「地域の絆づくりを進める!石川の元気印商店街」地頭町商店連盟

石川の元気印商店街

(財)石川県産業創出支援機構「地域の絆づくりを進める!石川の元気印商店街」  では、石川県内の商店街を順次訪問し、商店街のイベントや活性化のために工夫されている事などを取材して、元気な商店街の魅力を紹介していきます。

やるまいか!富来の元気・魅力発信を商店街が牽引!」 地頭町商店連盟



やるまいか!富来の元気・魅力発信を商店街が牽引! 地頭町商店連盟


能登半島外浦の玄関口、奇岩景勝で知られる巌門(がんもん)、夫婦岩として親しまれている機具岩(はたごいわ)、サクラ貝が打ち寄せる増穂浦海岸(ますほがうらかいがん)など能登を代表する風光明媚な自然に恵まれているのが志賀町富来地区(しかまちとぎちく)である。

バブル崩壊、過疎化、大型店、後継者難等々さまざまな要因で、富来地区を代表する地頭町商店街(じとうまち)を取り巻く環境は非常に厳しい。そんな中にあって、北陸新幹線金沢開業時を目標に掲げ、今、自分たちにできることを計画的に推進させている地頭町商店連盟の小堀正宏 会長(上写真:左側)、大矢栄一 副会長(上写真:右側)にお話を伺った。



◆「やるまいか」という気運醸成に腐心

地頭町商店連盟では、厳しい環境下にある各個店が1店舗だけで頑張っても限界があるが、商店街全体で盛り上げ、誘客につなげる方策を考えることが重要と捉え、これまで様々な取り組みを行ってきている。

そんな中、近年マスコミ等で話題になり、動員数も桁違いに多いB1グランプリが気になり始めていた。このイベントの魅力は、一過性ではなくその後もリピーターとして来街してもらえる点だ。ここに目をつけた大矢副会長が、今年春の総会でB級グルメによる商店街活性化を、商工会青年部からは灯りのイベントと街カフェを提案した。

しかし、その時点では会員の意識がそこまで高まっていなかった。それでも、事あるごとにその話題を提供し、会員の心の中に徐々に「やってみようか」という意識を芽生えさせ、半年余りを要して「やるまいか」という気運を醸成することに成功した



◆1,000人あまりが来場し賑わった「和の夕べ」
10月13日に開催された「和の夕べ」


和の夕べのメイン会場である建部神社(たけべじんじゃ)、屋台で賑わう人々

和の夕べのメイン会場である建部神社(たけべじんじゃ)、屋台で賑わう人々」



今年(平成24年)10月13日夜、町内の建部神社(たけべじんじゃ)とその参道をメイン会場に、「和の夕べ」と銘打ち、街カフェでは商店街から10店、町外から1店の合計11の屋台が出店。商店街の有志に屋台を出店してもらうことができた。
八尾のおわら風の盆の踊り手を14人呼んでの踊り流しと踊り体験、横笛の演奏、バイオリンとギターの演奏、空き店舗を活用した写真展と盛りだくさんな内容で、1,000人あまりの来場者があった。

「これまで商店街のイベント時には、婦人部のテントが1つしか出ていなかったことを思えば、今回は名実共に商店街を挙げてのイベントとなり大成功だった」と小堀会長は顔をほころばす。

その一方で、商店連盟のイベント担当を自認する大矢副会長は、「せっかく素晴らしいゲストを招き、蝋燭(ろうそく)の灯りを点けた竹燈籠(たけとうろう)500本が趣ある情緒を生み出し最高にいいイベントだったにもかかわらず、我々のPR不足で近隣の人たちが集まった程度で、金沢をはじめとした町外の人たちに周知できなかったことが残念」と反省の弁。


幻想的な中での横笛の演奏 と 空き店舗を活用した写真展

「幻想的な中での横笛の演奏 と 空き店舗を活用した写真展

500本の竹燈籠が幻想的に

ろうそくの灯りがついた竹燈籠(たけとうろう)が何とも幻想的!」



◆商店街挙げてのイベントが次なるステップへのやる気を後押し

懐かしい味を復刻した現代版「ちょんけ風ラーメン」地頭町商店街には、かつて「ちょんけラーメン」と呼ばれた名物ばあちゃんが作るしょうゆ味の昔ながらの中華そばがあった。その懐かしい味を復刻した現代版「ちょんけ風ラーメン」(写真:左)が今回のイベントでも人気メニューとなる。

B級グルメイベントを考えた時に、これだけでは弱いことから、商工会青年部が増穂浦に伝わるさくら貝伝説因み町内に14軒あるカレー店で提供しているさくら貝伝説カレー(富来カレー)もその有力候補である。

まずできることから少しずつでも取り組むことで、次のステップにつなげていこうとの大矢副会長の音頭取りで、今回の「和の夕べ」は成功裏に幕を閉じた。「今回、出店協力してくれた会員の皆さんが、たくさんの来店客を目の当たりにし、やり甲斐を肌で感じると同時に、次なるステップに向けての動機付けになったのではないかと思っています」と満足げな様子。



◆能登に富来ありの心意気発信に邁進中!

地頭町商店連盟 小堀会長商工会青年部では、さくら貝伝説を含む富来にまつわる伝説を切り口とした観光情報サイトを運営し、様々な情報を発信するとともに、フェイスブックも活用し、富来の魅力発信に取り組んでいる。

地頭町商店街の入口にあるバスターミナル前に富来の観光名所を象った(かたどった)イルミネーションの設置を町に要望中。

商店街の中にある手打ちそばの店で、寄席(よせ)と食談義をセットにしたイベント開催を検討中→B級グルメイベントへの発展が目的。

・富来は甘エビ漁ができる全国でも限られた拠点の一つであることから、甘エビをテーマにした食のイベントも検討中。

列記したのは、商店街活性化に向けて商店連盟と商工会が取り組んでいることと構想中のことである。

北陸新幹線が開通しても、志賀町(しかまち)や富来の名前だけで誘客するのは難しく、輪島や和倉温泉を訪れた人たちに、せっかく能登に来たのだから富来にも寄って行こうと思ってもらえるような仕掛けづくり、魅力づくり、情報発信を今の間にしておこうとの考えだ。

富来ならではの素晴らしい自然景観が最大のアピールポイントであるが、そこにとどまることなく、さくら貝伝説をはじめとした地元にまつわる伝説に物語性を持たせ、それにまつわるB級グルメや関連商品の開発が待望される。



◆富来のひとたちの「やるまいか魂」を痛感

地頭町商店連盟 大矢副会長今回は準備期間が短かすぎたために情報発信が十分にできず、想定していただけの人は集まらなかったものの、実質商店街を挙げての最初の街カフェとしては上々の出来と言えるのではないだろうか。

10店の出店があったことは、それだけ多くの商店主が、商店街活性化のために人肌脱ぎ、一歩踏み出したわけで大きな収穫だ。

商店街だけでなく、富来の地域資源の魅力、人の魅力、食材の魅力、歴史的な魅力、さくら貝伝説等々をあらゆる機会、手法を用いて外に向けて発信していくことが、長い目で見て富来に人を呼び込むための鍵を握っている。

現在、商工会青年部が中心になり、富来に来ると自動的にスマートフォンに富来の様々な情報が送られてくるアンドロイドアプリの制作をスタートさせている。

そ のための環境整備に不可欠なWi-Fiスポットの整備なども行政に要望していく考えで、まだ目に見えてはいないものの、富来の人たちの「やるまいか」に託 す熱い思いが着実に拡がり始めていることを痛感させられるとともに、富(とみ)が来る町・富来町を大いに発信していただきたい。



さくら貝伝説とは・・・むかしむかし増穂浦に棲んでいた美しい人魚と「りゅう」という名の美しい青年の実らぬ片想いの物語。人魚のウロコがさくら貝となって浜辺に残されていて、その貝が2枚重なりハートの形になったものを見つけると幸せになるという伝説


◆インタビューを終えて・・・

今 回の取材を通し、「為せば成る 為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」というあまりにも有名な上杉鷹山の言葉を実感。たとえ小さな一歩で も、それを積み重ねることで、振り返った時に大きく前進している。そんな商店街の人たちの情熱がひしひしと伝わってきた。

■商店街メモ
    ・名  称   地頭町商店連盟

・会  長   小堀正宏

・所在地    志賀町富来地頭町一帯

・設  立    昭和37年

・加盟店    40店舗


とぎ味処マップhttp://togi.notohanto.net/index.html

(石川県能登半島富来の美味しくて評判のお店をご紹介!)


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