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(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」金沢・加賀・能登 は、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


創業360余年、家族でもてなす城下町・金沢最古の宿 「すみよしや旅館」
(※ 紹介動画はこちら)

創業360余年、家族でもてなす城下町・金沢最古の宿

時代が移り変わり、旅のスタイルやニーズも変化している中、かつては出張族の金沢での常宿として愛されたすみよしや旅館も、近年では国内はもとより海外からの観光客が宿泊者の9割を占めるまでに変化してきた。
そうした変化への対応の一つがホームページの開設である。創業360余年、金沢で最も長い歴史を持つ、すみよしや旅館の若女将・住未恵さんにお話を伺った。


ビジネス客から観光客へシフト

江戸時代のけやきの一枚看板現当主が8代目で、若女将夫婦が9代目となる金沢で最古のすみよしや旅館は、遡ること360余年前、なんと江戸時代の創業である。

玄関を入ると、江戸時代に加賀藩が関所を通るための通行証「手判」の交付を城下7軒の信用ある宿屋に代行させていた手判宿であったことを示す<開>の文字が入った欅(けやき)の一枚看板が、ガラスケースの中に大切に飾られている。
もちろん、その7軒の宿のうち現存するのは同館だけで、商いを長く継続することの難しさを痛感させられる。

すみよしや旅館内昭和50年代の半ば頃までは、ビジネス客が宿泊客の大部分を占め、月曜から金曜まで平日連泊し、週末は自宅に帰るという使われ方が主流だったそうだ。
それだけに旅館と常連客は家族同然の気心知れた付き合いとなり、アットホームな旅館として愛された。
その頃は、上司と部下が相部屋で泊まり、商いのいろはを教え込まれるのが一般的だったが、今は個室が当たり前の時代になり、そうしたビジネス客はホテルに流れ、旅館の魅力を堪能したい国内外の観光客が取って代わった格好だ。


ホームページで情報発信

すみよしや旅館 日本語ホームページ宿泊客の9割が観光客で、近年は外国人の宿泊客が増加傾向にあることから、予約の一手段としてネットの活用を考え、平成20年に日本語のホームページを開設した。

すみよしや旅館 英語ホームページ金沢市旅館ホテル協同組合が外国人に向けて情報発信する手段として、無料のブログを活用する取り組みをスタートさせたのを利用し、同館も情報発信したところ、外国人の予約が徐々に入るようになったことから、英語のホームページの必要性を感じ、石川県産業創出支援機構の専門家派遣制度を使って英語版ホームページを作成する。そうした取り組みが奏功し、平成22年は宿泊者の3割を外国人が占めるまでになった。

しかし、今年3月11日の東日本大震災の発生以降、外国人の利用がピタッと止まってしまった。
放射能汚染の風評被害が一日も早く収まり、外国からの観光客が戻ることを願うばかりである。外国人旅行者は、日本国内を2~3週間かけてゆっくり回る60代以上の富裕層が多い。
外国人のお客様から英語版ホームページについて「道順を分かりやすく載せて欲しい」、「コメントを載せられるようにした方がいい」といった要望やアドバイスをいただいているが、まだ対応し切れていないのが現状だ。

すみよしや旅館の地図日本語版と英語版では紹介している料理のメニューが異なっている点を伺うと、「外国人の方は加賀野菜と言ってもピンとこないし、例えば蓮蒸しのレンコンを説明してもレンコンを食べる習慣がなく、しかも原型が分からず、ねっとりとした食感のものは好まない。
また、治部煮の麩なども好まれず、そうした点にも気を配った献立づくりをしています。そのため、ホームページでは理解してもらいやすい料理を紹介しています」とのこと。

外国人旅行者から質問されることをテーマにした英会話研修にも積極的に参加し、英会話の研鑽に努めている若女将が、片言の英語で、一生懸命外国人客をもてなす姿は何とも微笑ましい。


ホームページは長所と短所が表裏一体

すみよしや旅館内「今の時代は、誰もがインターネットを利用しており、予約する前に必ずホームページで情報確認されているようで、当館のホームページにアクセスされた方の検索キーワードが、ズバリ【すみよしや旅館】が一番多いことからもそう言えると思います」とホームページ開設の効果を強調する。

ホームページの内容更新について伺うと、「目標は高く、ブログは1週間に1回の割合、月に4回書こうと思っていますが、現実は厳しく、今のところはまだそこまで書けていません」と苦笑する。

近年は直前になって予約する方が多く、同館もじゃらんや楽天に部屋を提供しているが、当日予約OKを推奨されている。「こちらからすると予めご予約いただいた方が準備できて助かるのですが、お客様のニーズに対応するためにはそうも言っていられません」とネット対応の厳しい現実も。

現在のホームページからの予約は、何回もお客様とメールのやりとりを行うため、自ずと意思疎通が図られ、チェックイン時間の変更があった時やキャンセル時の連絡が必ずもらえる安心感がある。一方、ホームページ上で予約が完結するシステムにする場合は、クレジットカードのセキュリティー強化などにも対応しなければならない。
将来的には考えなければならない時期が来ることは分かっているが、現状のメールでやりとりしながら予約を受ける形を当分は維持していきたい考えだ。


一泊朝食付きプランが人気

一番広い赤壁の間最近の予約傾向で増えているのが、夕食は好きな時間に好きなものを食べに行き、旅館では翌朝の朝食のみ付けるというパターンだ。
このニーズは年齢に関係なく、若い人にも年配者にも増えてきている。ネット販売でも朝食のみ付いているプランが先に売れる。そうした中で、いかにすみよしや旅館ならではの特徴を出していくか、若女将が常に自問自答していることである。

旅館と言えば接客サービスが最大の武器であるが、昔に比べるとあまり構い過ぎないよう心掛けている。
外国人観光客も様々で、体験教室などの予約をして欲しいと言ってくる人もあれば、全て自分一人で手配して行動する人もいる。
そんな十人十色の様々なニーズを持った人たちに、臨機応変に対応し、なおかつ全てのお客様から合格点をもらえるもてなしが日々の課題であり、家族4人が力を合わせて日々全力投球している。


すみよしや旅館ならではのもてなし

中庭「東日本大震災直後の3月、4月は電話が鳴るたび、メールが来るたびにキャンセルの連絡で本当に辛かったですが、ゴールデンウィーク以降は少しずつ戻ってきている感じと胸を撫で下ろす。

お風呂プライバシー保護や個人主義の時代にあっては、旅館よりもドア一枚で個の空間になるホテルの方が圧倒的に快適で便利である。
そんな時代にあって、そんな時代だからこそ、旅館のあり方、あるべき姿は非常に難しく、厳しい時代であることは言うまでない。

金沢市内の旅館が減少し続けている時代にあって、いかに個性を出し、特徴あるもてなしでお客様に満足を提供するか、課題は多いが、持ち前のやる気・元気・笑顔を売りに、家族だけでもてなす小規模の旅館だからこそできる小回りの利くもてなしと、近江町市場に近く、金沢の街を歩いて回るにはうってつけのロケーションにあることもすみよしや旅館の大きな魅力であり、そうしたメリットを最大限に発信し、息の長い商いを続けていただきたい。


icon_pen.gifインタビューを終えて・・・
「継続は力なり」と言われるが、一つの商いを360余年・9代にわたって連綿と受け継いできた老舗の商魂に心から敬意を表したい。様々な時代の変化を柔軟に乗り越え、機敏に対応してきたから今日があり、長引く景気低迷の今こそ本領発揮の時だと感じた。


すみよしや旅館 住 未恵さん社 名 すみよしや旅館
住 所 金沢市十間町54番地
電話番号 (076)221-0157
URL http://www.sumiyoshi-ya.com

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」金沢・加賀・能登 は、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


能登の珍味・うまいもんを愛情込めて楽天通販で全国に 「じんきち」
(※ 紹介動画はこちら)

能登の珍味・うまいもんを愛情込めて楽天通販で全国に


能登は穴水町に知る人ぞ知るうまい寿し屋・幸寿しがある。既にネットショップでも着実に売上を伸ばしている人気店だが、その店のご主人・橋本公生氏の長女・有子さんが4年前に、楽天内に楽天内に能登くちことこのわたの専門店「じんきち」を出店。父が運営する幸寿しのネットショップに追いつけ追い越せの気概で取り組む橋本有子さんにお話を伺った。


ゼロからスタートして4年目

能登くちことこのわたの専門店「じんきち」 幸寿しのサイトは、10年以上前からご主人の橋本公生さんが、石川県産業創出支援機構の専門家派遣を活用し、勉強を重ね、お店ばたけにも出店し、自ら運営管理しているネットショップである。
同機構が主催するネットショップコンテスト2008初代グランプリを受賞するなど、県内企業が運営する人気サイトの一つに成長している。

このわた(海鼠腸)セット自前のサイトが軌道に乗ったことから、さらに能登のうまいもんを全国に発信したいと考え、同店の屋号である「じんきち」の店名で楽天にショップを開設した。その運営管理を任されたのが長女の有子さん。
しかしながら、専門的な知識があったわけではなく、お父さん同様に石川県産業創出支援機構の専門家派遣を活用するとともに、セミナー等にも参加し、サイト運営の初歩から学び、今年(平成23年)4年目を迎える。


人気商品は「厚焼き玉子」

人気の厚焼き玉子能登を代表する珍味である「くちこ」と「このわた」の専門店としてスタートし、今は幸寿しの商品を順次メニューに加え、バリエーションを少しずつ増やしてきた。中でも人気があるのは、能登半島で産まれたセイ・アグリー健康卵を11個も使用して、女将(有子氏のお母様)が焼き上げる自家製の厚焼き玉子(1本1,000円、税・送料込)だ。
これは出汁巻きではなく、醤油・砂糖・塩・酒を絶妙に調合した厚焼き玉子で、リピーターの多い商品である。じんきちのショップでは、10月限定で、通常1,000円の厚焼き玉子を999円(税・送料込)で販売。1円の違いで注文に変化が出るかを試みた。

干しくちこじんきちのサイトは、春から秋にかけては月平均6,000~8,000件のアクセス、能登の食材が美味しい冬になると16,000件を超すアクセスがあり、そのうち1~2%程度が商品を購入する顧客に。
一度購入した顧客がしばらくして再び来店するリピート率も高いようだ。


週末の昼は県外客で賑わう実店舗

やきしお 粗めJTBが発行する旅行雑誌「るるぶ」に幸寿しが紹介されたのがきっかけで、ホームページへのアクセスが増え、県外からの来店客も急増している。
東日本大震災直後は落ち込んだものの、5月以降の土曜、日曜の昼間は60~90人程度の県外客が訪れるというから驚きだ。

自家用車での来店がほとんどだが、中には能登空港を使って東京から来る方もあり、そうしたお客様には珠洲の塩をプレゼントしている。近年は能登丼も人気で、能登丼目当てのお客様も多い。


家族で盛り立てるブログ

穴水にある幸寿し店内の様子ネット通販の顧客の大部分が県外客であることは幸寿しもじんきちも同様だ。そのため、ただ自社商品を販売するだけのページづくりではなく、能登のまつりや季節の移り変わりを伝えるブログをこまめに更新しており、なかなか好評のようだ。

実際に来店する県外客の数字に、その効果が現れており、能登への観光誘客にも一役買っている。
有子さんの息子さんは少年相撲の期待の星で、彼の活躍を伝えるブログに対する応援メッセージも送られてくるという。
このように家族ぐるみで盛り立てているほっとなページづくりが、商品購入につながる要素の一つになっているように思える。

3年熟成イカ魚醤楽天に出店して4年目を迎えるとはいえ、知名度が低いため商いとしてはまだまだこれからのようだが、「ご注文いただいたお客様には親切丁寧な対応を心がけると共に、ご注文いただいた商品を発送する際、ほんの気持ち程度ですが、ささやかなお土産を一品添え、手書きのお礼メッセージを書いてお送りしています」と有子さんの実直な人柄を感じさせる。
ちょっとしたお土産の同梱は、お客様の立場になると、ささやかではあるが、とても嬉しい心遣いであり、これからも続けていただきたいサービスである。

贈り物に最適 人気のこのわたほとんどのお客様は、くちこ、なまこを検索キーワードにじんきちのネットショップにたどり着いているが、中には息子さんが相撲をやっているため、相撲という検索キーワードで辿り着くユニークな例もあるそうだ。


細かな配慮が「じんきち」の売り

とっても人気! 鯖寿司(さば棒寿司)お客様の購買意欲をくすぐる商品紹介をするため、ホームページの商品写真にはとりわけ注意を払い、ライティング等にもこだわって撮影している。
また、売れ筋商品を作るべく、厚焼き玉子、くちこ、このわたなどをクローズアップで紹介することで、ホームページにアクセスしたお客様がクリックしたくなる演出にも力を入れている。
同時に、お客様からのレビューをチェックし、要望やサービス面で対応できることがあれば積極的に取り入れ、親しまれるページづくりを心がけている。

同店の看板商品であるこのわたは、他のどのお店のよりも美味しいと、定期的に購入する東京の寿し店もあるほどだ。
同店から発送される冷凍真空パックの商品は、全てプロトンシェフという専用のマシンで作られる。
これで冷凍真空パックにしたものを正しい解凍方法で解凍すると、本当に冷凍?と思うぐらい完璧な保存が出来るのだ。
栄螺(さざえ)の壺焼きもバター味、みそ味、しょうゆ味の3種あり、袋から出して火にかけ、沸騰したらできあがりという優れもので、自宅に居ながらにして居酒屋気分が味わえる。
鯖押し寿司やお刺身などは、その日水揚げされた新鮮なものを使い、冷蔵便で発送するが、到着まで2日を要する地域への発送は事前に断るという徹底ぶりで、食の安心・安全に関しても徹底している点が、買う側からすると安心できる。


父娘で切磋琢磨

しめ鯖じんきちのメールマガジンは、ほとんど商品のことは書かずに、日々の出来事や相撲の練習に励む息子さんのことを発信し、月に1回程度は商品をPRしている。有子さんが運営しているサイトであるという個性をホームページ上でいかにして発揮していくか、そのあたりの工夫もこれからの課題のよう。

とっても人気! 鯖寿司(さば棒寿司)「今後は、パソコン向けサイトだけでなく、携帯端末向けのモバイルサイトの充実も図っていきたいと思っています」とやる気満々。と同時に、自分らしさ、自分の色合いをネットに反映させていくためにはどうすればいいのか。日々試行錯誤しながら個性的なホームページを目指し、ネットショップの先輩でもある父が運営する幸寿しのショップに追いつけ、追い越せを目標に、今日もパソコンとにらめっこで更新作業に取り組む有子さんである。


インタビューを終えて・・・
有子さんにすれば、父親から任されて引き受けたショップ運営だったが、今ではお客様とのやりとりを楽しみながら、日々の受注応対・梱包・発送業務に勤しみ、ブログの更新も日課として生活リズムの中に取り込まれ、意欲的に取り組む姿が印象に残った。


じんきち<(株)能登前・幸寿し内>社 名 じんきち<(株)能登前・幸寿し内>
住 所 鳳珠郡穴水町大町チの37-4
電話番号 (0768)52-2114
URL http://www.rakuten.co.jp/zinkichi/

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」金沢・加賀・能登 は、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


アナログ+デジタル+輪島塗の加飾技術 究極の融合から生まれたミクストアート 「デザイン工房FUJI」
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アナログ+デジタル+輪島塗の加飾技術 究極の融合から生まれたミクストアート


インターネットの発達で、日本全国どこにいてもビジネスが可能な時代が到来し、様々な業種の働くスタイルが様変わりしている。そんな典型がデザイナーではないだろうか。これまで大阪、金沢のデザイン企画会社でデザイナーとして働いてきた経験と輪島塗の修業を経て体得した加飾技術をミックスした新しい芸術・ミクストアートによる人物画制作に取り組む藤原昭二氏を輪島市内のアトリエに訪ねた。


藤原氏プロフィール

大阪生まれの藤原氏は、大阪でデザインの勉強をする中で、伝統工芸・輪島塗に惹かれ、加飾技術を習得したいと一念発起し、輪島に修業に来たところ奥様と出会って結婚。その後、大阪には戻らず輪島にとどまり、金沢のデザイン会社で勤務する。

輪島塗の加飾職人としての腕を確立していたが、現実にはデザイナーとしての仕事の依頼が多く、幅広い分野で活躍している。その中身を伺うと、金融機関のポスターデザイン、ファッション関係のデザイン、機械デザイン、バスボディのデザイン、お墓のデザイン、棺のデザイン、店舗の内外装デザイン、キーホルダーのデザイン、CGによるバーチャルな商品見本の制作、地下道の空間デザイン等々さまざまな仕事を手がけてきた。
そうしたデザインの基本はスケッチであり、藤原氏の得意技である。これらのデザインの仕事においてもパソコンを駆使したデジタルによる仕上げ作業を行っており、現在の仕事へのプロローグでもある。
藤原さんが手がけたデザインの数々



アナログとデジタルの最たるものの融合

パソコンで作業中藤原氏はもともと絵を描くことが好きで、20年ぐらい前から絵を描き始め、個展を開いたり、オークションでミクストアート(美人像)販売していた。
近年になって、ただ普通に絵を描いているだけでは面白くないと考えるようになり、せっかく習得した輪島塗の加飾技術をミックスした作品づくりに取り組み始める。

その工程とは、手描きでスケッチした絵をパソコンに取り込み、手描きでは難しい微細な線描写や色づけをパソコンのソフトを駆使して施し、出来上がった絵を出力し、その上に輪島塗の金粉、銀粉、金箔、螺鈿(らでん)などの加飾を施し、世界に一つしかない藤原作品ができあがるというもの。

「輪島塗に限らず、加賀友禅や山中漆器など伝統産業のものづくりにも関わっていますが、独創的な手法を用いてものづくりをしようとすると、さまざまな制約が多く、なかなか受け入れてもらえない」と苦笑する。
そうしたフラストレーションがミクストアートと出逢い、一気に花開いた格好だ。

伝統工芸は手描きの最たるレベルの仕事であり、言い方を変えればアナログの最たるものである。アナログは表現の幅が限られていて狭いのに対し、デジタルは表現の幅が非常に広く、水彩でも油彩でも、ありとあらゆる表現をパソコンは可能にしてしまう。「それならアナログの最たるものである伝統工芸の技法とデジタルの最たるものであるパソコンを結びつけたらさらに面白いものができるのではないかと思った」とミクストアートに取り組んだ原点を述懐する。


オープン価格での販売

絵を販売するためのカタログ的な役割を果たすホームページを石川県産業創出支援機構の専門家派遣を活用し、平成23年3月に開設。
同時並行してヤフーオークションに人物画の作品を出展したところかなりの反応があり、これまでに40点以上を販売している。
ヤフーオークションでの反響を知り、藤原氏の作品を取り扱いたいというショップがいくつか出てきており、これから販路がさらに広がっていきそうだ。

現段階では価格は決めておらず、直接購入する場合は、購入希望者と藤原氏の相談で決まる。もちろん、ホームページに掲載されている商品ではなく、購入希望者のオーダーに応えることも可能で、自分の好きな女性の顔を描いてもらうこともできる。
展示販売するギャラリーでは、売価の30%~50%を手数料として請求され、ネットショップでは10~20%を手数料として請求される。手数料が相手先によってばらつきがあるため、定価的な価格を付けることができないのが現状だ。
家電製品に代表されるように今はオープン価格の世の中のため、藤原氏の作品もオープン価格形式である。

平成23年1月、東京・上野の森美術館で開催された「全国作家選抜美術展」に出展した作品が好評で、その作品のオークションには入札が殺到し完売したという。

藤原氏の場合、一つの作品について25のエディションを制作する限定25作品という形を取っているが、印刷ではなく、1枚1枚手作業で仕上げているため、厳密に言えば、同じ画面構成の絵であっても全て一点物なのだ。


オークションで顧客の反応をキャッチ

望み視線オークションで藤原氏の作品を欲しいと思った購入希望者は、藤原氏のホームページを訪問し、制作工程や他の作品などを一通り見た上で、改めてオークションページに戻り、入札に参加するケースが多い。

ホームページのタイトルATOは二人のお子さんの名前の頭文字をローマ字にしたものだそうで、デジタルの世界で活躍する藤原氏のアナログな一面を垣間見る思いだ。

一度購入した顧客がリピーターとなり二度、三度と購入するケースもあり、中には一人で10点近く購入しているマニアも。

ラ ピュセルオークションは顧客の反応が手に取るように分かるため、どの絵に対してどれだけ見に来ていて、入札があるのか、逆に人気のない絵はどれかということも分かる。

あまり反応が良くなかった絵は、パソコンに保存されているその原画を手直しし、売れる絵に作り替えて再度アップするというリメイク作業も行っている。


美人画の世界に藤原ありをめざし

ばらの思い サロメ藤原氏の腕を見込んで、保険会社から顧客の似顔絵を描いてプレゼントできないかといった問い合わせも舞い込んでいる。

>様々なデザインの仕事をこれまでやってきた藤原氏だが、これからはミクストアートの美人画を専門にさらに技術に磨きをかけ、この世界に藤原ありを目標に頂点を極めるべく力を注いでいく決意を新たにしている。

ホームページは名刺代わりの機能を果たすことが目的で、やはり画廊等で現物の作品を見て購入してもらうのが藤原氏の理想であり、定期的に作品を展示してもらえる画廊を探しているところでもある。

祈り「人物画の分野であれば何とか闘えるだけの能力があると思っているので、この分野で頑張って、これをライフワークにしていきたい」と力を込める。

一人ひとり女性の顔は違っても、その表情の奥に描き手である藤原氏の優しい人柄が滲み出ているミクストアートのこれからが楽しみである。


インタビューを終えて・・・
世の中にはCGに代表されるデジタルアートが氾濫し、作り手の没個性化が進む中で、デジタルとアナログ技術を融合することで、他にないオリジナル芸術ミクストアートを産み出した藤原ワールドのさらなる広がりを期待したい。


デザイン工房FUJI 藤原昭二さん社 名 デザイン工房FUJI
住 所 輪島市大野町房田79-7
電話番号 (0768)22-7059
URL http://atofujihara.com/

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」金沢・加賀・能登 は、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。


ユニークなネーミングと信念に基づく米作りで安心と健康を後世に 「(株)林農産」
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ユニークなネーミングと信念に基づく米作りで安心と健康を後世に


国の農業政策に左右されることなく、自主自立の米作りに取り組み、「23世紀型お笑い系百姓」をキャッチフレーズに、ユニークなネーミングとこだわりの米作りで、お米のネット通販の業績を年々伸ばしているのが、野々市市にある(株)林農産である。3世代先の孫の時代まで見据え、笑顔をモットーに取り組むこだわりの米作りとは。同社の林浩陽社長にお話を伺った。


ネット販売に活路を求めて

普通のコシヒカリ、貴女ひとめぼれ農政に左右されることなく、自分で価格を設定できるネット販売に活路を求め、林農産のホームページをスタートしてから16年、今では年間に36,000件を超すアクセスがあり、年間平均注文件数は1,200~1,500件前後。そのうち8割強がリピーター客という高いリピート率を誇る。

お米は日本人の主食であり、毎日消費するため、2~3カ月スパンで再注文が入る。それだけ林農産のお米が美味しいことを多くの固定客が証明している格好だ。

林さんちの一番打者ハナエチゼン「商売をするなら、作り手も買い手も楽しくなる商品づくりが私のモットーで、普通じゃないコシヒカリ超普通じゃないコシヒカリ、林さんちの女王さまミルキークィーンなど、ユニークなネーミングでお客様をぐっと惹きつけて1回食べてもらえれば、味には自信がありますから。」と顔をほころばす。
売上全体に占めるネット比率は2割までに成長し、しかもほとんどが県外からの注文で、関東のシェアが圧倒的に高い。4,000円以上の購入で送料無料になることから、沖縄県、石垣島、八重山諸島、八丈島といった離島からも注文があると聞き、驚かされる。


東日本大震災による備蓄需要に困惑

普通じゃないコシヒカリ(真空パック)東日本大震災による原発事故を契機に、「備蓄」、「真空袋」などの検索キーワードで、林農産のホームページに辿り着いた新規客による備蓄を目的とした大量買いの注文が急増し、困惑の色を隠せない。
これまで、北海道は別として、東京より以北の地域、つまり米どころである東北地方からの注文は一切なかったが、原発事故を契機に、東北地方からの注文が増えている。
量が売れればいいという商いをしていない林社長は、そうした備蓄目的に対し、「お米は長期保存が効かないため、備蓄目的の大量買いは遠慮してもらいたい」と注意を促す。

林さんちのコシヒカリ林農産は、得意客にとってのかかりつけの農家を標榜しており、放射能被害を受けていない北陸の新米は価格が上昇しているが、同社の新米は再生産価格のため価格変動がなく、今年(平成23年)のように一般の小売店や量販店での店頭価格が上昇すると割安感を感じる。


完全無農薬栽培にも力

紙マルチ栽培法で使う紙のロール無農薬栽培の一手法として知られるアイガモ農法にかつてトライするも、カラスと猫にカルガモを食べられてしまいあえなく断念。
その後、現在の紙マルチ栽培法に出会い10年余り続けてきている。

紙マルチ栽培法この方法は、田んぼに敷きつめた紙が太陽光線を遮ることで雑草が生えることなく、しかも2カ月あまり経過すると自然に溶けてなくなってしまう。
この栽培法は、10アールあたり1巻170mの紙ロールを3本使用する。「紙ロールを敷設する田植え機が1台300万円するため、導入にあたっては社員の猛反対にあったが、それを押し切って決断した」と振り返る。

紙ロールを田んぼに敷き詰めるこの紙ロールを田んぼに敷き詰める作業と、田んぼ内で紙ロールを交換する手間はかかるが、紙マルチ栽培法にしてから何よりも大変な除草作業から解放されたという。


田んぼを守ることに使命感をもち

田んぼでの作業現在、野々市市内の田んぼを60軒あまりの地主から借り上げ、平均220坪の田んぼが約500箇所に点在する。
そのため、効率面は決して良くないが、林社長はそれを称して『都市部の棚田』と表現している。
こうした棚田は稲の収穫だけでなく、ヒートアイランド現象を緩和する役割も果たしているだけに、将来の子孫のために農地を守っていくことにも強い使命感を持ち、日々の農作業に汗を流している。

林さんちの店内「上には上がもちろんありますが、うちのお米を食べたお客様から、本当に美味しかった、スーパーのお米とは比較にならないといったお褒めの言葉をいただくことで、うちのお米は美味しいんだと実感し、それがまた翌年の米作りの原動力になっています」と力を込める。


メルマガは重要なツール

林さんちのホームページメルマガを書くのが重荷になっていた林社長だが、メルマガは得意客とのコミュニケーション手段であり、どんなに疲れていても一生懸命書くことを心掛けている。
例えば、稲刈りが終わったことを報告すると、それを見て新米の注文が入ってくるという具合に、こまめに書くことで、それ相応の反応(注文)があることを身を以て実感しており、得意客と同社をつなぐ文字通りパイプ役を果たしている。
当初は1カ月に1回やっと出していたメルマガだが、今では1週間に1回のペースでこまめに配信しており、「毎回ネタを考えるのが大変なんです」と苦笑する。


米加工品の売上増に邁進

林さんちの手作りかきもちお米だけを販売していても付加価値がつかない。そのため、お米を加工したかきもちお祝い餅、お鏡餅などの加工食品の売上増に力を注いでいる。
その一貫として、同社を含め農家10軒が共同で近江町市場にアンテナショップ「風土金澤」を出店。

手造りかきもち1次・2次・3次合わせて6次産業化と銘打ち、加工食品の売上拡大に邁進している。現在売上全体の3割程度が加工食品だが、これを半分にまで伸ばしていきたい考えだ。


食育がライフワーク

食育の出前事業林社長は、16年前から食育の出前授業を幼稚園や小学校で行っている。
食と命の大切さを伝えることは、私の志であり、子供達にそのことを知ってもらうため出前授業をしています。子供達に3本の苗を植えてもらい、1本目は鳥の分、2本目は虫の分、3本目はみんなの分だよという田植えの「呪文」を教えています。この「呪文」を教えるようになってから子供達がきれいに田植えしてくれるようになった」と嬉しそうに語る。
これは、みんなのことを思いやれる人間になって欲しいとのうんちくのある言葉でもある。

代表取締役社長 林浩陽(こーよー)さんこうした地道な活動が、子供達に農業の大切さ、自然の恵みへの感謝の気持ちを養い、巡り巡って林農産のお米の消費増につながっている。

23世紀型お笑い系百姓のテーマである、3世代後の子孫のために頑張っている農業の自己採点を伺うと、「私が農業に従事して30年あまり、その間に少しは進展してきたと思っており、これからも地道に継続していきたい」と決意を新たにする。県内はもとより県外からも食育の講師として招かれるまでになった食の伝道師・林社長の存在は、ますますその重要度を増している。


インタビューを終えて・・・
百聞は一食に如かず(!?)、早速、超普通じゃないコシヒカリを買い求め、玄米で食してみた。何よりも完全無農薬という安心・安全が保証されているだけに、安心して口に運ぶ。玄米の香ばしい香りが口の中に広がり、噛むたびに甘みが増し、納得の味わいである。


株式会社 林農産社 名  株式会社 林農産
住 所  野々市市藤平132
電話番号  (076)246-1241
URL  http://www.hayashisanchi.jp

(財)石川県産業創出支援機構「お店ばたけ事務局が注目する15サイト!」金沢・加賀・能登 は、石川県内の実店舗・ネットショップ(HP)を順次訪問しています。
サイトを開設したきっかけ、役割や効果、そして販促やページ作りで工夫されていること、今後の目標などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

せんべいにこだわり、新たな美味しさ、楽しさを提案 「せんべい浪漫」
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せんべいにこだわり、新たな美味しさ、楽しさを提案

金沢を代表する銘菓の一つである柴舟を看板商品に、創業から80年余りの歴史を有する(株)今屋。せんべいオヤジを自認する三代目・今学社長が、せんべいの新たな可能性を追求し、20年前からせんべいのバリエーション展開に取り組み、新しいせんべい文化を広めるべく邁進してきている。その一環として今年(平成23年)3月ホームページをリニューアルし、ネット通販を本格的にスタート。個性的なせんべい屋を目指す今社長にお話を伺った。


柴舟一筋60年を機に

珈琲豆入りとるてぃやん初代、先代と60年あまり柴舟の卸業務を主として金沢市本町にて商いを続けてきた歴史ある今屋。
三代目・今学社長は、時代の変化、食生活の変化、嗜好の変化など、様々な環境変化がめまぐるしい平成に入り、「このまま柴舟の卸しだけでは成長性がない」と判断。
工場の一角を改装し店頭販売を始める。

カカオ味チョコっと煎餅お客様に買ってもらうためには、美味しいことはもちろんだが、品揃え、パッケージデザイン、ネーミング、楽しさ等々の付加価値が求められる。

「珈琲煎餅 とるてぃやん」と「カカオ味 チョコっと煎餅」をセットそうした要素を踏まえ試行錯誤してきた中から、珈琲豆入り「とるてぃやんカカオ味「チョコっと煎餅、この2商品をコラボレーションした「チョコとるMIX、地元金沢の伝統工芸・金箔を散らした同店オリジナルの金箔入り柴舟「箔のかおり百通りのご縁「百縁煎餅など次々に人気商品を創り出してきている。


お客様とのご縁を大切に

百縁煎餅「海鮮煎餅」「お客様に喜んでいただくことが何よりの喜びです」と笑顔で語る今社長は、せんべい職人として自ら工場で汗を流し、日々新商品開発に取り組んでいる。

食べきりサイズ「百縁煎餅」(105円)お客様とのご縁を大切にしたい、お客様の声を反映したいとの思いを込めて誕生したのが、様々な味のせんべいが気軽に楽しめる「百縁煎餅」である。
食べきりサイズ、1袋105円の百縁煎餅シリーズは、柴舟・箔のかおり・小柴舟・柚子黒糖・金沢大野醤油・黒柴舟・ごま・黒豆・みそ・ピーナッツ・そば茶・アーモンド・メープルカシューナッツ・玄米茶・かぼちゃ・黒糖ピーナッツ・胡麻きな粉・えび・うに・かに・いかと青じそ・いかすみ・わかめ・ひじき・青のり・ごぼう・紅芋・さつまいも・紫芋・柚子・玉葱・玄米・抹茶・梅・チーズ・わさび・七味・とるてぃやん・チョコっとせんべい等々50種類あまり。

目下、商品名の百に因み100種類の商品展開を目標に試行錯誤の日々。


卸から小売りへ転身

今社長と(右)と奥様遡ること9年前、彦三大通りに面する現在地に店舗兼工場を移転新築したのを機に、本格的に小売をスタートするにあたり、他店との差別化をアピールすべく、大正浪漫をキーワードにした商品展開ならびに店づくりをコンセプトとする。

お煎餅をギフトにオフィスビルが近隣に点在する場所柄、昼休みや仕事帰りにOLが立ち寄る人気ショップになっている。
工場を併設しているため、いつでもできたてのせんべいが店頭に並ぶ。一歩店内に足を入れると今社長の奥さんの明るく元気な接客に迎えられ、こちらまで元気をもらえ、さながらパワースポットのよう。

「創業80年の歴史はありますが、卸業務が長かったため、当店の認知度が極めて低いことが課題で、いかにして今屋の名前と商品を発信していくか、これが商いの鍵を握っており、まだまだこれからです」と力をこめる。


こだわりの手作りホームページ

お菓子処金沢のおいしいお煎餅のお店【せんべい浪漫】同店のホームページ(せんべい浪漫は、細部にまでこだわりが感じられる作り込まれたもので、プロが制作したものと思っていたが、その点を尋ねると、今社長の娘さんが独学で身につけた腕前を発揮したものと知り、二度驚かされる。

それぞれのお菓子の紹介、価格帯別の商品検索といった一般的な項目はもちろんのこと、慶事・弔事・行事の用途別検索バナーがあり、顧客目線に立った心憎い配慮に感心させられる。写真点数も全ページでは相当な点数になると思われるが、全て娘さんが一人でこつこつと撮影しアップしたもの。売れ筋ランキングや注目商品のコーナーもアクセスした来店客には参考になる。とりわけ、最上部のバナーをクリックする際、配置されているそれぞれのせんべいがパリッと割れる動作には恐れ入る。

今屋の店内ネット通販の売れ行きについて伺うと「まだスタートしたばかりで、売上と言えるまでには至っていませんが、柴舟お試しセット(2,100円)百縁煎餅お試しセット(2,100円)は、いずれも送料込みのサービス品だけに人気があり、購入されたお客様の半分近くがリピーターになっていただいています」と顔をほころばす。
ちなみに、ネット通販での売上ベスト3は、金箔をまぶした柴舟「箔のかおり」、百縁煎餅の詰め合わせ、お試しセットの順。

ネットで注文した場合、通常は商品代金5,000円以上で送料無料となるが、期間限定のお盆・帰省セットは3,000円以上で送料無料のサービスを実施し、お得感を打ち出すことで、購買意欲をそそる工夫も忘れていない。


金沢にせんべい浪漫・今屋あり

百通りのご縁「百縁煎餅」かねてより地元のブランド野菜である加賀野菜を使った商品ラインナップを展開したいと考えているが、同店の煎餅は両面をプレスして焼き上げる製法のため、フリーズドライされた野菜エキス成分が焦げ付き、色味が悪くなることから、なかなか商品化に至っていないのが現状。

「例えば、五郎島金時を使った場合に、芋のかけらが目に見える形で存在感を主張している煎餅に仕上げたいと思っており、まだまだ製造方法の研究が必要ですが、何とか地産地消の加賀野菜シリーズを実現させたいですね」と目を輝かせる。

純金箔入り柴舟「箔のかおり」日本航空が、去る9月26日~30日の間、羽田空港の国内線ラウンジで開催した北陸の食品を発信するイベント「北陸フェアー」に同店の「箔のかおり」が採用され、北陸の産品の一つとしてラウンジ利用者に供された。「このようなご縁を大切にし、自社の商品を一人でも多くの方に食べていただきたい」と熱く語る。

地産地消の代表格とも言える加賀野菜シリーズの商品化、百縁煎餅の100種類展開、ホームページのアクセス数ならびにネット通販の売上アップと、眼前の課題は多いが、一歩一歩着実にクリアし、金沢を代表するユニークなせんべい工房を目指し、家族一丸となって邁進する今屋である。

インタビューを終えて・・・
職人気質で寡黙なご主人と元気で明るい接客上手の奥さんが、二人三脚で看板を守り育ててきていることを痛感させられる。そこに娘さんがつくるホームページが加わり、さらに他店にない個性的な商品展開で地道にファンを開拓し、金沢にせんべい浪漫・今屋ありと、自他共に認められる存在になる日もそう遠くないだろう。


(株)今屋(せんべい浪漫)社   名  (株)今屋
住   所  金沢市神宮寺3丁目24-2 (事務所・製造工場)
        金沢市彦三町2-5-25
電話番号  (076)254-1553
創   業  昭和6年
U R L  http://www.kagasenbei-imaya.co.jp

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