養蜂から商品販売まで安全・安心なモノづくりに徹す (株)みつばちの詩工房

「お店ばたけ」の新しい仲間を紹介!

石川県産業創出支援機構お店ばたけ事務局では、新たに「お店ばたけ」に仲間入りしたお店を取材し、ネットショップをスタートさせた経緯、ネットショップを運営する上ででの課題、今後の目標などを伺い、お店の魅力を紹介すると共に、チャレンジするショップを応援します。

お店ばたけ出店者 みつばちの詩工房  (平成25年10月取材)

養蜂から商品販売まで安全・安心なモノづくりに徹す (株)みつばちの詩工房


矢野浩社長昭和5年に養蜂農家としてスタートした(株)みつばちの詩(うた)工房は、これまで通信販売を中心に全国に販路を広げると共に、石川県内に直営ショップ3店舗を展開し、地元に根付いたはちみつショップとして堅実な商いで今日の基盤を築いている。
時流に乗った販売ツールの一つとして10年あまり前に開設したホームページを2009年にリニューアルし、ネットショップとして本格的にスタート。新たな販売方法としてのネットビジネスへの取り組みを同社の矢野浩社長ならびに通信販売部の新保千加子さんに伺った。


楽天市場出店で新たな顧客を開拓

みつばちの詩工房のトップページ時代の流れの中で、既存のカタログ販売だけでなく、ネットを活用したビジネスを展開したいと考えた矢野社長は、ネット通販のノウハウの蓄積とカタログ通販とは異なる新規顧客を獲得する必要性を感じ、2004年11月に楽天市場に出店。「お客様の健康と美容に貢献する」と の企業コンセプトを前面に打ち出し、老舗養蜂場が作る安全で安心な商品であることをアピールすると共に、「予約販売」「特典プレゼント」「限定タイムセー ル」といったイベントを定期的に開催し、メールマガジンで集客を図る。そうした努力が奏功し、新規顧客獲得数は順調に推移。カタログ通販の顧客が50歳以 上と年齢層が高かったのに対し、ネットでは30代、40代の新たな年齢層の顧客を獲得できた。
4年が経過した2008年10月、楽天市場で培った ノウハウを元に自社サイトに注力すべく退店を決める。退店と同時に自社サイトを現在のもの(上画像)にリニューアル。その後、楽天市場店の顧客が「みつば ちの詩工房」で検索して自社サイトに来店し、リピーターとして定着している。


安全・安心+美味しい商品づくりに邁進

矢野浩社長「ホームページのリニューアルにより、自社の新しい店舗が一つ増えるという感覚で捉え、当社が養蜂からスタートしたモノづくり企業であることを発信すると同時に、当社の一つひとつの商品に少しでも興味を持っていただけるようなページづくりを考えました」と矢野社長は語る。
同社のはちみつの生産現場となる養蜂場の安全・安心への取り組みを顧客に知ってもらいたいと の思いから、国内外を問わず矢野社長自ら現地に足を運び、農薬汚染などの原因となる工場や田畑などが養蜂場の周辺にないか現地調査を行い、信頼できる現地 養蜂家と提携し、技術指導なども行いながら、安全で安心な高品質の商品を届けるために努めている姿を詳細に紹介している。
養蜂場の様子ま た、品質管理面でも自主検査と公的機関の検査も含め、中国の提携養蜂場で採蜜された段階から同社に到着するまでの間に9回にわたる検査を実施。ホームペー ジにはその流れが一目で分かる解説図まで掲載する徹底ぶり。こうした度重なる検査を経て、200種類以上の残留農薬を含めた化学物質検査を全てクリアした 品質と安全に万全を期している企業姿勢を顧客に分かりやすく伝えるページづくりに余念がない。

みつばちの詩工房 商品一覧

安心・安全な商品であることはもちろんだが、顧客にとっては美味しい商品であることも重要な要素。その点でも同社の各種商品は、2006年から2011年まで6年連続でモンドセレクションにて最高金賞、金賞、銀賞を受賞しており、中でも「チベット青原生ローヤルゼリー」は2011年に最高金賞ならびに国際最高品質賞を同時受賞。同社の各種はちみつ商品の品質の高さと美味しさは、世界的権威のあるモンドセレクションの折り紙付きだ。


はちみつに関わる様々な情報提供とブログの活用

パンとバターとはちみつホームページのリニューアル当初は、はちみつをはじめとした商品についての関連情報が少なかったことから、「はちみつレシピ」「ムクジローのみつばち講座」のページを立ちあげる。
はちみつレシピでは、自社のはちみつを使った料理やドリンクなど50種類以上のメニューを紹介。
ムクジローのみつばち講座では、みつばちの生態や養蜂の仕事などを分かりやすく紹介している。こうした商品+αの情報を提供することで、ホームページにアクセスしてきた顧客が、商品はもちろんのこと、みつばちや養蜂にも興味を持ってもらえる工夫を散りばめている。
また、ブログ「みつばちスタッフのこぼれ話」を新保さんをはじめスタッフが交代で日々更新。季節ごとの限定商品の紹介、本社工場での直売祭の告知、期日指定の送料無料ギフトの受付などを配信。もちろん検索に引っかかりやすいキーワードを散りばめることも忘れていない。スタッフだけでなく、矢野社長もブログ「ヤノちゃんのみつばち日記」で日々の出来事を発信。「お客様とお会いした時に、『ブログ見ましたよ』と言われるのが嬉しい」と笑顔で語る矢野社長も親しみやすいページづくりに一役買っている。


自分たちの手づくり感を大切にしたサイト

ローヤルゼリー、プロポリスなど同社のホームページのトップ画面を見ると、まず一番顧客にアピールしたいその時のキャンペーン商品やおすすめ商品を最上段で大きく紹介し、顧客がクリックしたくなるよう工夫している。商品を紹介するページは、看板商品である大地のアカシヤ蜂蜜ローヤルゼリープロポリスなどは、紹介する文章はもちろんのこと、そのレイアウト案も自社で考えている。同様に既存の通販カタログについても自社内で全て編集作業を行い、サイトの維持管理も全て自分たちで行い、社員の手づくり感を大切にしている。
新保千加子さん平成24年度には石川県産業創出支援機構の専門家派遣制度(ドクタークリニック)を活用し、一人あたりの購入金額を上げる工夫と新規顧客を獲得するための広告出稿等にも取り組み始め、平成25年4月には同機構のバーチャルモール「お店ばたけ」に仲間入りした。ネットショップのさらなる売上アップをめざし、春夏秋冬の年4回、カタログの発行に合わせてホームページ上でもイベントを展開し、秋は看板商品でもある「大地のアカシヤ蜂蜜」の新物発売に合わせたキャンペーンを行っている。
「売 れているネットショップには何らかの秘訣が隠されているわけで、そうしたページづくり、顧客サービスを参考にしながら、自社の個性を忘れることなく、少し でも使い勝手が良く、ついつい買いたくなるような仕掛けを散りばめたネットショップに作り上げていきたい」と意欲的な新保さん(左画像)である。


お客様目線の商いに邁進

大地のアカシヤ蜂蜜(一升瓶) 「お客様の立場になった品揃え」が、同社の商品開発のポイントである。その一例が、一升瓶入りの大地のアカシヤ蜂蜜(左 画像)だ。この商品は、お得感と利便性の観点から開発したもので、一番人気の商品である。価格的にお買い得なだけでなく、店頭で購入した場合でも、持ち帰 るのが大変なお客様には宅配便で届けるサービスも行っている。一升瓶入り(2,500g)と聞くとかなり長持ちしそうだが、毎月1本購入されるお客様もい るとのこと。
また、同社は先頃通販における送料無料サービス の適応価格を5,000円以上に引き上げた。「この変更にあたっては、メールマガジンで事前に何度も丁寧にお客様にお知らせするとともに、購入されたお客 様への返信メールにも念入りに説明を付記するなど、様々な機会を捉えて周知徹底する努力を重ねました。と同時に、送料無料になる5,000円を少し超える 価格帯になるよう蜂蜜の詰め合わせ本数を増やすなどの工夫をすることで、お客様がお買い得感をより感じられる商品づくりを心がけ、スムーズに移行すること ができました」と、新保さんはお客様に納得していただけるまで誠心誠意尽くす姿勢を披瀝。
そ の言葉を受けて矢野社長は、「養蜂からスタートして80年余の歴史と実績に裏打ちされた信用を大切に、これからも様々な努力と工夫を重ねながら、お客様に 喜んでいただくことを第一に考えた商いに徹し、お客様と共に歩んでいきたい」と顧客第一の経営に邁進する姿勢を改めて強調する。


インタビューを終えて・・・
地 元湯涌地区での養蜂にも力を注いでおり、今後も徐々にみつばちを増やしていく考えだ。小中学校の社会科見学の一貫として同社の養蜂場を開放し、実際の現場 を見てもらうことにも積極的に対応している。みつばちを育てている現場を子供たちが知ることで、みつばちの役割を理解し、興味を持ち、ひいては同社の顧客 につながっていく可能性もある。 「結婚以来20年間、毎朝ハニートーストを食べていますよ」と笑顔で語る矢野社長が描く『はちみつワールド』のさらなる広がりに期待したい。

(株)みつばちの詩工房 本社商   号 (株)みつばちの詩工房

住   所 金沢市浅川町ホ80

電話番号 076-229-0088

創   業 昭和5年

資 本 金 2,000万円

URL http://www.8383.co.jp/


お店ばたけホームページ

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ISICOバーチャルモール「お店ばたけ」は、(公財)石川県産業創出支援機構が運営するインキュベーションモールです。

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