「石川発!頑張るネットショップ」 (株)公進都市企画(白山市部入道町)地元作家の手仕事の美しさを石川から全国に!

(財)石川県産業創出支援機構の「石川発!頑張るネットショップ」金沢・加賀・能登 では、石川県内の実店舗・ネットショップを順次訪問しています。ネットショップを始めたきっかけ、販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

地元作家の手仕事の美しさを石川から全国に!(株)公進都市企画

白山麓の自然と風土が育んだ伝統産業である牛首紬(うしくびつむぎ)を商う西山産業のグループ会社である公進都市企画が、グループ会社の白山工房が製作した小物のみならず、地元作家の手仕事の美しさを発信したいと考え、九谷焼と牛首紬などをインターネット通販で全国に販売することを目的に、6年前に立ち上げたのが生活に潤いを提供するネットショップ『じろや』である。サイト運営責任者の小高康之 氏にお話を伺った。


人の輪が広がる商いを

白山の麓・白峰地区では昔から囲炉裏のことを「じろ」と呼んでいることから、囲炉裏を囲み家族団欒でくつろぐように、地元の伝統工芸品の数々をゆったりと品定めしてもらいたいとの思い。と同時に、イタリアではジロという自転車レースがあり、イタリア語のジロには周遊する、巡るという意味がある。そんなことから度々ネットショップを訪れてもらいたいとの思いを込め、『じろや』と命名する。

九谷焼のうつわメニュー「実店舗を持つことは資金的な負担が大きく難しいですが、ネットショップであれば、初期費用を最小限に抑え、なおかつ全国に向けて情報発信できることに魅力を感じ、この事業をスタートさせました」と小高氏。

石川県デザインセンターが毎年若手作家の支援を目的に作成している商品カタログの中から、小高氏が自らの感性に訴えかけてきた作り手の工房を訪ね歩き、現在約20名あまりの作家の手による商品を取り扱っている。


最小限の在庫のため品切れが課題

じろやが選んだ、石川県内作家の湯呑みやそば猪口それぞれの作家の器や皿などの中から小高氏の感性に叶う商品だけを少量ずつ購入し、それが売れた段階で新たに発注をかけるという、在庫を最小限に留める商いゆえ、品切れになった商品を準備するには、かなりの日数を要する。
そのため、同店のホームページを見ると、品切れと表示された商品が多いのに気付く。
「お客様からもまだ品切れですねとよく言われるのですが、資金的に負担にならない量しかストックすることができないのと、作家さんも売れるかどうか分からない商品をたくさんストックできる時代ではなく、窯元さんも同様で、一旦品切れになると改めて発注し、出来上がるまで2カ月近く待っていただいています」と不況の影響で伝統産業にかかわる様々なところで在庫を最小限しか持たないことが、品切れにつながっている。

在庫を可能な限り持たないようにしながら、同時に品切れを頻発させない工夫が目下の課題である。


手作りのホームページで一歩一歩

ネットショップ『じろや』「当店のホームページを見て牛首紬(うしくびつむぎ)を初めて知ったというお客様が意外に多くいらっしゃることから、インターネットを活用してタイムリーに情報発信していくことで、新たな需要を開拓できると感じています」と期待を込める。

じろやのホームページは、スタッフ3人が通常業務のかたわら、時間を割いてこつこつと作り上げてきた手作りのホームページであるが、石川県産業創出支援機構が毎年実施しているネットショップコンテスト石川において2009年のファイナリストに選出されており、上品な雰囲気を醸し出すページづくりが特徴である。


お客様の声を大切に

温かみのあるやきものスタートから6年あまりが経過し、売上、アクセス数ともに少しずつではあるが右肩上がりで推移している。
「当初は、器や小物など、持った感じや手触りを確認して購入する商品がネットで売れるのだろうかと半信半疑でしたが、そうした不安は取り越し苦労に終わり、意外とスムーズに購入していただけています」と嬉しそうに語る。
「お客様から器の大きさはサイズ表記で分かるが、器を手に持った時の重さが分からないとの指摘を受け、重さを表記するようにしている。そうした表記にも工夫していきたい」とお客様の声を大切にしている。

牛首紬ハンドバッグ、ポーチ特集PICKUPのコーナー(トップページの右下)を新設したのも、そうした顧客からの声に応えたもの。
「お客様の目線から見れば当店のホームページはまだまだ不十分なことから、石川県産業創出支援機構さんが運営しているお店ばたけに出店させていただき、専門家のアドバイスやネットショップを運営している方々との情報交換を通じ、より一層充実したホームページに近づけていきたい」と更なるステップアップにも積極的だ。


顧客にお得感を提供できるサービスに

いろいろなお皿じろやのホームページで買い物するにあたり、会員登録をすると250ポイントが付与される。さらに誕生日の月に購入すると250ポイントが付与されて次回購入時に使用できる。
こうしたサービスはポイントを集めるのが好きな女性のお客様に好評とのこと。
また、じろやでは、決済に「楽天あんしん支払サービス」を利用できるため、独自サイトでありながら楽天市場のポイントが貯まるほか、独自のポイント付与サービスも行っている。

小鉢やお茶碗など「本当はもっとお安く商品を提供できればいいのですが、単に値引きすることは作家さんの商品を扱っていることから現実的に難しく、それよりも買い物してくださったお客様にポイントを還元することで、じろやでまた購入していただけるような環境づくりに努めた方が、長い目で見てプラスではないかと思っています」と力を込める。

そうしたポイント付与と同時に、お買い上げ金額1万円以上で送料無料、代引き手数料はお買い上げ金額に関係なく無料と顧客にとって嬉しいサービスも実施している。


焦らず、急がず、着実な商いに邁進(まいしん)

表現も多彩な九谷焼のお皿伝統工芸でスタートしたネットショップであるが、とりわけ食器は料理を盛りつける器であることから、料理と切っても切れない関係にある。

白山麓には全国に誇れる食材がたくさんある。じろやが勧める商品なら安心して購入できると思ってもらえるまでに顧客が定着した段階で、白山麓や地元石川の食材をネット通販する次なるステップも視野に入れながら、当面は会員であるファン客を着実に育て増やしていくことに邁進する考えだ。

可愛いねこのオーナメント何を扱うにしても、まずは全国に安定した会員を保有することが先決である。「じろやのPRと同時に作家さんたちのPRの一翼を担えるよう、お互いに相乗効果で売上増につながるホームページにしていきたい」と熱く語る小高氏。
時間はかかっても地道に少しずつ前進していくことを自らも楽しみながら歩んでいる。

インタビューを終えて・・・
人あたりも語り口も実にソフトな小高氏の繊細な感性で選りすぐられた器たちが、全国各地の九谷焼ファンに愛され、それが巡り巡ってじろやの商いを育て、ひいては石川県を愛するファンの拡大につながっていく、その一歩は小さいかもしれないが、確実な一歩であることを確信した。


じろや 小高康之 氏
社 名 (株)公進都市企画 (サイト名 じろや)
住 所 白山市部入道町ト40
電話番号 (076)273-0808
URL http://www.giro-ya.com


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