事務局注目15サイト!の最近のブログ記事

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(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」 金沢・加賀・能登 では、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


商品を売るのではなく、お客様に喜びと満足、スタッフの人柄を売る 「(株)ふとん屋.com」
(※ 紹介動画はこちら)

商品を売るのではなく、お客様に喜びと満足、スタッフの人柄を売る ふとんの玉手箱人生の3分の1は眠っている。その時、誰もがお世話になるのがふとんである。このふとんの商いもネットを活用することで成長の可能性があることを実証し、業績を右肩上がりで伸ばしている勝ち組が、小松市内で5代・111年にわたり連綿と商いを受け継いできている大杉屋ふとん店のネットショップ『ふとんの玉手箱』である。5代目社長の能登達朗氏にお話を伺った。


ネットに活路を見いだす

小松にある大杉屋ふとん店(店内の様子) バブルが崩壊し、小松市内の商店街においても空き店舗が目立つようになり、厳しい環境にさらされていた。 遡ること12年前、大学を卒業して家業を継いだ達朗氏は、新たな商いのきっかけづくりになればと、個人的にヤフーオークションに自店の商品を出品し、ネット販売を模索し始める。最初は僅かな売上だったが、年を重ねるごとに徐々に売上が伸びてきたことから、身内にも手伝ってもらいネットの商いに力を入れ、平成19年に楽天に出店。平成23年には 自店のネットショップ『ふとんの玉手箱』を立ち上げる。

ふとんの玉手箱<本店サイト>楽天の売上は年々右肩上がりで伸び、現在ではネットの売上が大きなウエイトを占めるまでに成長している。「うちの店へアクセスしてもらえれば、ワクワクドキドキ、何かきっといいことがある、そんな店づくりを目標に掲げ、その思いをお客様に一目瞭然で分かっていただくにはどんな店名にしたらいいか考えた中から思いついたのが『ふとんの玉手箱』です」と笑顔で語る。


 
レビュー件数が10,000件突破!!

倉庫の様子ふとんのネットショップは星の数ほどあるが、そんな中からいかにして自店にたどり着いてもらうか。そのため、常に検索ワード対策を怠らず、どんなキーワードを入れればヒットするのか、楽天内でも常に変動する条件をいち早くキャッチし、自店へのアクセスにつなげる確率を高める努力の積み重ねで今日がある。

楽天店では多いときで1日300~400件の注文があり、店舗から離れた場所にある専用倉庫で、十数人のスタッフが連日朝から晩まで、梱包・発送作業を続けている。

レビューを書いたらプレゼント進呈など、顧客の購買意欲をくすぐるプラスα作戦が威力を発揮し、顧客の3割強がレビューを書き込む。そうしたレビュー総件数が10,000件を突破したと言うから驚きだ。現在、レビュー10,000件突破記念のキャンペーンを実施し、さらなる誘客に努めている。

 
人の気配を感じるページづくりが鍵

どんなホームページを作れば売上が伸びるのか、これは誰もが考え悩むテーマである。

タッフ全員の集合写真が載っている保証書と手書きのメッセージカードその質問をすると、「そのことは私もずっと悩んできて、従来は商品と値段だけでやっていましたが、ある時そうじゃないと気づき、今はスタッフの顔を前面に出しています。ネットでは、商品と値段の見せ方に力点が置かれ、その裏側で働いているスタッフがどんな人たちなのか、そこまで見えていなかった。そこをお客様にしっかり見てもらおうと考え、スタッフを可能な限り登場させるページづくりに転換しました。ふとんは中身が見えない商品だけに、お客様からするとすごく不安だと思います。敢えて店の内側をオープンにすることで、安心して買っていただけることにつながり、レビューにも"働いている方たちの顔が見えて安心して買えます"といった反応をいただいています」と他店との差別化のポイントを語る。

商品を発送する際には、スタッフ全員の集合写真が載っている保証書と手書きのメッセージカードを必ず添付し、商品だけでなく、安心も届けている。こうした店側の日々の努力の積み重ねがリピーターにつながり、リピートするたびに少しずつ消費単価が上がり、いい商品を購入する傾向がある。

 
こだわりを目に見える形で

こだわりの日本製寝具のコーナーふとんの玉手箱のホームページには、こだわりの日本製寝具のコーナーがある。 海外製の安価なものでは満足できず、メイドインジャパンの安心できる寝具で眠りたいこだわりのユーザーに好評だ。

社長自ら布団製造工場に足を運び、工場で働く人たちの様子を取材し、作り手の思いが顧客に伝わるよう画像を交えてものづくりのこだわりを紹介するなど、まさにこだわりの商品を選り抜き、自信を持って提供できる商品をラインナップしている。

「まだまだ伝えきれていない部分があるので、今後そうしたハートの部分をうまく伝えられるよう工夫していきたい」と力を込める。




ふらっと立ち寄りたくなるサイトめざし

商品を販売しているサイトへは、その商品が欲しい時しかアクセスしないことから、商品を購入しなくてもそのサイトをのぞいてみたくなる企画ができないかと思案した中から、寝顔フォトコンテストを思いつく。

「例えば、自分の子供の写真が掲載されれば、家族や親戚や友人も見に来てくれ、ひょっとするとそのついでに何か買い物もしてもらえるかもしれない。そんな思いで始めたところ全国放送のテレビ番組で紹介され、その反響が大きく、全国からたくさんの写真の応募があり、対応に追われました」と嬉しい悲鳴も。

メールマガジンにもこだわりがある。商品を売る(セールなど)メールマガジンだけでなく、月2回は商品を売らないメールマガジン(スタッフの情報や社内の出来事など)を配信している。

受け手側は商品を売るというメールマガジンに飽きているため、売らないメールマガジンの方が反応があり、同店を信頼して買い物する文字どおりファン客と言える、よいお客様づくりに貢献している。


 

  


商いの輪、人の輪をさらに大きく

商品(布団)を撮影している様子これまでネットショップはネットだけ、店舗は店舗だけと、切り離して商売をしていたが、ようやくネットショップが軌道に乗ってきたことから、ネットショップと実店舗を連動させ、その相乗効果を発揮することで、売上げ増につなげることはもちろん、地元のお客様にもネットショップと連動した企画で商品を提供できる形にしていくことが当面の目標だ。

小松にある大杉屋ふとん店(店内の様子)「時間はかかるかもしれないが、例えば小松はこんなところだよ、小松にはこんなスポットがあるよといった地域情報を発信し、小松に遊びに来たら実店舗の大杉屋ふとん店にも遊びに来てといった形で、当店のホームページを見たお客様が小松に来て下さるようになれば、地域の活性化にもつながっていきます」と、今後の展開に期待している。

そうした方向性を模索していくための核として、石川県産業創出支援機構の「お店ばたけ」にも出店し、人の輪・情報の輪をより大きく、より広範囲に広げ、ひいては商いの輪を大きくしていくことに力を注ぐ能登社長である。


インタビューを終えて・・・
ただ商品を売るのではなく、緻密な計算に基づいたネットの活用で、厳しい時代にあっても売上が右肩上がりで伸びることを実証している。どんな商いでもアイデアと企画が重要な鍵を握っていることを痛感させられた。

(株)ふとん屋.com商 号 (株)ふとん屋.com (実店舗は 合資会社 大杉屋布団店)
店舗名 ふとんの玉手箱(実店舗は 大杉屋ふとん店)
創 業 2006年8月(※大杉屋ふとん店は明治33年)
住 所 小松市本折町72
電話番号 0761-46-5133
URL ▼楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/futon-tamatebako
大杉屋布団店サイト http://www.oosugiya.jp/

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」 金沢・加賀・能登 では、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


白山の懐、加賀平野の恵みのお米を全国に 「(有)たけもと農場」
(※ 紹介動画はこちら)
白山の懐、加賀平野の恵みのお米を全国に (有)たけもと農場加賀平野のほぼ中央にあたる能美市牛島地区で、江戸時代から米づくりを生業とし、7代にわたって受け継がれてきているのがたけもと農場である。従来の農協に納める販売方法から脱却し、消費者にお米を直販するようになって18年余、ネット通販をスタートして4年目を迎える。たけもと農場の若き後継者・竹本彰吾さんにお話を伺った。


お米の直販に活路を求め

能美市にあるたけもと農場のライスセンター(作業場)白山を望む能美市牛島地区。見渡す限りの田んぼの中、個性的な外観の建物が目を引く。たけもと農場の事務所棟だ。「遠くからでも一目でウチ(たけもと農場)だと分かる建物を親父が建てたんですよ」と彰吾さん。

田起こし彰吾さんの祖父・平一氏は、米作日本一技術賞を受賞した米作り名人であり、その技を代々受け継ぎ、こだわりの米づくりに邁進している。彰吾さん自身も物心ついた頃から、親の後を継いで農業をやることを心に決めて成長してきた。

代がき平成5年、法人化を機に、従来の農協に納める商いから脱却し、得意客の口コミを中心にお米を直販する形に転換する。

後継者として6年前に入社した彰吾さんは、「近隣の同業者を見渡したところ、各社ともにホームページを開設し、ネット通販をしていたことから、これは遅れを取ってはいけないと思い、自社のホームページを立ち上げ、ネット通販をスタートさせることから取り組みました」と当時を振り返る。


いち押しは特別栽培コシヒカリ

苗づくりたけもと農場の事務所の前に広がる約100ヘクタールの田んぼのうち、40ヘクタールがたけもと農場が耕作する田んぼである。この広大な土地を家族4人と社員1人の計5人で耕作している。

お米は、有機JAS認証コシヒカリ特別栽培コシヒカリコシヒカリひとめぼれカグラモチ(もち米)の5種類
なかでも特別栽培コシヒカリは、田植え時期の5月に少量の農薬を使用するものの、それ以降は全く使わない栽培方法のため、お米に農薬が残留する割合が極めて低い安全性の高いお米であることから、いち押し商品として力を入れている。

保冷庫での保存取材に伺ったのが1月半ばだったため、既に有機JAS認証コシヒカリも特別栽培コシヒカリもホームページでは売り切れとなっていた。
安全・安心に対する認識が高まっている時代だけに、有機JAS認証米と特別栽培米から売れていく。

とはいえ、お米は日々の主食のため、1回買って終わりという人は少なく、かなりの割合が定期購入するリピーターである。そうしたユーザーのため、定期購入のお客さまが1年間に消費するであろうと思われる量のお米を保冷庫で大切に保管している。ホームページ上では売り切れていても、定期購入者は送られてくるメールから随時注文することができる仕組みになっている。

土づくり堆肥の散布日本を代表するお米として知られる魚沼産コシヒカリが美味しいのは、土づくりの歴史が長いことから味に深みがあるため、たけもと農場においても有機肥料を使い、堆肥は牛糞やしいたけ農家からしいたけの菌床クズを分けてもらい、これを土づくりの際に混ぜ込み、栄養分豊かな土づくりに力を注いでいる



● ネット販売が小売を牽引

たけもと農場のお米ネット販売をスタートして4年余りの間に、卸売6割、小売4割とネット販売のおかげで小売比率が伸びている。注文は全国各地から入るが、やはり東京を中心とした関東方面の顧客の割合が高い。

お米のタワー定期購入者は現段階で50人あまり。初めて注文してきた顧客の3割強がリピーターとして定期購入者に加わり、じわじわと増えてきている。

送料は全国どこでも、重量に関わらず、顧客と同社が折半する形を取っているが、将来的には送料込みの形にしたい考えだ。


専門家派遣を活用しホームページをリニューアル

たけもと農場(お米ラブ.com)HPたけもと農場ホームページは、平成23年に石川県産業創出支援機構の専門家派遣を活用し、(1)全体をシンプルに (2)クレジット決済の採用にポイントを置いてリニューアルを実施し、「たけもと農場のページが見やすかった」、「書いてある内容に納得できた」といった顧客の声が寄せられ、その効果が徐々に出始めている。

ドメインを取得する際、簡単に相手に伝えられ、なおかつ自社の商いに直結したネーミングという観点からokomelove.com(お米ラブ.com)を自ら考案。アドレスを聞かれた際にこのキーワードを伝えることで、自社のホームページをすぐ検索してもらえるメリットがある。

草取りブログ「新米農家のブログ おコメの生産・販売の【たけもと農場】」フェイスブック「お米の生産・販売の有限会社たけもと農場」も活用しているが、今はまだ売上に直結してない。
ホームページに人間味を持たせ、たけもと農場のスタッフがどんな人なのかをお客さまに知ってもらう一助になればと、こまめな更新を心がけている。



新たな販路を開拓

田植え首都圏での食の商談会に出展したのがきっかけで、都内の有名料理店で同社のお米が採用され、百貨店内のお米屋さんでも販売されるようになり、首都圏においてもたけもと農場の美味しいお米が認知され始めている。

特別栽培コシヒカリ「徳右衛門」の2合袋サイズ金沢の近江町市場内にある風土金澤においても徳右衛門【とくえもん】(同社の屋号)のブランド名でお米を販売している。

結婚式の引き出物や記念品として、小分けパッケージの詰め合わせを提案するなど新しい試みにも積極的に取り組んでいる。今はお米だけの販売だが、将来的に設備や人員のめどが立てば、お餅やかきもち等の米加工品を販売することもこれからの課題の一つと捉えている。


● 地域貢献の一貫として食育に取り組む

食育の授業遡ること8年あまり前、地元の寺井小学校から総合学習の一環として、農業について子供たちに体験学習の機会を提供して欲しいとの依頼を受けた。
これがきっかけとなり、主に小学校5年生約50名を対象に食育の機会を持つようになり、多い年には3校の生徒達を受け入れることもある。

その際、彰吾さんが子供達に話すのは「いただきます」の意味を正しく理解してもらうことだ。

食育の授業即ち「料理を作ってくれる母親や生産者に対してだけではなく、肉や魚や野菜の命を 『いただきます』 という認識を持ってもらうこと。
一粒の米粒をタネにすれば、500倍のお米を作りだすことができることを伝えています。そんな話をすると、子供達から「ごはんつぶを残さないように食べます」といった声が聞かれ、とてもやり甲斐を感じています。
また、農作業で活躍する農業機械を見て、自分たちの背丈よりも大きいタイヤが付いているトラクターの大きさに驚きの声を上げる子供達の笑顔に癒されています」と顔をほころばす。


農業で地域を守る先頭に

有機肥料の散布農家の高齢化が進んでいることから、委託を受けて耕作する農地が今後も増えていくことが予想される。

ネット販売の得意客も順調に増えており、そうした顧客に支えられながら、農業でこの地域を守っていけるような存在になることを自らの目標に掲げている。

稲刈り美味しい米づくりに若いエネルギーと情熱を注ぎ込み、祖父が受賞した『米作日本一技術賞』の栄誉をいつの日か自らの努力で掴むことを心に刻み、白山がもたらしてくれる加賀平野の恵みへの感謝を忘れない彰吾さんである。


インタビューを終えて・・・
日本の食料自給率の低下や農家の高齢化が危惧される状況の中、七代にわたって受け継がれてきている農業を通じ、地域の発展に貢献すべく日々邁進している彰吾さんに心からエールを贈りたい。


たけもと農場 竹本彰吾さん社 名 有限会社たけもと農場
住 所 能美市牛島町ロ175
電話番号 0761-57-1919
URL http://www.okomelove.com

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」 金沢・加賀・能登 では、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


毛髪をトータルでケアするヘアサロンを標榜 「BarBerADACHI」
(※ 紹介動画はこちら)

毛髪をトータルでケアするヘアサロンを標榜 バーバーアダチ


金沢市内から車を走らせること30分あまり、白山麓の入口・鶴来地区に創業130年という老舗の理髪店「BarBerADACHI」(バーバーアダチ)がある。カットと顔剃りを看板メニューとする昔ながらの店から、発毛の原点である頭皮ケア、育毛促進のための頭皮マッサージなど、理髪店の新しいスタイルを確立すべく邁進する5代目店主・安達拓史さんにお話を伺った。


● 自店の情報を発信するHPを開設

バーバーアダチのホームページ平成8年、鶴来商工会とスーパーが入居するコミュニティーセンター『レッツ』が新装オープン。その1階テナントの一つとして入居し、現在地で15年目を迎えるのがBarBer ADACHI(バーバーアダチ)である。

理髪店に対するイメージを改めて整理してみると、男性の場合、自宅のすぐ近所にあるお店にはあまり行かない傾向がある。
一方、初めて行くお店となると、どんなお店なのか、どんな主人なのか、そうした情報は閉鎖的で全く分からず、サービス業であるにもかかわらず、お客様からすると敷居が高く、入りにくい。こうした壁を取り払い、誰でも気軽に来店していただけるお店として情報発信したいとの思いをかねてより抱いていた。

バーバーアダチの店内の様子そんな折、能美市にある北陸先端科学技術大学院大学から鶴来駅までの路線バスがあることから、同大の学生が来店するようになり、新入生が近隣のお店を検索する際、自店のホームページがあれば、新規客としてもっと来店してもらえる可能性が高まると考え、石川県産業創出支援機構の専門家派遣を活用し、平成23年春にホームページを開設した。

まだ1年経過していないものの、少しずつホームページを見ての来店が増えてきている。同大は日本人だけでなく外国人留学生も多く、「中国語や韓国語のホームページも作って欲しいとの要望も耳にしています」と学生からの反響に手応えを感じている。

 

 


● お客様が納得してお金を使いたくなる付加サービスに力

バーバーアダチ ヘッドスパ理髪店の料金体系は、特に決められているわけではなく、それぞれの店が自由に価格設定できるため、店舗によって価格にばらつきがあり、低料金を売りにするお店から価格の高いお店までかなり幅がある。

近年、低料金のチェーン店が金沢市内やその近郊で店舗展開するようになり、同店の顧客が一部流れているのも事実。しかし、戻ってこないわけではない。「お客様は、今回は特にイベントもないしお金もないから安いお店でカットし、イベントがあったりおしゃれしたい時は従来の行きつけのお店でカットするといった使い分けをされています」と分析する。

BarBerADACHI(バーバーアダチ)は既存のカット、顔剃り、シャンプーだけでなく、オプションメニューが豊富な点が特徴である。
例えば、秋から冬にかけては抜け毛が多くなる季節である。この原因は、頭皮の血行が悪くなるためで、それによって髪の毛に栄養が届かなくなり、細くなって抜けやすくなる。そうならないために、頭皮マッサージやブラッシング、血行促進につながるシャンプーの仕方などをお客様に伝授するサービスを『鶴来シャンプー』と銘打ち、付加サービスの一つとして力を入れている。

バーバーアダチの店内の様子具体的には、リラクゼーションにポイントを置いたヘッドスパと首から肩にかけてのマッサージで、10分程度のお試しコースを315円、20分程度の基本コースを1,050円で提供している。
従来のカットだけでなく、プラスαのサービスメニューを充実させることで、顧客にリフレッシュし、より満足してもらうことが狙いである。

「家に帰ると小さい子供さんがいるお父さんなどは、カットしている時ぐらいしかリラックスできるゆとりの時間がありません。そんな時に、ちょっとヘッドスパでリラックスしてもらい、満足していつもより少し多めにお金を使っていただく、そんなお金を使う楽しみを提案していきたい」と付加サービスの意義を語る。

 

 

 

● 髪の毛のトータルケアを売りに

理髪師用のハサミ頭皮環境は十人十色。乾燥肌の人もいれば、脂性肌の人もいる。そうした個々のお客様の頭皮を見て、その人に合ったシャンプーやリンスを使い分けることはもちろん、頭皮環境を改善するためのケアの仕方を提案できる点が同店の売りである。

待合室「従来の理髪店では、個々のお客様の頭皮の状態まで立ち入ることをタブー視する傾向があるものの、そこに目を向けずカットだけしていたのでは低料金を売りにするお店と変わりません。やはり、それなりの対価をいただくプロとして、低料金を売りにするお店との差別化、顧客満足を追求するサービスを提供しなければいけないと思っています」と、髪の毛をトータルでケアすることの大切さを力説する。

そうした安達氏のこだわり、熱い思いをホームページ上でいかに発信していくか、文章で書いても、動画で見せても、なかなか本質が伝えにくいだけに、安達氏の人柄を知る顧客の口コミに優るものはないが、初めて同店のホームページにアクセスしてきた新規客にそうした思いを感じ取ってもらい、来店に結びつけていくか、その点が当面の課題でもある。


● 理髪店+α

レディースルームBarBerADACHI(バーバーアダチ)は、男性客だけでなく、女性客のためのレディースシェービングも提供している。店頭を見ただけではそこまでは分からないが、ホームページを覗いてみると、レディースシェービングプラスαのサービスメニューが紹介されている。しかも男性客と同じスペースで椅子を並べてという形では女性客がリラックスできないことから、店内にそのための専用個室スペース(左の写真)まで設けている。

バーバーアダチで使用しているくしこうした女性のためのサービスメニューはこれまで積極的に情報発信してこなかったため、まだまだ利用者は少ないようだが、この点もホームページを開設したことをきっかけに、多くの女性に知ってもらい、女性客のウエイトが伸びることを期待している。

また、同店はWi-Fiのスポットにもなっていることから、スマートフォンやiPadなどを持参すれば、暗証番号を入力するだけで、快適なネット環境が提供されることも魅力的なサービスである。


● 新たなスタイル確立に腐心

5代目店主の安達拓史さんホームページには、理髪店には珍しい予約フォームが設けられている。まだまだ男性の場合は、カットの予約をするという習慣が定着していないが、カットに行こうと思うタイミングは意外と重なるため、来店が集中すると30分から1時間近く待たなければならない。そうした無駄な時間を極力少なくするためにも週末や祝日に来店される方には予約を勧めている。

バーバーアダチの店内風景「将来的には、美容室のように、来店時に次回の来店日時を予約してから帰る形を定着させ、お客様にゆったりとした状態でサービスを提供できる環境づくりにつなげていきたいですね。やはり待たれていると、こちらも気持ちのゆとりがなくなり、サービスの低下にもつながります。同様にお客様も落ち着かない気持ちになり、満足度が低下し、全てがマイナスに作用してしまいます。そうした悪循環をなくすためにも予約システムを確立させたい」と、顧客満足度の向上に腐心する。

顧客の囲い込みが激しい業界だけに、既存のお客様を大切にしながら、新規客を少しでも獲得できるよう安達スタイルの商いに邁進している。

 

インタビューを終えて・・・
鶴来には、白山(しらやま)さんあり、美味しい食事処あり、美しい風景あり、何よりも美味しい空気がある。しかも金沢から車で約30分、ちょっとしたドライブ気分で出かけられる。金沢からリラクゼーションのひとときを求めて出かけるお客様が、一人、二人と増えていくことを願わずにはいられない。


白山市「バーバーアダチ」の店舗外観社 名 BarBerADACHI
住 所 白山市鶴来下東町カ26
電話番号 (076)272-0509
URL http://letsbb.com/

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」金沢・加賀・能登 は、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
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こだわりのシクラメンを看板に家族の絆が魅力の「宮子花園(みやしかえん)」
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こだわりのシクラメンを看板に  家族の絆が魅力の宮子花園(みやしかえん)


JR野々市駅からほど近い白山市横江町の田園地帯の中に、シクラメン栽培一筋38年、今はハーブの栽培も手がけ、ハーブティーや手作りクッキーで来園客をもてなす宮子花園(みやしかえん)がある。土づくりからこだわり、丹誠込めたシクラメンが整然と並ぶハウスを中心に、家族4人がそれぞれの個性を発揮し、他にない宮子ワールドを構築している。シクラメンに惚れ込んだオーナーの宮子豊吉さん・外喜子さんご夫妻にお話を伺った。


兼業農家から花卉専業に

オススメ商品稲作農家の長男として産まれた豊吉氏は、中学2年の時に施設園芸をやりたいと心に決め、松任農業高校(現 翠星高校)で野菜栽培と花卉(かき)栽培を学ぶ中で、とりわけシクラメンの魅力に憑かれる。卒業後、県立農業短期大学の一期生として学び、卒業するとシクラメンの栽培農家として稲作と兼業でスタートする。

農作物の出来は土で8割方決まることから、シクラメン用土の土づくりから徹底してこだわり、一鉢ずつ手冠水で丹誠込めて栽培した。ところが、暫くすると栽培技術が発達し、それまでの手冠水から底面吸水方式に変わったことで、一気に大量栽培が可能になり、全国的にシクラメンの生産量が増大し、1鉢あたりの単価が下がり始める。

あられや雪にも負けないパンジー稲作も減反続きで、厳しい先行きを予感した豊吉氏は、それまで手がけていなかったガーデニング向けの春先の花苗の栽培を始めることを決断し、稲作を委託に出し、花卉(かき)栽培の専業農家に転身。昭和62年のことである。

夏の暑さにも強いガーデンシクラメン育てた花が花卉市場でいい値段で競り落とされることを目標に日々頑張っていたが、一鉢ずつ手塩にかけたものも、大量栽培したものも、市場でまとめて競り落とされるため、差別化が通らない相場の世界で、値崩れし、元も子もない結果となった。


自家栽培&自家販売

オレンジの壁が目印「花工房夢見草」そうした相場に左右される状況に嫌気がさし、それなら自分たちで売ってみようと考え、田んぼの脇に『花売ります』と書いた看板を立ててみると、予想以上に多くの人が買いに来てくれた。

そうこうしているうちに、「肥料が欲しい」、「土が欲しい」といったお客様の要望に応えるべく、育苗温室を小さな売店に改造して店頭販売を始めたところ、バブル景気に向かっていた時代背景もあって、たくさんの来店につながった。

ハーブティーや手作りケーキなどを楽しめます。平成9年には花香房夢見草を開設し、花にまつわる雑貨類やハーブティー娘さん手作りのクッキー等を本格的に販売。今に比べればまだ景気のいい時代で飛ぶように売れ、贈答用の大口注文も入り、商いは順調に推移する。


豊吉氏の話術で教室が繁盛

とても広い園内店舗をオープンしたのを契機に、園内の温室を会場に、豊吉氏が講師となって寄せ植え教室フラワーアレンジ教室をスタートし、今年で15年目を迎える。

豊吉氏の話術には定評があり、口コミで人気が広がり、近年ではあちこちから声が掛かり、出張教室も開催している。

そんな人たちの多くが宮子花園の得意客として定着。「ほとんどの方は教室の時間を楽しく過ごしたいと思って参加されているので、難しい専門的な話は一切なくし、楽しく寄せ植えやフラワーアレンジを体験してもらえるよう工夫を凝らしています」と豊吉氏はにこやかに語る。


50の手習いでネットショップを開設

宮子花園(みやしかえん)のホームページ遡ること6年前、県農業試験場からパソコン研修への参加をすすめられ、それまで二人(豊吉氏、外喜子氏)ともパソコンが得手ではなく、ましてネットショップなど考えてもいなかったが、「この機会を逃すと上達するチャンスはないと一念発起し、二人で真面目に通いました」と豊吉氏は述懐する。

たくさんんのシクラメン何回か通ったおかげで、ブログをアップすることができるようになり、ブログを並べただけの買い物カゴ機能もない簡単なものだったが、同店ホームページの前身がスタート。これによって、少しでも若年層のお客様を新たに獲得することができればとの思いだった。

そんなホームページとまで言えないような状態ではあったが、東京からの大口注文を受注することができ、インターネットの底力を痛感する。

手作りブラックべーリージャムそのことがきっかけで、本格的なホームページを開設すべく、石川県産業創出支援機構の専門家派遣を活用し、現在のホームページが平成18年に完成し、「お店ばたけ」にも出店。定期的に開催されるセミナーに参加し、研鑽を重ね、個人情報保護の観点からショッピングカートのカラーミーショップを導入し、買い物カゴの情報が漏れないようシステムを変更したところ、徐々に注文が増えてきている。


ブログは誘客に大きく貢献

ギフト用の花かごセット同店のブログは、宮子花園の顔として四季の花情報(シクラメンやブラックベリーなど植物に関すること)、花とハーブで、元気いっぱい!(ハーブやクッキーなどの加工品や家族に関すること)、花吉さんは今日も一生懸命!!(店主である豊吉氏の個人的なつぶやき)の3つのパターンに分けられており、様々な検索に引っかかるよう工夫している。現実に、ブログで紹介した花がすぐ売れ始めたり、何月何日のブログに掲載されていたあの商品が欲しいといった問い合わせもあり、着実な成果に結びついている。

ホームページの内容をタイムリーに更新したいという思いはあるが、実店舗が忙しいためそこまで手が回っていない。そのできない部分を日々のブログ更新で何とかカバーしている格好だ。さらに、豊吉氏はfacebookを積極的に活用し、将来を見据えた人脈づくりにも取り組んでいる。


直帰客をいかにして買い物に向けるか

丈夫で長持ち宮子花園のシクラメン多い月は1カ月に5万~6万件のアクセスがあるが、同店のホームページにはお客様のためのサービスとも言える、シクラメンの手入れの仕方ブラックベリーの育て方・剪定の仕方のようなサービスページが多くある。

花苗のご紹介そうしたページにアクセスして中身を読んだら直帰するパターンが多く、そこを見たついでにショッピングしてもらえるような仕掛けが十分でないため、アクセス数が多いわりには売上につながっていない。

「そのページに何かをプラスすることで、ショッピングにつながり、ファンページに入れてもらえるなど次の一歩を踏み出してもらえるような工夫をすることが課題ですね」と、外喜子さんは分析する。


家族の個々の魅力が相乗効果を発揮

白山市にある宮子花園「今後は寄せ植え等の教室をもっと増やしていきたい」と外喜子さん。教室を開催すると、1つの会場で、少なくても20人、多いときは70人ぐらいが参加するため、ある程度まとまった量の花が売れるからだ。まだまだ行っていない地域がたくさんあるだけに、そうしたところを開拓し、確実な売上につなげていきたい考えだ。

ドライハーブの量り売り家族全員がB型というユニークな宮子家、それぞれに自己主張が強く、個性的な家族が好きなことを言いながら、明るい雰囲気の宮子花園ができあがっている。

シクラメンからスタートし、そこにハーブが加わり、フラワーアレンジメントの有資格者の息子さん、調理師と菓子製造の免許を有する娘さんが加わり、商いの枝葉が広がり、宮子花園へ行けば何かあるとお客様がワクワクするショップを目標に、家族で邁進中である。

インタビューを終えて・・・
パソコンが得手でなかったご夫婦が、一日の終わりにブログを更新することが日課になり、会話の中に専門用語が飛び交うまでに成長された姿を目の当たりにし、これからのネットショップの展開が益々楽しみである。


宮子花園(みやしかえん)社 名 宮子花園(みやしかえん)
住 所 白山市横江町87番地
電話番号 (076)275-2448
URL https://www.miyashikaen.com

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」金沢・加賀・能登 は、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


丸紐・平紐、房のあらゆるニーズに小回りの効くモノづくりで対応 「モリ(株)」
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丸紐・平紐、房のあらゆるニーズに 小回りの効くモノづくりで対応携帯ストラップの細い紐(ひも)からロープと見間違うほどの太さの紐まで、様々な太さ、長さ、色柄、編み方の多彩なバリエーションを武器に、あらゆる丸紐・平紐、房類のニーズに対応する個性的な企業が、加賀市にあるモリ株式会社である。
紐と房類に特化し、ホームページ開設により全国から注文が入るようになった同社の森修英社長にお話を伺った。


撚糸+ドールヘア+紐・房

レーヨンカラー 色んな色があります先代が昭和39年に撚糸工場を興したのが同社のスタート。その後、浅草の人形問屋に節句人形の髪の毛(ドールヘア)を納めるようになる。

根付け紐平成に入ると、節句人形の髪の毛を作るついでに鎧兜(よろいかぶと)の紐や房を製造できないかと打診され、紐と房の仕事が新たに加わる。当初は、紐メーカーから購入したものを納めていたが、メーカーに注文する場合は、まとまった量が必要なため、少量多品種の注文に対応すべく自社で機械を導入し、自社生産に切り替えた。

ドールヘアについては、雛(ひな)人形は安定しているものの、市松人形や尾山人形といったその他の人形が売れなくなったことで、仕事量は大幅に減少している。


ホームページ開設で小売へ進出

房紐.com一口に紐と言っても細いものから太いものまで、全て専用の編み機で生産されている。
こうした紐類の大部分は、大手甲冑(かっちゅう)メーカーに卸しており、残りは仏具店や菓子店、根付けの紐などとして卸している。

従来までの卸業務だけでなく、一般の人にも知ってもらい、買ってもらうためには自社のホームページを開設することが一番の近道と考え、ホームページ制作ソフトを使って平成21年に自前のホームページを立ち上げた。

ひもの編み機しかしながら、年間で数件程度しか問い合わせがなかったことから、さらなる内容の充実とアクセス数アップを図るべく、石川県産業創出支援機構の専門家派遣制度を活用し、平成22年にホームページ(房紐.comをリニューアル。それが奏功し、「最近は一日に数件程度問い合わせがくるようになってきました」と顔をほころばす。

ホームページを開設するまでは卸業務のみであったが、現在は個人や企業に直接販売する小売のウエイトが少しずつではあるが伸びてきて、売上全体の1割程度を占めている。
平成23年に入ってからアクセス数が次第に伸び始め、現在は月1,300件を超えるまでになり、問い合わせも日に2~3件は入るようになってきた。

ひもの編み機同社のホームページを見たお客様から、「クレジットカードは使えないの?」「買い物カゴはないの?」と時々言われるようだが、それに対応しようとすると、セキュリティーの問題や新たなソフトを導入しなければならず、かなりのコストがかかることから、ネットでの注文が軌道に乗り、コンスタントに売れるようになった段階での検討課題としている。


様々な用途に使われる紐

カラーが豊富数ある紐の中でも甲冑(かっちゅう)に編み込む平紐の売れ行きが好調で、太めの紐になると和装やブライダルの需要もあるという。

同社のホームページでは、激得500円均一コーナーを設け販促に努めており、森社長はく「おそらく他社さんの同様の紐製品に比べて2~3割はお買い得になっていると思います」と笑顔で語る。

節句鎧兜の顎に付ける房紐(忍緒赤/金手綱16mm蝶結び)ネットで紐を購入する人の多くは、趣味で手作り甲冑を制作している人たち。東北地方は伊達政宗、愛知県は徳川家康の手作り甲冑を身につけてお祭りで合戦まで行う地域もある。
「中には自動車販売店から和装のキャンピングカーを作るので、ハンモックにつける房が欲しいといったユニークな注文や、競技用の鞭(むち)を制作している会社やアクセサリー関係の会社、用途は不明ですが鉄工所からも紐の注文がある」とのこと。

ホームページを開設したことで、京都から和装の帯締めの注文も入るようになり、さらには、時代劇の道具類を扱う業者からも問い合わせや注文が入るようになってきた。

手作り甲冑の編み込み部分に使用する紐は、150mぐらいの長さが必要で、平均消費単価は5,000~6,000円。


量販店にないものがあるのが強み

手芸用品を販売する全国チェーンの量販店等に行っても、同社が扱っているような紐や房類の品揃えが十分ではなく、楽天やヤフーのショッピングページを探し回り、それでも見つけられず同社のページに辿り着くお客様も少なくない。

検索キーワードは、平紐・飾り房・飾り紐といったものが上位を占める。
量販店が扱ってもそれほど量が出ないから置かないのだろうが、どうしてもその紐が欲しいというお客様が全国にいることも事実で、その意味ではそうしたこだわりの趣味人にとって同社はなくてはならない存在である。

節句鎧兜の顎に付ける房紐(忍緒黒/金唐打太細16mm蝶結び)そんな人たちが、同社のホームページを発見したことを同じ趣味を持つ仲間に広めるべく、自分のホームページに同社のバナーを張ったり、口コミでも宣伝してくれるおかげで、房紐.comの輪が次第に広がり始めている。

節句鎧兜の顎に付ける房紐(忍緒金色柄16mm無双結び)同社は、1,000円であらゆる試作品の製作をサービスしている。顧客が欲しい太さの紐・寸法・色を伝えれば、希望通りの試作品が送られてくるわけだ。
「これは商売としては赤字ですが、自分の欲しい紐がなくて困っているお客様に喜んでもらいたいとの思いで大出血サービスしています。

試作が本番でも構いませんという但し書きを入れてあることで、お客様も気軽に依頼できるようで、今は月に20件ぐらいの試作依頼があり、お送りした試作品が気に入ってもらえ追加オーダーが入った時が嬉しい瞬間です」と顔をほころばす。


紐・房を中心に魅力ある商い目指す

「将来的には、紐・房を中心にして、関連する商品も取り扱い、販売品目のバリエーションを広げていきたいと思っていますが、当面は、現在の紐・房に限定し、全国にまだまだいらっしゃるであろうヘビーユーザーを時間をかけて開拓していくことに力を注ぎ、当社の知名度アップを地道に取り組んでいきたい」と力を込める。

飾り紐 房付き卸業務への対応で時間が取られ、なかなかホームページを充実させることに時間が割けないのが現実だと思うが、甲冑に、人形に、菓子箱に、根付けに、携帯ストラップにと様々な商品に使われている自社の紐の使われ方をホームページはもちろんのこと、ブログを活用して発信していくことで、新たなユーザー発掘に繋げていっていただきたい。

菊結び2連古代紫、朱赤ネットを活用し、新規客を獲得していくためにもホームページのさらなる充実が課題であるが、一歩一歩ネット販売の実績を積み重ね、売上の新たな柱に育てていくことで、子息達が後を継ぎたくなる魅力ある企業に育てることが、森社長の偽らざる胸中ではないだろうか。


インタビューを終えて・・・
日頃何気なく使っている紐も専門的に掘り下げると奥が深いことに驚かされる。様々なところに紐は使われているだけに、異業種とのコラボレーションで新たな展開の可能性が広がり、これから益々楽しみである。


モリ(株) 代表取締役社長 森修英 氏社 名 モリ株式会社
住 所 加賀市大聖寺仲町6
電話番号 (0761)73-1544
URL http://fusahimo.com/

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