寿司酢。これも創業当時から松井社長が惚れ込んだ大手酢造メーカーに依頼し、同社独自の配合で製造したものを使っている。持ち帰り寿司だけに、握ってから食べるまでのタイムラグを考慮し、酢の利く時間が通常よりも長くなるような工夫がされているという。

じんずしの寿司
三番目は海苔。太巻き、中巻き、細巻きといった巻き寿司がじんずしの原点であり、巻き寿司といえば海苔が決め手。有明産の極上の海苔を創業以来仕入れている。「私も若い頃からじんずしの巻きずしファンで、とりわけ海苔の香りと干瓢の味付けが好きなんです。お客様からも海苔の美味しさは好評をいただいています」と小林部長は顔を綻ばす。もちろん、ネタや醤油、具材に至るまで全てこだわっているが、寿司の基本であるこの3つには特にこだわっている。 「時代と共にお客様の指向は変わるわけで、メニューは時代に合わせて変えていますが、この基本の3つのどれか1つが変わってもじんずしではなくなってしまうため、これだけは頑なに守るのがじんずしのポリシーです」と強調する。

●活性化ファンドを活用し、地域興しに挑戦
細屋ごぼうの畑
石川県の「いしかわ産業化資源活用推進ファンド(活性化ファンド)を活用し、平成20年から輪島の細屋ゴボウを使った加工食品の研究開発に取り組んでいる。 金沢大学と輪島の建設会社で農業参入した上野組と同社が連携し、現在ではほとんど作られなくなっている細屋ゴボウの生産を再開することで、細屋地区はもちろんのこと、輪島市ひいては能登の活性化につなげていきたいと考えている。
農業参入で新たな活路を見い出すべく、既存のノウハウや重機を活用し、建設現場で使う鉄板の型枠で四角く囲い、そこに土や肥料を入れてゴボウの種を蒔く型枠農法を開発。畑で栽培しているゴボウを掘り出すのはベテランでも手間と労力のかかる作業だが、この農法では収穫時期に型枠をはずし、崩れた土の中からゴボウを掻き出すだけで収穫できることから、労力が格段に少なくて済み、高齢化の進む能登地区にはもってこいである。

●細屋ゴボウを使った加工食品の研究・開発
細屋ゴボウバーガー
細屋ゴボウをいかに認知してもらうか、その第一弾として、金沢大学の学生達と一緒に細屋ゴボウをきんぴらにし、鳥肉のつくねにのせた細屋ゴボウバーガーを作り、イベントで販売したところ好評を得る。
「ゴボウだけでは主役にならないことから、東京の業者と協力し、炊き込みご飯の素を作り、能登のお米をセットにし、付加価値をつけた通販を関東方面でしかけるべく準備を進めています。我々は大手と同じ事はできないわけで、隙間の市場をいかにして開拓していくか、試行錯誤を繰り返しながら、最も効率よく反応があるところを探し出していきたい」と意欲的。

細屋ゴボウに取り組んだことがきっかけとなり、思わぬ副産物的な収穫や人脈の広がりができ、能登の自治体と一緒になって郷土料理を掘り起こす仕掛け作りに参画するなど、その輪が次第に広がり始めている。「企業の使命は雇用を創出することで地域の活性化の一翼を担えるわけで、過疎が進む能登地域に新たな雇用を創出できるような仕掛けができればと思って毎週のように能登へ通っています」と満面の笑みで語る。 主役にならない食材をいかにして主役級に育てていくか、その難しさにやり甲斐を感じ、邁進している。

●常に原点に返り、じんずしの味を守る
じんずし 店内
「1軒でもFCさんがある限り、他人の人生を背負っている。背負うからには会社としてそれだけの覚悟が必要で、しっかり面倒をみていくことが、当社の代表である松井の信条です」と小林部長は力を込める。

小林健二郎FC統括部長
FCのオーナーも社員も松井社長の人間性に惹かれ、じんずしの一番ヘビーなファンであることは言うまでもない。そのじんずしファンが真心込めて提供するじんずしをお客さんが食すことで、その気持ちの何分の一かでも感じてもらえるような商いが、同社の心の経営なのかも知れない。
「これからは、チェーン店を増やすことよりも、各店舗のサービスならびに品質の向上に力点を置き、じんずしの真髄はどこなのか、もう一度味を追求し、じんずしが弱い二十代、三十代の若い客層をいかに獲得していくか、その層にアピールできる新商品開発、リーズナブルな価格設定を探りながら、その一方ではヘビーユーザーさんを確実に離さないじんずしの王道を歩む方向性を堅持したい。両極端な部分ではありますが、この課題をクリアし、次なるステップに進みたい」と自らに言い聞かせるように語る。

細屋ゴボウを手始めに、地域の食材に光りを当て、新たなビジネスの柱に育てるべく、『変化対応』と『基本の徹底』をキーワードに、これまでの歩みを忘れることなく、地道に邁進していくことを肝に銘じるじんずしグループである。


インタビューを終えて・・・
食に携わる企業として、細屋ゴボウを使った加工食品の研究に続き、子供たちが生まれ育った地元の食材を使った給食を食べて育つ、地元食材の自給率日本一を目指す、真の食育活動にも取り組み始めるなど、同社の今後の活動に注目していきたい。

(株)巨峰 外観
商 号 (株)巨峰
住 所 金沢市窪5-588
電話番号 (076)243-7528
創 業 昭和49年
資本金 4,500万円
URL http://www.jinzushi.co.jp/

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 (株)花とも 


お客様の『ありがとう』『笑顔』が商いの喜び (株)花とも


石川県内に星の数ほどあるフラワーショップの中でも、独自の取り組みで個性を発揮している1軒が、今回ご紹介する(株)花ともである。金沢市・内灘町・津幡町・野々市町のショッピングセンター内に4店舗を展開し、平成20年にはいしかわ産業化資源活用推進ファンド(活性化ファンド)を活用した新たな取り組みをスタートさせるなど、積極的な商いを実践する同社の記州陽子社長にお話を伺った。

● 能登榊の復活をライフワークに
能登榊
時代と共に榊の需要が減り、出荷する人の高齢化も進み、次第に造花や外国産が幅を利かせるようになり、近年では日本人の精神が宿る神棚の榊までが外国産にとってかわられるようになってきていた。

そんな状況を目の当たりにし、「能登各地に自生している榊を途絶えさせては、次の世代の人たちは自分たちの身の回りにそうした資源があることに気が付かないまま、里山が荒れ放題になってしまう」と危機感を抱いた記州氏は、自ら能登各地へ足を運び、地元のお年寄りを説得し、行政の協力を取り付けるなど、東奔西走して何とか能登産の榊が市場に出回るまでに復活させることができた。

「私は、これを自社だけのビジネスにするつもりはなく、出荷する人たちに作り方や選別方法の指導はしますが、あくまでも金沢市花き公設市場に出荷してもらい、他の花屋さんと同じ価格で今も購入しています。生涯一花屋として、能登産の榊を復活させることが私の使命だと思って頑張っています」としみじみ語る。
毎週1回の頻度で能登各地に足を運び、生産者のお年寄りたちとコミュニケーションを深めたり、相談相手になったりと、まさにライフワークになっている。そうした人たちとの出会い、縁を何よりも大切にし、喜びになっていることが記州氏の言葉の端々に感じられる。

農商工連携の採択を受けた20年9月から21年8月までの丸1年間に2万6千束の榊が能登から金沢市花き公設市場に出荷された。それまで能登の里山で放置されていた榊が、記州氏の情熱に動かされた人たちの手によって立派な商品として生まれ変わったのである。

● 春待ち桜・能登照葉セットを発売
春待ち桜・能登照葉
記州氏が生まれた森本校下には、花園地区という江戸時代から啓翁桜を育て、春に出荷してきた産地がある。

この桜が年内に出荷されていた記憶があったことから、開花時期の研究を生産者と金沢市農業センターの協力を得て実証実験を行ったところ、見事に年内に開花させることができた。そこで、『春待ち桜』と自らネーミングを考案し、自社で商標登録を行い、売り出しに向けてのチラシを作るため、19年の年末にカメラマンに開花した桜を撮影してもらうことになった。
ところが、桜は開花している時は花だけで緑の葉がなく、彩りの点で今ひとつだったことから、緑の葉を添えて撮影することを思いつく。時期的に入荷していた能登の椿の枝と啓翁桜を合わせて撮影したところ理想的な絵になったことから、この二つをセットにして販売することとし、椿は『能登照葉』(のとてりは)と命名する。
「花だけを販売しても付加価値の点で今ひとつ魅力にかけることから、知人の武内酒造さんに相談をもちかけたところ、桜の花の酵母で日本酒を造ってもらえることになり、それなら能登照葉もお酒を造れないだろうかと思っていたところ、松波酒造の金七さんと知り合い能登照葉のお酒が誕生したのです」とエピソードを披瀝。

こうして春待ち桜と能登照葉の花とお酒のセットができあがり、20年は限定200セットを完売し、21年も200セット限定で販売される。お酒を扱うことから同社も別会社の(有)花座で酒販免許を取得し、各店の店頭でお酒単品の販売も行っている。

● 椿の縁で販路開拓
春待ち桜・能登照葉
「春待ち桜と能登照葉が商品化できた時点から、社名に椿の字が入っている東京の椿山荘に使ってもらえるようになりたいと念じていたし、機会があると目標として話していました。そんなある日、東京で開かれた石川県の物産展に出品していたところへ、偶然にも椿山荘の末澤社長さんが来場され、うちの社員に名刺を置いていかれたのです。その後、注文が入り、桜フェアをホテルで開催する期間限定で春待ち桜のお酒を使っていただき、能登照葉とのセットも販売していただくことができ、思いがけず夢が叶いました。全てが順調に回転していったのも、県の活性化ファンドの採択事業になったおかげだと感謝しています。自社だけでやっていたらまだまだ日の目を見てなかったかもしれません」と述懐する。

将来的には、この商品を金沢ブランドのギフトに育てたいと考えていることから、22年からは金沢市内と能登の各1軒の花屋さんにも扱ってもらうことになっている。
そうした輪を少しずつ広げ、販売量が増えれば、生産者にもメリットがあり、相乗効果で伸びていけることから、取り扱う店舗のネットワークを広げることがこれからの課題でもある。

● 使用済みバスケットを引き取るエコバスケット
花とも 店内
事業花ともでは、捨てるに捨てられず家に溜まっているバスケットを同店に持ち込むと、小さなものは100円、大きなものは200円の金券と交換するサービスを21年夏からスタートしている。

「回収したバスケットは、お客様にエコバスケットを使用してもいいか伺った上で、それでいい場合は、同じ予算でもバスケット代分お花が増えるメリットがあります。環境のために大きなことはできませんが、ささやかでも役に立てることがないかと思案した中からこのアイデアが生まれました。他店で購入したものでも受け入れているので、そうしたバスケットと金券を交換したお客様は必ずと言っていいほど、ウチへ花を新たに買いに来てくださり、わずかな金券で大きな相乗効果が生まれています」と顔を綻ばす。

● 『ありがとう』でお客様とつながる店
記州陽子社長
「お客様は、買い物をされた後に必ずと言っていいぐらい、お金を払っているにもかかわらず『ありがとう』と言って帰られます。お客様がお金を払った後に『ありがとう』と笑顔で帰っていただくことができる店でありたいと常に思っています。経営者としては社員のリストラをすることなく、ずっと雇用し続けられる経営者でありたいです」と満面の笑みで語る。

花ともの4店舗に勤務する13名の社員の中には、フラワー装飾技能検定という国家検定の1級有資格者が2名、2級有資格者が3名いる。
本来なら、独立しても不思議ではないが、結婚退社や出産退社以外の理由で退社する従業員が過去に一人もなく、長い人は勤続20年以上になる。それだけ働く側にとって居心地の良い会社である証左であり、記州社長の人柄に惹かれて勤続年数が更新されている。

「人との出会い、ご縁を大切に、これからも花を介して幸せをお客様にお届けする一番身近な町の花屋に徹していきたい」と決意を新たにする記州氏である。

インタビューを終えて・・・
「自分たちが自信を持って勧めるものをお客様に納得して買ってもらう商いしかやりたくない」との記州氏の熱い思いが、スタッフはもちろん、店内の品揃えにも漲っている。金沢発の新しいブランドを大切に育て、後世に大きく花咲かせてもらいたい。

(株)花とも 桜田店 外観
商 号 (株)花とも
住 所 金沢市木越町ヨ71-1
電話番号 (076)251-0008
創 業 昭和52年
URL http://hanatomo.info/

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 みなみ酒販

「旨い酒を 旨い時に 旨い状態で」をモットーに頑張る町の酒屋さん みなみ酒販


バブル崩壊後の景気の低迷、リーマンショック後の個人消費の落ち込みで、シャッター通りと化した小松駅前のサンプラザ中央通り商店街。ここへきて小松製作所小松工場の閉鎖、小松大和の22年閉店と、暗いニュースが追い討ちをかける状況下にあって、4代目店主が御用聞きや配達に飛び回り、母親と愛妻が店を守って頑張っている数少ない町の酒屋さん・みなみ酒販に伺い、おかみさんと4代目店主の南 健太さんにお話を伺った。


● 環境の激変に追いつかず
サンプラザ中央通り商店街
昭和から平成にかけて、小松市内にも大型ショッピングセンターの出店が相次ぎ、車社会の進展、バブル崩壊で商店街は一気に廃れていく。

先代が商店街振興組合の理事長を務めていた頃までは、まだ商店街としてイベントを行ったり、一致団結して誘客に向けた売り出しを行ったりしていたようだが、先代が急死して以降は、まめに世話をする人がいなくなり、商店街活動も失速し、商店街としての機能をなしていないのが実情のよう。

4代目と同年代で後を継いだ若手たちは、自店の商いが忙しいために商店街全体の世話をする暇がなく、商店街を引っ張るリーダーの不在もあって年々寂れる一方である。「以前は商店街の中に店を構えていれば、それで商売が成り立ちましたが、今は店を開けているだけではお客さんは来てくれません。商店街としての体を為していない今は、自分の店にいかにしてお客さんに来ていただくか、今あるお客さんをいかに大事に守っていくか、そこにかかっています」とおかみさんは力を込める。

● 「仕事はちゃんとしろ」が先代の口癖
みなみ酒販
先代は、とにかく全ての面において几帳面で、店内はもちろんのこと、倉庫内も誰が探しに行ってもすぐ分かるように在庫商品がきちんと整理整頓されていたそうだ。その点は健太さんの苦手な部分とか。

「整理整頓はもちろんのこと、商売全般についても親父のように細部まで気を配ったことが全くできていなくて、親父から『ちゃんとしろよ』といつも注意されていたことが常に頭を過ぎります」と苦笑する。
その足りない部分をおかみさんと奥さんのあいかさんがうまくカバーし、みなみ酒販のチームワークが形成されている。

● 愛妻あいかさん手作りのホームページが奏功
みなみ酒販 ホームページ
みなみ酒販のホームページを見ると、とても素人が製作したとは思えない完成度の高いものになっている。

4年前にホームページをアップした際、「1年間だけ試験的にやってみようか・・」そんな思いで奥さんのあいかさんが独学で立ち上げたもの。時を同じくして楽天に出店したことで、ホームページへのアクセス数が日に日に増え、1日に100人、200人とアクセスがあり、お客さんから『ホームページが見にくい』といったクレームがあると、その都度、あいかさんが修正を加え、人気のあるホームページのレイアウトを参考にしながら試行錯誤を重ね、そうした繰り返しで今日の形に充実してきたという。

● 誘客の一因となるプラスα
駄菓子
現在のみなみ酒販の売上構成比は、楽天が1割弱、飲み屋さんを含めた飲食店向けが3割、残り6割強が店頭販売と一般家庭向けの配達から成る。
「バブルが崩壊し、商店街に空き店舗が目立つようになった頃、亡くなった主人が、このままでは酒屋はなくなるとの危機感を持ち、酒類だけでなく、ついで買いしてもらえる割れせんべいなどの駄菓子、コラーゲンなどの健康食品関連の商品も置くようになりました。
みなみ酒販
こうした健康食品は、置いてあれば売れる商品ではなく、お客さんに啓蒙することで気に入ってもらえれば、それが口コミで広がっていく地道な取り組みですが、それでもしっかりと固定客を掴んでいます」とおかみさん。

● 先手先手の商い
地酒が並ぶ
日本酒については、遡ること三十数年あまり前、先代とおかみさんが石川県の酒を主軸にして商いすることを決め、当時県内にあった47蔵元の酒を全て店頭に揃えて販売し始めたという。それから長い歳月を経て地元のお客さんの支持を得て残ったのが現在扱っている蔵元とのこと。

時代の先を読んだ積極的な商いが先代の真骨頂だったようで、「ウイスキーでも主人はシングルモルトが好きで、珍しい逸品を仕入れお客さんを掴んでいました。
泡盛や焼酎の瓶からの計り売りを早くから採り入れるなど、アイデアマンでもあった」とおかみさんは述懐する。

● 創業100年を機に「生の松(いけのまつ)」を復活
生の松
明治33年から昭和18年まで、みなみ酒販の本家である南酒店は小松市荒木田町で酒造業を営んでおり、その時の主要銘柄が「生の松」だった。

みなみ酒販の初代・南善造氏が南酒店から分家し、大正7年に南酒店の支店として創業し、今日のみなみ酒販に至っている。
4代目の健太さんが創業100年の節目に、当時の酒を復活することを思い立ち、現代の名工として知る人ぞ知る鹿野酒造の農口尚彦杜氏とみなみ酒販のコラボレーションで、「生の松」が復活する運びとなり、ラベルも当時貼られていたものを復刻させた。

● 町の酒屋を堅持
みなみ酒販 外観
酒類販売の世界も安売り量販店の台頭、コンビニやスーパーでも酒類が販売されるなど、町の酒屋さんを取り巻く環境は、極めて厳しい。そのうえ、小松駅周辺では小松工場の閉鎖、22年の小松大和の閉店が決まり、益々来街者が激減することが予想される。

みなみ酒販
「酒屋にとって、お中元やお歳暮といったギフトの時期は一番のかき入れ時ですが、不景気の影響で従来まで1軒あたり5千円だった予算が3千円になるというように、全体的に単価が下がってきているところへ、小松工場の閉鎖や小松大和の閉店と、益々厳しい環境になり、正直この先どうなるのか不安でいっぱいです」とおかみさんが複雑な胸の内を。「厳しい環境になっても親父が言い残してくれた『ちゃんと仕事をする』ことを肝に銘じ、お客さんを大切にし、昔ながらの町の酒屋さんとしての商いに邁進していきたい」と、若き4代目は決意を新たにする。

インタビューを終えて・・・
かつては活気のあったサンプラザ中央通り商店街も今は閑古鳥が鳴いている。そんな中で個店の魅力を発信して頑張っている数少ない店の一軒がみなみ酒販である。そうした元気ある店の若手後継者たちが連携し、再び商店街に人と活気を呼び戻してもらいたいものである。

みなみ酒販 外観
商 号 みなみ酒販
住 所 小松市土居原町255-3
電話番号 (0761)24-0536
創 業 大正7年
営業時間 8時30分縲鰀20時
定休日 水曜日
URL http://www.rakuten.co.jp/minamishuhan/

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 イル ピアット ハタダ 

能登の新鮮な魚介・野菜をイタリアンで供す イル ピアット ハタダ


七尾港の能登食祭市場からほど近い、恵寿総合病院先の桜川大橋を渡ってすぐのつつじが浜交差点を左折すると、突き当たり左角に3色のイタリア国旗が風にはためく店がある。口コミで人気が広がり、七尾市内の美味しいイタリアンレストランとして評判の『イル ピアット ハタダ』である。
能登の食材にこだわった料理に情熱を注ぐ畑田寛シェフにお話を伺った。

● 営業マンからシェフに転身
オーナーシェフ 畑田寛 氏
大学を卒業し、大手事務機メーカーの営業マンとして働いていた畑田氏は、各地への転勤があるうえに、県内に戻っても金沢勤務のため、実家のある穴水までなかなか戻れず、将来的に親との同居を考えていたことから、27歳で退社を決意する。とはいえ、その後の仕事が決まっていたわけではなく、とりあえず朝5時から午後3時までは片町の鮮魚店でアルバイトし、夕方から深夜にかけては金沢国際ホテルのイタリアンレストランの調理補助のアルバイトを始める。

一年あまりが過ぎた頃、調理長から「社員になって勉強したらどうか」と勧められたのがきっかけで、本格的に料理人として修業することに。
それから10年あまり勤めた後退社。さらに、東京に出て有名店で修業すべく面接を受けて合格するも、都内での生活や諸々を熟考した結果、若いうちに地元に戻って店を持った方が賢明と判断し帰郷する。

● 多難を乗り越え開店にこぎつける
イルピアットハタダの店内の様子
実家の穴水に戻り、通える範囲内の能登の地で店を持ちたいと物件を探し始めていた時、石川県に災禍をもたらした能登半島地震が発生し、自宅が半壊。「ようやく家を直したと思ったら父親が他界し、自分にとって大変なことが続きましたが、知り合いの伝手でいろいろ見て回った中で、この店しか選択の余地がなかった」と振り返る。
こうして平成19年の秋に『イル ピアット ハタダ』をオープンする。

店名を日本語に直訳すると・ス・ス畑田のお皿・ス≠フ意で、そこから・ス・ス畑田の料理・ス≠ニの思いで命名したもの。「まだあちこち改装したり、購入したい設備などもありますが、オープン当初の借り入れがたくさん残っているので、まずはこれを返済していくことで精一杯です」と苦笑する。普通の民家のような外観だったことから、少しでもイタリアンレストランらしく見えるようイタリア国旗をはためかせ、店内にはイタリアから輸入した特徴ある小物を並べ、イタリアにまつわる音楽をBGMに流すなど、一歩店内に足を踏み入れると、そこはまさにイタリアンな我が家という雰囲気が醸し出されている。

● 食材は可能な限り地元能登産
能登ワインとパスタ
地元の農家の方々が丹誠込めた野菜、能登で水揚げされる新鮮な魚介など能登の食材をメインに使用している。穴水の実家を朝出てから能登島の農家へ寄って野菜を仕入れたり、直売所で買い出ししてくるのが日課になっている。ワインも穴水の能登ワインを揃えるなど、自らの地元にあるものを大切にする、ひいきにすることから入るのが畑田流。「料理については特別変わったことは何もしていません。何しろ一人でやっているのでできることには限界があります。ただ、金沢国際ホテル時代に自分が担当していたパスタだけは他の店に負けたくないという思いで日々精進しています」と力を込める。

食材だけでなく、イタリアンではあるが、調味料として能登のいしりを使用しているのも同店の特徴であり、料理とマッチしてなかなか好評のよう。

新しいメニューを考える際のポイントを伺うと、「食材のロスを出さないことが絶対条件です」と即答。新メニューを考えると、食材が数種類必要になる。そうした食材をランチでもディナーでも使い回すことができるメニューづくりを季節感を盛り込みながらしなければならず、いつも頭を抱えるようだ。季節感に重きを置きすぎると特殊な野菜や高価な魚介が必要になり、他の料理に使い回しができずロスとなるため、奇をてらわずオーソドックスなものが自然と中心になるという。

● 常連客に支えられ2周年
できるだけ地元の食材を使用
オープンから2年が経過し、地元七尾市内だけでなく、輪島や珠洲、遠くは金沢や加賀方面からもわざわざ来店してくださる常連客が増えた。

イタリア料理を提供する店ではあるが、いろんな嗜好の顧客に対応できるよう、ワインだけでなく、日本酒や焼酎も取り揃えている。顧客の年齢層は20代後半から70代のお年寄りまで幅広いが、メイン層は30代から50代とのこと。
「来店されるお客様から日々さまざまなことを教えていただいたり、料理のヒントをいただき、それに自分なりのアレンジを加え、喜んでいただけるメニューづくりを心がけています」と語る通り、ランチはパスタランチが1,200円、おすすめのコースランチが2,800円、ディナーはパスタコースが2,000円、シェフおすすめコースが3,500円とリーズナブルな価格が魅力だ。

「注文を受けて料理を提供することで精一杯で、サービスのレベルはまだまだです。それでも手が空いた時はできるだけフロアに出て、お客様に料理の説明をしたり、感想を聞かせていただいたり、コミュニケーションを取る努力をしています」とシェフの人柄が垣間見える。

● イタリアン弁当を新たな柱に
イルピアットハタダの意味は畑田のお皿
「近くの病院や事業所のお客様から、会議の時に出すイタリアン弁当を作ってもらえないかとの要望が多くなってきていることから、新たな事業の柱として取り組むことを検討しています」と前向きに語る。

人手がないため、お客さんに店まで取りに来てもらう形になるようだが、一般客向けではなく病院や事業所などの会議で使う価格帯が2,000円前後の付加価値の高い弁当だけに、これが軌道に乗れば安定した収益の柱になる可能性が見込めることから、既にメニューの試作に着手している。

● 七尾にハタダありを目指し
イルピアットハタダ 店内の様子
「能登へ行くならハタダでランチを食べようと言っていただけるようになることが、私の目標です。そのためにもピザ釜を入れて自家製ピザもやりたいと思っていますが、まずは日々来店してくださるお客様に真心込めた料理を提供し、大切におもてなしすることに邁進したい」と、日々の地道な努力でファン客を増やしていくことを自らに言い聞かせるように語る。

能登へお出かけの際には、イタリア国旗がはためくイル ピアット ハタダを訪ね、能登のイタリアンを是非ご賞味あれ。

インタビューを終えて・・・
能登で純粋なイタリアンにこだわった貴重な店。純朴な人柄のシェフが、能登の大自然で育まれた食材に愛情をこめて調理した文字通り能登のイタリアンが地元だけでなく広く県内に浸透し始めてきていることを実感。


イル ピアット ハタダ 外観
商 号 イル ピアット ハタダ
住 所 七尾市小島町大開地1-5
電話番号 (0767)58-3636
創 業 平成19年
営業時間 11時30分縲鰀14時30分
17時30分縲鰀21時
定休日 水曜日
URL http://www5.plala.or.jp/Hatada/

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 ル ミュゼ ドゥ アッシュ

No.1同士のコラボで能登の魅力を発信! ル ミュゼ ドゥ アッシュ

10月に入り、潮風が心地よい和倉温泉を訪れた。和倉温泉と言えば、『プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選』で29年連続日本一の栄誉に輝く旅館・加賀屋がある。
その加賀屋と七尾市出身で日本を代表するパティシエ・辻口博啓氏のコラボレーションで誕生した『ル ミュゼ ドゥ アッシュ』を訪ね、シェフ パティシエの永田欽哉氏にお話を伺った。

● 七尾の活性化が共通の願い
『辻口博啓美術館』ならびに『ル ミュゼ ドゥ アッシュ』
自身の出身地である七尾に格別の思い入れがある辻口氏は、かねてより能登の食材を使ったスイーツを通して、能登の魅力を発信することができないかとの思いを抱いていた。
一方、加賀屋は和倉温泉活性化のために、温泉地に人を呼び込める魅力あるものを作れないかと模索していた。

そんな時、地元七尾出身の辻口氏とコラボレーションすることで、より多くの人に七尾ひいては能登の魅力を知ってもらうことができるのではないか、そうした双方の七尾を思う情熱が、平成17年、『辻口博啓美術館』ならびに『ル ミュゼ ドゥ アッシュ』のオープンという形で結実する。

金沢出身の永田シェフも辻口氏同様に、子供の頃に食べたケーキの美味しさ、楽しさに感動したのが、この道へ進んだきっかけ。高校を卒業すると大阪の製菓専門学校へ進み、関西で12年あまり、一流ホテルを転々として修業を積み、コンテストに出場した際、辻口氏が審査員の一人だったことが縁で、後に東京・自由が丘の『モンサンクレール』で一年あまり働いた後、和倉への出店に合わせてシェフパティシエとして地元に凱旋した格好だ。「和倉から日本全国へ、そして世界へ、能登の魅力を発信したいとの思いは、辻口も私も同じです」と熱く語る。

● 地元の食材にこだわる
オリジナルケーキ
東京・自由が丘にあるモンサンクレールと和倉ならびに金沢のル ミュゼ ドゥアッシュでは、全てのケーキの配合も使う食材も異なる。東京の店と2点だけ共通な"自由が丘ロール"と"セラヴィ"は配合や製法は同じでも、能登で生産された能登ミルクやセイアグリーの健康卵を使用していることから、味わいは全く異なる。「その味わいの違いを東京から来られたお客さんに楽しんでいただきたい」と永田シェフは顔を綻ばす。この2点以外は、全て石川オリジナルの配合で製造されているため、ここでしか味わえない。

地元の食材を取り入れるにあたって、素材そのものの味わい、美味しさを素直に表現したケーキづくり、これが辻口氏のこだわりであり、永田シェフが日々心がけていることでもある。と同時に、和素材の和をそのまま出すのではなく、和と洋の融合がキーワードであり、それを表現する辻口氏のセンスが何とも絶妙である。

● 地元食材のパワーが感じられるモノづくり
ケーキと焼き菓子
「地元の食材は生産地まで足を運び、自分の目と舌で確かめ、生産者の顔が見えるモノづくりを実践しているので、何よりも安心して使うことができます。
どんなにいい食材でも遠方からトラック便で運ばれてくると、移動した時間分だけ負担がかかり、食材本来のパワーが減少していると思います。
その点、産直のパワーは地元で使うことで十二分に発揮でき、地元の人たちの真心がこもったパワーが必ずできあがった商品に反映され、ここへ来て食べていただくことで、そのパワーをお客様にも享受していただけると思っています」と、ケーキや焼き菓子を通じて、能登の地元力を発信していくことが自らの役割と肝に銘じ、一つ一つの商品に真心をこめ、お客様に届ける店づくりに邁進している。

● 地元食材のラインナップ
地元の素材を活かしたオリジナルケーキ
能登ミルクの美味しさを素直に表現した"能登ミルク杏仁"、輪島の活地気米を使ったクリームと杏のクリームから成る"リ・カッチキ"、珠洲の塩を使ったタルトキャラメルとクレームショコラから成る"セルノワ"、加賀棒茶を練り込んだロール生地と能登大納言の小豆を組み合わせた"加賀棒茶ロール"、能登の赤ワインで煮込んだイチジクをフレッシュクリームチーズで包んだ"ヴォーグ"等々バラエティーに富んでいる。
その他、鳥屋酒造の吟醸酒"水面に映る月"を使ったショコラも人気とか。

現在、生菓子は30種類、焼き菓子、パン、チョコレートを含めると100種類あまりのアイテムが華やかにショーケースを彩る。

● 県立美術館に出店して1年
ルミュゼドゥアッシュKANAZAWAの店内
「金沢のお店は、オープン当初から大変多くのお客様にご来店いただいていますが、あまりの混雑でゆっくりケーキを楽しんでいただくことができず、おもてなしの面ではかえってご迷惑をおかけしています」と恐縮する。
くつろいだ雰囲気の中でケーキとお茶を楽しんでいただくことが同店のコンセプトだけに、もてなし面ではまだまだ合格点はつけ難いようだ。

製造スタッフは各店に12名あまり、そのスタッフで1日平均約600個前後のケーキを製造する。連休になると2,000個近いケーキを製造する日もあり、早朝から閉店まで製造しっぱなしでも追いつかない状況になるという。和倉の店でも金沢の店でも、全て一からその場所で製造し、作りたてのフレッシュな美味しさを味わってもらうことにこだわっている。

● 子供たちに夢を与える基金を設立
話題の焼き菓子「YUKIZURI」
今年(平成21年)発売された焼き菓子"YUKIZURI"が話題になっている。この商品の売上の一部を寄付し、辻口博啓夢基金として、子供たちに夢を与える事業に使いたいと考えている。

自身が子供の頃に抱いた夢を叶えたことで、未来ある子供たちに夢を与えたいとの思いからこの基金を設立することに。具体的なことはこれからだが、永田氏によると「辻口はかねてから絵画コンクールを行い、入賞した子供たちをルーブル美術館に連れて行き、本物の空気観、世界観を体感してもらい、それをきっかけに子供たちが更なる夢を持てるようなことがしたいと口癖のように言っています」とのこと。

"YUKIZURI"は同店だけでなく、北陸自動車道の北陸3県内サービスエリア、小松空港、能登空港、兼六園内茶店でも販売されており、子供たちに夢を与える事業の実現が待望される。

● 全ては地元の活性化のために
シェフ パティシエ 永田欽哉 氏
地元にはまだまだ多くの食材があるだけに、さらなる広がり・可能性が大いに期待できる。「生産者の方たちも自分の育てた食材で作られたケーキを見て感嘆の声を上げられ、作り手としてこんなに嬉しく、楽しく、やり甲斐のある仕事はありません」と満面の笑みで語る。

そんな永田シェフの陣頭指揮の下、『自分はこの店で頑張りたい』という意欲に溢れたスタッフたちが、辻口氏のスイーツに込める情熱を各々のハートに焼き付け、加賀屋ならびに辻口氏のブランド名に恥じることのない魂のこもったケーキ、焼き菓子をスタンバイし、今日もお客様を迎えるル ミュゼ ドゥ アッシュである。

インタビューを終えて・・・
加賀屋ならびに辻口氏のネームバリューは全国ブランドだけに、お客様の期待値も高く、少しでもその期待を裏切ることがあってはならない。その意味で、No.1の宿命を抱える両者が常に緊張感を持った真剣勝負で挑んでいる。「やさしさが私のケーキづくりの裏コンセプトです」と照れながら語る永田シェフの言葉が印象的。

ル ミュゼ ドゥ アッシュ 外観
商 号 ル ミュゼ ドゥ アッシュ
運営会社 (株)レグレット
(日本語で白鷺の意)
住 所 七尾市和倉町ワ部65-1
電話番号 (0767)62-4000
創 業 平成17年
営業時間 9時縲鰀19時
URL http://www.kagaya.co.jp/le_musee_de_h/

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 鹿野酒造(株)

八重菊や 酒もほどよし 常きげん 鹿野酒造(株)


加賀市八日市町地内に、蓮如上人巡錫の地として伝わる名水「白水の井戸」がある。
今から10年前、この井戸を再興し、清酒の仕込み水としても用いているのが、文政2年(1819年)の創業から190年あまり、6代にわたって受け継がれている『常きげん』の蔵元・鹿野酒造である。鹿野頼宣社長に酒造りに託す思いを伺った。

● 酒造りは「人」
農口尚彦 杜氏
日本酒離れと言われて久しいが、時代と共に杜氏の後継者がいなくなってきていることが、全国の蔵元にとっての最重要課題であることは言うまでもない。

かつて他社に勤めていた農口尚彦杜氏が65歳の定年を迎え退職することを耳にした鹿野社長が懇願し、自社の杜氏に迎え入れてはや12年。76歳とは思えないバイタリティーで日々酒造りに取り組み、社員の若手蔵人たちに杜氏のイロハを伝授している。「酒造りは住み込みでやる作業だけに人の和が一番大切で、造り手のコミュニケーションが円滑になっていないと、いかにいい原料を準備してもいい酒はできあがらない」と、鹿野社長は酒造りにとっていかに人が重要かを強調する。
現在、36歳の副杜氏を農口氏の後継にすべく力を注いでいる。

● 酒造りは「米」
酒造りに不可欠な酒米・山田錦遡ること14年あまり前、酒造りに不可欠な酒米・山田錦の割当が少なく、思うように確保できなかったことから、自分たちで山田錦を栽培することを決意する。

自社周辺の田に山田錦の苗を植えて栽培をスタートさせる。
当初は、普通の水稲に比べて稲穂の丈が長いため、台風が来るたびに倒れて苦労したようだが、今では毎年安定した収穫を得ている。

「これまで兵庫産の山田錦が一番と思っていましたが、自前で栽培した山田錦を使用した常きげん大吟醸が金賞を受賞したことで、米の栽培方法次第で地元産でも遜色ないことが証明されました」と顔を綻ばす。
とはいえ、自家米の収穫量は80俵足らずと限られているため、全出荷量に占める自家米の使用比率は5%程度と、まだまだ兵庫産・山田錦に頼らざるを得ないのが現状のよう。「この土地で山田錦が栽培できるのも地球環境の温暖化によるものだと思います。そう考えると、手放しで喜んでいいものか、このところ台風も少なくなってますしね・・・」と複雑な表情に。

● 酒造りは「水」
白水の井戸
蓮如上人が吉崎御坊にいた四年半あまりの間に北陸を布教して歩き、その途中この地に立ち寄り、掘った井戸がこの集落の生活水として使われていた。それが昭和40年代に上水道に切り替わり、存在そのものが忘れ去られていた。

たまたま、平成10年が蓮如上人の500年忌にあたり、この井戸の取材を受けたのを機に、再興することを思い立ち、平成9年に自費を投じて『白水の井戸』を整備する。

清酒の仕込みには自社敷地内の井戸水を使用しているが、再興を機に白水の井戸水も仕込み水として使い始めている。「田園酒蔵」とも称される当蔵にとって白水の井戸の佇まいは、その名に相応しい趣である。

● 『常きげん』の由来
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昔は米が貴重品だったことから、豊作の年は村人を集めて酒盛りをして祝ったものと思われる。
そんな折りに、4代目当主が常に豊作であって欲しいとの願いを込めて詠んだ『八重菊や 酒もほどよし 常きげん』の句から常きげんの名が誕生したという。

本来なら上機嫌となるところを「上」ではなく「常」にしたあたりが心憎い。

● 農口杜氏の山廃仕込みが看板
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健全な酵母の働きには、乳酸が不可欠だが、山廃仕込みは自然界の乳酸菌を利用するため、山卸(櫂入れ)を廃止した古式の仕込み方法であり、通常の速醸造りより日数が2縲怩R倍必要となる。これが農口杜氏が得意とする技であり、他の追随を許さない名人技である。その奥義を若い杜氏たちに伝授しているところでもある。

腰の強いコクと鋭いキレ味が特徴で、売上の半分近くは山廃仕込みが占め、自他共に認める鹿野酒造の看板商品になっている。それを裏付けるかのように、今年に入り能登杜氏組合能登町支部きき酒会最優秀賞、能登杜氏自醸酒品評会最優秀賞、金沢国税局新酒鑑評会優等賞と受賞を重ねてきた農口杜氏の渾身の美酒「常きげん 大吟醸」が全国新酒鑑評会金賞を受賞している。

● 日本酒には厳しい時代
鹿野酒造 ホームページ
バブル期のチューハイブーム、ワインブーム、その後の焼酎ブームと、度重なるライバルの台頭で、10年前に比べると、全国ベースで日本酒の消費量は半減している。

「日本人の主食が米であることを考えると、もっともっと日本酒を飲んでもらいたいと思い、日頃からききちょこ会などを開催しています。イベントを開くと若い女性がたくさん来てくれるのですが、それが思うように実需につながらない。やはり、日本人の食の洋風化がこれだけ進んでいる時代だけになかなか難しいですね」と複雑な表情だ。

かつての商いは、加賀の温泉旅館で成り立っていたと言っても過言ではなかったが、バブルが崩壊し、温泉旅館が相次いで倒産する事態となり、積極的に県外へ営業に出ることで何とか落ち込みをカバーしてきている。そうした努力の甲斐あってほぼ北は北海道から沖縄や海外まで、量の多少はあるにせよ、常きげんブランドが販売されている格好だ。

現在では温泉旅館の直売はほぼゼロに等しく、小売店が6割、問屋が4割(含むネット販売)という構成になっている。「今となっては高い授業料も払いましたが、温泉旅館のおかげで今日の基盤を築かせてもらったと感謝しています」としみじみと語る。

● 愛される酒造りに邁進
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農口杜氏の職人技を若い杜氏が何分の一かでも身につけてくれることを切望する鹿野社長は、「『常きげん』という名前に込められた代々の思いを大切に受け継ぐ蔵人と社員を育てること。人、米、水へのこだわりは、これまでもこれからも変わることなく、鹿野酒造の原点として伝え続けていかなければなりません。その意味でも、息子にはもっともっと技術や営業力を身につけ、代々受け継がれてきた酒造りへのこだわりを肝に銘じて頑張ってもらいたい」と思いを込める。

「日本酒は日本人のために先祖が英知を結集して誕生させたお酒であるだけに、たとえ時代が変わっても、日本人にとって、日本人の食卓に身近な存在であり続けたいと願っており、造り手である我々の努力が足りない点も否めませんが、日本人の心の癒しに欠かせないお酒として末長く愛される商品づくりに、これからも邁進していきたい」と決意を新たにする鹿野社長である。

インタビューを終えて・・・
全国の酒蔵が一様に杜氏の後継者育成に苦労している中、鹿野酒造さんには鬼に金棒とも言える黄綬褒章受章の現代の名工・農口杜氏という心強い達人が若手を指導・育成されていると伺い、酒造りの伝統を確実に受け継いでいく暖簾に託された思いを共感させていただいた。

鹿野酒造(株) 外観
商 号 鹿野酒造(株)
住 所 加賀市八日市町イ6
電話番号 (0761)74-1551
創 業 文政2年(1819年)
URL http://www.jokigen.co.jp/

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 (有)三共農園 

おいしい、楽しい、夢の国、加賀フルーツランド (有)三共農園

安・近・楽の観光ニーズと高速道路1,000円の相乗効果で、このシルバーウィーク期間中、多い日は1,500人を超す来場者を記録したスポットが、加賀市にあるフルーツの楽園・加賀フルーツランドである。フルーツ狩りはもちろんのこと、バーベキューコーナーも連日満席の人気だったという。
加賀フルーツランドを運営する(有)三共農園の岸省三社長にお話を伺った。

● 加賀フルーツランドができるまで
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古くから加賀市内一帯では、ぶどうの栽培が盛んに行われていたが、昭和38年の三八豪雪で壊滅的な被害を受け、それを機に降雪の少ない海岸丘陵地の加賀市豊町一帯で40年から44年にかけて新しいぶどう園が造成された。

それから20年あまりの歳月が流れ、昭和から平成に替わる頃になると、高齢化による離農や後継者不足という問題が表面化してくる。そのような状況から、自然との触れ合いや癒しを求める消費者ニーズに着目し、豊町果樹生産組合、加賀市農業協同組合、(有)三共農園が一体となって遊休農地等を活用した観光農業プランを策定。その具体的な事業が「加賀フルーツランド構想」である。
(有)三共農園を核としたフルーツランド新規事業計画が本格化し、農地の集団化、衰弱樹の改植、果樹生産物の高付加価値化、直販の効率化等々を目指し、近隣果樹農家との提携を促進するとともに、国庫等の補助を受けて農村交流研修施設を建設し、平成5年1月に加賀フルーツランドがオープンする。

● 果実が収穫できるまで
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何年もの忍耐が必要果樹栽培は、木を植えてから果実が実るまで品種によって3年から8年の歳月を経過しないと収穫できないため、その間は収入ゼロで乗り切らなければならず、資金面での苦労は多かったようだ。

代表取締役 岸省三 氏
「地元の生産組合の皆さんはもとより、加賀市農業協同組合さんがとても協力的に力になってくださったおかけで、事業の立ち上げはスムーズにできたと感謝しています。若い人たちが果樹栽培に夢を持てるような施設をやりたいとの一心で邁進してきたので、自分自身は苦労したと思っていませんが、従業員には大変な苦労をかけてきたと申し訳なく思っています」とこれまでを振り返る。

● 年間通してフルーツ狩りが可能
パークゴルフとバーベキューも楽しめます
年間を通して旬のフルーツ狩りができるところは、全国的に見ても大変珍しい。

石川県はいろんな果物の北限であると同時に南限であることから、試行錯誤を繰り返しながら新しい果物を育てることに挑戦してきている。
現在では、春先のいちごを皮切りに、さくらんぼ、ブルーベリー、ぶどう、なし、りんごの順に年間を通してもぎとり体験できる。その他に柿、栗、いちじく、西洋なしの栽培をしており、みかんの栽培にもトライしている。

正確な入場者数はカウントしていないとのことだが、おおよそ10万人強の年間来園者があるという。その内訳は、県内が4割、隣県の富山・福井が4割、あとの2割が関西・中京方面から。意外なのは、外国人のツアー客が増えてきているとのこと。
「高速道路1,000円の効果は絶大で、今年は県外からのお客さんがかなり増えています」と顔を綻ばす。フルーツランド入口に整備されたパークゴルフ場の利用者も近年増えてきており、中には旅行会社のツァーに組み込まれるケースもあるようだ。リピーター率が高いのも特徴で、そうしたお客さんがまた新たなお客さんを連れて来園するという好循環が生まれている。

昨年(平成20年)から土・日・祝日限定で始めた『フルーツバイキング&チョコレートフォンデュ』は毎回大盛況で、金沢を中心に若い女性が殺到する人気ぶりとか。

● オリジナル商品の充実にも取り組む
オリジナルジャム
加賀フルーツランドで収穫された果物を原料に、ジュース、ワイン、ジャムなど美味しい食べ方を提案することで、付加価値の高い商いを展開している。
売上に占める内訳は、フルーツのもぎ取りが3割、バーベキューを含めた飲食が3割、物販が3割、自家栽培のフルーツを原料としたジュース・ワイン・ジャムが残りの1割という状況で、オリジナル商品の伸びが顕著なよう。現状では外部へ委託して製造しているが、将来的には製造体験工房的な施設を作ることも思い描いている。

オリジナルジャムとジュースが入った贈答用セット商品
こうしたオリジナル商品の売れ筋を伺うと、1位ジャム、2位ジュース、3位ワインの順。ホームページでも通販は行っているが、やはり実際にフルーツ狩りを体験した人たちが、売店で現品を見て購入する比率が圧倒的に高いようだ。お中元やお歳暮の時期には贈答用のセット商品が相当数出るようになり、産地直送の新鮮なフルーツを届けたいというニーズが高まっていることを実感している様子。そうした贈答品でジャムをもらった人が、今度は実際にフルーツ狩りに行って食べてみようと来園するケースが増えてきているという。

地元で美味しいかぼちゃがあると聞けば、ポタージュスープを試作し、美味しいトマトがあると聞けばトマトジュースを作りと、新しいことにも積極的にチャレンジしている。「加賀市内で収穫された野菜にも目を向け、美味しいものを多くの人に知ってもらいたい」との岸社長の熱い思いが伝わってくる。

● オーナー制度も好評
りんご園
果樹園のオーナー制度は、ぶどうとりんごで300名余りが登録しており、収穫時期になると来園し、自らの手で収穫することが醍醐味となっているようだ。

最近では、保育園や学校がオーナーとなり、収穫時期に園児や生徒たちが来園し、もぎとり体験をするといった食育の一環として利用されるケースが目に見えて増えてきているという。

● 果物と花のパラダイスめざし
三共農園 店内
加賀フルーツランドの魅力をもっと多くの人に知ってもらえるようなアンテナショップを金沢市内に設けることも検討中である。

石川県産りんごの新品種『秋星』を昨年からジャムにして販売したところ「美味しい」と大盛況で、瞬く間に完売したことから、今年はジュースの販売も計画し、昨年の倍近い収穫を目指している。

「オープンから16年の歳月をかけていろんな果物を育ててきましたが、まだまだお客さんが食べたいと思う品種がたくさんあるわけで、種類のさらなる充実と加工施設の整備が当面の課題です。と同時に、季節の花をもっと増やし、花とフルーツでおもてなしできるパラダイスにしていきたい」と力を込める。子息が昨年入社し、若い社員たちと一緒になって頑張っている姿を見ながら、これからのさらなる発展に期待を込めるとともに、壮大な青写真を描き続ける岸社長である。

インタビューを終えて・・・
あと4年で加賀フルーツランドは開園から20年の節目を迎えるだけに、フルーツと季節の花々がフルーツランド全体を美しく彩り、来園者をもてなしてくれるようになれば、石川県を代表する観光スポットの定番となることは間違いない。そう確信して加賀フルーツランドを後にした。


(有)三共農園 外観
商 号 (有)三共農園
住 所 加賀市豊町イ59-1
電話番号 (0761)72-1800
創 業 平成5年
営業時間 9時縲鰀17時
URL http://www.furulan.com

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 (有)スローライフ 

スローライフを核とした事業を着々と (有)スローライフ 

金沢市内・橋場町交差点から東山方面に向かって車を走らせると、浅野川大橋を渡ってすぐの信号交差点角に大正ロマンを彷彿とさせる趣ある建物がある。東山のランドマーク的存在として、知る人ぞ知る『ビストロとどろき亭』がそれである。社名にもなっているスローライフをテーマに、独自の食ビジネスを展開する木村功一社長の商いとは。

● アルバイトがきっかけでこの世界へ
オーナーソムリエ 木村功一 氏
京都の立命館大学に通っていた木村青年が、暑い夏に友人がアルバイトしているホテルへ遊びに行ったところ、冷房が効いてとても快適だった。自分もこんな涼しいところでアルバイトしようと最初に入ったのが京都河原町三条にある京都ロイヤルホテル。この業界が肌に合ったのか、気が付くとホテルに就職し、ソムリエの道を目指していたという。

その後28歳で独立し、福井でルート・デュ・ヴァンという店を持ち、30歳でソムリエの資格を取得する。その後、福井に開業したワシントンホテル他、ソムリエとして福井を訪れるVIPの接待を一手に引き受けるまでになる。
ソムリエの上にシニアソムリエという資格があるが、当時は、誰でも受験できず、協会がこの人物ならと認めると初めて受験資格が与えられる難関だった。そのシニアソムリエの資格を32歳で取得し、その後8年あまり、北陸でシニアソムリエの有資格者は木村氏ただ一人。そんな経歴もあって、ソムリエや利き酒師の協会の北陸支部長に就任する。

● 東山の建物に惹きつけられる
ビストロ金沢 とどろき亭
福井から金沢に来て、市内のホテルに寄り、金沢東インターから高速に乗って富山のホテルに通うのが、支部長時代の決まりのコースだった。「その時、東山のこの建物の前を通るたびにおもしろい建物があるなと気になり、今思うと吸い寄せられるように惹きつけられた」と述懐する。

ある日、今は亡き国本化粧品店の先代に「となりの建物を借りたいが・・・」と話すと、何をしたいか問われ、「レストランをやりたい」と答えると、「それはいい。ひがし茶屋街をこれから整備していく時だけに、レストランをやるのなら助成金を引っ張ってきてあげる」とまで後押しされる。
幸いにして大家さんも快諾してくれ、平成8年にビストロとどろき亭をオープンすることができた。

葡萄酒街道(わいんかいどう)
その際、出資してもらったソムリエの先輩でもある右田圭司氏に「甘えついでに東京のソムリエスクールで勉強させてもらいたいとお願いしたところ、ソムリエスクールの事務長とワインの協会の事務長の仕事もやるように言われ、3足の草鞋を履いて勉強させてもらったことが、今の自分にとって大きな肥やしになっている」と振り返る。

とどろき亭が軌道に乗ったとはいえ、自分の給料までは出ない状況だったことから、東京から戻った平成10年に片町に葡萄酒(ワイン)街道をオープンし、自らの給料を稼ぐべく邁進する。

● 不況が直撃し、売上減とどろき亭 店内
「とどろき亭は私の店ではなく、東山のとどろき亭すなわち東山のランドマークとの認識をもっており、極端なことを言えば経営者は誰でもいいと思っています。
年中無休で深夜まで明かりをつけていることがこの店の使命だと捉えています」と界隈の活性化に供している。

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しかしながら、この不況で観光客が減っている上にお金を落とさなくなったため、ランチタイムの売上が数年前の3分の1程度に激減しているという。コンビニで簡単に済ませたり、近江町市場の飲食街に流れていると分析する。「夜のディナーで挽回しようにも、お酒を飲まないで水を飲みながら食事するお客さんがほとんどなのです」と嘆く。「道元禅師さんは、お茶を飲んで食事しなさいと言われています。水を飲んで食事するのは犬猫です。そんな思いもあって、当店ではランチタイムに水ではなくお茶をサービスしています。
お水を飲みながら食事されている姿を見ると、日本人の食文化が廃れてきていることを痛感し、情けなくなりますよ」と落胆の色を隠せない。

● 地産地消でからだにいい料理を提供
料理とワイン
とどろき亭の林料理長の実家が専業農家であることから、野菜の地産地消を実践している。「先日もお客様から『きゅうりとトマトの味が違うねぇ』と言われ、分かっていただけるととても嬉しいです」と顔を綻ばす。

野菜は仕込みに手間がかかる上に、傷みやすい食材のため、なかなか使いにくいようだが、とどろき亭では新鮮な野菜を可能な限り使うよう心掛けている。一見、そうしたこととソムリエは関係ないように思うが、「ソムリエというのは、この方にはこの料理がいい、この病気の方にこの食事はよくないといったワインの知識だけでなく、食医としての知識も不可欠なのです。つまり、韓国ドラマの『チャングム』にならないといけないわけで、私自身も食でお客さんの健康を管理できるチャングムを目標にしています」と力を込める。

● アラウンド50をターゲットにした店
犀楽
「若いときはステーキや焼肉、フランス料理などを毎日でも食べられますが、年齢と共に好みが変わり、あっさりとした和食指向になっていきます。それでも、懐石コースにある天ぷらや焼き魚の代わりに、美味しいステーキを3切だけ食べたいと思うようになるのです」と開店の動機を語る。そんな世代のニーズに応え、なおかつ和食(加賀料理)に合うワインを提供する店として、犀川べりに『犀楽』を平成19年にオープンする。ここは食材とメニューにこだわった店ゆえ予約をおすすめします。

● 気のゆるみは禁物
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サービス業にとって接客(挨拶)、掃除、服装に少しでも乱れが出た時はあっと言う間にお客さんが離れてしまう。とどろき亭では、当初女性スタッフが着物で接客していたが、着付けのできるスタッフが辞めた途端に、だらしない着方になり、観光地にある店の宿命でもあるが、観光客からのクレームがブログに書き込まれた。慌てた木村氏は、着物のユニフォームをやめ、自らがとどろき亭に毎日出て、サービスの質を今一度リセットすべく、スタッフのモチベーションとホスピタリティーの向上に日々汗している。

● 目指すはスローライフな生き方
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富山湾と立山連峰が見える七尾市内の農地を探し当て、この農園を仲間と一緒にやることが目下の楽しみ。それも趣味ではなく、適正な利潤を上げられる農業経営の確立をめざしている。金沢からバスを仕立てて観光農園ツァーができたり、そこで二次加工した商品を販売したり、通販したり、いろんな広がりが期待できるオンリーワンのビジネスモデルを構築すべく、文字通りスローライフを人生のテーマに掲げる木村氏の新たな挑戦が始まろうとしている。

インタビューを終えて・・・
社名であると同時に、自らのポリシーとして掲げてきたスローライフを文字通り実践できる環境が整ったことを何よりも喜んでいる木村氏。七尾の農園を核としてどんなビジネスが花開くのか、これからが楽しみである。

とどろき亭 外観
商 号 (有)スローライフ
住 所 金沢市東山1-2-1
電話番号 (076)252-5755
設 立 平成8年
店 舗 ビストロとどろき亭(東山)
葡萄酒街道(片町)
犀楽(片町)

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 九谷焼 鏑木商舗 

金沢九谷の魅力を武家屋敷から世界に 鏑木商舗


金沢で九谷焼を商い187年目を迎える老舗・九谷焼 鏑木商舗が、長年親しまれてきた武蔵ヶ辻から長町の武家屋敷に本店を移して4年の歳月が流れた。この間、同店の商いに大きな変革が起こっていると聞き、八代目当主・鏑木基由氏を訪ね、新たな局面を迎えている九谷焼 鏑木商舗の商いを披瀝願った。

● 全ての始まりは東京分店から
麻布十番 鏑木分店
鏑木氏が大学2年の時に先代が急死したため、而立(30歳)を迎えるあたりまで、九谷焼屋の後継ぎとして自分はどうあるべきか、どんな店づくりをすべきか、その思いをずっとノートに書きためていたという。
そこから見えてきた自らが理想とする店は、従来の武蔵の店では狭すぎて具現化できず、相応しい物件を探し求めていた。

そんなある日、東京の取引先から、『麻布十番に手頃な物件が空いているから見に来ないか』と誘われる。誘われると即行動する鏑木氏は、その日の夕方には飛行機に飛び乗り見に出かけた。立地のみならず、諸条件も申し分なかったことから、本店より先に東京・鏑木分店が誕生することとなる。

● 偶然が導いた人脈kaburaki_02.jpg
「東京分店の新装工事に関わった人たちとお祝いにもらったお酒を店内で飲んでいたところ、偶然店の前を通りかかった近所のお客さんたちが『えっ飲めるの?』と入ってきたんです。

各々に自分の行きつけの店から出前を取ってくれ、大いに盛り上がり、その面々の中にいた大手メーカーの海外拠点の社長を歴任してきた人から、『ここに金沢の料理があったら、素敵なお客さんを連れて来てあげるよ』と言われ、なるほどと思い、それからというもの、お客さんがいろんな業界の素晴らしい方たちを連れて来てくれ、私は近江町で甘エビやカニなどを買い出しして東京に持って行き、酒盛りをするイベントを定期的に開くようになった。そのおかけで、素晴らしい方々との人脈がどんどん広がり、今日の商いに多大なプラス効果が出ている」と嬉しそうに語る。

● 東京分店に次いで金沢本店が
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「東京・鏑木分店に来店するお客さんから、『金沢の店に遊びに行きたい』と異口同音に言われると、なおのこと武蔵の小さな店では役不足で、ゆったりとした空間で九谷焼を見てもらうスペースが欲しいとの思いが益々強くなっていた。

そんなある日、(株)イスルギの石動専務と飲んでいる時に、『金沢で広い敷地の古いお屋敷が借りられないかなぁ・・』と話したところ、『うちの会社で持ってますよ』と言われ、翌日見に来たのがこの建物で、あまりに朽ち果てていたため、これは直さないとかわいそうだと思い、修繕して再生することを決意したんです」としみじみと述懐する。

● ワイングラスに九谷焼の脚をつける
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東京・鏑木分店ができて1歩前に出、金沢の本店が見つかり2歩目が出た。「石川県九谷の組合の副理事長としてメゾン・ヱ・オブジェの展示会担当を任された時、能美市にある九谷焼窯元の清水さんが、『ワイングラスに九谷焼の足がくっついたんですよ』と持ってきた。これは面白いと早速それを持ってフランスへ出かけたところ、珍しさもあって売れることは売れたが、『ワイングラスにいろんな形があるのはそれぞれ意味があり、ワインの特徴や味を引き出すために工夫されていることを勉強しないで、これをワイングラスと言ってはいけない』との厳しい指摘を受けた」と苦笑する。

厳しい意見がもらえたことはチャンスと捉え、帰国してすぐ国内にあるグラス製造卸しメーカー約20社にグラスと九谷焼のコラボレーションに協力してもらえないかという趣旨のメールを送り、数社から協力する旨の返信が届く。その中から1つのメーカーを選び、コラボがスタートした」という。

既製品のワイングラスのグラスと脚部分を切り離し、そこに九谷焼の脚を付ければいいと簡単に考えて始めたものの、あれだけ細い脚を作る轆轤技術が九谷焼にはなかった。様々な試行錯誤を繰り返し、ようやくステンレスで元型を作ることに辿り着く。ところが、「グラスは全てガラスでできているためあまり分からなかったが、いざ切ってみると、どれも微妙に歪んでいて、九谷焼の脚を付けるとなおさらその歪みが目立ち、商品にならない。これをどう補正したものか、悪戦苦闘しているところです」とやり甲斐をにじませる。

● 世界の檜舞台に見参
ワイングラス
ワイングラスを作るには、まずワインのことを勉強しなければと、東京の知人にワインに詳しい人を紹介してもらい、東京・鏑木分店での食事会をワインの会にしたところ、東京でワインに造詣の深い錚々たるメンバーが集まり、日本で最も有名なワインバーのオーナー椿氏と知り合う。

そこからどんどん人脈が広がり、トントン拍子で事が運び、気が付くとロンドンでのIWC(インターナショナルワインチャレンジ)のパーティーに招待され、その席でワインの表彰と合わせて日本酒の表彰もあり、そこに九谷焼の脚を付けたワイングラスを持参してPRすることができたのである。

● ワイングラスの発想を日本酒に応用kaburaki_06.jpg
そんな経験を経て、ワインにはその種類や産地に合わせて様々な形のワイングラスがあるのに、日本酒にはどうして種類ごとに専用のグラスがないのかという疑問が湧く。そこで、日本酒に合うようにリーデルの様々な形のグラスに九谷焼の脚をつけた15種類のグラスを試作した。それを全国各地の蔵元に送り、どのグラスにどのお酒が合うのかリサーチを進めているところで、早ければ今秋(平成21年)から本格的に日本酒の種類別に相応しいグラスとして発売する予定。

金沢市がユネスコのクラフト創造都市に認定されたタイミングでもあり、金沢発の新たなアイテムとして脚光を浴びることは請け合いだ。

● 欧州での商いには伝統工芸の商社が不可欠kaburaki_07.jpg
このワイングラスは、九谷焼 鏑木商舗がこれからどんな方向へ行くのか、それを決める一つの商品であると捉えている。
「日本酒用のグラスは順調に行くと思うが、ワイングラスは海外への輸出を考えると、海外にショップを持たないと商いはできない」と課題を指摘。ヨーロッパで販売することを考えた場合、日本から毎回仕入れないといけない現状では、言葉の問題もさることながら、毎回の注文個数によって運送代が異なり、それを商品価格に転嫁できるはずもなく、商いとして成り立たない。こうした問題を解消するには伝統工芸の商社を現地に作るしかなく、経済産業省にその実現を働きかけているところでもある。

● 八代目は基礎と由来を見直す役回り
おいしいいっぷく鏑木
鏑木氏の本名は誠一だが、先代高島玉洲氏に長男の名前を付けてもらった際、『子供に付けた啓右(けいすけ)という名前を活かすも殺すも父親の名前次第だ』と言われ、『基由』という名前を書いて渡されたという。
「基由とは基礎と由来であり、鏑木の八代目として基礎と由来をもう一度見つめ直すのが自分の役割だと素直に受け入れられた」と振り返る。歴史的に見ても、室町幕府や徳川幕府は八代目が世直しをしている。つまり今は九谷焼 鏑木商舗を大きく変える時にあたり、武蔵から長町の武家屋敷に本店を移し、東京に分店を作り、ワイングラスという新たな柱を作ろうとしている。

八代 当主 鏑木基由 氏
まさに基礎と由来を作り替えていることを実感しつつ着実に歩を進める鏑木氏の次なる一歩はいかに・・・・。

インタビューを終えて・・・
人生はいい人、いいものと出会えるかどうかで大きく異なってくる。文字通りそれを実践し、人脈を最大限に活かし成功しているのが九谷焼 鏑木商舗である。東京・鏑木分店での食事会が様々な人脈を生むきっかけとなり、そうした人たちの受け皿が武家屋敷の金沢本店。理想的なビジネスモデルではないだろうか。

鏑木商舗 外観
商 号 九谷焼 鏑木商舗
住 所 金沢市長町1-3-16
電話番号 (076)221-6666
営業時間 9時縲鰀22時 不定休(日曜・祝日 縲鰀18時)
創 業 文政5年
東京・鏑木分店 東京都港区麻布十番3-3-3
プレーリー麻布1F
電話番号 (03)5439-4441

「輪島塗超ミニ仏壇」【週刊ウンチク】

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輪島塗超ミニ仏壇
お店ばたけ 週刊ウンチク
第454回(2010.1.14)
「輪島塗超ミニ仏壇」
提供:輪島漆器大雅堂 若島土百江さん

 

◆引っ越しや長期旅行にも持ち運びが出来る総輪島塗「モバイル仏壇」について、輪島漆器大雅堂の若島土百江さんがご紹介します。

◆新登場!携帯出来る「輪島塗超ミニ仏壇」


このほど輪島漆器大雅堂が製作したミニ仏壇は、
片手で簡単に持てる小さな仏壇、いわば「モバイル仏壇」です。
大雅堂のモバイル仏壇は総輪島塗

この極小総輪島塗モバイル仏壇の小ささは、
幅8.3cm 高さ8.9cm 奥行き7.4cm (扉を閉じた時)。

「仏壇を携帯して、持ち歩く?!」 と思われるかもしれません。

今までの仏壇は、家に備え付けで動かすことができませんでしたが、
生活様式の変化に応じて仏壇も持ち運びができ、
引っ越しや長期旅行などにも「一緒に行ける」ようになります。

住まいの洋風化で仏間がなくても、この小ささであれば雰囲気を壊さずに置くことができます。

ご自宅とオフィス・お店が離れていても
モバイル仏壇なら、大切な日に離れることなく側にいられます。


このごろは、海外へ移住される方も多いそうです。
また、長期の海外旅行・国内旅行を楽しまれる方も増えていらっしゃるそうです。
そんな時にも、この極小総輪島塗モバイル仏壇は、
「一緒に行こう」そんな思いをかなえます。

また極小総輪島塗モバイル仏壇は、
核家族化により 親が子供達に分け与える場合(分骨など)や、
大きな仏壇が不要の場合でも、良いものを求める方に、自信を持ってお勧め致します。

この総輪島塗モバイル仏壇は、非常に小さいながら、 重厚な趣のある本格的な仏壇です。

超ミニ仏壇は持ち運びが可能


極小総輪島塗モバイル仏壇の構造は 随所に工夫をこらし、
輪島の技術の高さを生かしたものとして、
機械的に簡単にできるようなものと差別化し、
伝統工芸・全て手作りの 輪島塗の良さをあちこちにちりばめています。

金具を一切使わない組み立て式にしたのも、
末永くお使いいただきたいから。
また、万一の修理の際にも、都合がいいのです。

手に乗る、軽くて小さな、モバイル仏壇。
新登場です。


【本文紹介商品】 輪島漆器大雅堂

極小総輪島塗モバイル仏壇極小総輪島塗モバイル仏壇 宝相華沈金
(写真は溜塗)
幅8.3cm 高さ8.9cm 奥行き7.4cm(扉を閉じた時)。

525,000円(税込)

>>詳細お問い合わせは 輪島漆器大雅堂へ

◆リンク集

●大雅堂オンラインショップ...輪島塗/輪島漆器大雅堂
●ブログ『輪島塗/輪島塗り【輪島漆器大雅堂】

デザインについて、お悩みはありませんか?

 中小企業の方々へデザインをもっと身近に!

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    デザインなんでも相談会    
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 http://www.isico.or.jp/soho/soudan/design.htm

   石川県内個人事業者・中小企業者の方々を対象としたデザイン
  に関する無料相談会を開催します。(先着18社!)

  よくあるご相談)

   ・商品パッケージのデザインを変えたい
   ・会社案内をリニューアルしたい
   ・ロゴを作りたい
   ・依頼するとどのくらい費用がかかるもの?  など 

 《開催概要》
 
  日 時|2010年2月19日(金) 9:30縲鰀15:30

  場 所|石川県地場産業振興センター本館1F 第7研修室
       (金沢市鞍月2竏鈀1)

  対 象|石川県内個人事業者・中小企業者 18社(先着順)

  料 金|無 料(相談を希望される方は事前にお申込みが必要です。)
       申込・詳細→ http://www.isico.or.jp/soho/soudan/design.htm
 


◆お問い合わせ先
 (財)石川県産業創出支援機構経営支援部 新事業支援課
  いしかわSOHOプラザクリエーションオフィス 安田
  〒920-8203金沢市鞍月2-1石川県IT総合人材育成センター1F
  TEL:076-268-1200 FAX:076-268-1224 e-mail:soho@isico.or.jp

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    いしかわSOHOデザイナーズマーケット  
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://www.isico.or.jp/soho/soudan/design-market.htm

  石川県内で活躍される若手から実力派デザイナーの実績・プロフィー
  ルの展示を行います。

  自社のイメージにあったデザインを見つけたい、地元にはどんなデザ
  イナーがいるのか知りたいなど、デザインに関心のある中小企業者、
  個人事業者の方々は、この機会にぜひお気軽にご来場下さい。 

 《開催概要》
 
  日 時|2010年2月17日(水)縲鰀19日(金) 10:00縲鰀17:00

  場 所|石川県地場産業振興センター本館1F 展示ホール
       (金沢市鞍月2竏鈀1)

  料 金|無 料 (※申込予約不要、ご自由に入退場下さい。)  

  主 催|(財)石川県産業創出支援機構
       共催/(財)石川県地場産業振興センター
       後援/(財)石川県デザインセンター
 

◆お問い合わせ先
 (財)石川県産業創出支援機構経営支援部 新事業支援課
  いしかわSOHOプラザクリエーションオフィス 安田
  〒920-8203金沢市鞍月2-1石川県IT総合人材育成センター1F
  TEL:076-268-1200 FAX:076-268-1224 e-mail:soho@isico.or.jp

【今月のお店】第80回「表札1ドットコム

表札1ドットコム 尾田知之さん


グラスヒュッテ・オダ 社内

石川県JR野々市駅付近にある有限会社グラスヒュッテ・オダでは、ガラスや鉄、アルミ、ステンレスで作ったオーダーメード表札をネット販売しています。お客様のこだわりを取り入れ、世界でたった1つの表札を作り上げる確かな技術力と実店舗以上ともいえる柔軟な対応力で、お客様から高い評価を頂いています。

今回は、代表取締役社長 尾田知之さんにお話をお伺いしました。

ZM表札

ZM表札」は、重厚なアイアンフレームと洗練されたフォルムのステンレスボードが調和したハイグレードな表札です。

LS表札

LS表札」は、ハイセンスにデザインされたガラスのプレートに、洗練されたステンレスレーザーカット表札を組み合わせた表札です。

ガラスブロック表札

ガラスブロック表札」は、玄関横壁や門塀などに埋め込むタイプの表札です。

ステンレスレーザーカット表札

ステンレスレーザーカット表札」は、ステンレスの厚みが従来の1.5倍(3ミリ)もあり、よりシャープで滑らかな仕上がりで、これまでにない重量感と高級感を醸し出しています。

機能性門柱対応表札

機能性門柱対応表札」のGHOオリジナルフレームタイプです。フレームと表札は100%当社のオリジナル商品です。既存フレームタイプの機能性門柱表札と差し替えてご利用いただけます。

手作りガラス表札「シュヴァルツバルト」

手作りガラス表札「シュヴァルツバルト」は漆黒の深い色合いが特徴です。ゴールドの文字が黒に良く映えています。

■ネットショップをはじめたきっかけと当店の歴史
Q.ネットショップをはじめたきっかけについて教えてください。


会社を設立したのは、2001年10月です。グラスや雑貨などのギフト商品を取り扱い、オーダーで名入れやメッセージ彫刻をして販売していましたが、なかなか売上が上がらず、2003年2月に、当社のネットショップ1号店「のんびり屋」を楽天市場にオープンさせました。
その「のんびり屋」をご覧になったお客様から「ガラスで表札を作って欲しい」というオーダーが有り、ガラスで作ったオーダーメード表札の販売も始めたところ、ガラス表札の販売実績が、ギフト商品の販売実績を上回るようになり2005年5月に楽天市場に表札専門店「表札マイスター」をオープン、その「表札マイスター」が楽天市場で月間MVPを受賞したのを機に2005年10月に当店=「表札1ドットコム」をオープンさせました。
その後も次々とネットショップをオープンさせ、現在(2009年12月)では、4つの独自ドメイン店と3つのモール店を運営しています。


■自社商品の特性とサービスの特徴について
Q.自社製品の特性とサービスの特徴について教えてください。

当店では、ガラスだけではなく、鉄、アルミ、ステンレスで作ったオーダーメード表札を販売しており、これまでの累計販売実績が2万枚を突破しました。
当店自慢の「お客様のこだわりに応える技術力」と、「柔軟な対応力」、この2つの力が魅力となってお客様に受け入れられ、販売に繋がっているものと受け止めています。

★自社商品の特性
人気のガラス表札を例にとると、ガラスは割れにくい厚みのあるガラスを使用、板ガラスは10・スo、手作りガラスは15縲怩Q0・スoの厚さです。文字色は業界最多の24色で、色落ちしないようにガラス専用塗料を使用し、自然乾燥後、焼き付け塗装を施しているのが特徴です。見た目も美しく綺麗で、安価なガラス表札に見られるインクの垂れ流しもなく、文字やデザインが鮮明な業界最高品質のガラス表札です。

★サービスの特徴
せっかく当店のガラス表札を気に入っていただいても、メールでの表札作りに不安がある方もいらっしゃるので、安心して制作依頼していただけるように、迅速且つ丁寧親切なメールでの対応をスタッフ全員が心掛けています。お客様には基本的に、表札のデザイン、文字の書体や色などを見本の中からお選びいただいておりますが、「お子様が描いた絵を表札に取り入れて欲しい」とか「ご自身が考案したデザインを表札に取り入れて欲しい」といったご要望にも対応いたしており、お客様のご希望に沿って、デザイン案を作成します。その後、作成したデザイン案をメールでお客様にご確認いただき、お客様がご納得いただけるまでデザイン案を変更、ご納得いただいてから表札の作成を開始します。(デザインの変更は4回まで無料)。
他にも、ガラスのサイズ変更、機能性門柱や枕木への取り付けなど、いろいろご対応いたしておりますので、お気軽にご相談下さい。


■ネットショップの表現の工夫
Q.より支持されるネットショップのためにサイト上でどのような工夫をされていますか?

数多くあるネットショップの中から当店をお選びいただくためには、当店に魅力を感じていただくことが重要です。
当店では「お客様のこだわりに応える技術力」と「柔軟な対応力」に自信をもっており、信憑性を高めながら、その2つの力をPRしていきたいです。
当店が掲載している「表札1ドットコムが選ばれる10の理由」は、当店が選ばれる理由が「お客様のこだわりに応える技術力」と「柔軟な対応力」にあるということをPRしたコンテンツです。信憑性に欠けないように過去販売累計実績と、当店が年一回開催している「自慢の表札コンテスト」に送られてきたメッセージや写真を掲載しているのがポイントです。
送られてきた感謝のメッセージや笑顔の写真には、実際にご購入いただいたお客様の満足感が溢れており、ご満足いただける表札を提供できたことを誇りに思っています。


■魅力有る商品の追求竏註V商品の開発について
Q.新商品の開発について教えてください。

今年(2009年)も新商品を何点か開発しました。
2009年春から販売している「手作りガラス表札 シュヴァルツヴァルト」は、ドイツの黒い森をイメージした漆黒のガラス表札です。神秘的な黒の輝きと、15ミリの厚みが高級感を醸し出しています。
2009年夏から販売している「ディーペスト表札」は、特厚19ミリのガラス表札です。19ミリの厚みがもたらす深い透明感と、立体的に見える文字で高級感が溢れています。
2009年夏から販売している「機能性門柱対応表札」は、過去に当社が対応した機能性門柱対応表札を「機能性門柱正門正門タイプ」、「機能性門柱既存フレーム対応タイプ」「機能性門柱 GHO(自社ブランド)オリジナルフレームタイプ」に分けて商品化したものです。
最新作の「LS表札」は、ハイセンスにデザインされたガラスのプレートに、洗練されたステンレスレーザーカット表札を付けたもので、とても豪華です。夢の次世代型表札として、2009年秋から販売しています。

■今後の展望
Q.これから行っていきたいことについて教えてください。

表札は、画像サイズだけで判断すると大きく感じますが、実際に取り付けると案外小さく感じます。ネットショップでは、施工例の参考になるような写真を掲載しておりますが、イメージしにくいお客様もいらっしゃるので、イメージしやすいように動画を取り入れていきたいです。
メールでのやり取りだけではなく、お電話での対応もいたしており、お客様ともっともっとコミュニケーションを図りながら、もっともっと感動を呼ぶような表札を作り上げていきたいです。

■インタビューを終えて・・・
表札は木製という概念にとらわれず、ご自宅にふさわしい表札を制作して欲しいという方が増えているんですね。それにしても2万枚という過去累計販売実績は物凄い実績です。
確かに「表札1ドットコム」は、それだけの実績をあげられるだけの「技術力」と「対応力」を兼ね備えたネットショップですが、実際に購入されたお客様からのメッセージや写真で信憑性を裏付けながら、その2つの力をPRして販売に繋げているところが素晴らしいです。これからもお客様が満足できる表札を作り上げ、もっともっと販売実績を伸ばしていただきたいです。 (お店ばたけ事務局)

有限会社グラスヒュッテ・オダ 会社外観
店 名 表札1ドットコム(本店)
会社名 有限会社グラスヒュッテ・オダ
代 表 尾田 知之
所在地 〒921-8807
石川郡野々市町二日市1丁目59(地図はこちら
TEL 076-294-1431
FAX 076-294-1432
E-Mail shop@m-gho.jp
お店URL http://www.hyosatsu1.com

「半纏(はんてん)とは?」【週刊ウンチク】

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半纏、はんてんの由来は?
お店ばたけ 週刊ウンチク
第453回(2010.1.8)
「半纏(はんてん)とは?」
提供:半纏本舗 林義一さん

◆半纏(はんてん)のルーツは?半纏と法被の違いは?半纏、袢纏、伴天など様々な漢字をあてられる半纏について、半纏本舗の林さんがご紹介いたします。

◆半纏(半纏 袢纏 半天 はんてん)とは?


「長袢纏」「刺子半纏」「綿入れ半纏」「ねんねこ半纏(おんぶ半纏)」「皮半纏」「袖無し半纏」
半纏(はんてん)にはいろいろな種類があります。

半纏、襟の染抜きデザイン


半纏(はんてんのルーツ)
祭半纏半纏とは庶民の仕事着、作業着として使用されていたそうです。

庶民から生まれた半纏にはさまざまな形があります。 現代で言う半纏とはその中の『印半纏』がルーツだと言われています。『印半纏』の特徴は、襟・背・腰回りなどに屋号・氏名などの印を染め抜いた腰丈のものをいい、主に木綿製。江戸後期から職人の間で流行し、雇主も使用人や出入りの者に率先して支給し着用させていたと言われて言われています。

胸紐がないので、手拭いを帯代わりに結んぶスタイルが定着。『祭半纏』に今もその着こなしに残っています。
     

 
半纏(はんてん)の歴史

江戸時代、庶民は『羽織』を着る事をゆるされておりませんでした。

襟を折ったり返したりする『法被』は『羽織』と同じとされており、半纏と法被はこの点ではっきり区別されます。
現在は法被と伴纏は混同されて呼ばれていますが、本来は「祭り法被」 ではなく、「祭り伴纏」が正しいとされています。

伴纏は本来作業着ですから、主に木綿が使用されており染色も天然染料の藍草の藍染めが主流でした。
それから衿や背、腰に印を入れる『江戸町火消し半纏』や『祭伴纏』のような印伴纏が流行します。

集団で同じデザインのものを身にまとうことによって作業着から「かっこいい!」というお洒落の一つになり、集団精神や誇りを強くもつアイテムの一つに変化していきます。昔からの半纏が今、「心意気」「粋なもの」「いなせなもの」と言われるのはそのような歴史があったからだと言われています。

そして心意気の象徴として『江戸町火消半纏』、『祭半纏』の印半纏が広く 普及するようになっていくのです。

 
半纏と法被

法被と半纏は違う!! なんて意見も聞きます。
上にもふれましたが半纏と法被を別物とするなら、

・「法被」(武家の使用人が着用)・・・衿を折り返して着る。胸に紐が付く。
・「印半纏」(職人が着用)・・・衿を折り返さない。紐が付かない。

というような違いがあります。現代では同じものとして取り扱っております。


半纏・袢纏・伴天・ハンテン

ハンテンにはいろいろな字が使われています。
それぞれにいろいろな説があり、同じ字でも説が違っていたりと大変面白いです。
一説には、はんてんの袖丈が短い為に「半丁(はんてん)」と名づけられ、いつの間にか
「纏う(まとう)」という文字が当てられたという説
があります。
一度ゆっくり調べてみたいものです。

  より詳しく知りたい方は、半纏本舗ホームページ「はんてんのお話し」をご覧ください!


◆リンク集

ハンテン(法被)、旗、のぼり、幕の専門店。オーダーメードも。・・・「半纏本舗
ひな人形、五月人形は、森佐の人形サイト・・・「日本人形協会会員・人形の森景

 皆様、明けましておめでとうございます。2010年も、ISICOバーチャルモール「お店ばたけ」をよろしくお願いいたします。

 さて、今週8日(金)に応募締め切りが近づきました「ネットショップコンテスト石川2009」ですが、2010年1月5日14時現在、104店のご応募をいただいております。コンテスト応募店舗一覧はこちらです。

コンテストブログのタグクラウド「ネットショップコンテスト石川」特設サイトでは、ブログのタグ機能を使い、地区別の応募数がわかるようにいたしております。各ページ右メニューに「市町村別応募状況」としてタグクラウドで表示


2010年1月5日14時現在の、市町村別応募数は以下です。

1位 金沢市(41件)
2位 七尾市(11件)
3位 小松市白山市(8件)
4位 能美市輪島市(7件)
5位 加賀市(5件)
6位 かほく市能登町(3件)
7位 内灘町志賀町野々市町(2件)
8位 宝達志水町川北町珠洲市穴水町羽咋市(1件)

地域のネットショップ、地元の方にも、「こんなお店があったんだ!」という発見もあるのではないでしょうか。
また、津幡町、中能登町はいまのところ0件です。
津幡町、中能登町のネットショップ運営者の皆様も、そのほかの地域の皆様も、是非ご参加ください!

石川県のネットショップを表彰します!「ネットショップコンテスト石川2009」
(応募締切:2010年1月8日17時)

お店ばたけホームページ

お店ばたけホームページへ
ISICOバーチャルモール「お店ばたけ」は、(財)石川県産業創出支援機構が運営するインキュベーションモールです。

ネットショップコンテスト北陸2012

2012logo.gifネットショップコンテスト北陸2012 昨年を上回るご応募を戴きました!! 2012年1月20日(金)締切。只今審査期間中です。今回は、注文・予約・見積依頼などのフォーム機能があれば 旅館・ホテル業、製造加工業、サービス業、建設業など物販を伴わないサイトも対象です。

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