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第29回「マイスター・マトバ」【今月のお店】

第29回「マイスター・マトバ」【今月のお店】
有限会社マイスター・マトバ 社長 的場豊治さん・Web担当 前智美さん
オーダーメードのひのきインテリア「マイスター・マトバ」


環境に人に、安全で安心。 ひのきのオーダーインテリア    
金沢市東部・北森本町に店舗と工場を持つ桧(ひのき)のオーダー家具店「マイスター・マトバ」。社長の的場豊治さんとWeb担当・前智美さんにお話を伺いました。


■「ひのき」へのこだわり
3年前、"ひのき"を扱うオーダー家具店としてオープン。ひのきへのこだわり、それは人と環境 (自然)にやさしいこと。ひのきの香りは、精神を安定させる効果があり、また制菌・抗菌・防虫効果などがある。最近問題になっているシックハウス症候群を引き起こす有害な物質の影響もない健康家具として注目されている。またこの効能は使用するお客様だけでなく作り手側にもいえるようだ。以前は南洋材を中心とした店舗用の什器などの製造をしていた。そのとき加工の際に出る木くずや粉で、喉などを刺激するような違和感があったが、ひのきを扱うようになってからは不思議となくなったという。
 


ひのきの香り オーダーメードキッチン!   
■オーダーというニーズ
いちばん人気はベッド。1台購入されたお客様が気に入り、その後、家族分のオーダーが入ることも多い。また、マンション暮らしでの冷たいコンクリートの中、家具で自然の温もりを感じたいという依頼。オーダーするお客様は環境や健康など目的意識をしっかりもったニーズの高い人が多いため、設計の打合せには気を使うことも多いそう。いかにお客様のニーズに答えることができるか、設計する的場さんの責任は大きく気が抜けない。そして家具職人たちの「ものづくり」への想い。こうして完成した家具を手にした依頼者の笑顔、喜ぶ声がなによりうれしい瞬間である。

 
 
■Webでの手ごたえある反応
今年2月にWebサイトをオープンすると、関東、関西圏の都会からの注文が多く入ってきた。地元以上に、自然や健康への意識が強いことがわかり手ごたえを感じている。メールでのオーダー依頼のあと、数回の電話やFAXでの対応となる。顔が見えない分、打合せは難しいのでは?との問いに「顔は見えないけれど、意外に交渉はスムーズです。やりとりの中での金沢弁が好評のようで商談に一役かっています」と。思わぬところで方言もひのきの癒し効果をプラスしているようだ。

ひのき収納付き椅子。簡易トイレにも。 


■新たな販路を求めて
現在、簡易腰掛トイレ・歩行器などの介護用品の商品化も行なっている。また製造販売の強みを生かして、B2Bでの展開も視野にいれている。ともあれ、ひのきの香りのする森林浴工場、今後さらに良いものが生まれるのは間違いなさそうである。まさに受注生産型モデル、今後の展開が楽しみだ。


<レポーターから一言>
 癒し空間を探している方は是非、お店へ。ひのきの香りがやさしく出迎えます。Webマスターの前さんは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザー、住環境福祉コーディネーターの勉強をしています。ひのきの効用とともに住に関しての有益なアドバイスを提案してくれます。
【レポーター:中野 治美】


 
会社名 有限会社マイスターマトバ
代 表 的場 豊治
所在地 〒920-3117 石川県金沢市北森本町ニ88
TEL 076-257-1445
FAX 076-258-1057
営業時間 月~金 8:30~19:00
(ただし木は17:00まで)
土・日 9:30~19:00
E-Mail hinokif@hinoki-furniture.com
お店URL http://www.hinoki-furniture.com/

第27回「イソザキ時計宝石店」【今月のお店】

第27回「イソザキ時計宝石店」【今月のお店】
イソザキ時計宝石店 代表 磯崎 輝男さん

※イソザキ時計宝石店様は、平成24年7月お店ばたけを退店されました。

イソザキ時計宝石店 磯崎輝男さん


■世界に通用するマイスター公認高級時計師(CMW※)がいる高度な技術の高級機械式時計の専門店。
世界に通用するマイスター公認高級時計師(CMW※)がいる高度な技術の高級機械式時計の専門店。あらゆる高級腕時計を自店で修理調整する優れた独自能力を持ち、時計店としてメルマガ発行部数が日本第2位のネットショップ。そんな日本有数のオンリーワン企業が松任市のきつね小町商店街にあります。その「イソザキ時計宝石店」の店主磯崎輝男さんにお話をうかがいました。

※CMWはCertified Master Watchmakerの略。1954年から実施された時計職人最高峰の技術試験。発祥の地はアメリカで、世界最高峰の技術を認めた資格といわれている。



■宝石から時計へ、ビジネスモデルチェンジ
 創業は昭和55年11月で、そのころはむしろ宝石販売が主体だったといいます。とくに、平成初期のバブル期は、毎月のように宝石類を買ってくれたお客さまもいたほどでした。このように順調な経緯でしたが、平成5年以降バブル崩壊後に環境が激変しました。宝石類がなかなか売れにくくなったのです。
 この環境変化に対応するため、ビジネスの主力を宝石から時計に切り替えたのでした。とくにロレックスなどの高級機械式時計の販売に注力。このビジネスモデルチェンジが最初の転換期でした。

 
  
■高度な修理技術でオンリーワンを訴求
 もともと磯崎さんは石川県では数少ないマイスター公認高級時計師(CMW※)の有資格者で、当店は機械式時計の修理では日本有数の高度な技術者として定評がありました。お客様が長年大切に使われてきたアンティーク腕時計や代々受け継がれてきた腕時計の修理などの実績も豊富にあります。
 とくにメーカーが製造中止した時計の修理も可能だというのがクチコミで広がりました。メーカーが製造中止した時計というのは、一定期間が過ぎるとその部品もなくなります。だから、普通の店なら修理はもうできません。しかし、当店ではそんな時計の修理も可能です。なぜなら、髪の毛より細い0.05ミリの精密部品も旋盤で削り手作りできるからです。
 このように当店は、最近注目されている「ナノテク」に匹敵するような高度な技術と能力があるオンリーワンショップなのです。
 
製造されてない時計の部品も手づくりしてしまう
▲手作業で加工して作る精密部品は「ナノテク」の域。写真は、旋盤で削り手作りした0.05ミリの精密部品

 
■ネットショップで成功
 ネットショップを開設したのが第2の転換期でした。ネットで技術力を全国にアピールしたところ、修理の依頼が急増したのです。そして信頼できる技術を持った店ということで、高級時計も売れるようになりました。ネットショップはオープン4年目ですが、毎年売上は増加の一途。売れ筋は、10万円弱の商品だということですが、50万円を超える商品の問合せや販売も好調です。
 また、ネットショップのもうひとつの成果が実店舗にも現れています。これまで来店のお客様は松任近辺でしたが、近年は広域になってきています。石川県内全域はもちろん、隣県の富山や福井、そして関東や関西などからも多数の来店があるようになりました。先日も三重県から夫婦同伴で来店されたお客様がいたそうです。このように来店客が増加したのは、ネットショップでの情報提供のたまものです。

 
■もう一度、時計から宝石へ
 さて、このように好調な推移の当店ですが、今第3の転換期が訪れています。息子さんがIT関連企業を辞め、家業を継ぐと言ってくれたのです。親から子への経営継承が実現できることになりました。いわゆる第二創業期の到来です。息子さんは、この4月から店舗に出るようになりました。
 息子さんのあらたな挑戦は「宝石のネットショップ」だということです。時計で成功したネットショップの宝石版という新ビジネスモデルのようです。
 思えば現社長が創業したときも宝石が主力でした。実店舗とネット店舗という違いがあるにせよ、狙った商材が父子ともに同じというのは、なにかの縁でしょうか...。ますます今後の展開が楽しみなお店です。


 
<レポーターからひとこと>
 息子さんが経営継承を決断できた背景にネットショップ成功があります。もし、当店がネットショップに着手せず、旧態依然とした商店街の一店舗だったとしたら、息子さんは会社勤めを辞めてまで家業を継ぐ気になれたかどうか...。そう考えると、親から子への経営継承を実現させたのが、ネットショップ第3の成果ということですね。
    【レポーター:遠田 幹雄】

 
時計や宝石がたくさん並ぶ店内 会社名 イソザキ時計宝石店
代 表 磯崎 輝男
所在地 〒924-0862 石川県白山市安田町17-1
営業時間 9:00~19:30
定休日 毎週水曜日
TEL・FAX 076-276-7479
外商課住所 金沢市郊外野々市市太平寺1-158
外商課TEL 090-3888-9922
E-Mail isozaki@fox.ne.jp
お店URL http://www.isozaki-tokei.com/

第25回「明光自動車サービス」【今月のお店】

第25回「明光自動車サービス」【今月のお店】
明光自動車サービス株式会社 社長 三納嘉一さん
 ※三納嘉一さんは、会長に就任されました。

明光自動車サービス 三納嘉一さん

    
 今回ご紹介する明光自動車サービスは、鶴来町市街地のバイパス・県道103号沿いに面する「ふれあい昆虫館」と「白山比咩神社」との間にあります。
 スカイ獅子吼から飛ぶパラグライダーの着陸地点が本社のすぐ後です。今年76歳になる社長三納嘉一さんの楽しみは詩、俳句、民謡と多彩な趣味人です。終戦の暗さのなかで希望と目標をもちたいとはじめたそうです。
 いつも前向きで勉強熱心な三納さんに地域で約40年の自動車販売を振り返り、その思いや経営への姿勢についてお聞きしました。

■お客さまの安全と安心のために。「車のドクター」明光自動車サービス
本社 辰口橋そばの支店「車工房メイテック」

左:白山市旧鶴来町の明光自動車サービス本社。ロータスクラブの加盟店で、ロードサービス全国3位の成績も残しました。
右:辰口橋そばの支店「車工房メイテック」。
北陸先端大の学生もよく利用するカーショップ。 明るくきれいな整備工場で女性客への配慮も感じられます。

 
■明光自動車のルーツは
 当社のルーツは、鶴来地方ではじめてタイヤの販売と修理を手がけたことに始まります。当時タイヤは貴重品でしたので消耗したタイヤを削り、ゴムの練り生地を貼ってボイラーで熱処理して再生していました。
 その後「手取ダム」はじめ、支流のダム建設や治水工事などに使用する建設重機の大型タイヤ修理などで大繁盛いたしました。このとき蓄積したタイヤの修理技術は今でもたいへん役立っています。
 昭和41年には自動車整備の認証を受け、また業務の拡大に伴い自動車の整備部門を独立して2店舗としました。2店舗経営のノウハウはこの時に学習したのです。昭和46年と平成8年には整備成績が優秀だということで表彰を受けました。その間に道路の状況がガラリと変わったので、山の手に500坪の土地を求め、2店舗を1店舗に集約しました。道路一本で集客が一変するなんて、実に難しいものです。


■総合的な自動車サービスへの転換
 自動車業界が急成長するなかでさまざまな変化の局面があり、その都度つぎのステップにむけた対応が求められました。タイヤ専門の当社にはカーショップ出現などによる競争激化を察知し、自動車の整備と販売に重点を移しました。整備では修理、車検、板金などすべてを自社で行える体制をつくりました。地域の中小企業には機動力と一貫したサービスでお客さまの支持と信用を得ることが大切だと考えました。
 

■くるま工房メイテックの挑戦について
 何年も無借金経営が続いたのと、将来の布石と考えて平成12年夏に新店舗「くるま工房メイテック」を開店しました。「メイテック」はお客さまから見たこれまでの整備工場の問題点を解決し、女性ドライバーが安心して相談できる店を目指しました。
 立地を選ぶ際には、宅地造成がすすみ、若い世代が住宅をもとめる辰口町に出店を決めました。白山連邦を一望できる解放的で明るく清潔な整備工場づくりが実現できたと思います。接客サロンも明るくゆとりをもち、コーヒーを飲みながらご自分の車の整備が見通せるように工夫しました。おかげで新たなお客さまが増え、いろいろな催事企画も反応が早いようです。
 

■経営で大切にしていることは
 自動車は私たちの生活に欠かせない道具となり、故障する機械であることの意識が薄れがちです。まさかの時に地域で頼りになる一番店であることを第一に考えています。お客さまの安全と安心を託されている責任をいつも感じていなければなりません。当社は24時間体制で緊急時に備えています。しかも機動力を発揮していち早く対応できる強みがあります。基本的なことをあたりまえのようにできることを心がけています。これが信用と信頼につながると思っています。


 
<レポーターからひとこと>
 三納嘉一さんは約10年前の60歳代後半からパソコンに挑戦。「お店ばたけ」にはご自身でホームページを作成して出店されました。公私ともに時代の変化をとらえながら挑戦し続ける“青年”を感じました。会社に掲示してある「青春訓」の「信念と共に生きる者は若く...希望ある限り若く...」を自ら率先されていました。
     【レポーター:多田年成】
 


会社名 明光自動車サービス株式会社
代 表 代表取締役 三納宏 一
所在地 本社
〒924-0865
白山市八幡町250
くるま工房メイテック
〒924-0073
能美市出口町202-3
営業時間 本社:8:00~18:30
       メイテック:8:30~19:00
定休日  本社:日曜日 
      メイテック:年中無休
TEL    本社:0761-92-1311
      メイテック:0761-51-6633
FAX    本社:0761-92-5745
      メイテック:0761-51-0318
E-Mail   info@meiko-j.co.jp
お店URL http://www.meiko-j.co.jp/

第24回「あなでんドットコム」【今月のお店】

第24回「あなでんドットコム」【今月のお店】
前越電化社 2代目 前越雅一さん
家電修理が得意な2代目雅一さん。Webショップ「あなでんドットコム」を運営。

松任市役所近くの松任店、大型住宅団地内にある千代野店の2店舗を構え親子二代で頑張る、「あなたの街のでんきやさん」前越電化社。電気工事や修理、ホームページの運営と毎日忙しく飛び回っている2代目前越雅一さんにお話をうかがいました。


■地域密着型家電店、前越電化社の2代目は、「家電の声をきく男」

1代目の前越利春さん。 町のスーパーにも出店


左:1代目の前越利春さん。親子で頑張る地域密着型の家電店として親しまれています。
右:千代野ショッピングセンターグリーンベル松任店の様子。家電修理コーナーもある。


      
■あなたの街のでんきやさん
前越さんを訪ねたのはこの取材で2回目。
両日ともお話をうかがっている短い時間に馴染み客とすぐわかるお客さんの来店。「勝手口の電気の球ぁー切れたし、つけかえてくれんけ(金沢弁:電気つけかえてちょうだいの意味)」というSOS。「すぐ直しにいくよ」この応対がまさに町のでんき屋さん。
昔はあたりまえだったやりとりがここ近年の家電量販店の出現で電化製品の販売業は様変わりしています。ナショナルショップ店としてお父様が開業された時代は、なにもしなくてもお客さんの方からやってきてくれたといいます。松下電器産業によると、1991年には約二万四千店あった系列販売店は、現在二万店を切っており地域電器店が苦戦しているのが現状です。
量販店にはない地域密着型の信頼、安心サポート、低価格化、高度な商品知識など独自の販売力が問われる時代です。


■ECLIPSE TDスピーカーの限定販売店
県内販売店としては2件しかないうちの一店舗としてメーカー富士通テンの丸型スピーカーECLIPSE TDを販売しています。このスピーカーは音楽通には人気があるスピーカー、前越さんが惚れ込んで交渉し販売店にこぎつけたそうです。
みずからもバンドでベースを演奏されているだけありオーディオ家電に対して深いこだわりをもっています。
今後オーディオを含めデジタル関係の電化製品(デジタル家電)であるテレビ、ビデオ、DVD、ホームシアター、パソコンなどデジタル空間を広く演出できる提案型の店舗を作っていきたいと夢は広がります。
 

■2代目として・・・
1代目のお父様のノウハウを引き継ぎながら急速に進歩するデジタル家電への対応、ネット上での模索、常に新しい情報を柔軟に受けとめる前向きな姿勢、2代目としての自覚とやる気が伝わってきます。
2代目のでんき屋さんが集まる会にも積極的に参加し情報収集や横のつながりにも取り組んでいます。
地域コミュニティーが最近注目されており活性化にITを活用している自治体や商店街が増えています。地域密着型のお手本となる「町のでんき屋さん」、地域に必要とされる店作り、大きく貢献してくれるのではないでしょうか。
前越さんの2代目として新:あなたの街のでんきやさん「あなでん」のこれからの取り組みに注目したいところです。

 
<レポーターからひとこと>
昨年、テレビ東京の人気番組「TVチャンピオン」の「スーパー家電通選手権」に出場され見事4位入賞。ホームページの店長日記にもその様子が報告されています。その反響として今まで修理のみだったお客さんから「あんたなら信頼できる」と値段も聞かず即決で新製品を購入してくれたそうです。家電だけでなくもちろん電気工事の腕も保証つきです。
【レポーター:中野治美】
 


会社名 前越電化社
代 表 前越利春
所在地
●松任店
〒924-0865
白山市倉光6丁目2番地
●千代野店
〒924-0073
白山市千代野東5-1-1
定休日 千代野店 水曜日
TEL 076-276-5185
FAX 076-276-3837
E-Mail maegosi@ana-den.com 
お店URL http://ana-den.jp/shop/

第23回「フジイチ」【今月のお店】

第23回「フジイチ」【今月のお店】
株式会社フジイチ 社長 藤田一男さん

フジイチ社長 藤田一男さん

ピレリタイヤ、レカロシート、モチュールオイル…
「売れる品」ではなく、「良い品」を売るのがフジイチのポリシー。

    
"北陸の冬"。加賀平野に強い北風が、重たい雪を抱えて走り込んできます。よこなぐりのミゾレの中で、合羽姿のやや小柄な人は身をかがめ、それこそ黙々とトラックのタイヤのボルトを締めていました。そのひたむきで真剣な後姿は、あまりに多くのことを語りかけているようで、しばし言葉をかけることができませんでした。

これが、私が当社社長に初めてお会いしたときの光景です。

 
■真心との出会い
 今から28年前、オイル・ショックによる不況のただ中、一人の青年が赤ん坊を抱いた妻を伴ってこの地に足を踏み入れました。彼にはこれといって知り合いがいるわけでもなく、ましてや地理に明るいはずもありません。知らない土地での夕暮れは、その不安を一層かき立てます。
 そろそろ子供にミルクを、と思案し始めた頃、ある人物との出会いが待っていました。それは住む所を見つけようと立ち寄った、あるハウスメーカーの一人の営業員でした。その人は話の一部始終を聞くや否や、まるで自分のことでもあるかのように奔走し始めたのです。それは仕事の域をはるかに超えたものであったそうです。このように、その後の展開の中で彼は幾度となく"人の情"に触れることになります。
 重く冷たい雪は、その下に生きる人々の心にあたたかい"情"を育み、またその一方で彼は、人の"真心"の意味がわかるだけの苦労を重ねてもいました。

・・・当社の専務でもある夫人は、目に一杯の懐かしさをたたえて当時のことをお話しくださいました。それはもう20数年前のこととはとても思えません。まさに昨日の事でもあるかのように、鮮明であざやかなお話しなのです。・・・


■夜明け前
 福井で祖父、父と自転車修理・販売業を営む家系の7人兄弟の長男として生まれた彼は、自分の将来を主張するまでもなく後継を宿命付けられ、卒業と同時に愛知県のゴムメーカーへ修行にだされました。責任感の強い彼はその性格ゆえに、けなげにも与えられた環境の中でベストをつくしました。
 しかし、感性豊かな人は、一つのもの、一つの事からそれは驚くほどの"学び"を得ます。このときの体験がその後の事業の基礎となっていくわけですが、その時は未だ"夜明け"前です。
 やがて彼は、そのときの経験から中古品のホイル付タイヤの製品化に成功します。当時、タイヤとホイルは新品・別売りが常識でしたから、顧客はその品質と利便性に魅了されたことは言うまでもありません。ホイルのサビ落とし、中古タイヤの選別と仕入れ、なかなか生産が追いつきませんでした。そんな顧客の笑顔に答える日々の中で、彼はタイヤ・レンタルシステムを考案します。そして、これは後のタイヤ・メインテナンスシステムへと進化していくことになるのです。
 このような新製品・新業態開発の一連の流れの中で彼は、ここ加賀の地で顧客への思いを事業化しようと思うようになったのです。

 
■"親の背中"から学ぶもの
 彼には別会社を営む長男がいます。あるとき彼に問うたそうです。「お前は、事業のことでどうしても判断がつかないときはどうするか。」と、するとすぐさま、「お客様にとって何が一番良いかによって決めます。」と、きっぱり答えられたそうです。

 
<レポーターからひとこと>
顧客に対する深い思い入れは、当社をして新事業創造へとかり立てます。
大いなる未来を予感させる企業がここにあります。
     【レポーター:杉原清雄】
 

フジイチ店舗

会社名 株式会社フジイチ
代 表 藤田一男
所在地 〒924-0012
石川県白山市福増町54-2
営業時間 10:00~20:00
定休日 なし(年末年始)
従業員 9名
TEL 076-276-4422
FAX 076-275-7093
E-Mail fujiichi@p2222.nsk.ne.jp
お店URL http://www.fujiichi-rt.com/

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