「地域の絆づくりを進める!石川の元気印商店街」武蔵商店街振興組合

石川の元気印商店街

(財)石川県産業創出支援機構「地域の絆づくりを進める!石川の元気印商店街」 では、石川県内の商店街を順次訪問し、商店街のイベントや活性化のために工夫されている事などを取材して、元気な商店街の魅力を紹介していきます。

子供からお年寄りまで、特色あるイベントで武蔵へ誘客  武蔵商店街振興組合
(平成25年1月取材)

子供からお年寄りまで、特色あるイベントで武蔵へ誘客 武蔵商店街振興組合


金沢市民の台所「近江町市場加賀藩政期より商業の街、交通の要衝として栄えてきた武蔵地区。昭和初期より百貨店を核として発展し、現在では金沢市民の台所「近江町市場(おうみちょういちば)(右写真) ・ 金沢スカイビル ・ グランドパレス(分譲マンション) ・ 複合商業施設(平成26年春完成予定)の4つの核施設を擁する武蔵ヶ辻(むさしがつじ)交差点を中心に武蔵商店街が形成されている。
特色あるイベントを積極的に展開し、幅広い年齢層の集客に知恵を絞る武蔵商店街振興組合の中島祥博 理事長にお話を伺った。

◆武蔵は『幸せを呼ぶ四つ葉のクローバーの街』

武蔵商店振興組合は、武蔵ヶ辻交差点の四つ角を四つ葉のクローバーに見立て、 『幸せを呼ぶ四つ葉のクローバーの街』 をキャッチフレーズに掲げ、尾張町、袋町、武蔵町、彦三(ひこそ)、上堤町(かみつつみちょう)、堤町一帯に点在する計64のお店と企業で構成される。
業種は飲食、物販、百貨店、ホテル、金融機関、証券会社、専門学校、卸問屋等々多岐にわたる特徴ある商店街でもある。
また、商店街が広域なことから全ての地区で同時にイベントをすることが難しいため、袋町地域、スタジオ通り、加盟店全体、業種別等々に細分化し、それぞれターゲットを絞った集客に工夫を凝らし、目に見えて成果を挙げてきている。


◆時代が変わっても人気のガラポン抽選会

人気のガラポン抽選会

商店街の売り出しイベントとして昔から人気があるのがガラポン抽選会だ。昨年(平成24年)は、12月7日~9日の売り出し期間中、加盟店で1回の買物額が千円以上のお客様にガラポンが1回できる抽選券を配布。
ガラポン抽選会で賑わう特賞は、商店街お買い物券1万円(10本)。
各店賞(協賛17店舗 ・一例:めいてつ・エムザ賞 クリスマスケーキ引換券5本など)76本、1等 大判ジャンプ傘300本、2等 フェイスタオル600本、3等 消せるボールペン3,000本が抽選会の景品。

抽選会場となった近江町とエムザの地下連絡通路は、終日ガラポンをするお客様で賑わった。



◆朝市や灯りの夕べを開催し、袋町に賑わいを創出

袋町では町名復活に合わせ 『ふくろう朝市』 をスタートさせ、カット&エステ髪綺里の駐車場を会場に、湯涌地域の採れたての山菜や減農薬野菜などを毎月第3日曜日の朝に販売。
新鮮な野菜を買い求める地元住民で朝から賑わい、買い物と同時にご近所同士の会話も弾み、旧北国街道でもあるふくろう通りのイベントとして10年近く継続して開催されている。

『ふくろう通り灯りの夕べ』で賑わう人々また、平成23年まで子供たちが楽しめる縁日を夏に開催してきていたが、昨年(平成24年)8月には、大人も楽しめるイベントとして内容をリニューアルした 『ふくろう通り灯りの夕べ』(会場はカナカン(株)本社の駐車場) を開催。

おつまみなどの軽食ブースが出店し、ジャズの生演奏を聴きながら、キャンドルの幻想的な灯りに彩られたふくろう通りを眺め、一杯飲みながらご近所とのコミュニケーションを密にすると同時に、ふくろう通りの賑わい創出にも一役買っている。


『ふくろう通り灯りの夕べ』


◆手づくり体験を通して子供たちに武蔵の魅力を発信
九谷焼 絵付け体験
武蔵商店街には中島理事長が社長を務める中島めんやをはじめ、金箔工芸田じま越山甘清堂壽屋紙文房あらきといった歴史と伝統を受け継いでいる老舗がある。
そうした各店の伝統の技を体験してもらう 『伝統文化ふれあいフェア』 を平成22年からスタートさせている。

「市内の小学校のメールボックスを活用して案内チラシを配布したところ、これが大正解で、毎年定員を上回るたくさんの親子連れにお越しいただいています」と
中島理事長は嬉しそうに語る。

和菓子手づくり体験昨年(平成24年)は11月3日に開催。会場は越山甘清堂の駐車場を借りてテントを設営。朝9時半の受付開始時には長蛇の列ができ、武蔵商店街の大人気イベントとして定着していることを裏付けた。
和菓子手づくり体験など12の体験コーナーが設けられ、各店の店主が子供たちに手づくり体験を指導した。体験は朝10時からスタートし、最終の15時からの体験まで、多いコーナーは6回に分けて各回25名、計150名が参加。12ある体験コーナーは終日親子連れで賑わった。

陶芸ろくろ&手びねり体験参加する時間をずらすことで異なる体験がいくつもできることから、滞在時間が長くなり、武蔵商店街のお店で食事したり、休憩するという波及効果も。
「子供たちに伝統の味や技に親しんでもらい、武蔵商店街に親しみを感じてもらうことにつながれば何よりです」と中島理事長は顔をほころばす。
参加した子供たちの口コミで、兄弟や友達が翌年に参加するという格好で、毎年参加する子供たちの顔ぶれが変わり、年々広がりを見せている。


◆日頃のご愛顧に『七夕キャンドルnight』で感謝を伝える

キャンドルで彩られた幻想的な空間の中で、バイオリン・チェロ・ピアノの生演奏平成23年からは、年末のガラポンだけでなく夏場にもお客様に感謝の気持ちを伝えるイベントを実施したいとの中島理事長の肝いりで、金沢スカイホテル18階を会場に、夏の風物詩である七夕に合わせ 『七夕キャンドルnight』 を開催。昨年(平成24年)で2回目となる。
キャンドルで彩られた幻想的な空間の中で、バイオリン・チェロ・ピアノの生演奏による七夕コンサートを聴き、商店街の飲食店が出店する屋台でおつまみを注文し、ビールやワインなどを飲みながら楽しいひとときを過ごしてもらうというもの。

「第1回の時は、お客様が来て下さるのか不安でしたが、開宴時刻になると会場に入りきれないほど大勢の方に来場いただき、主催者としてほっと胸を撫で下ろすことができました。昨年はあいにくの雨天でしたが、1回目と同様に多くのお客様がお越し下さり、大盛況でした」と中島理事長は振り返る。
七夕キャンドルnight

このイベントのチラシ裏面には、商店街の28店舗が提供する夏得(なっとく)クーポンが印刷されており、それを切り取って各店に持参し買い物すると、10%~40%引など各店独自の特別サービスが受けられるおまけ付き。


◆熱烈なる武蔵商店街ファンづくりに『まちゼミ』を初開催

さまざまなイベントを開催し、お客様に武蔵商店街に足を運んでもらう努力を重ねてきた中で、お客様が各お店に行って体験してもらうイベントをしたいと考え、10年あまり前に岡崎市の商店街が始めた、各店の専門知識をお客様に伝授する 『まちゼミ』 を今年初めて開催することに。
今年2月末から3月初めにかけ第1回目を開催する。今回参加する20店舗の店主から各店の歴史や伝統、職人技についての説明を受け、その店ならではの体験をしてもらうことで、各店に興味を持ってもらうと共に販促につなげることが狙いである。
このまちゼミは、武蔵商店街の常連客により深く各お店の魅力を知ってもらうことで、熱烈なるファン客に育てることが目的で、新聞折り込みチラシを入れるほか、百貨店が得意客に送るDMの中にも入れてもらうことにしている。


◆いつも何かやっている街、おもてなしの街に全力投球!

イベントのチラシ「武蔵商店街はいつも何かやっていると思ってもらうこと、関心を持ってもらうことが誘客への第一歩と捉え積極的にイベントを実施してきていますが、常に目先を変え新鮮さを演出する、その繰り返しで街は何かしら変わっていくとの期待を込めて取り組んでいます」と中島祥博 理事長は力を込める。
平成21年4月に近江町いちば館がオープンして以来、武蔵界隈を歩く観光客が目に見えて増えてきている。
平成27年春に北陸新幹線が開通すると、金沢駅で降りた観光客を最初に迎える商店街が武蔵商店街である。その時に、ようこそお越し下さいましたと受け入れるおもてなしの街になっているかどうか。こうした点にも意を配っていく考えだ。

中島会長「金沢駅から観光客に人気の近江町いちば館までは徒歩10分程度、近江町市場を目指して歩いてきた観光客の方が最初に接するのが武蔵地区です。その商店街がいかにおもてなしの精神を発揮することができるか。それによって観光客の方から 『金沢はいいところだったからまた来たいね』 の一言がいただけるかどうか責任重大であることを肝に銘じ、みんなで金沢を盛り上げていくという思いで頑張っていきたい」と中島祥博 理事長(写真右)は熱く語る。
その上で、武蔵地区だけでなく、5タウンズの各商店街とも連携を取りながら、金沢の魅力アップ、おもてなし力アップに心を一つに邁進していく、その旗振り役の一人として全力投球していく覚悟である。



◆インタビューを終えて・・・

武蔵商店街でいよいよ 『まちゼミ』 がスタートする。金沢市内には創業100年以上の歴史と伝統ある老舗が数多くあることから、将来的には金沢市内全域に広がっていき、熱烈なファン客を着実に増やしていくイベントとして定着することを期待したい。



■ 商店街メモ
・名  称    武蔵商店街振興組合
・理事長    中島祥博
・所在地    金沢市武蔵町・尾張町・袋町・彦三一帯
・設  立    昭和38年
・加盟店    64店舗

・U R L     http://kanazawa-musashi.com/


お店ばたけプラスホームページ

お店ばたけプラスホームページへ
ISICOバーチャルモール「お店ばたけプラス」は、(公財)石川県産業創出支援機構が運営するインキュベーションモールです。

アーカイブ

ブログを購読する(RSS)

  • RSS2.0を購読する
  • RSS2.0を購読する