売れるネットショップの秘密を探るの最近のブログ記事

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売れるネットショップの秘密を探る!


石川県産業創出支援機構「売れるネットショップの秘密を探る!」では、お店ばたけに出店しているネットショップの中から、順調に成果を上げている繁盛ショップを取材し、ネットショップを成功させるためのページづくりのノウハウやポイントを紹介します。

こだわりの品揃えと薬剤師に相談できる肌トラブル専門薬局を標榜
  (有)アート薬局

(平成26年1月取材)

こだわりの品揃えと薬剤師に相談できる肌トラブル専門薬局を標榜 (有)アート薬局

金沢駅西口に程近い中橋町交差点角にひときわ目立つアートビルがある。その1階に店舗を構えるのが、開局20年目になるアート薬局である。薬局だと思って一歩店内に入った瞬間、思わず店を間違えたかと思い、回れ右しそうになる。なぜなら一般の薬局に並んでいるお馴染みの商品がなく、見たことのない商品がズラリと棚を埋め尽くしているからだ。差別化した品揃えで、存在感を発信するアート薬局 代表兼管理薬剤師 中村智子さん話を伺った。

◆「アート薬局でないと」と言われる薬局をめざす
アート薬局 中村智子さん遡ること20年前、中村さん(写真左)が薬局を開店した頃は、一般的な薬を並べて販売していればそれなりに売れていく時代だった上に、ドラッグストアチェーンもまだでき始めたばかりとあって競合するところもなく、バブル期の余韻も残っていたのか、「1本3,000円もするドリンクが普通に売れていた」と当時を振り返る。
ところが、ほどなくして大阪から化粧品を納品に来ている営業担当者から「大阪では、他と同じものを売っている薬局は段々と経営が厳しくなってきています。商品を絞って特色ある品揃えをしていかないと生き残れない時代になってきている」と聞かされたことや、もともとアレルギーの子が食べられる食品を置いていたこともあり、次第に他店と一線を画す品揃えにシフトしていくことに。


 

◆自ら学び、ホームページを立ち上げる

アート薬局のホームページ10年あまり前、中村さんのご主人が作った名刺代わり程度のアート薬局のホームページはあったものの、「そろそろ本格的なホームページを持っていないとダメな時代になってきているけど、どうやって作ったらいいのか、お金はかけたくないし・・」と、知人に話していた。
すると「石川県産業創出支援機構でホームページの作り方を学ぶ『バーチャルショップ道場』が明日から始まるみたいだよ」と教えられる。意欲的な中村さんは早速電話で問い合わせると、まだ定員に余裕があったため、受講できることに。このことが自らホームページづくりに取り組むことになるそもそものきっかけとなる。
セミナーでは「ホームページビルダー」を使用してホームページの構築方法などを学び、もらったテンプレートを使用して、習った通りに自分で商品の画像や説明文をはめ込んでいき、何とかホームページを立ち上げることができた。
それからしばらくして、無料のショッピングカートも付け、初めてネットで商品が売れた時には嬉しくて「やったー」と思わず叫んだという。「その頃は、
夜にバーチャルショップ道場で知り合った仲間が集まってネットに関する様々なことをよく勉強していました」と懐かしそうに語る。ネットショップ草創期に取り組んだ人たちは、自ら学び、自ら作る、そういう情熱に溢れていたことが垣間見えるエピソードである

◆リニューアルを重ね、特徴あるホームページに

アート薬局の店内に並ぶこだわりの商品その後、デザイナーに外枠の部分を作成してもらい、ドリームウィーバーで更新し、サイトをリニューアルした。各ページの文章は自らが毎晩2時、3時頃までかけて、アトピー性皮膚炎だった自身の二人の息子の子育て体験談を詳細に綴ることに時間を費やした。こうした体験記の中に、検索キーワードとしてひっかかる言葉が散りばめられている。
4年前にお店ばたけの専門家派遣を活用した際、時代のトレンドであると同時に、検索する際の優位性や部分的な修正を加えてもデザインが崩れないといった点で、最適なツールであるMT(ムーバブルタイプ)を使ってホームページをリニューアルすることを薦められる。そこで、前回のリニューアル同様、外枠の部分のみを外注し、中の文章などのコンテンツ入れ替えは2ヶ月あまりかけて全て自ら行い、ドメインは同じままでMTに乗り換える。

◆肌トラブルを相談できる、かかりつけ薬局を目指す

アート薬局店内の様子人それぞれに皮膚トラブルの原因や症状が異なるので、とにかく相談に来ていただければ私(中村さん)をはじめ当店の薬剤師が親身になって対応させていただき、その方に一番合ったお薬や化粧品をお勧めしています。どうしても遠方で来るのが難しい方には、電話やネットで相談に応じています。何回もお話しをするうちに親しくなってくると、性格や体質などが分かり、より的確なアドバイスができるようになります」とのこと。
ネット通販の顧客は大部分が東京を始めとした県外が9割強で、残りの数%が県内の顧客。県内でも金沢近郊の人は直接来店して中村さんをはじめとした薬剤師に症状を見てもらいながら相談し、最適な薬や化粧品のアドバイスを受ける人が多いとのことで、実店舗とネット通販の顧客の重なる部分はごく僅かのよう。顧客の年齢層は40代が最も多く、自分自身の肌の悩みもさることながら、自分の子供のアトピー性皮膚炎などの悩みを抱えるお母さんも多くいる。
ネットで商品を注文する際に、お客様情報の入力で年齢は何十代ですか?という設問項目を設けてあり、一番多いのが40代とのこと。それに次いで30代、50代、60代の順。ネットショップの場合、北海道、沖縄、離島に関しては割高の送料を設定している店舗が多いが、アート薬局では不公平感をなくすため全国一律の送料設定(630円)にしている。それが奏功しているのかは不明だが、意外と北海道からの注文が多いとのこと。とはいえ、あくまでも実店舗での対面販売に今後とも力を注ぎ充実させていきたいと考えている。


◆あくまでも薬局本来の対面販売を重視

アートハートニュース(メルマガ)毎月1回、アートハートニュースと題し、お肌と健康について中村さん自らが長文のメールマガジンを更新し続けて第100回を超えている。
肌へのこだわり、無添加で安全な化粧品へのこだわり、漢方を採り入れた調剤へのこだわり等々を詳細に記述し、肌トラブルで苦しんでいる人たちに喜ばれる情報を提供している。
そうした地道な活動を通して、自ら使ってみて安心安全で満足できる商品の品揃えをしている自信が顧客に理解され、ファン客となってくれる自然体の商いに徹している。ホームページはそうしたアート薬局の考え方や商品について情報発信する一つのツールとして捉えており、あくまでもお客様と対面しながら、悩みを聞き、症状を目で見て、一人ひとりのお客様に最も相応しい化粧品やサプリメントを薦める薬局本来の対面販売に力を注ぐのが中村流のこだわりだ。


◆地元の加賀野菜・金時草をPBサプリに

金時草を使ったサプリメント(金時草&乳酸菌)金沢大学大学院の只野武教授が、金時草(きんじそう)に含まれるビタミンA、鉄分、カルシウムなどに血糖値を下げる効果や血圧の抑制効果があるとのデータを発表したのを受けて、健康食品メーカーが金時草を使ったサプリメント(金時草&乳酸菌☆アート薬局PB)を開発した。
 アートハートニュース(メルマガ版)で金時草を使ったサプリメントをご紹介
金時草は、地元金沢を代表する加賀野菜であり、それを原料に作られたサプリメントに強く惹かれた中村さんは、プライベートブランドのサプリメントとして販売することを決意。アート薬局オリジナルのパッケージを製作する。まだ販売を開始したばかりとあって、お客様に認知されるまでには最低でも半年は要するとのことで、じっくりと時間をかけて浸透させていく考えである。
とにかく自然体、何事も自然体、あるがままの自分でお客様とキャッチボールする商いがアート薬局の信条。十数年前から中村さんが確固たる自らのポリシーに基づく薬局づくりに取り組んできた積み重ねが、年月を経て花開いてきていると言えるのではないだろうか。


 
◆インタビューを終えて

ド ラッグストアの業界も安売り競争が激化しているが、そんなことはアート薬局には全く関係ない。それほどに商いに対するポリシーが確立されており、店内に 入った瞬間に、目に映る商品群がそれをアピールしている。自らが安心して使える商品だけをお客さんに薦める、当たり前のことを自然体でこなす姿が印象に 残った。


金沢駅西口の近くにあるアート薬局・企業名     (有)アート薬局

・所在地    金沢市中橋町11−12

・電話番号   076-233-2406

・開 業     平成6年

・URL      http://www.art-kanazawa.com/



売れるネットショップの秘密を探る!


石川県産業創出支援機構「売れるネットショップの秘密を探る!」では、お店ばたけに出店しているネットショップの中から、順調に成果を上げている繁盛ショップを取材し、ネットショップを成功させるためのページづくりのノウハウやポイントを紹介します。

安全・安心な有機農業で地球を守り、人を育む
  (株)金沢大地

(平成26年1月取材)

安全・安心の有機農業で地球を守り、人を育む(株)金沢大地

日本最大規模の農地で小麦大麦大豆蕎麦野菜などを有機栽培する金沢農業を営む井村辰二郎氏が、父の後を継いで就農したのが1997年のこと。以来、有機農業に邁進し、2001年には有機JASマークの認証を取得。
2009年にはアメリカ農務省のオーガニック認証「NOP認証」を取得すると共に、EUの有機認証基準も満たす。河北潟干拓地・門前町・珠洲市の耕作地約190haで収穫した有機農産物の加工・販売部門を分離し、2002年に(株)金沢大地を設立。農業の6次産業化に積極的に取り組む井村辰二郎代表にお話を伺った。


◆農業にもホームページが必要な時代を予見
井村辰二郎代表井村氏がホームページを立ち上げたのは、就農した翌年の1998年のこと。
「就 農するまでは地元の広告代理店に勤務し、地元企業のホームページを制作するプロモーションの担当もしました。当時はまだWWWブラウザの元祖とも言えるソ フトウェア『モザイク』の時代でした。その後Windows95ブームが起き、また石川新情報書府の仕事にも携わり、ホームページの必要性や役割を熟知し ていたことから、農業の世界でもこれからはホームページが必要だと考え、早くから取り組みました」と述懐する。
その頃は、検索エンジンも今ほど充実しておらず、Webを制作できる専門業者もまだないに等しい時代だったため、自らhtmlのソースを入力するところから独学で取り組み、自社の農業に対する考え方や有機農業へのこだわりといった情報を発信するサイトを立ち上げる。
ス ワンネット(インターネットプロバイダ)の貸サーバーを借りてスタートしたものの、程なく自分にできることに限界を感じ、専門知識を有する女性スタッフを 採用し、ホームページの維持管理を任せる。この時点では、まだ買い物カゴの機能はなく、あくまでも情報発信機能のみのホームページで、電話やメールで問い 合わせを受け付ける形態で10年あまりが経過する。
 

◆ISICOの専門家派遣を活用し、ネットショップ化に取り組む

金沢大地のホームページそんな時期を経て、金沢大地が真剣にネットショップ化に取り組むことになったきっかけは、2007年にISICOの専門家派遣を活用したことだ。ホームページドクターの指導の下、サーバーはさくらサーバーを使い、買い物カゴはショップメーカーのセットでリニューアルする。この時が同社のネットショップ元年である。
同時にMTを導入するにあたってホームページの制作を外注するが、投資額的にはそんなに大きなものではなかったという。そもそも農家であることから、ネットで販売できる商材がまだまだ未開拓だった。
ようやく自社で豆腐を作り始めたものの、300円ぐらいの豆腐1個に送料を足してネットで買う人はいない。そんな状況下で、自社で生産した食材を原料にした加工品を少しずつ増やす努力をし、有機米有機大豆を看板商品としてネットショップをスタートさせ、加工商品のバリエーションが増えていくに伴いアクセス数も次第に増え始める


◆ホームページの可能性は大

Webの世界はめまぐるしいスピードで進化を遂げている。それにどう対応していくかを伺うと、「我々は中小企業であり、分相応の成長をしていくことを心がけるべきと考えており、身の丈にあった投資に徹することが重要です」と持論を披瀝。
も ちろん売上だけでなく、多くの人にホームページを見てもらうことで、さらに多くの人に広がっていくメリットもある。現実に、同社のホームページを見て、大 手のバイヤーからBtoBのオファーが年に2~3件は舞い込むという。そう考えると、自社ホームページを持っていることの価値は計り知れない。
例えば、ブログで会社のことはもちろん、自分の日々の出来事やプライベートなこともオープンにすることで、ユーザーに親しみや関心を持ってもらうことにもつながる。お米ひとつを取り上げても、ネットを介して消費者に直接販売できることは大きな武器で、全生産量の半分程度をネットで販売できればすごいことである。


◆地元密着の第一歩として実店舗を開店

近江町市場内に金澤大地「たなつや」を開店これまで卸のウエイトが高く、地元における知名度が低かったことから、地域密着型の商いをしたいと考えていた井村氏は、100年後に老舗と呼ばれることを目標とした「老舗100年計画」を立案。
それを実現するためには、地元のお客様に直接自社商品を購入していただける実店舗の必要性を痛感し、2011年に近江町市場内に金澤大地「たなつや」を開店する。もちろん2015年春の北陸新幹線開業を視野に入れての取り組みでもある。
金澤大地「たなつや」のスイーツセットそれまではオーガニックに特化していたが、実店舗を出すにあたり、肩の力を少し抜き、よりマーケットインなものづくりにシフトし、商品開発の幅を広げた。「お客様からすると、一緒にいろんなものが買えた方が楽しいわけで、食品だけでなく、お菓子オーガニックコットンなど豊富な商品を扱うことで、様々な組み合わせ買いが可能となり、送料無料になる10,500円をクリアしていただきやすくなることにもつながっているのではないでしょうか」と、顧客目線での品揃えを強調する。
現時点では、突出してこれが売れているというのではなく、お米も野菜も全体がバランス良く売れており、 安全・安心の総合サイト的な位置づけになってきている。その上で、有機農法によるお米や野菜を大手こだわり食材通販会社のように宅配する方向へ進むのか、 個別の商材を切り離して一つ一つの商材をもっと強くしていくのか、今後の方向性を明確化させる時期に来ていることを井村氏は示唆する。


◆実店舗とネットショップの相乗効果も

同社のネットショップは、12月と1月が最も売上が伸びる時期で、顧客は県内が2割、残りの8割が県外で、その大部分が東京と大阪の大都市圏である。
ネット通販で地元客が2割というのはかなりウエイトが高い。これは近江町市場にある実店舗・金澤大地「たなつや」を利用した顧客がリピーターとなりネットで購入しているためと思われる。その意味で、ネットと実店舗の相乗効果が現れていると言える。「顧客の中でリピーター客の比率がどの程度あるのか、その点の詳細なデータを整理できていない点が課題です」とも。
検索キーワードで「有機米」「有機大豆」な どを入力すると、いずれの検索サイトにおいても金沢大地が上位にランクされることからアクセス数もそれに比例して伸びてきている。ただ、有機農法で生産さ れたお米や野菜は価格的に割高なこともあり、健康志向の時代とはいえ、継続してずっと買い続けることができる顧客はそんなに多くないと分析する。


◆テクニックに走らず、中身の充実に注力

ネッ トショップを運営するにあたり、SEO対策やPPC広告は不可欠と思われるが、同社の場合は、有機農業にかかわる様々な情報を正確に発信するコンテンツ作 りに日々邁進し、敢えてPPC広告などは行っていない。「有益な情報を消費者に向けて発信することが最重要課題です」と言い切る。テクニック的なことを追 求するよりも、いかに個性を磨いていくか。
商品開発はもとよりホームページづくりにおいても、自社に専門知識を有するウェブ担当者2名とウェブデザインを担当するグラフィックデザイナー1名がいるため、ネットに関して自社内で全て完結できる点も強みである。「SEO対策をやってアクセス数が上がったとしてもそれは一過性のものです。それよりも自分たちの成長に合わせて、それに伴って緩やかに上がっていくことを目指しています。と同時に、アクセスしてきた人がじっくりとホームページ内を探索したくなるような魅力ある商品展開やページづくりに意を注いでいます」と井村氏は熱く語る。


◆農育活動「あぐりハグハグ」を通してファンづくり

能登町当目(のとちょうとうめ)でお米を栽培生産者の顔が見えることが当社の強みですが、やはりリアリティーは直接会うことであり、農業を体験してもらうことだと考え、能登町当目(のとちょうとうめ)(お米を栽培:左写真)に農家民宿を設けました」と井村氏は目を輝かせる。
これから農育の一環として都会の人たちを送客する試みをネットを通じて積極的に展開していく考えだ。
能登町当目の有機水稲
まずは自分たちの有機農業の素晴らしさ、魅力を実地体験してもらうことで、金沢大地の農産物のファンになってもらい、そしてリピーターに育てていくことが狙いだ。
その一環として、金沢市の(株)The Art of Travelとタイアップし、外国人向けのグリーンツーリズム誘客への取り組みもスタートしたところである。
世界農業遺産に認定された能登の里山で実際に有機農業を体験し、現地で短期間滞在してもらうことで、能登の真の魅力を体感してもらい、より一層熱烈なる金沢大地のファンに育てていくことで、単に農産物をネット販売することに留まらず、石川の魅力を全国に、さらには海外に向けて発信していくことが井村氏率いる金沢大地の大きな夢であり、存在意義なのかもしれない。

◆インタビューを終えて

金澤大地「た なつや」を開店するにあたって採用した若いスタッフたちと金沢大地の新しい商品づくりに取り組む日々に大きな喜びを感じている井村氏。魅力ある企業活動に 邁進していれば、自ずとネットショップの売上にもつながる。時間はかかっても上っ面のテクニックに走らず、地に足がついた経営、安全・安心な商品づくりに 全力投球する姿が強く印象に残った。


金沢大地の外観・企業名        (株)金沢大地
・所在地        金沢市八田町東9番地
・電話番号       076-257-8818
・創業          2002年
・URL         http://www.k-daichi.com/

石川県産業創出支援機構では、2013年11月27日に「ネットショップ成功事例セミナー」成功者に学ぶホームページ運営のためのヒントを開催いたしました。

「ネットショップ成功事例セミナー」

優良ネットショップを表彰する「ネットショップコンテスト北陸2013」において、審査員の方々からサイト構成やデザインも素晴らしく、お客様にわかりやすく安心できるサイトであると高い評価を得た、グランプリと準グランプリを受賞された2社をお招きし、ネットショップの構築から運営のポイント、サービスから商品開発、お客様への伝え方について、お話しいただきました。


フクイカメラサービス 高山陽一氏 「ネットショップ構築からグランプリを経て・・・」

 (株)フクイカメラサービス 代表取締役社長 高山 陽一氏

●ネットでデジカメ修理!?
フクイカメラサービスは、福井市内でデジタルカメラの修理に特化したビジネスを展開している会社です。従業員は23名、平均年齢30歳。主要取引先は家電量販店、プリクラメーカー、カメラ店、写真館、さらにカメラメーカー8社と契約する修理認定店として、年間約7万台のデジタルカメラを修理しています。 ホームページを開設したのは2年半前で、それまではホームページを作りませんでした。どうして作らなかったのか、その理由は・・・
 ※ 続きはこちらをご覧ください


ヤマト醤油味噌 山本晴一氏 「目指せ発酵食美人!(一汁一菜一糀の薦め)」

 (株)ヤマト醤油味噌 代表取締役社長 山本 晴一氏

●特定少数のお客様の心を掴む商い
当社の使命は、『私たちは、お客様の健康で喜びに満ちた食生活の実現のために、お役に立つ商品・サービスを喜んで工夫して創り、お届けします。
また、自らが、季節の味・旬のものを活かす日本の伝統的な食文化を楽しみ、これを、関わる人々にお伝えします。
働くことは、傍を楽にと心得、社員一同相和し協力してこのミッションを実現します。』

 ※ 続きはこちらをご覧ください

下記写真はセミナーの様子です。
ネットショップ成功事例セミナーの様子です
 

「目指せ発酵食美人!(一汁一菜一糀の薦め)」

  (株)ヤマト醤油味噌 代表取締役社長 山本 晴一氏

「ネットショップ成功事例セミナー」


特定少数のお客様の心を掴む商い

ヤマト醤油味噌のサイト当社の経営理念は、『私たちは、お客様の健康で喜びに満ちた食生活の実現のために、お役に立つ商品・サービスを喜んで工夫して創り、お届けします。
また、自らが、季節の味・旬のものを活かす日本の伝統的な食文化を楽しみ、これを、関わる人々にお伝えします。
働くことは、傍を楽にと心得、社員一同相和し協力してこのミッションを実現します。』

セミナーのお話のポイントは以下の4つです。


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  ブランディング(ご指名買い)
  商品開発 (ストーリーマーケティング)
  実店舗からWEBショップへの誘導
  口コミ(特定少数のお客様に伝えること

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私 の商いの商材は醤油です。沢山の人でなくてもいいから特定の人に何度も何度も買って欲しいわけです。食品の商いは1回だけ買ってもらっても商売にならず、 何度も繰り返し買ってもらうことで初めて商いが成立します。特定のお客様に繰り返し買ってもらうためにはどうしたらいいか、このことに知恵を絞り続けて今 日に至っています。



日本にしかないものを極める

和食とは、御出汁に醤油と味醂と砂糖を加えたものがベースにあります。海外から帰ってきてまず食べたいと思うのは、うどん、そば、てんぷら、うなぎ、いなり寿司などだと思います。こうしたコンビネーションリキッドを使って生み出される味です。

金沢は海のもの、山のもの、食材が豊かな土地であると同時に、日々の食生活の中に発酵食品を採り入れています。そんな歴史の中で、江戸の後期に大野の醤油屋が生まれたのです。

世界に出て行くと日本にしかないものが売れる。日本にしかないものは何かというと、誠実なものづくり、緻密で、和(チームワーク)で作り上げる、パーフェクトな仕事、輪島塗が好例だと思います。  当社の社員さんには、くり返し、この日本的なモノづくりの姿勢を大事にして欲しいと言い続けています。



商品開発のストーリー

ひしほ醤油ヤマト醤油味噌の商品に『ひしほ醤油』という搾りたて生醤油があります。
とても香りのいい醤油で、全米のリッツカールトンホテルチェーンのウェスティンホテルチェーンで使って頂いております。香りの良さを高く評価してくださり、外国人にも醤油が焦げる香ばしい香りが好まれることが分かりました。

商品開発をするにあたって、私はとにかく何にでも醤油をかけてみました
プリンに醤油をかけると茶碗蒸しの味になります。ケーキに醤油をかけると生クリームのところは美味しいですが、スポンジに染みた醤油は最悪です。カスタードクリームに醤油をかけるとウニの味になります。パイナップルに醤油をかけると八宝菜の味がして美味しいです。
いろいろやってみて一番美味しかったのはアイスクリームで、アイスクリームにかける醤油を開発するに至りました。これをWEBにアップして、一連の楽しいストーリーを販促に使うと、効果が大きいという事を実感しました。

現 在、海外8カ国に醤油を輸出していますが、いったい何に使われているのかというと、フランス料理では卵に含まれるタンパク質であるレシチンと水と醤油を泡 立て器で混ぜることで、タンパク質で固まった泡ができます。その醤油の泡を料理につけて食べると口から鼻に醤油の香りだけが抜けていきます。香りを楽しむ という点で、日本では思いつかないしょうゆの楽しみ方を教えられました。こうした体験が商品開発のキッカケになっています。



発酵食美人メーカーを標榜

ヤマト醤油味噌は、発酵食美人メーカー、美人をつくる会社です。美人になるようなハッピーな気持ちになれる商品しか作りません。『本体価値×価格×サービス×ブランド×情報×理念』そうしたものづくりの背景にある情報を発信することに努めています。と同時に製造面では、ISOシリーズの上を行くFSSC22000をしょうゆ業界で2番目に取得するなど、顧客満足度向上のために邁進しています。

当社の商品のひとつである甘酒は、昔は飲む点滴と言われていましたが、最近は飲む美容液と言われています。古くから続いてきているものは何らかのいいことがあるからで、金沢大学との共同研究で、当社の社員29名が、1日100㏄の甘酒を半年間飲み続けたところ、何が変わったか?結果は真皮が厚くなり輝きが増したのです。
か らだに酵素を採り入れると酵素がタンパク質を分解してペプチドができ、ペプチドはコラーゲンが生成される元です。酵素を採り入れることで自然とペプチドが 作られることが分かってきたのです。すばらしいことです。糀を食事にとり入れるということは、まさに日本人の知恵のかたまりです。

ヤマト醤油味噌へ行こう!

自社を糀の聖地にすることで、みなさんがハッピーになれることに取り組んでいます。その一環として、12名の主婦の方を集めて1年間勉強会を行いました。12名の方に友達を1人ずつ連れてきてもらい、12+12で24名の方に月1回、年12回、糀を使った『糀部』という料理教室を開きました。24名の方が1年間やった結果として、それまで糀を使ったことがなかった人たちが家庭に帰って糀を使った料理をし、ご家族みんなが食べるようになり、ご家族の肌の調子が目に見えて改善されてきたのです。
実際に身を以て体験していただいたことがSNSで、特定少数の人に伝えることで広がっていきました。たくさんの人に伝える必要はなく、本当のファン数人から十人程度に伝えることで、すごい広がりがあることを実感できたのがこの糀部の活動でした。  



当社は「一汁一菜一糀」をお薦めしています。

昔 から四里四方の旬の食材を食べるとからだにいいと言われています。魚もあれば、野菜もあります。昔はお袋の味と言われたものが、今はレトルトなどの袋の味 に変わってしまい、食材はほとんど輸入食材になり、油を使った調理方法になり、和食の伝統文化がどんどん破壊されてきてしまっている悲しい現実がありま す。
糀を使っていただければ腸美人になること請け合いです。これはヤマト醤油味噌としてできることであると同時に、皆さんにお伝えしたい日本の伝統的な食文化の素晴らしさなのです。
若い人たちにとにかく一回食べてもらい、納得してもらえたら、来店するか、インターネットで購入してもらう。特定少数の人に繰り返し買っていただく、ヤマト醤油じゃないとダメだという熱狂的なファンを作るための商いを心がけています
来春の北陸新幹線金沢開業に向けて、金沢で様々な発酵食づくりに携わっている皆さんと協力し、金沢で発酵食を体験していただく、発酵食大学を開催したいと考えています。
創業103年目を迎えるヤマト醤油味噌の商いは、特定少数の熱烈なファンとなっていただけるように、その結果当社の商品を繰り返し買って頂けるように、お客様と共に育つことだと思っています。

「ネットショップ構築からグランプリを経て・・・」

  (株)フクイカメラサービス 代表取締役社長 高山 陽一氏

「ネットショップ成功事例セミナー」


ネットでデジカメ修理!?

フクイカメラサービスのサイトフクイカメラサービスは、福井市内でデジタルカメラの修理に特化したビジネスを展開している会社です。従業員は23名、平均年齢30歳。

主要取引先は家電量販店、プリクラメーカー、カメラ店、写真館、さらにカメラメーカー8社と契約する修理認定店として、年間約7万台のデジタルカメラを修理しています。

ホームページを開設したのは2年半前で、それまではホームページを作りませんでした。どうして作らなかったのか、その理由は

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 ・ BtoBの会社であること
 ・ カメラが壊れたら購入店に持って行く→ネットで修理は申し込まない
 ・ カメラ業界に革命が起こる デジタルカメラの登場→フィルムカメラが無くなるなんて・・・
 ・ 昔はカメラ屋でカメラを買っていた →デジタルカメラは家電量販店で購入する(パソコンともリンク)

  ホームページを作らないのは自分を追い込むため
  ネットで修理を集めるなんて逃げていると考えていた

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福井県は人口も少ないし、メーカーもなく、問屋もない。北陸だけで商売をしても成り立たない→商圏を全国に広げよう→営業で全国一になることを標榜→業界地図を自分が書き換えるとの強い意志で取り組んできました。

とはいえ、インターネットの普及で、デジタルカメラもネットで購入する人が増え、その人たちは修理はどこに出すのか?という疑問がありました。そこで、そ ろそろホームページを開設してネットで修理を集めることを決意しました。デジタルカメラの修理はどこよりも早くスタートしましたが、ネットに関しては業界 内でも後発で、どこよりも遅く始めました。



成功事例のないネット修理サービスの構築

どうすれば修理を集められるだろうか。自分たちは技術屋だから、まずは顧客から見た時の 『安心感』 と 『利便性』 を徹底的に追求していこうと考えました。

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◇『安心感』
 
 年間7万台修理している実績
 ・
 修理状況をリアルタイムで表示
 ・
 修理料金の開示
 ・
 地方色を出さない

◇『利便性』
 
 玄関先まで無料で引き取りに行く
 ・
 返却手数料無料
 ・
 代引き手数料無料
 ・
 夜10時までの修理依頼で365日翌日集荷

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この中でも修理料金の開示が最もハードルが高く、BtoBの世界では絶対できないことですが、これをやらないとBtoCは成立しないため、事前に取引先の各メーカーの了解を取り付けるのに苦労しました。ようやく了解を取り付けた上でホームページの制作に取りかかりました。



他にない特徴あるサイトづくりに腐心

ホームページは自社で作るのか、外注するかを検討したときに、私は迷わず外注を選びました。最大の理由は、大きなビジネスチャンスだけに素人っぽいホームページは避けたいとの思いからで、プロに依頼することにしました。

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ウェブ制作会社の選び方>高山社長が考えたポイントは、
 1. 友人、知人、見識者の紹介で決めない→パートナーを自ら探す
 2. 自社で変更、更新が容易にできる
 3. 作品事例がダイナミックで自由な制作会社がいい
 4. 必勝パターンを押し売りする会社は避けたい

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一から一緒に考えてくれる制作会社を求めて、「福井・ホームページ制作」とキーワードを入れて検索してみた中から、私がこれだと閃いた会社を一つ見つけま した。それがバージョンジャパンという会社です。その会社は同世代が3人でやっていて、さまざまな話をしながら私の考え方を理解してもらい、基本は押さえ つつも誰が見てもいいなぁと思う遊び心も加味したサイトづくりを依頼しました。

当社のサイトの一番の特徴は、修理の流れがモニターできることで す。お客様からお預かりしたカメラが、今どんな状態にあるか、随時確認できるように表示されます。また、他のお客様がどんなカメラを修理に出しているのか が一目瞭然で分かるよう各メーカーのカメラの画像をクリックすると、例えばどの色の修理依頼が多いのかといったことも分かるようになっています。

・ 「お客様の声」
お客様の声は当初つけていませんでした。
家電量販店やメーカーのコールセンターとしてはお客様は故障が発生して修理代金がかかるとなった段階からクレームの嵐で、日々大変な思いをして対応しています。ところが、サイト経由ではお客様と直接やりとりをしているため、お客様の声には素晴らしい評価をいただき、涙が出るほど嬉しいお褒めの言葉をいただいています

・ 「ブログ
日々のカメラの修理内容を細かく書けばお客様にはプラスの情報になりますが、当社は修理認定店のためそれは書くことができません。そこで、当社にしかでき ないことをしようと考え、スタッフが順番に毎日ブログを書いています。いつの間にか仕事に追われ、毎日更新し続けられる会社はそうはないと思います。これ ができているのは、小さな会社で社員が仲良く、エキサイティングな時間を共有できているからに他ならず、当社のブログを見て取引の申し込みがあったほど評価が高いです

・ 「ネットショップコンテスト北陸2013でグランプリを受賞
何よりも当社のスタッフが一番喜んでくれ、それだけで十分かなと思っています。多くの常識を破り、新しいことに取り組みホームページを立ち上げたことが認められたことが嬉しいです。この受賞で会社の信用力がアップし、知名度アップにも大きく貢献してくれました。 



修理サイトから生まれた新規事業『ハイシューカ!』

ハイシューカ!のサイト物を集める事業者として、修理、クリーニング、リサイクル、レンタルなどたくさんの業種があります。
ネットは小売業だけでなく我々のように物を集める事業にも活用できるのです。ただ、ネットで物を集める際に最も大切なポイントは、申し込みのしやすさ、集荷のしやすさだと思います。我々の仕事は、物を集めないとビジネスが始まらず、集荷=集客です。
自社サイトで実践してきている夜10時まで申し込めば365日翌日集荷するサービスは、当初自社のために構築したシステムですが、将来的に集荷サービスはこうなっていくとの考えに行き着いたのです。

そこで新規事業として立ち上げたのが、レンタル型集荷フォーム『ハイシューカ!』です。40種類のバリエーションの中から自社にフィットするものを選んで自社サイトに貼り付けてもらうだけで、そのサイトに集荷サービスが付加されるという優れものです。
これはクロネコヤマトと佐川急便の二大運送会社とシステム連携しており、お客様が集荷フォームに入力を完了した瞬間に運送会社にデータが転送されます。お客様を会員制にすることでIDとパスワードで簡単入力にも対応しています。
また翌日だけでなく当日集荷サービスにも対応できるようになっています。その他、SSL対応、フォームのカスタマイズも可能で、価格競争ではないサービスで競合他社に差をつけることができます。

通常このシステムを自社で開発しようとすると何百万円という膨大な投資コストが発生しますが、このシステムは月々1万円で誰でも使うことができます。これによって集荷業務から解放され、ランニングコストも大幅に削減することができます。
顧客データが一元管理できることで、集めることに対して大きな市場が生まれます。これは小売業でもメーカーでも活用でき、全ての集めたいを適えるビジネスとして代理店も募集中です。

デジカメ修理サービスをつきつめて考えた結果として、新しい集荷システム『ハイシューカ!』が平成25年11月15日にスタートしました。目標を実現するために何とかしようと行動する力があれば、いろんな可能性が生まれることを身を以て実感しています。
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