2014年5月アーカイブ

石川県産業創出支援機構(ISICO)では、平成26年度も、ネット販売に必要な知識と手法を体系的に学んでいただくための実践的なセミナーを開催いたします。

基礎講座「ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術」は、ネット販売を行う際の心得や基礎知識、ツール、技術情報などを4回シリーズで学んでいただける<初心者向け>セミナーです。
受講料は無料ですので、浮いた費用をホームページの他の部分に投資することができます。

<こんな方におすすめです!>
  •  これからネット販売を始める方
  •  新しくホームページ担当になられた方
  •  ネット販売を始めたが、思うように売り上げが伸びなくてお悩みの方
  •  初心に帰り基礎を復習したい方

シリーズの受講がおすすめですが、希望の回のみの受講ももちろん可能です。
是非、ご活用ください。


平成26年度 ISICOネット活用セミナー

基礎講座「ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術」


○日  時

 平成26年 6月11日(水)~10月15日(水)
 各日13:30~16:30

 
○受講対象者  Webサイトを開設済(開設予定)の意欲ある経営者及び担当者 等

 
○定  員  基礎講座(全4回 2日程): 各30名

   
○受 講 料   無料

○会  場  石川県地場産業振興センター 研修室

○お申し込み

 お店ばたけホームページにある「専用申込みフォームにてお申し込みください。
 (専用申込みフォームは全講座共通のお申し込みフォームです)


○内容

基礎講座「ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術」(4回×2ターム)
   
 1.「ネットショップの基礎知識~ ネット販売の原点」
 
dr_kitamura.jpg講 師:北村 錬充 氏((株)LATERAL/お店ばたけホームページドクター)
日 時: (1回目) 平成26年   6月 11日(水)13:30~16:30
     (2回目) 平成26年  9月 3日(水)13:30~16:30

場 所: (1回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第12研修室
     (2回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室


内 容:
ネットショップを運営するにあたっての、心構えなど基礎の基礎を学んでいただく初心者向けの講座です。ワークを行いながら、あなたのネットショップやネットビジネスそのものを見つめ直してみましょう。

 ・ネットショップは商売だ
 ・知っているようでまるで知らないネットショップ運営
 ・あなたのお店を自己分析しよう。
 ・ネットショップの伝達力が重要です。
 ・あなたのお店の目標はなんですか?

 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換
 

 
2.「ネットショップの基礎知識~自社サイトの改善点のヒントは他社サイトにある!」

dr_kitamura.jpg講 師:北村 錬充 氏((株)LATERAL/お店ばたけホームページドクター)
日 時:(1回目)平成26年   6月 27日(金)13:30~16:30
     (2回目)平成26年   9月 17日(水)13:30~16:30

場 所:(どちらも)石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室



内 容:
自社のネットショップと売れているお店とでは何が違うのか、まずは知り、そして改善していきましょう。

 ・あなたのネットショップはどんなモデルのお店なのか?
 ・売れるヒントを繁盛店から見つけ出そう
 ・お客様目線にどこまでなれるかを考えよう。
 ・ツッコミ力をあげて改善点を見つけよう。
 
 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換

 

3.「ネット販売に役立つ技術 基本的なSEO対策」


古倉功一先生講 師:古倉 功一 氏((株)SEO/お店ばたけホームページドクター)
日 時:(1回目)平成26年    7月  16日(水)13:30~16:30
     (2回目)平成26年   10月   8日(水)13:30~16:30

場 所:(1回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室
     (2回目) 石川県地場産業振興センター 新館4F 第11研修室


内 容:
自社サイトへのアクセス数を増やすことは、提供する商品やサービスをより多くのお客様に購入いただくための第一歩といえます。SEO対策(検索エンジン対策)とは、検索エンジンでキーワード検索した時に、自社ページを上位表示させるための技術のことで、検索結果の上位であるほどアクセス数も多くなることから、アクセス増加をめざす際に重要な技術です。
お客様と自社との出会いの機会を増やすSEO対策について、その基本を学びます。

 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換


 
4.「ネット販売に役立つツール 基本のツールからあると便利なツールまで」

dr_nakano.jpg講 師:中野 治美 氏(taskmother 代表/お店ばたけホームページドクター)
日 時:(1回目)平成26年   7月  24日(木)13:30~16:30
      (2回目)平成26年   10月  15日(水)13:30~16:30

場 所:(1回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室
     (2回目)石川県地場産業振興センター 本館3F 第6研修室


○内 容:
ネットショップを運営するにあたり、是非とも整備したいツールから、あると便利なツールまで、ご紹介します。
 ・サイトの訪問者数、参照元サイト、検索キーワードがわかる"アクセスログ解析"
 ・サイトの新規ページを検索エンジンが発見し、検索してもらえるようにする
  /自社サイトの問題点を教えてくれる"サイトの健康診断ツール"
 ・お問い合わせメールアドレスのスパム対策におすすめ!"メーラー"+テクニック 等
 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換


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「eコマースでこそ培える、地方発信力」- 成功者に学ぶホームページ運営のためのヒント -

  (株)ヤマウチ(山内鮮魚店) 通信事業部本部長 山内 恭輔氏

eコマースでこそ培える、地方発信力


カメラマンから海産物商へ

(株)ヤマウチ(山内鮮魚店) 山内恭輔氏私の住む南三陸町は、人口1万8千人の町でしたが、東日本大震災で被災し、人口が4000人に減少し、店舗も加工工場も全て津波に流されゼロの状態になってしまい、現在は仮設の店舗で再スタートしたところです。

私 は南三陸町で1975年に生まれ、現在39歳です。北海道の大学を卒業後、親父がお膳立てをしてくれた築地市場の就職先を断り、兼ねてから夢だったカメラ マンになるため業界に飛び込みました。それから3年あまりアシスタントを経験して独立し、ようやくいろんな楽しい仕事をさせてもらえるようになった頃に、 親父から帰って来いと言われるようになり、3年あまり延ばし延ばしにしていました。そんな間もおふくろから自社商品などの食材が送られてきていましたが、 小さい頃から魚ばかり食べていたので食べる気にならず友達に分けていました。ある時食べるものがなく、仕方なくおふくろが送ってきた焼き魚パックを食べたところ、あまりの美味しさに感動しました。それがきっかけとなって、2005年に南三陸町に戻ったのが今日の私の原点です。

セミナーの様子



ネットショップを開設するも全く売れず

(株)ヤマウチ(山内鮮魚店)のホームページ当時の我が社はカタログ通販を10年ぐらいやってきていましたが、ネット通販はまだ手がけていなかったことから、私が戻ったのを機にネットショップをスタートさせました。やればすぐ売れると簡単に思っていましたが、実際には全く売れず、 月に数千円の売上しかなく、3年あまりこの状態が続き、何故売れないのかが全く分かりませんでした。

入社以来、通販事業部のパソコンの前に座っているだけで、狭い社内にあって他の社員からは「この息子は何をやっているんだ」みたいな冷たい目で見られながら、朝7時から翌朝3時頃まで、とにかくパソコンと向 き合っていましたが、やがて体にも支障が出るようになってきていました。



リニューアルで活路を求める

父親から3年で結論を出すように言われていたこともあり、満を持して以下のような観点からネットショップの改善に取り組みました
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・ 分析(他社と自社の違い)
その頃、南三陸町でネットショップを運営している人はほとんどなく、誰にも聞くことができず、とにかく売れていると評判の他社サイトを研究し、自社に欠けている点を見つけ出し、そこを補っていく地道な作業を繰り返しました

 ・ 売れる商材を作る・・・断トツの看板商品を1つか2つ
ネットショップでヒット商品となる売れる商材は、せいぜい1つか2つぐらいしかないものです。そこで自社にしかない看板商品を作ることを目指しました。とはいえ、魚のことを全く分かっていないため、父親に「この魚は何で美味しいのか」と聞くと、「うまいものはうまい」という答えしか返ってこず、自分なりに魚について勉強し、それぞれの魚の魅力は何かと言った付加価値を書き加えてページを膨らませていきました

 ・ 専門家になる(自社商品のプロ)
自社商品について自分が最も分かっているプロでないと商品は売れない。

 ・ 発信し続ける
メールマガジン等で情報発信をし続ける。

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リニューアルが奏功し、業績急伸

こうした地道な努力を重ねたことで、2005年に参入し、2008年まで全く売れなかったのが、2008年暮れにリニューアルしてから売れ始め、2009年は年商7,000~8,000万円をほぼ自社サイトだけで売り上げるまでになりました。
2010年にはスタッフ総出で寝る間も惜しむほど受注作業に負われる日々が続きました。こうなってくると社内での評価が一気に変わってきました。日本の場合はいろんな賞を取ると株が上がる傾向があり、当社も日本オンラインショッピング大賞「最優秀小規模サイト賞」等を受賞し、売上を上げたことで、ようやく自分の居場所が地元にできました。
震災前には私を含め6人のスタッフで6店舗を運営していましたが、現在は水産物の水揚げが復興するまで自社サイト1店舗に縮小しています。



美味しさに感動した食材を看板商品に

看板商品を作るということですが、私がその美味しさに感動した鱈に目を付けました。それまで鱈を丸ごと1匹付けて冬場に販売していた鍋用の寒鱈セットがあったのですが、私が戻ってから、もっとお客様が調理しやすいように、半身は刺身用に、残りの半身は鍋用に全て捌き部位ごとにパッケージする形に変更しました。鱈は足が速く、水揚げしてから2日ぐらいしか賞味期間がないため、この鮮度を売りにしようと考えました。そうなると、水揚げして捌いてその日の内に発送しないといけないため、社員には大変な思いをさせていますが、自分が美味しさに感動したことをお客様にも伝えたいとの思いから「感動の寒鱈セット」と名付け販売を始めました。食べてもらえればその美味しさは必ず分かってもらえるとの自信が裏付けです。
寒鱈の旬は1月から2月にかけての1ヶ月間だけですが、2005年には100セットだったのが、2014年には1,800セットを完売するヒット商品に成長しました。この1ヶ月の間に2~3回リピート購入されるお客様が多くいらっしゃいます。自分の思いをお客様にこれでもかと伝えられるのがeコマースのいいところで、紙媒体だと書けることが限られてきますが、インターネットならどれだけでも書くことができます。インターネットはお客様と直接繋がっているので、お客様に自らの熱い思いを伝えることに力を注いだ結果として、発信することが「喜び」に変わり、食べたお客様に感動していただき、幸せになっていただく「役割」を自らが得たことを実感しています。



情熱を前面に打ち出し、顧客数11万人!

自社商品に込めた思いをお客様に伝えないと分かってもらえない。インターネットを活用して販売してきた結果、気が付いたら顧客数が11万人になっていました。人口1万8千人の田舎にいても全国を相手に販売できるネットビジネスはどこにいても関係ありません

eコマースはなんて素晴らしいんだろう!

 想いに共感し、買ってくださるお客様がいる

 思う存分「伝える」ことができる
さらにフェイスブック(山内鮮魚店)ブログ(山内鮮魚店店長ブログ)等を活用することでお客様とのコミュニケーションもでき、もはや「顔」が見える商売になったと実感しています。



ネットの成功がBtoBにも波及

自分の商品の魅力を徹底的に分析し、その魅力をページに綴ることで、それに付随して営業力もついてきて、感性が研ぎ澄まされることで、商品開発にも優位に働くようになります。そうした努力を重ねるうちにBtoBの売上が倍になりました。その主力商品は「しっかり朝ごはん」 と銘打ったさば塩焼き、ぶりっ子味噌焼き、たら味噌焼き、銀鮭酒塩焼き、さけ粕焼きなど旬の魚種が各2切入った小袋入りの商品です。袋のまま30秒温める だけの手間いらずで、忙しい朝にぴったりなことからヒット商品になっています。スーパーにしか卸していないBtoB商品です



みやぎEC発足

2013年3月27日、宮城県のEコマース業界の底上げを図るべく、「みやぎEC」を発足させました。インターネットショップを運営している30社のメンバーで、月に2回勉強会を開催しています。メンバーから写真の撮り方を勉強したいとの要望が多かったため、かなりの回数の写真撮影の勉強をしています。 宮城は食品メーカーが多いことから、商品の撮影にあたってどんな器を使うといいか、テーブルコーディネートも含めて専門家を呼んでアドバイスしてもらう勉強会も行っています。
宮城県は非常に物には恵まれているのですが、発信が下手なのです。私がみやぎECを発足しようと思ったのは、ネットショップの運営はとにかく孤独との闘いだとの思いを抱いていたところ、東日本大震災の2ヶ月前に「高知e商人養成塾」との出会いがありました。
こ こから講師に来て欲しいと呼ばれ、写真の撮り方の講師ならと安易に引き受けて出かけていきました。現地に着くと100人あまり集まっていて、2時間ぐらい 喋った後に懇親会があったのですが、お酒を飲んでいる間も、私が食事する間もないほど、次から次と参加者の質問攻めに合い、あまりの真剣さにびっくりさせ られたのです。
これは是非、宮城でもやらなければと思ったのがそもそものきっかけです。それで2011年3月17日に第1回の勉強会を開催する予 定だったのですが、東日本大震災が発生したために2年あまり遅れてのスタートとなりました。高知の皆さんの活動を目の当たりにし、東北は10年遅れている と痛感させられました。インターネットの世界で10年遅れというのは恐ろしいことです。
その要因を分析してみると

1.ものづくりは真剣にやっているが、発信は消極的
2.情報社会に慣れていない
3.BtoBで何とかなっていた
こうした要因に加え、宮城の場合は「自分たちは東北の中心」みたいな変なプライドが邪魔をし、東北は10年遅れてしまっていたのです



「誰から買う」時代の到来

みやぎECがスタートして以来、2ヶ月に1回は全国から講師を招いて勉強会を重ねてきたことで、会員の意識もかなり変わってきています。最近、講師の皆さんがよく言われるのは、「どこで買う」時代から「誰から買う」時代にこれから益々なっていくということです。
ブログやSNSなど店主のプライベートを発信する手段が豊富にあるため、お客様とのつながりが親密になってきています。従来のBtoBのビジネスでは、自社→商社→販売者→お客様という図式で、我々の思いはなかなか正確にお客様に伝わらないのに対し、インターネットは自社→お客様のため、思う存分自社商品の魅力を伝えることができる素晴らしい商いだと痛感しています。
これからも故郷の素晴らしさを全国に発信し、震災を機により一層団結して頑張っていきたいと思っています。
ご静聴ありがとうございました



山内恭輔氏と西田上氏の対談*

山内氏と西田氏の対談

西田氏):写真右
 講演に引き続き、山内氏にお話をうかがいたいと思います。まず、ホームページの更新等は一人でやっているのですか、それとも何人かのスタッフでやっているのでしょうか。
(山内氏):写真左
 基本的な作業は全て私が一人でやっていますが、受注業務はスタッフに任せています。

(西田氏) 1ページ仕上げるのにどれぐらいの時間を要しますか。
(山内
氏) 写真撮影も含めて3時間ぐらいですね。

(西田氏) ホームページの制作ソフトは何を使っていますか。
(山内
氏) フォトショップとドリームウィーバーです。


(西田氏) ページを制作する時に一番気を付けていることはどんなことですか。
(山内
氏)
 ベネフィットを重要視しています。具体的には、お客様が自社の商品を購入されて、どう幸せを感じていただけるかに力を注いでいます


(西田氏)
 私が一番やってはいけないと思っているのは、九谷焼は食べられませんが、素敵だと思って買ったのに現物が届いたらがっかりさせてしまうことです。そのため実物よりも2割程度、光りの加減や色味を調整し、劣化させて写真を撮っています。それが奏功してか、購入されたお客様からのレビューの多くが「実物の方が素敵でした」というのが多いです。こうして1度、写真より実物の方がいいと思ってもらえると、その後は安心してリピートしもらえます。
『感動の寒鱈セット』以外で、年間コンスタントに売れている商品はありますか。
(山内
氏)
 殻付きホタテ(生食用)に専用ナイフとレシピを入れたものが第1位で、第2位はカキ(生食用)です。やはり生食の人気が高いですね。


(西田氏) 東日本大震災による原発事故等の風評被害はありますか。
(山内
氏)
 ありますね。一昨年ぐらいまではメールや電話での問い合わせの際に必ずと言っていいほど「放射能は大丈夫ですか」と聞かれました。それに対しては放射能検査を実施し、その検査結果をホームページでも公表しています。


(西田氏)
 海産物には風評被害が付き物だと思いますが、そうした影響を受けない海産物以外の商品開発はしていないのですか。
(山内氏)
 いろんな考え方があると思いますが、当社は南三陸町という海産物で生きてきている町で生まれ育ってきています。しかも震災の影響や後継者難で、鮮魚店が3軒しかない現状を鑑みた時に、うちが南三陸の鮮魚業界を牽引していかなければとの強い思いがあり、例え売上が思うように伸びなくてもこの道を歩んでいく覚悟です。


(西田氏) みやぎECの今後はどのようにしていきたいですか。
(山内
氏)
 売上を上げてみんなで幸せになりたいですね。
みやぎECのメンバーの9割が食品関連のため、風評被害を乗り越えて頑張らないといけないし、自力で生き残れる力をつけてもらいたいと願っています。メンバーはやる気のある人ばかりなので、大いに期待しています。


(西田氏)
 時間はみんな平等であり、彼らが追い付こうとするためには人の倍働くしかないが、からだを壊しては元も子もありません。やらなければいけないことが膨大な量あるため、できることから地道に片づけていくしかありません。山内鮮魚店のこれからの方向性について教えて下さい。
(山内
氏)
 現状ではBtoBとBtoCが半々の比率ですが、お客様の喜びが伝わってこないBtoBは将来的には縮小し、BtoCの比率を伸ばす事でお客様と直接繋がり、深い関係性を築ける業務形態を目指して行きたいですね。


(西田氏) ネットショップのこれからはどのようにしたいと考えていますか。
(山内
氏)
 東日本大震災前は、本気で年商10億円を目指していました。今は原料確保がとても困難になっているため、大量受注できないことがネックです。今年5月中にホームページをリニューアルする予定で、何とか風評被害を払拭し、売上増につなげていきたいと思っています。


(西田氏) 現在の御社の従業員数は何名ですか。
(山内
氏) 現在はパートを含めて40名です。


西田氏) 雇用を増やす計画はありますか。
(山内
氏)
 南三陸町の働く場所は、水産業が多いにもかかわらず人が足りないのが現状です。いわゆる3Kの仕事が敬遠されるからです。とはいえ外から採用したくても住む場所がないのでこれも難しいのが現状です。


(西田氏) 今は通販事業部の部長ですが、社長になる日はそう遠くないですか。
(山内
氏)
 まだ先だと思います。うちは家族経営ということもあり、働いているスタッフにとっては嫌なものだと思うので、それは将来的にはやめたいと考えています。


(西田氏)
 東北はものづくりは素晴らしいが情報発信をしないと言われましたが、石川にも同じことが言えます。石川がなぜ情報発信しないのか、それは見れば分かるだろう、いいものを作れば売れると思っているからですが、現実には売れていません。
(山内
氏) 他の商品と自社の商品の違いを明確に発信することが大切だと思います。


(西田氏)
 例えば餃子を買いたいと思った時に楽天のランキングを見ても、安いから売れているのか、美味しいから売れているのか、そこまでは写真を見ただけでは分かりません。先程の山内氏の講演にもあったように誰から買うかがキーワードになってくると思います。
(山内
氏)
 きれいなページを作ろうとするよりも、自分の熱い思いを相手の心に響かせる1行の文章の方が効果があります。うちの商品で言えば、鱈は天候に左右され、漁師さんが漁に出られない日もあります。そんな時はお客様に全て電話で連絡を入れています。インターネットだからこそ電話をかけて発送日が遅れることについて了解をもらっています
(西田
氏)
 今の話に関連しますが、昔は電話をしたくないからネットで注文したのですが、今はネットの受注確認メールを見ない人が多く、確認の電話を入れるとその程度のことでわざわざ電話してくれたのかと喜ばれます。うまくいかないのはうまくいくことをやっていないからで、この簡単なことをやればいいだけなのです。
私はシャイなので15年間一人でコツコツとやってきましたが、中には「何日の何時に伺ってもいいですか」と突然電話してきて、遠方からわざわざ訪ねてきて、売れるショップになるためには何をすればいいのかを実地研修しに来る熱心な若者がいます。そういう行動派の人は必ず成功します

(山内
氏)
  eコマースの世界における大御所の方たちは、立ち上げた時に大変な苦労を重ねられている方が多く、自分の分からないことを聞けば何でも親切に教えてくれ、 お願いすれば全国から快く講師として飛んできてくれます。私も今日、ご縁があって石川県からお招きいただき、初めて金沢を訪れることができました。今日参 加された皆さんには、是非一度ご自身の目で南三陸町の今を見に来ていただければと思っております。本日はありがとうございました。

石川県産業創出支援機構では、2014年3月20日に「集中指導による成功店育成事業」成果発表会を開催いたしました。

集中指導による成功店育成事業」成果発表会

平成25年度「集中指導による成功店育成事業」(集中クリニック)として、 売上増加など際立った成功事例を輩出するため、お店ばたけホームページドクター5名が連携して、お店ばたけに出店しているモデル事業者3店舗を集中的に指導。成果発表会では、ドクターによる指導方法や成果等、また企業の方にもこれまでやってきた成果などを発表していただきました。

お店ばたけホームページドクター5名と3企業


<事例1>

enikatop300.jpg「ネットショップ初心者の事例 ~コンセプトメイクは重要だ~」

 (株)キタマ【英日花enika】 (金沢市/フルトン傘等英国ブランド輸入雑貨の販売)

◆(株)キタマ
専務取締役 田中 茂氏

◆ホームページドクター
 北村 錬充氏 (株)LATERAL



<事例2>

出口織ネームのホームページ「製造業BtoBサイト全面リニューアルの事例 ~リニューアルの留意点を学ぶ~」

 (株)出口織ネーム (白山市/織ネーム等ジャガード織製品の製造販売)

◆(株)出口織ネーム
代表取締役社長 出口 勉氏

担当 狭間 則宏氏

◆ホームページドクター
 中野 治美氏 taskmother


<事例3>

大雅堂のホームページ「製造業のネットショップ改善の事例 ~トップページ、カテゴリーページ改善で売上増、問い合わせ増!~」

 輪島漆器大雅堂(株) (輪島市輪島塗製造販売)

◆輪島漆器大雅堂(株)
代表取締役 若島 基京雄氏

担当 若島 土百江氏
◆ホームページドクター
 西田 上氏 九谷物産
(株)

<事例3>「製造業のネットショップ改善の事例  トップページ、カテゴリーページ改善で売上増、問い合わせ増!」 製造業のネットショップ改善の事例~トップページ、カテゴリーページ改善で売上増、問い合わせ増!~


輪島漆器大雅堂(株)(輪島市/輪島塗製造販売)

 ●輪島漆器大雅堂(株) 代表取締役 若島 基京雄氏

 ●ホームページドクター 西田 上氏 九谷物産(株)

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ブランド力・アクセス数はあるが売れていないサイト向けの事例
 ・目 標  月商20万円 → 30万円
 ・方 法  商品情報の可視化(高品質な商品写真、価格等)
 ・結 果  昨年同期間と比較して1.5倍の売上、年末の高額商品販売(重箱)
 ・気づき  閲覧者の要望と提供情報の整合性を高めれば売れる

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◆サイト概要:
 ・サイト開設  2006年(開設8年)
 ・サイト制作  自社で制作・自社で更新(兼任1名)
 ・平均月間アクセス数  16,350pv
 ・平均月商  平均月商: 20万円 → 目標30万円 
 ・サイト構築  【現在】 MT3 →  【新】 Eストアー(リニューアル予定)

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◆課   題:
 アクセス数はあるが購入に結びついていない
  ・サイトを構築しているMT3のサポートが終了している 
  ・これまでに蓄積してきた多くのデータが混在している
   (夫婦2人でサイトを運営していくには無理がある)
  ・トップページに訴求力がない

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◆結   
果:
 ・月平均 20万円
   → 平成25年12月(単月ではありますが200万円) 
     年末に重箱等、高額商品が売れた
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<西田先生>

(株)九谷物産 西田 上氏世の中に輪島塗を知らないという方はまずいないと思います。知名度は抜群にあるにもかかわらず、高額な商材であるために買える方が非常に少ないのが現実です。「輪島塗」で検索すると大雅堂(たいがどう)さんが一番上に出てくるのに、月に20万円しか売れないのは何故なのか・・・。

例えば、旅先でラーメンが食べたいと思った時に、○○食堂という看板が目に入った場合に、ラーメンがあるかどうか不安な思いで、勇気を持って暖簾をくぐったら蕎麦とうどんしかなく、がっかりすることがあります。大雅堂さんのホームページはそれだったのです。憧れの輪島塗を買いたいと思って辿り着いたサイトが、奇抜な赤のバナーで彩られ、高級な輪島塗の商品写真が何もなかったら、ここで輪島塗を買いたいと思いますか?ごく少数ではありますが、高価な輪島塗を買いたいと思ってネット上を検索して大雅堂さんのサイトに辿り着いた方は、サイトを見た瞬間に離脱すると思います。
 

指導のポイント

[顧客が求めている情報をタイムリーに提供]

輪島塗の屠蘇器(とそき)そこで私がアドバイスしたことは、12月に入る前の時期だったことから、奇抜な色合いのバナーを取り除き、お正月の屠蘇器(とそき)の画像をメインに入れ、お重関連の画像を徹底的に増やしてもらいました。その理由は、年末に輪島塗を探す方々は、明らかに屠蘇器もしくはお重を探しているからです。その直後に100万円のテーブルが売れました。輪島塗に対するブランドイメージをトップページに持ってきただけで結果が出ました。

三段重・銀花紋蒔絵売っている物が間違いないことが第一条件、ちゃんとした物を売っている人がお客様に対してちゃんとした情報を提供することが、ネットショップが一番やらなければいけないことです。売上の伸びないネットショップは、お客さんがそこそこ来ているけど買ってくれない、お客さんが全く来ていない、このどちらかです。これを改善すれば売上は上がります。



[ネットに不況なし]

大雅堂さんで高額な商品が成約につながった理由がもう一つあります。インターネット上には不況がありません。なぜならお金を持っている人しか買いに来ないからです。実店舗ではなかなかお金を持っている人を集客するのは難しいですが、ネットショップはお客さんが店を探してやってきます。例えば、300万円の予算でテーブルを買いたいと思っている人が来た時に、店側がちゃんとおもてなしできるか、これができていないお店が大半だと思います。
 

[在庫のある商品をメインにし、価格を明示]

さらに、大雅堂さんのホームページに載っている商品には、展示会に出していて手元にない商品、現時点で在庫がない商品がかなりありました。欲しいと思ってサイトに来たお客さんが、買おうと思ったら在庫なしではがっかりします。そこで、在庫のない商品は目立たないように後ろに下げ、在庫があって即発送できる商品を上の方に並べる形に変えました。それと同時に、それぞれの商品に金額表示がなされていなかったため、金額を明示しました。ネットショップに来店したお客さんが商品に対して何を考えるか、それを視覚で伝えてあげることができるかできないかで全く違ってきます。それによって、お客さんの欲しい、買うというアクションをもの凄く短くできるページに作り替えました。
 
 

行ったこと

トップページ、カテゴリページの改善

これまでに蓄積してきた多くの混在した データの整理

リニューアルサイトの準備  (サイト構築はASP型のEストアーを選択) 

 

まとめ

・消費者心理を考慮したコンテンツの可視化(商品画像、価格)

・写真の撮り方 ・商品と価格の可視化

・ネットショップ専用ASPサービス採用によるWebに要する時間の有効活用

ネットショップを作ることに時間を割くのではなく、できるだけ安価で品質のいい外注先を見つけることをお勧めします

 

<若島社長(写真右)コメント>

輪島漆器大雅堂(株) 代表取締役 若島基京雄氏これまでISICOさんのいろんな勉強会に参加させていただいていましたが、今ひとつ自社のホームページは何かが足りないと感じていたところに西田先生に来ていただき、うちのホームページのダメなところを見事に指摘して下さり、目から鱗が落ち、早速その成果で売上が上がったことから、それを活用して進化したホームページにリニューアルしたいと思っています。現在の当社の売上の内訳は、Webが20%、BtoBが30%、百貨店が50%ですが、中でもWebの比率をどんどん伸ばしていきたいと考えています。
 

<西田先生>

私がアドバイスしたのは、トップページとカテゴリーページの改善、画像の入れ替えと並べ替えだけです。今やればすぐ効果がでます。なぜ効果が出ない人がいるかと言うと、しないからです。やってください。やりました。これでいいのです。店側の伝え方とお客さんの思いをマッチングさせれば結果が出ます。 今回の成果を踏まえ、大雅堂さんはホームページのリニューアルに取り組み、夏頃までには完成させたいとのことなので、更なる売上アップを大いに期待しています。 

<事例2>「製造業BtoBサイト全面リニューアルの事例  リニューアルの留意点を学ぶ」 製造業BtoBサイト全面リニューアルの事例~リニューアルの留意点を学ぶ~


(株)出口織ネーム(白山市/織ネーム等ジャガード織製品の製造販売)

 (株)出口織ネーム 代表取締役社長 出口 勉氏

 ホームページドクター 中野治美氏 taskmother 



製造業サイトのリニューアル
 ・目 標  平均問合せ件数12件/月 → 24件/月(2倍)
 ・方 法  サイトリニューアル
 ・結 果  12月
サイトリニューアル、平成26年1月:33件、2月:35件(2倍以上)
 ・気づき  Webベンダーに自分の意志を伝えるための知識習得の必要性 


サイト概要:

商品の雰囲気に最適な織り方を提案 織りネーム織ネーム、お守り、マウスパッドなどの織物製造業

・製造業のBtoBサイト

・サイト開設年 2002年 開設から12年の歴史を有する お店ばたけの第一期生でもある

ジャガード織ならではの表現で、オリジナルのお守り・サイトの製作は外注し、更新は自社で対応

・平均月間アクセス数 2300件

・平均問い合わせ件数 12件/月

・使用ソフト   ドリームウィーバー







◆課 題:
  会社サイト(B2B)のリニューアル
  織技術の革新はしてきたが、サイトは10年近く同じで旧式。
  リニューアルで大規模受注を目指す!
◆目 標:問い合わせ件数
       月平均12件  24件  


 
<中野先生>

お店ばたけホームページドクター 中野先生BtoBサイトを外注して全面リニューアルした取り組みについて紹介します。

ウェブベンダーに自社の思いを伝えるための知識が集中指導の鍵になりました。

 

 



リニューアルのポイント

・旧サイトでは、メールか電話での問い合わせだけだったため、今回のリニューアルでは問い合わせのメールフォームを新設し、全ページの上部、下部に問い合わせフォームのバナーと電話番号、FAX番号を入れ、どのページを見てもすぐに問い合わせができるように工夫しました。

1事例1記事で商品を紹介する実績ブログを新たに設け、ワードプレスで構築されたブログに書き込んで実績紹介できるものにすると同時に、可変デザインでスマートフォンにも対応しています。
 

リニューアル後の状況

平成25年12月6日リニューアル完了

平成26年1月の問い合わせ件数33件、2月は35件と、それ以前の月平均12件に比べて問い合わせが急増し、目に見える成果が出ています。

・ページビューが5169(リニューアル前は2723)と2倍以上

・セッション数(訪問者)は1171(同1073)

・リニューアル後3ヶ月と昨年同月のアクセス解析を比較すると直帰率が75% → 45%、ページ数が増えたことも奏功し、顧客がページ内を回遊し滞在時間が延びている→リニューアルは成功
 リニューアルにあたってキーワードをいろいろと織り込んでみましたが、この点に関しては、今後も引き続き改善していくことで更なるステップアップが期待できます。グーグルアナリティクスにおいても全ての数字で改善が確認されています。

 

今回行ったこと

1.リニューアル準備

 コンセプトメイク・・・サイト設計図作成、埋め込みキーワードの洗い出し、 意見交換、課題洗い出し会議

2.サーバ移転・ドメイン移管

 ドメイン移管ASJ → Xサーバ リニューアル公開日に新コンテンツにドメイン貼付

3.リニューアル実施(12/6)

4.リニューアル後の状況把握と問題解決

 ・旧サイト/新サイトのリダイレクト設定 細かな問題点の修復など

 ・新サイト内の検索キーワード (キーワード+製造・制作・見積)

 ・問い合わせフォームの改善 など

5.SEO対策

 ・アクセス数が多い割には直帰率が高いページの改善

 ・キーワードの選定

 ・EFO(エントリーフォーム最適化)
 

今後の課題

真のターゲットへの最適化

個人からの問い合わせを減らし → 高品質商品を求める企業間取引獲得をめざす

当社別サイト(ゆめ工房 織仁FPS専用マウスパッド「疾風」など)への応用、連動した使い方
 

まとめ

リニューアル時の留意点

・ツール選定 CMS、ムーバブルタイプ、ワードプレスなど

・業者の選定

・ドメイン移管の留意点

・301リダイレクト処理

・最低限のSEO対策
 

<出口社長コメント>

(株)出口織ネーム 代表取締役社長 出口勉氏某ドラマの販促品として使う袋物を受注しました。それは今回のリニューアルで、ものづくりの過程をどんどん表に出し、サイトを見た人に当社のこだわりが理解してもらえるつくりになっていたことが奏功し、成約に結びつくという嬉しいハプニングです。これからどんな可能性が生まれてくるか、非常にワクワクしています。


 
 <Web担当者 狭間氏コメント>

(株)出口織ネームWeb担当者 狭間氏私自身、ホームページに関する知識は無いに等しく、旧サイトは商品写真や文章を追加することが主で、製品の紹介ページを縦に伸ばすことしか出来ませんでした。1ページに全ての製品が掲載されていることで、SEO的に弱く、当社の製品力や技術力が伝わりにくいサイトでした。
加えて製造業で大切な「問い合わせ」方法もわかりづらかったと思います。

ISICOさんのセミナーに参加しいろいろ学ばせていただき、この点を中心にリニューアルを考えましたが、サイトの構成や写真・文章などから、サーバー移転やドメイン移管など初めてのことばかりで、中野先生をはじめ専門家の方々やデザイナーの方にアドバイスいただけなければ、うまく進めなかったと感謝しております。

必要な作業を業者の方にまるまるお願いするのも効率の面から考えると良い選択だと思いますが、「サイトは常に変化する必要がある」という思いがありましたので、可能な限り自社で実施する方法を選びました。

実際はいろいろ問題が発生したリニューアルになりました。
(1)ドメイン移管
ドメイン移管では、登録してあった住所や電話番号が市町村合併前のもので、これらの情報を登記簿などを提出して更新しないとドメインの移管が出来ないことが、作業を進めていくと分かりました。
ドメイン移管部分だけでなく、リニューアル全体で具体的に発生しうることを確認し、シミュレーションしておく必要があったと感じております。

(2)サーバー移転
サーバー移転のタイミングでレンタルサーバーを調べていると、10年以上前に契約した当社の契約内容はデータ容量が少ないのに、費用は数倍高いというとても無駄な経費を支払っていたことが分かりました。
ネットワークやレンタルサーバーなどの最新のインフラ情報は、可能な限り徹底的に収集しておく必要があると感じました。

(3)リダイレクト
中野先生に実施するように言われていた「リダイレクト」を勘違いしており、リニューアル直後は新サイトのほとんどのページがgoogleにインデックスされていませんでした。再度指摘されて、至急リダイレクト処理を行いましたので、しばらくするとアクセスは新サイトに入りだしたので、ホッとしました。
ある程度の専門用語は理解できていないと、業者さんや専門家との打ち合わせや、作業依頼の内容が抜けたり、自分で実施する作業も抜け落ちることもあるので、担当者は基本的な知識を勉強する必要があると感じました。

また、当社は集客の中心がサイトになっているので、そのような会社にとってメールを見るパソコンや社内ネットワーク・インフラなどのトラブルは短時間で復旧させることが大事になってくるので、このあたりの知識も必要だと感じます。

今後もお客様のニーズにあった製品と技術力をうまく伝えられるサイトになるように勉強し、サイトと共に日々成長していきたいと思います。

 

<中野先生>

いろいろ苦労があったようですが、狭間さんの理解度が高かったおかげで、わりとスムーズに進めることができました。今後の成功の鍵を握っているのは、実績紹介のブログです。 製造業の場合は相手先があるため全てオープンにはできないと思いますが、実績紹介のワードプレスのブログをどんどん更新しいくことで、当社の製造技術が具体的に伝わり、様々な案件の受注につながって、成果が得られると思いますので、是非これから充実させていっていただきたいと思っています。

<事例1>「ネットショップ初心者の事例 コンセプトメイクは重要だ」 ネットショップ初心者の事例~コンセプトメイクは重要だ~


(株)キタマ 英日花enika (金沢市/英国ブランド輸入雑貨の販売)

 ・(株)キタマ 専務取締役 田中 茂氏

 ・ホームページドクター 北村錬充氏 (株)LATERAL 


 
ネット販売初心者、仕入れ販売
 ・目 標  2月までに傘500本販売 → 月/自社サイト,Amazon,卸毎の売上目標設定
 ・方 法  フルトン傘の販売促進 → フルトン他英国雑貨の販売促進
 ・結 果  未達成 (当時チャールズ皇太子ご成婚など最初の時期だけよく売れた)
 ・気づき  マーケティングの重要性 (誰に何を売るか) 

 
◆サイト概要:
 ・サイト開設  2012年(開設1年)
 ・サイト制作
  自社で制作・自社で更新
 ・平均月間アクセス数
  3,878pv
 ・平均月商
  9万円(本店・amazon・卸売りの合計) 
 ・サイト構築
  みんビズ+e-shops(買い物かご) 

 
◆課   題:
 ・海外からの仕入れで日本での知名度が低い。
  ・販売価格が決められており他社との差別化が図れない。 
  ・ネットショップ運営は未経験
  ・本業の傍ら、片手間でのサイト運営
  ・商品構成
  ・ターゲットが明確でない 

 

<北村先生>

(株)LATERAL 北村錬充氏これからネットショップをやろうという方、既にやっているけどなかなか売れないという方に非常に参考になる英日花(えにか)さんの事例について。

はじめに当サイトを運営されている(株)キタマの田中茂専務さんからサイトを立ち上げたきっかけについてお話しいただきます。 


<田中専務>

(株)キタマ 専務取締役 田中 茂氏私の知人にロンドン在住で、フルトンの日本窓口を担当している人がいて、いろんなやりとりをしている中で、フルトンの傘を日本で販売してみないかと持ちかけられたのが始まりです。その時は、本業の鉄工関係の仕事で中国の工場を任されていた時で、日本に帰国した際に当社の喜多英樹社長にこの話を伝えたところ、従来の製造業に新しい柱をプラスするという意味で販売も手がけてみたいと喜多社長も考えていたことから、フルトンの傘を販売することになりました。
当初は、中国製の安価な商品を扱うことも考えましたが、やはりブランド力のある英国製品の方が将来性があると判断し、初期投資が少なくて済むネットショップで販売する許可をもらいました。とはいえ、ネットで物を売るのも初めて、サイトを立ち上げるのも誰に聞けばいいのか分からない状況で、石川県産業創出支援機構さんのお店ばたけ事務局に問い合わせたところ、専門家派遣事業をはじめとした様々な支援制度があることを知り、それらを活用させていただきながら現在に至っています。まだまだ問題山積のサイトですが、ようやく1年が経過し、専門家の方々からの指導を受けながら充実させていきたいと思っているところです。

<北村先生>

英日花さんがフルトンという商材を扱ったタイミングが良く、ちょうどウィリアム王子のロイヤルウェディングや同夫妻にジョージ王子が誕生したことで話題になり、イギリス王室御用達の知る人ぞ知るブランドでもありました。ネットショップに関する知識がほとんどない状態でスタートしたものの、英国がロイヤル ウェディングで熱い時期だったこともあって、少しずつではありますが売上がついてきました。

サイトの概要

・スタートは2012年

・サイトは自社製作、自社更新、一部外注も使用

・平均アクセス数   3,878件/月

・売上            9万円/月

現状での課題

・知名度が低い(フルトンを知らない人が多い)

・仕入れのため販売価格が決められている商材である(差別化はどうするか)

・ショップの運営が未成熟 ・本業の傍ら片手間での運営

・商品構成が不明確

傘専門店でいくのか、イギリス雑貨のセレクトショップでいくのか 

 →   イギリス雑貨を扱うセレクトショップ化を目指す

サイト運営者側が魅力を持って商品をアピールし、接客することができないとダメで、 売上も上げつつ自社サイトを充実していくために、売れている商材はアマゾンでしっかり販売していくことにしました。自社サイトにおいても「フルトン」は大事なキーワードであることから、この点については古倉功一先生((株)SEO)からSEO対策についてお話しいただきます。

<古倉先生>

(株)SEO 古倉功一先生私からはSEO対策の基本をお伝えしました。SEO対策には大きく分けて二つあります。一つは、内部SEOと呼ばれるサイトを構築する際に、よりフルトン傘をアピールする作り方で、その最適化を実施 しました。具体的には、ブラウザの上部にサイトのタイトル名が表記されますが、関連するページのタイトル名にフルトン傘を入れていくなどの最適化を行いました。もう1 点は、外部SEOと言われる被リンクを増やすことです。外部サイトからリンクを張る作業がSEO的に有利とされており、そうした二つの対策を行うことで、 当初7位だったものが実施後に5位に上昇しました。

<北村先生>

SEO対策を施すことで、フルトン傘の検索順位が上がり、アクセス数も増えるものの、自社サイトではなかなか売れない状況が続いていましたが、アマゾンでそこそこ売れていたことから、アマゾンの売上をさらに上げて行くべく、アマゾンに在庫を預けてしまい、アマゾンから出荷してもらう仕組み(アマゾンFBA)を利用しました。アマゾンに在庫を預けることで即日発送が可能となり、早く商品が欲しい方はアマゾンで購入するという流れが構築できました。古倉先生のSEO対策の成果もあって自社サイトのアクセス数も上昇しましたが、実際に売れたのは圧倒的にアマゾンのサイトでした。

自社サイトは、この商品はどこがいいのか、どういう特徴があるのか等々を明確に伝えることができないと、いくらその商品が欲しくてもなかなかお客さんの購買に結びつきません。フルトン傘もランキングを付けたり、画像の詳細を分かりやすくするなど、少しずつ工夫をしていくことによって売れるようにもなってきました。ただ、フルトン傘をはじめとした英日花さんのサイトの商品は仕入れ商材のため、価格競争に巻き込まれやすいこと、英国ブームが過ぎてしまうと売上が激減するリスクがあることを心配していたところ、現実に売上が落ち始めました。

ウエントワース-ジグソーパズルそこで、傘だけではなく、他の商品の魅力も分かりやすく伝える観点から商材を見直しました。例えば、木製パズルは非常に面白い商材にもかか わらず、ページ上で売ろうとするとその魅力が正確に伝わっていませんでした。そこでこのパズルはピースが動物の形をしていたり、角の部分がないピースがあったりと上級者向けのパズルであることから、ピースの面白さ、パズルを完成させるための枠も特注で製作し、それもつけて販売する手法を採り入れました。完成したパズルを入れる枠をオリジナルで作成したことで日本人向けの商品にリニューアルしたことで、少 しずつですが売れるようになりました。

今回行ったこと

1.顧客のニーズに沿った導線づくり
2.アマゾンFBA
3.百貨店英国フェアとの連携
4.卸売店増
5.英国ブランドに特化した新商品展開

まとめ

・ネットショップの基本、商売の基本を見直す

・誰に何を売るのか、売りたいのか、接客するのか

・商品に対して売る側がどれだけ愛情を持って大切に売っているか (この点をサイト上で表現できているか見直す必要あり)

・ネット以外(百貨店の催事等)の売り方を再考

・Webはあくまでもツールの一つ


<田中専務コメント>

サイトをスタートした1年目に、集中指導を受けることができ、大変有意義な1年でした。その中で、ドクターの方々からのアドバイスを即サイトに反映できな かった点が多々あり、反省しています。今回ご指導いただいたことをこれからのサイトづくりに反映させ、売上増に向けて頑張りたいと思います。

<北村先生>

イギリスの商材を扱う=ネットショップではなく、ビジネス全体としてネットの部分、リアルの部分、卸の部分と、事業モデル全般を見直す必要性を1年間の集中指導を経て実感していただけたことが、これからの成長につながるものと期待しています。 

2014年5月24日(土)、25日(日)、金沢市大桑町のみつばちの詩工房 大桑店で第3回「大はちみつ祭り」が開催されます!
 
みつばちの詩工房大桑店で「大はちみつ祭り」が開催されます。

 
はちみつしぼり、蜜蝋キャンドル作り体験や、はちみつコラボのグルメ&スイーツテント市、金沢産はちみつ等の量り売りなど、お楽しみ満載のイベントです。
>>昨年の「大はちみつ祭り」開催の様子(ブログ)


また、みつばちの詩工房のアイドルであり、広報部長のゆるキャラ「ムクジロー」や、和倉温泉のゆるキャラ「和倉温泉わくたまくん」にも会えますよ。
>>わくたまくんが大はちみつ祭りに登場!(ブログ)

「雨天決行」ですので、雨が降っても、ぜひお越しください!


 
「大はちみつ祭り」体験コーナー(前回の様子)みつばちの詩工房【大はちみつ祭り】
日程:2014年5月24日(土)・25日(日)
開催時間:午前10時~午後4時 ※雨天決行
場所:みつばちの詩工房大桑店
   石川県金沢市大桑町2丁目380
後援:北國新聞社

>>大桑店の地図はこちら!


 
<イベント内容>※内容は変更になる場合がございます。ご了承願います。
・はちみつしぼり
 今年はしぼりたてはちみつでつくるハニードリンクをふるまいます。
・みつろうキャンドル作り
 みつばちが作る天然のロウ。対象は小学生以上です。
・金沢産はちみつ、国産みかんはちみつ量り売り
・今年も販売人気者セット
 柚子みつ200ml、大地のアカシヤ250gセット
・価値ある商品も景品に...ガラポン抽選会
 お買上げ1000円ごとに1回
・最大40%引きトクトク福袋
・はちみつコラボのグルメ&スイーツテント市(ケータリングカーもやってくるよ!)
 *はちみつロールケーキ
 *はちみつの牛とろとろカレー
 *はちみつ使用のパン
 *ベルギーワッフル
 *たこ焼き
 *手焼きせんべい
 *白峰堅豆腐

 

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