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(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 鹿野酒造(株)

八重菊や 酒もほどよし 常きげん 鹿野酒造(株)


加賀市八日市町地内に、蓮如上人巡錫の地として伝わる名水「白水の井戸」がある。
今から10年前、この井戸を再興し、清酒の仕込み水としても用いているのが、文政2年(1819年)の創業から190年あまり、6代にわたって受け継がれている『常きげん』の蔵元・鹿野酒造である。鹿野頼宣社長に酒造りに託す思いを伺った。

● 酒造りは「人」
農口尚彦 杜氏
日本酒離れと言われて久しいが、時代と共に杜氏の後継者がいなくなってきていることが、全国の蔵元にとっての最重要課題であることは言うまでもない。

かつて他社に勤めていた農口尚彦杜氏が65歳の定年を迎え退職することを耳にした鹿野社長が懇願し、自社の杜氏に迎え入れてはや12年。76歳とは思えないバイタリティーで日々酒造りに取り組み、社員の若手蔵人たちに杜氏のイロハを伝授している。「酒造りは住み込みでやる作業だけに人の和が一番大切で、造り手のコミュニケーションが円滑になっていないと、いかにいい原料を準備してもいい酒はできあがらない」と、鹿野社長は酒造りにとっていかに人が重要かを強調する。
現在、36歳の副杜氏を農口氏の後継にすべく力を注いでいる。

● 酒造りは「米」
酒造りに不可欠な酒米・山田錦遡ること14年あまり前、酒造りに不可欠な酒米・山田錦の割当が少なく、思うように確保できなかったことから、自分たちで山田錦を栽培することを決意する。

自社周辺の田に山田錦の苗を植えて栽培をスタートさせる。
当初は、普通の水稲に比べて稲穂の丈が長いため、台風が来るたびに倒れて苦労したようだが、今では毎年安定した収穫を得ている。

「これまで兵庫産の山田錦が一番と思っていましたが、自前で栽培した山田錦を使用した常きげん大吟醸が金賞を受賞したことで、米の栽培方法次第で地元産でも遜色ないことが証明されました」と顔を綻ばす。
とはいえ、自家米の収穫量は80俵足らずと限られているため、全出荷量に占める自家米の使用比率は5%程度と、まだまだ兵庫産・山田錦に頼らざるを得ないのが現状のよう。「この土地で山田錦が栽培できるのも地球環境の温暖化によるものだと思います。そう考えると、手放しで喜んでいいものか、このところ台風も少なくなってますしね・・・」と複雑な表情に。

● 酒造りは「水」
白水の井戸
蓮如上人が吉崎御坊にいた四年半あまりの間に北陸を布教して歩き、その途中この地に立ち寄り、掘った井戸がこの集落の生活水として使われていた。それが昭和40年代に上水道に切り替わり、存在そのものが忘れ去られていた。

たまたま、平成10年が蓮如上人の500年忌にあたり、この井戸の取材を受けたのを機に、再興することを思い立ち、平成9年に自費を投じて『白水の井戸』を整備する。

清酒の仕込みには自社敷地内の井戸水を使用しているが、再興を機に白水の井戸水も仕込み水として使い始めている。「田園酒蔵」とも称される当蔵にとって白水の井戸の佇まいは、その名に相応しい趣である。

● 『常きげん』の由来
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昔は米が貴重品だったことから、豊作の年は村人を集めて酒盛りをして祝ったものと思われる。
そんな折りに、4代目当主が常に豊作であって欲しいとの願いを込めて詠んだ『八重菊や 酒もほどよし 常きげん』の句から常きげんの名が誕生したという。

本来なら上機嫌となるところを「上」ではなく「常」にしたあたりが心憎い。

● 農口杜氏の山廃仕込みが看板
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健全な酵母の働きには、乳酸が不可欠だが、山廃仕込みは自然界の乳酸菌を利用するため、山卸(櫂入れ)を廃止した古式の仕込み方法であり、通常の速醸造りより日数が2縲怩R倍必要となる。これが農口杜氏が得意とする技であり、他の追随を許さない名人技である。その奥義を若い杜氏たちに伝授しているところでもある。

腰の強いコクと鋭いキレ味が特徴で、売上の半分近くは山廃仕込みが占め、自他共に認める鹿野酒造の看板商品になっている。それを裏付けるかのように、今年に入り能登杜氏組合能登町支部きき酒会最優秀賞、能登杜氏自醸酒品評会最優秀賞、金沢国税局新酒鑑評会優等賞と受賞を重ねてきた農口杜氏の渾身の美酒「常きげん 大吟醸」が全国新酒鑑評会金賞を受賞している。

● 日本酒には厳しい時代
鹿野酒造 ホームページ
バブル期のチューハイブーム、ワインブーム、その後の焼酎ブームと、度重なるライバルの台頭で、10年前に比べると、全国ベースで日本酒の消費量は半減している。

「日本人の主食が米であることを考えると、もっともっと日本酒を飲んでもらいたいと思い、日頃からききちょこ会などを開催しています。イベントを開くと若い女性がたくさん来てくれるのですが、それが思うように実需につながらない。やはり、日本人の食の洋風化がこれだけ進んでいる時代だけになかなか難しいですね」と複雑な表情だ。

かつての商いは、加賀の温泉旅館で成り立っていたと言っても過言ではなかったが、バブルが崩壊し、温泉旅館が相次いで倒産する事態となり、積極的に県外へ営業に出ることで何とか落ち込みをカバーしてきている。そうした努力の甲斐あってほぼ北は北海道から沖縄や海外まで、量の多少はあるにせよ、常きげんブランドが販売されている格好だ。

現在では温泉旅館の直売はほぼゼロに等しく、小売店が6割、問屋が4割(含むネット販売)という構成になっている。「今となっては高い授業料も払いましたが、温泉旅館のおかげで今日の基盤を築かせてもらったと感謝しています」としみじみと語る。

● 愛される酒造りに邁進
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農口杜氏の職人技を若い杜氏が何分の一かでも身につけてくれることを切望する鹿野社長は、「『常きげん』という名前に込められた代々の思いを大切に受け継ぐ蔵人と社員を育てること。人、米、水へのこだわりは、これまでもこれからも変わることなく、鹿野酒造の原点として伝え続けていかなければなりません。その意味でも、息子にはもっともっと技術や営業力を身につけ、代々受け継がれてきた酒造りへのこだわりを肝に銘じて頑張ってもらいたい」と思いを込める。

「日本酒は日本人のために先祖が英知を結集して誕生させたお酒であるだけに、たとえ時代が変わっても、日本人にとって、日本人の食卓に身近な存在であり続けたいと願っており、造り手である我々の努力が足りない点も否めませんが、日本人の心の癒しに欠かせないお酒として末長く愛される商品づくりに、これからも邁進していきたい」と決意を新たにする鹿野社長である。

インタビューを終えて・・・
全国の酒蔵が一様に杜氏の後継者育成に苦労している中、鹿野酒造さんには鬼に金棒とも言える黄綬褒章受章の現代の名工・農口杜氏という心強い達人が若手を指導・育成されていると伺い、酒造りの伝統を確実に受け継いでいく暖簾に託された思いを共感させていただいた。

鹿野酒造(株) 外観
商 号 鹿野酒造(株)
住 所 加賀市八日市町イ6
電話番号 (0761)74-1551
創 業 文政2年(1819年)
URL http://www.jokigen.co.jp/

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金沢・加賀・能登 頑張るお店 (有)三共農園 

おいしい、楽しい、夢の国、加賀フルーツランド (有)三共農園
安・近・楽の観光ニーズと高速道路1,000円の相乗効果で、このシルバーウィーク期間中、多い日は1,500人を超す来場者を記録したスポットが、加賀市にあるフルーツの楽園・加賀フルーツランドである。フルーツ狩りはもちろんのこと、バーベキューコーナーも連日満席の人気だったという。
加賀フルーツランドを運営する(有)三共農園の岸省三社長にお話を伺った。


● 加賀フルーツランドができるまで
sankyo_01.jpg 古くから加賀市内一帯では、ぶどうの栽培が盛んに行われていたが、昭和38年の三八豪雪で壊滅的な被害を受け、それを機に降雪の少ない海岸丘陵地の加賀市豊町一帯で40年から44年にかけて新しいぶどう園が造成された。

それから20年あまりの歳月が流れ、昭和から平成に替わる頃になると、高齢化による離農や後継者不足という問題が表面化してくる。そのような状況から、自然との触れ合いや癒しを求める消費者ニーズに着目し、豊町果樹生産組合、加賀市農業協同組合、(有)三共農園が一体となって遊休農地等を活用した観光農業プランを策定。その具体的な事業が「加賀フルーツランド構想」である。
(有)三共農園を核としたフルーツランド新規事業計画が本格化し、農地の集団化、衰弱樹の改植、果樹生産物の高付加価値化、直販の効率化等々を目指し、近隣果樹農家との提携を促進するとともに、国庫等の補助を受けて農村交流研修施設を建設し、平成5年1月に加賀フルーツランドがオープンする。


● 果実が収穫できるまで
sankyo_02.jpg 何年もの忍耐が必要果樹栽培は、木を植えてから果実が実るまで品種によって3年から8年の歳月を経過しないと収穫できないため、その間は収入ゼロで乗り切らなければならず、資金面での苦労は多かったようだ。


代表取締役 岸省三 氏「地元の生産組合の皆さんはもとより、加賀市農業協同組合さんがとても協力的に力になってくださったおかけで、事業の立ち上げはスムーズにできたと感謝しています。若い人たちが果樹栽培に夢を持てるような施設をやりたいとの一心で邁進してきたので、自分自身は苦労したと思っていませんが、従業員には大変な苦労をかけてきたと申し訳なく思っています」とこれまでを振り返る。


● 年間通してフルーツ狩りが可能
パークゴルフとバーベキューも楽しめます年間を通して旬のフルーツ狩りができるところは、全国的に見ても大変珍しい。


石川県はいろんな果物の北限であると同時に南限であることから、試行錯誤を繰り返しながら新しい果物を育てることに挑戦してきている。
現在では、春先のいちごを皮切りに、さくらんぼ、ブルーベリー、ぶどう、なし、りんごの順に年間を通してもぎとり体験できる。その他に柿、栗、いちじく、西洋なしの栽培をしており、みかんの栽培にもトライしている。


正確な入場者数はカウントしていないとのことだが、おおよそ10万人強の年間来園者があるという。その内訳は、県内が4割、隣県の富山・福井が4割、あとの2割が関西・中京方面から。意外なのは、外国人のツアー客が増えてきているとのこと。
「高速道路1,000円の効果は絶大で、今年は県外からのお客さんがかなり増えています」と顔を綻ばす。フルーツランド入口に整備されたパークゴルフ場の利用者も近年増えてきており、中には旅行会社のツァーに組み込まれるケースもあるようだ。リピーター率が高いのも特徴で、そうしたお客さんがまた新たなお客さんを連れて来園するという好循環が生まれている。

昨年(平成20年)から土・日・祝日限定で始めた『フルーツバイキング&チョコレートフォンデュ』は毎回大盛況で、金沢を中心に若い女性が殺到する人気ぶりとか。


● オリジナル商品の充実にも取り組む
オリジナルジャム加賀フルーツランドで収穫された果物を原料に、ジュース、ワイン、ジャムなど美味しい食べ方を提案することで、付加価値の高い商いを展開している。
売上に占める内訳は、フルーツのもぎ取りが3割、バーベキューを含めた飲食が3割、物販が3割、自家栽培のフルーツを原料としたジュース・ワイン・ジャムが残りの1割という状況で、オリジナル商品の伸びが顕著なよう。現状では外部へ委託して製造しているが、将来的には製造体験工房的な施設を作ることも思い描いている。

オリジナルジャムとジュースが入った贈答用セット商品 こうしたオリジナル商品の売れ筋を伺うと、1位ジャム、2位ジュース、3位ワインの順。ホームページでも通販は行っているが、やはり実際にフルーツ狩りを体験した人たちが、売店で現品を見て購入する比率が圧倒的に高いようだ。お中元やお歳暮の時期には贈答用のセット商品が相当数出るようになり、産地直送の新鮮なフルーツを届けたいというニーズが高まっていることを実感している様子。そうした贈答品でジャムをもらった人が、今度は実際にフルーツ狩りに行って食べてみようと来園するケースが増えてきているという。

地元で美味しいかぼちゃがあると聞けば、ポタージュスープを試作し、美味しいトマトがあると聞けばトマトジュースを作りと、新しいことにも積極的にチャレンジしている。「加賀市内で収穫された野菜にも目を向け、美味しいものを多くの人に知ってもらいたい」との岸社長の熱い思いが伝わってくる。

● オーナー制度も好評
りんご園果樹園のオーナー制度は、ぶどうとりんごで300名余りが登録しており、収穫時期になると来園し、自らの手で収穫することが醍醐味となっているようだ。

最近では、保育園や学校がオーナーとなり、収穫時期に園児や生徒たちが来園し、もぎとり体験をするといった食育の一環として利用されるケースが目に見えて増えてきているという。

● 果物と花のパラダイスめざし
三共農園 店内加賀フルーツランドの魅力をもっと多くの人に知ってもらえるようなアンテナショップを金沢市内に設けることも検討中である。

石川県産りんごの新品種『秋星』を昨年からジャムにして販売したところ「美味しい」と大盛況で、瞬く間に完売したことから、今年はジュースの販売も計画し、昨年の倍近い収穫を目指している。

「オープンから16年の歳月をかけていろんな果物を育ててきましたが、まだまだお客さんが食べたいと思う品種がたくさんあるわけで、種類のさらなる充実と加工施設の整備が当面の課題です。と同時に、季節の花をもっと増やし、花とフルーツでおもてなしできるパラダイスにしていきたい」と力を込める。子息が昨年入社し、若い社員たちと一緒になって頑張っている姿を見ながら、これからのさらなる発展に期待を込めるとともに、壮大な青写真を描き続ける岸社長である。

インタビューを終えて・・・
あと4年で加賀フルーツランドは開園から20年の節目を迎えるだけに、フルーツと季節の花々がフルーツランド全体を美しく彩り、来園者をもてなしてくれるようになれば、石川県を代表する観光スポットの定番となることは間違いない。そう確信して加賀フルーツランドを後にした。


(有)三共農園 外観商 号 (有)三共農園
住 所 加賀市豊町イ59-1
電話番号 (0761)72-1800
創 業 平成5年
営業時間 9時~17時
URL http://www.furulan.com

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 (有)スローライフ 

スローライフを核とした事業を着々と (有)スローライフ 

金沢市内・橋場町交差点から東山方面に向かって車を走らせると、浅野川大橋を渡ってすぐの信号交差点角に大正ロマンを彷彿とさせる趣ある建物がある。東山のランドマーク的存在として、知る人ぞ知る『ビストロとどろき亭』がそれである。社名にもなっているスローライフをテーマに、独自の食ビジネスを展開する木村功一社長の商いとは。

● アルバイトがきっかけでこの世界へ
オーナーソムリエ 木村功一 氏
京都の立命館大学に通っていた木村青年が、暑い夏に友人がアルバイトしているホテルへ遊びに行ったところ、冷房が効いてとても快適だった。自分もこんな涼しいところでアルバイトしようと最初に入ったのが京都河原町三条にある京都ロイヤルホテル。この業界が肌に合ったのか、気が付くとホテルに就職し、ソムリエの道を目指していたという。

その後28歳で独立し、福井でルート・デュ・ヴァンという店を持ち、30歳でソムリエの資格を取得する。その後、福井に開業したワシントンホテル他、ソムリエとして福井を訪れるVIPの接待を一手に引き受けるまでになる。
ソムリエの上にシニアソムリエという資格があるが、当時は、誰でも受験できず、協会がこの人物ならと認めると初めて受験資格が与えられる難関だった。そのシニアソムリエの資格を32歳で取得し、その後8年あまり、北陸でシニアソムリエの有資格者は木村氏ただ一人。そんな経歴もあって、ソムリエや利き酒師の協会の北陸支部長に就任する。

● 東山の建物に惹きつけられる
ビストロ金沢 とどろき亭
福井から金沢に来て、市内のホテルに寄り、金沢東インターから高速に乗って富山のホテルに通うのが、支部長時代の決まりのコースだった。「その時、東山のこの建物の前を通るたびにおもしろい建物があるなと気になり、今思うと吸い寄せられるように惹きつけられた」と述懐する。

ある日、今は亡き国本化粧品店の先代に「となりの建物を借りたいが・・・」と話すと、何をしたいか問われ、「レストランをやりたい」と答えると、「それはいい。ひがし茶屋街をこれから整備していく時だけに、レストランをやるのなら助成金を引っ張ってきてあげる」とまで後押しされる。
幸いにして大家さんも快諾してくれ、平成8年にビストロとどろき亭をオープンすることができた。

葡萄酒街道(わいんかいどう)
その際、出資してもらったソムリエの先輩でもある右田圭司氏に「甘えついでに東京のソムリエスクールで勉強させてもらいたいとお願いしたところ、ソムリエスクールの事務長とワインの協会の事務長の仕事もやるように言われ、3足の草鞋を履いて勉強させてもらったことが、今の自分にとって大きな肥やしになっている」と振り返る。

とどろき亭が軌道に乗ったとはいえ、自分の給料までは出ない状況だったことから、東京から戻った平成10年に片町に葡萄酒(ワイン)街道をオープンし、自らの給料を稼ぐべく邁進する。

● 不況が直撃し、売上減とどろき亭 店内
「とどろき亭は私の店ではなく、東山のとどろき亭すなわち東山のランドマークとの認識をもっており、極端なことを言えば経営者は誰でもいいと思っています。
年中無休で深夜まで明かりをつけていることがこの店の使命だと捉えています」と界隈の活性化に供している。

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しかしながら、この不況で観光客が減っている上にお金を落とさなくなったため、ランチタイムの売上が数年前の3分の1程度に激減しているという。コンビニで簡単に済ませたり、近江町市場の飲食街に流れていると分析する。「夜のディナーで挽回しようにも、お酒を飲まないで水を飲みながら食事するお客さんがほとんどなのです」と嘆く。「道元禅師さんは、お茶を飲んで食事しなさいと言われています。水を飲んで食事するのは犬猫です。そんな思いもあって、当店ではランチタイムに水ではなくお茶をサービスしています。
お水を飲みながら食事されている姿を見ると、日本人の食文化が廃れてきていることを痛感し、情けなくなりますよ」と落胆の色を隠せない。

● 地産地消でからだにいい料理を提供
料理とワイン
とどろき亭の林料理長の実家が専業農家であることから、野菜の地産地消を実践している。「先日もお客様から『きゅうりとトマトの味が違うねぇ』と言われ、分かっていただけるととても嬉しいです」と顔を綻ばす。

野菜は仕込みに手間がかかる上に、傷みやすい食材のため、なかなか使いにくいようだが、とどろき亭では新鮮な野菜を可能な限り使うよう心掛けている。一見、そうしたこととソムリエは関係ないように思うが、「ソムリエというのは、この方にはこの料理がいい、この病気の方にこの食事はよくないといったワインの知識だけでなく、食医としての知識も不可欠なのです。つまり、韓国ドラマの『チャングム』にならないといけないわけで、私自身も食でお客さんの健康を管理できるチャングムを目標にしています」と力を込める。

● アラウンド50をターゲットにした店
犀楽
「若いときはステーキや焼肉、フランス料理などを毎日でも食べられますが、年齢と共に好みが変わり、あっさりとした和食指向になっていきます。それでも、懐石コースにある天ぷらや焼き魚の代わりに、美味しいステーキを3切だけ食べたいと思うようになるのです」と開店の動機を語る。そんな世代のニーズに応え、なおかつ和食(加賀料理)に合うワインを提供する店として、犀川べりに『犀楽』を平成19年にオープンする。ここは食材とメニューにこだわった店ゆえ予約をおすすめします。

● 気のゆるみは禁物
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サービス業にとって接客(挨拶)、掃除、服装に少しでも乱れが出た時はあっと言う間にお客さんが離れてしまう。とどろき亭では、当初女性スタッフが着物で接客していたが、着付けのできるスタッフが辞めた途端に、だらしない着方になり、観光地にある店の宿命でもあるが、観光客からのクレームがブログに書き込まれた。慌てた木村氏は、着物のユニフォームをやめ、自らがとどろき亭に毎日出て、サービスの質を今一度リセットすべく、スタッフのモチベーションとホスピタリティーの向上に日々汗している。

● 目指すはスローライフな生き方
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富山湾と立山連峰が見える七尾市内の農地を探し当て、この農園を仲間と一緒にやることが目下の楽しみ。それも趣味ではなく、適正な利潤を上げられる農業経営の確立をめざしている。金沢からバスを仕立てて観光農園ツァーができたり、そこで二次加工した商品を販売したり、通販したり、いろんな広がりが期待できるオンリーワンのビジネスモデルを構築すべく、文字通りスローライフを人生のテーマに掲げる木村氏の新たな挑戦が始まろうとしている。

インタビューを終えて・・・
社名であると同時に、自らのポリシーとして掲げてきたスローライフを文字通り実践できる環境が整ったことを何よりも喜んでいる木村氏。七尾の農園を核としてどんなビジネスが花開くのか、これからが楽しみである。

とどろき亭 外観
商 号 (有)スローライフ
住 所 金沢市東山1-2-1
電話番号 (076)252-5755
設 立 平成8年
店 舗 ビストロとどろき亭(東山)
葡萄酒街道(片町)
犀楽(片町)

(財)石川県産業創出支援機構の「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店 は、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 九谷焼 鏑木商舗 

金沢九谷の魅力を武家屋敷から世界に 鏑木商舗


金沢で九谷焼を商い187年目を迎える老舗・九谷焼 鏑木商舗が、長年親しまれてきた武蔵ヶ辻から長町の武家屋敷に本店を移して4年の歳月が流れた。この間、同店の商いに大きな変革が起こっていると聞き、八代目当主・鏑木基由氏を訪ね、新たな局面を迎えている九谷焼 鏑木商舗の商いを披瀝願った。

● 全ての始まりは東京分店から
麻布十番 鏑木分店 鏑木氏が大学2年の時に先代が急死したため、而立(30歳)を迎えるあたりまで、九谷焼屋の後継ぎとして自分はどうあるべきか、どんな店づくりをすべきか、その思いをずっとノートに書きためていたという。
そこから見えてきた自らが理想とする店は、従来の武蔵の店では狭すぎて具現化できず、相応しい物件を探し求めていた。

そんなある日、東京の取引先から、『麻布十番に手頃な物件が空いているから見に来ないか』と誘われる。誘われると即行動する鏑木氏は、その日の夕方には飛行機に飛び乗り見に出かけた。立地のみならず、諸条件も申し分なかったことから、本店より先に東京・鏑木分店が誕生することとなる。


● 偶然が導いた人脈
kaburaki_02.jpg 「東京分店の新装工事に関わった人たちとお祝いにもらったお酒を店内で飲んでいたところ、偶然店の前を通りかかった近所のお客さんたちが『えっ飲めるの?』と入ってきたんです。

各々に自分の行きつけの店から出前を取ってくれ、大いに盛り上がり、その面々の中にいた大手メーカーの海外拠点の社長を歴任してきた人から、『ここに金沢の料理があったら、素敵なお客さんを連れて来てあげるよ』と言われ、なるほどと思い、それからというもの、お客さんがいろんな業界の素晴らしい方たちを連れて来てくれ、私は近江町で甘エビやカニなどを買い出しして東京に持って行き、酒盛りをするイベントを定期的に開くようになった。そのおかけで、素晴らしい方々との人脈がどんどん広がり、今日の商いに多大なプラス効果が出ている」と嬉しそうに語る。


● 東京分店に次いで金沢本店が
kaburaki_03.jpg 「東京・鏑木分店に来店するお客さんから、『金沢の店に遊びに行きたい』と異口同音に言われると、なおのこと武蔵の小さな店では役不足で、ゆったりとした空間で九谷焼を見てもらうスペースが欲しいとの思いが益々強くなっていた。

そんなある日、(株)イスルギの石動専務と飲んでいる時に、『金沢で広い敷地の古いお屋敷が借りられないかなぁ・・』と話したところ、『うちの会社で持ってますよ』と言われ、翌日見に来たのがこの建物で、あまりに朽ち果てていたため、これは直さないとかわいそうだと思い、修繕して再生することを決意したんです」としみじみと述懐する。


● ワイングラスに九谷焼の脚をつける
kaburaki_04.jpg 東京・鏑木分店ができて1歩前に出、金沢の本店が見つかり2歩目が出た。「石川県九谷の組合の副理事長としてメゾン・ヱ・オブジェの展示会担当を任された時、能美市にある九谷焼窯元の清水さんが、『ワイングラスに九谷焼の足がくっついたんですよ』と持ってきた。これは面白いと早速それを持ってフランスへ出かけたところ、珍しさもあって売れることは売れたが、『ワイングラスにいろんな形があるのはそれぞれ意味があり、ワインの特徴や味を引き出すために工夫されていることを勉強しないで、これをワイングラスと言ってはいけない』との厳しい指摘を受けた」と苦笑する。

厳しい意見がもらえたことはチャンスと捉え、帰国してすぐ国内にあるグラス製造卸しメーカー約20社にグラスと九谷焼のコラボレーションに協力してもらえないかという趣旨のメールを送り、数社から協力する旨の返信が届く。その中から1つのメーカーを選び、コラボがスタートした」という。

既製品のワイングラスのグラスと脚部分を切り離し、そこに九谷焼の脚を付ければいいと簡単に考えて始めたものの、あれだけ細い脚を作る轆轤技術が九谷焼にはなかった。様々な試行錯誤を繰り返し、ようやくステンレスで元型を作ることに辿り着く。ところが、「グラスは全てガラスでできているためあまり分からなかったが、いざ切ってみると、どれも微妙に歪んでいて、九谷焼の脚を付けるとなおさらその歪みが目立ち、商品にならない。これをどう補正したものか、悪戦苦闘しているところです」とやり甲斐をにじませる。


● 世界の檜舞台に見参
ワイングラス ワイングラスを作るには、まずワインのことを勉強しなければと、東京の知人にワインに詳しい人を紹介してもらい、東京・鏑木分店での食事会をワインの会にしたところ、東京でワインに造詣の深い錚々たるメンバーが集まり、日本で最も有名なワインバーのオーナー椿氏と知り合う。

そこからどんどん人脈が広がり、トントン拍子で事が運び、気が付くとロンドンでのIWC(インターナショナルワインチャレンジ)のパーティーに招待され、その席でワインの表彰と合わせて日本酒の表彰もあり、そこに九谷焼の脚を付けたワイングラスを持参してPRすることができたのである。


● ワイングラスの発想を日本酒に応用
kaburaki_06.jpg そんな経験を経て、ワインにはその種類や産地に合わせて様々な形のワイングラスがあるのに、日本酒にはどうして種類ごとに専用のグラスがないのかという疑問が湧く。そこで、日本酒に合うようにリーデルの様々な形のグラスに九谷焼の脚をつけた15種類のグラスを試作した。それを全国各地の蔵元に送り、どのグラスにどのお酒が合うのかリサーチを進めているところで、早ければ今秋(平成21年)から本格的に日本酒の種類別に相応しいグラスとして発売する予定。

金沢市がユネスコのクラフト創造都市に認定されたタイミングでもあり、金沢発の新たなアイテムとして脚光を浴びることは請け合いだ。


● 欧州での商いには伝統工芸の商社が不可欠
kaburaki_07.jpg このワイングラスは、九谷焼 鏑木商舗がこれからどんな方向へ行くのか、それを決める一つの商品であると捉えている。
「日本酒用のグラスは順調に行くと思うが、ワイングラスは海外への輸出を考えると、海外にショップを持たないと商いはできない」と課題を指摘。ヨーロッパで販売することを考えた場合、日本から毎回仕入れないといけない現状では、言葉の問題もさることながら、毎回の注文個数によって運送代が異なり、それを商品価格に転嫁できるはずもなく、商いとして成り立たない。こうした問題を解消するには伝統工芸の商社を現地に作るしかなく、経済産業省にその実現を働きかけているところでもある。


● 八代目は基礎と由来を見直す役回り
おいしいいっぷく鏑木 鏑木氏の本名は誠一だが、先代高島玉洲氏に長男の名前を付けてもらった際、『子供に付けた啓右(けいすけ)という名前を活かすも殺すも父親の名前次第だ』と言われ、『基由』という名前を書いて渡されたという。
「基由とは基礎と由来であり、鏑木の八代目として基礎と由来をもう一度見つめ直すのが自分の役割だと素直に受け入れられた」と振り返る。歴史的に見ても、室町幕府や徳川幕府は八代目が世直しをしている。つまり今は九谷焼 鏑木商舗を大きく変える時にあたり、武蔵から長町の武家屋敷に本店を移し、東京に分店を作り、ワイングラスという新たな柱を作ろうとしている。

八代 当主 鏑木基由 氏 まさに基礎と由来を作り替えていることを実感しつつ着実に歩を進める鏑木氏の次なる一歩はいかに・・・・。


インタビューを終えて・・・
人生はいい人、いいものと出会えるかどうかで大きく異なってくる。文字通りそれを実践し、人脈を最大限に活かし成功しているのが九谷焼 鏑木商舗である。東京・鏑木分店での食事会が様々な人脈を生むきっかけとなり、そうした人たちの受け皿が武家屋敷の金沢本店。理想的なビジネスモデルではないだろうか。


鏑木商舗 外観 商 号 九谷焼 鏑木商舗
住 所 金沢市長町1-3-16
電話番号 (076)221-6666
営業時間 9時~22時 不定休(日曜・祝日 ~18時)
創 業 文政5年
東京・鏑木分店 東京都港区麻布十番3-3-3
プレーリー麻布1F
電話番号 (03)5439-4441

(財)石川県産業創出支援機構「石川発!お店探訪記」金沢・加賀・能登 頑張るお店では、石川県内の実店舗・ショップを訪問し、取扱商品の特徴・売れ筋、店づくりや店舗展開・経営方針、顧客サービスや今後の課題などを取材して、頑張っているお店の魅力を紹介していきます。

金沢・加賀・能登 頑張るお店 おはぎ屋 

有志が結束し、鶴来の活性化に一石を投じる おはぎ屋

白山麓への玄関口・白山市(旧鶴来町)のシンボルと言えば白山比め神社である。かつては茶店が軒を連ね参拝客が往来し栄えていた表参道だが、車社会の到来でバイパス沿いに駐車場が整備されたことで、近年ではその存在すら忘れかけられている。この表参道を往時のように活性化させたいと、鶴来の有志がしらやまさん表参道振興事業協同組合を設立し、その情報発信拠点として『おはぎ屋』をオープンして3年が経過した。同組合参事の辻貴弘氏に現状を伺った。

● 白山さんの表参道に活気を再び
おはぎ屋の店内昭和40年代前半まで、現在『おはぎ屋』になっている建物は、白山さんに参拝する人たちの休み処として使われていた。
ところが、山側にバイパスが通り、それに面して白山さんへの参拝者用駐車場が整備されたことで、従来までの電車で鶴来まで来て表参道から上がって参拝する人が激減した。人の往来が途絶えたことに伴い、表参道周辺にあった商店が一つ減り、二つ減りと廃業し、今では豆腐屋が1軒残るのみとなり、往時のことを思うと寂れた状態になっていた。

辻貴弘氏何とか昔のような賑わいを取り戻したいと、町の活性化に情熱を傾ける有志9社の社長が集まり、しらやまさん表参道振興事業協同組合(理事長 出口 勉 出口織ネーム社長)を設立し、神社に寄進されたこの建物を活用して『おはぎ屋』を18年8月にオープンする。

● 単なる物販店ではなく情報発信拠点
生活雑貨、醤油、味噌等の販売北陸鉄道石川線・加賀一の宮駅内にあったNPO法人「加賀白山ようござった」の事務局もおはぎ屋の中に移し、辻貴弘元事務局長が同店の店長を兼務する形で常駐している。
ここでは、有志9社が扱っている生活雑貨、醤油、味噌、おはぎ、笹寿し等の販売、十割そばをはじめとした軽食の提供、周辺農家の朝採れ野菜の即売といった物販だけにとどまらず、ようござったのガイドツアー、レンタサイクルの手配、まちの駅としての観光案内といった情報発信のキーステーションとしての機能を備えているところが他にない特徴でもある。

ここで扱っている商品は、金沢の『名鉄エムザ』や東京有楽町にある石川県のアンテナショップ『加賀能登金沢江戸本店』においても販売されているほか、各地の物産展にも出展している。また、名古屋・大阪の石川県事務所においても販売する方向で準備を進めているとのこと。
さらには、産業観光の一環として笹寿司づくりの体験も行っている。笹寿司を3個作ることができる専用の木製の押し器も付いて1000円と格安なことから、団体での申込みがコンスタントに入っているとのこと。と同時に、笹寿司を12個または24個作る桶は石川県観光連盟の推奨土産品にもなっており、県外からの注文が入ると笹寿司の中身も入れて宅配便で発送している。

おはぎ屋オリジナル商品を次々と開発
売れ筋ナンバー1のおはぎ組合員各社の商品を活用し、おはぎ屋オリジナル商品の開発にも余念がない。

笹寿司は土井原農場の米、高野酢造の酢、明峰工芸の笹寿司の桶といった形で協力し、一つの商品ができあがっている。
どぶろく饅頭は土井原農場のどぶろくとながおか菓子舗のコラボレーションで生まれている。大屋醤油の醤油や味噌をベースにした和田屋の商品。おはぎ入りソフトクリームは、試行錯誤を経て、無添加のミルクにおはぎを入れ込む方法を考案した新商品で、1日400本出たこともある人気商品だ。

人気のおはぎ入りソフトクリームこのように組合が設立されてから次々とオリジナル商品が生まれている。売れ筋ナンバー1は店名にもなっているおはぎ、2位は笹寿司、3位はソフトクリームの順。同店の食品は、可能な限り無添加で食の安全や環境に良い物を心掛けている。

● おはぎ屋が表参道へ人を呼ぶ
おはぎ、笹寿し等の販売、周辺農家の朝採れ野菜の即売この組合に参加しているメンバーは、自分たちが商売として儲けることは二の次で、この地域が神社と共に栄えることを願って立ち上げているだけに、3年あまり経過しているが、商売としては赤字が続いている。

ここができるまで、恐らく99%の人がバイパス側の駐車場に車を停めて白山さんに参拝していたと思われるが、おはぎ屋がテレビや新聞、雑誌などに紹介されたことで、人の流れが戻ってきており、平日でも100人程度、休日になると300~400人がこの表参道を通って白山さんへ参拝しているとのことで、表参道の活性化に大いに貢献している。
そのおかげで加賀一の宮駅前に唯一残っていた豆腐店の売上も3倍に増え、後継者もできたという相乗効果も生まれている。

● ホームページでの通販も視野に
おはぎ屋のホームページ現在の おはぎ屋のホームページは、同店で扱っている組合員9社の様々な商品を紹介してある。
あとはカゴに入れてクレジット決済するページを追加すれば通販できる状態にあることから、その点について伺うと、「現段階では電話注文があれば宅配便で発送したり、中元や歳暮といった進物需要にもその都度対応していますが、ホームページはまだそこまで追いついていないのが現状です。昨年、全国中小企業団体中央会さんの補助を受けてホームページをリニューアルしましたが、もう一段階進めてホームページ上で決済できる形に近い将来もっていきたい」と課題の一つとして捉えている。

● 商いとして軌道に乗せるために...
おはぎ屋の店内そもそも儲けるために始めたことではなく、実際赤字が続いているが、商売である以上は何とか収支トントンに持っていかなければならない。
そのためには店内の売上だけでは限界があることから、昨年は産業創出支援機構のファンドを活用して売れる商品開発に取り組み、今年は東京・有楽町の加賀能登金沢江戸本店で12アイテムの商品を陳列し、試験販売をスタートさせたところだ。

「おかげさまで東京に初めて鶴来の商品を出すことができました。今年の目標は、単にこちらの商品を東京で販売するだけでなく、関東の人を鶴来に呼び、例えばこの醤油はここでこんなふうに造られていることを見てもらうモニターツアーも企画しています。石川を知ってもらうことができれば、商品により一層興味を持ってもらえ売上げにもつながるわけで、そこまでファンドを活用してもっていきたい」と表参道ひいては鶴来の活性化に意欲をにじませる。

インタビューを終えて・・・
平成21年10月31日を境に北鉄石川線は鶴来駅止まりとなり、加賀一の宮駅までは電車が来なくなる。その危機感もあって、組合員一丸となって「地域を元気にすること」をキーワードにおはぎ屋の魅力づくり、情報発信に躍起になっている。鶴来の町に一つでも二つでも魅力ある拠点を作ることに汗を流すメンバーに協力する地元企業がさらに増えることを願って止まない。

おはぎ屋 外観商 号 おはぎ屋
住 所 白山市白山町レ122-1
電話番号 (076)272-5510
営業時間 平日9時~16時30分
土・日・祝~17時30分
定休日 年中無休
URL http://ohagiya.com

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