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(公財)石川県産業創出支援機構では、6/27(金)基礎講座【ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術】の第2回目、「ネットショップの基礎知識 自社サイトの改善点のヒントは他社サイトにある!」セミナーを開催しました。 ご参加いただいた33名の皆様、講師の(株)LATERAL 北村 錬充先生、ありがとうございました。

下の写真はセミナーの様子です。
基礎講座第2回 開催風景
 
   ネット販売を行う際の心得や基礎知識、ツール、技術情報などを4回シリーズで学んでいただける<初心者向け>セミナーの第2回では、参考になるネットショップサイトのポイントを解説。良いところをアレンジし、自社サイトの改善に活かす方法について学びました。

 
事例として、ネットショップ運営者でもある講師の北村先生が、ショップ開設までに行った市場調査、他社分析についても具体的にお話しいただきました。
講師の(株)LATERAL 北村錬充先生
 
お客様はだれかを具体的に考えるワークも行いました。

ペルソナ ワーク風景
  
次回は、7月16日(金) 第3回「ネット販売に役立つ技術~基本的なSEO対策」 お店ばたけホームページドクターの(株)SEO 古倉 功一 先生の講座です。ご参加お待ちしております。

また、秋(9月~10月)にも 基礎講座【ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術】全4回(同じ内容の講座)を開催予定です。今回参加できなかった方、やむを得ずご欠席された方は、こちらのご受講をおすすめします。
詳細は、お店ばたけのセミナーご案内ページをご覧ください。

 

(公財)石川県産業創出支援機構では、6/11(水)基礎講座【ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術】の第1回目として、「ネットショップの基礎知識~ネット販売の原点」セミナーを開催しました。
ご参加いただいた41名の皆様、講師の北村 錬充先生、ありがとうございました。
 
下の写真はセミナーの様子です。
 
基礎講座第1回の受講風景

  
ネット販売を行う際の心得や基礎知識、ツール、技術情報などを4回シリーズで学んでいただける<初心者向け>セミナーの初回は、自社サイト分析とワークで大いに盛り上がりました。
 
自己分析ワーク風景

次回は、6月27日(金) 第2回「ネットショップの基礎知識~自社サイトの改善点のヒントは他社サイトにある!」北村先生の講座です。ご参加お待ちしております。
また、秋(9月~10月)にも 基礎講座【ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術】(同じ内容の講座)を開催予定です。詳細は、お店ばたけのセミナーご案内ページをご覧ください。

石川県産業創出支援機構(ISICO)では、平成26年度も、ネット販売に必要な知識と手法を体系的に学んでいただくための実践的なセミナーを開催いたします。

基礎講座「ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術」は、ネット販売を行う際の心得や基礎知識、ツール、技術情報などを4回シリーズで学んでいただける<初心者向け>セミナーです。
受講料は無料ですので、浮いた費用をホームページの他の部分に投資することができます。

<こんな方におすすめです!>
  •  これからネット販売を始める方
  •  新しくホームページ担当になられた方
  •  ネット販売を始めたが、思うように売り上げが伸びなくてお悩みの方
  •  初心に帰り基礎を復習したい方

シリーズの受講がおすすめですが、希望の回のみの受講ももちろん可能です。
是非、ご活用ください。


平成26年度 ISICOネット活用セミナー

基礎講座「ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術」


○日  時

 平成26年 6月11日(水)~10月15日(水)
 各日13:30~16:30

 
○受講対象者  Webサイトを開設済(開設予定)の意欲ある経営者及び担当者 等

 
○定  員  基礎講座(全4回 2日程): 各30名

   
○受 講 料   無料

○会  場  石川県地場産業振興センター 研修室

○お申し込み

 お店ばたけホームページにある「専用申込みフォームにてお申し込みください。
 (専用申込みフォームは全講座共通のお申し込みフォームです)


○内容

基礎講座「ネット販売の基礎知識と役立つツール&技術」(4回×2ターム)
   
 1.「ネットショップの基礎知識~ ネット販売の原点」
 
dr_kitamura.jpg講 師:北村 錬充 氏((株)LATERAL/お店ばたけホームページドクター)
日 時: (1回目) 平成26年   6月 11日(水)13:30~16:30
     (2回目) 平成26年  9月 3日(水)13:30~16:30

場 所: (1回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第12研修室
     (2回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室


内 容:
ネットショップを運営するにあたっての、心構えなど基礎の基礎を学んでいただく初心者向けの講座です。ワークを行いながら、あなたのネットショップやネットビジネスそのものを見つめ直してみましょう。

 ・ネットショップは商売だ
 ・知っているようでまるで知らないネットショップ運営
 ・あなたのお店を自己分析しよう。
 ・ネットショップの伝達力が重要です。
 ・あなたのお店の目標はなんですか?

 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換
 

 
2.「ネットショップの基礎知識~自社サイトの改善点のヒントは他社サイトにある!」

dr_kitamura.jpg講 師:北村 錬充 氏((株)LATERAL/お店ばたけホームページドクター)
日 時:(1回目)平成26年   6月 27日(金)13:30~16:30
     (2回目)平成26年   9月 17日(水)13:30~16:30

場 所:(どちらも)石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室



内 容:
自社のネットショップと売れているお店とでは何が違うのか、まずは知り、そして改善していきましょう。

 ・あなたのネットショップはどんなモデルのお店なのか?
 ・売れるヒントを繁盛店から見つけ出そう
 ・お客様目線にどこまでなれるかを考えよう。
 ・ツッコミ力をあげて改善点を見つけよう。
 
 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換

 

3.「ネット販売に役立つ技術 基本的なSEO対策」


古倉功一先生講 師:古倉 功一 氏((株)SEO/お店ばたけホームページドクター)
日 時:(1回目)平成26年    7月  16日(水)13:30~16:30
     (2回目)平成26年   10月   8日(水)13:30~16:30

場 所:(1回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室
     (2回目) 石川県地場産業振興センター 新館4F 第11研修室


内 容:
自社サイトへのアクセス数を増やすことは、提供する商品やサービスをより多くのお客様に購入いただくための第一歩といえます。SEO対策(検索エンジン対策)とは、検索エンジンでキーワード検索した時に、自社ページを上位表示させるための技術のことで、検索結果の上位であるほどアクセス数も多くなることから、アクセス増加をめざす際に重要な技術です。
お客様と自社との出会いの機会を増やすSEO対策について、その基本を学びます。

 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換


 
4.「ネット販売に役立つツール 基本のツールからあると便利なツールまで」

dr_nakano.jpg講 師:中野 治美 氏(taskmother 代表/お店ばたけホームページドクター)
日 時:(1回目)平成26年   7月  24日(木)13:30~16:30
      (2回目)平成26年   10月  15日(水)13:30~16:30

場 所:(1回目) 石川県地場産業振興センター 新館5F 第13研修室
     (2回目)石川県地場産業振興センター 本館3F 第6研修室


○内 容:
ネットショップを運営するにあたり、是非とも整備したいツールから、あると便利なツールまで、ご紹介します。
 ・サイトの訪問者数、参照元サイト、検索キーワードがわかる"アクセスログ解析"
 ・サイトの新規ページを検索エンジンが発見し、検索してもらえるようにする
  /自社サイトの問題点を教えてくれる"サイトの健康診断ツール"
 ・お問い合わせメールアドレスのスパム対策におすすめ!"メーラー"+テクニック 等
 ※質疑応答、受講者及び講師との情報交換


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売れるネットショップの秘密を探る!


石川県産業創出支援機構「売れるネットショップの秘密を探る!」では、お店ばたけに出店しているネットショップの中から、順調に成果を上げている繁盛ショップを取材し、ネットショップを成功させるためのページづくりのノウハウやポイントを紹介します。

こだわりの品揃えと薬剤師に相談できる肌トラブル専門薬局を標榜
  (有)アート薬局

(平成26年1月取材)

こだわりの品揃えと薬剤師に相談できる肌トラブル専門薬局を標榜 (有)アート薬局

金沢駅西口に程近い中橋町交差点角にひときわ目立つアートビルがある。その1階に店舗を構えるのが、開局20年目になるアート薬局である。薬局だと思って一歩店内に入った瞬間、思わず店を間違えたかと思い、回れ右しそうになる。なぜなら一般の薬局に並んでいるお馴染みの商品がなく、見たことのない商品がズラリと棚を埋め尽くしているからだ。差別化した品揃えで、存在感を発信するアート薬局 代表兼管理薬剤師 中村智子さん話を伺った。

◆「アート薬局でないと」と言われる薬局をめざす
アート薬局 中村智子さん遡ること20年前、中村さん(写真左)が薬局を開店した頃は、一般的な薬を並べて販売していればそれなりに売れていく時代だった上に、ドラッグストアチェーンもまだでき始めたばかりとあって競合するところもなく、バブル期の余韻も残っていたのか、「1本3,000円もするドリンクが普通に売れていた」と当時を振り返る。
ところが、ほどなくして大阪から化粧品を納品に来ている営業担当者から「大阪では、他と同じものを売っている薬局は段々と経営が厳しくなってきています。商品を絞って特色ある品揃えをしていかないと生き残れない時代になってきている」と聞かされたことや、もともとアレルギーの子が食べられる食品を置いていたこともあり、次第に他店と一線を画す品揃えにシフトしていくことに。


 

◆自ら学び、ホームページを立ち上げる

アート薬局のホームページ10年あまり前、中村さんのご主人が作った名刺代わり程度のアート薬局のホームページはあったものの、「そろそろ本格的なホームページを持っていないとダメな時代になってきているけど、どうやって作ったらいいのか、お金はかけたくないし・・」と、知人に話していた。
すると「石川県産業創出支援機構でホームページの作り方を学ぶ『バーチャルショップ道場』が明日から始まるみたいだよ」と教えられる。意欲的な中村さんは早速電話で問い合わせると、まだ定員に余裕があったため、受講できることに。このことが自らホームページづくりに取り組むことになるそもそものきっかけとなる。
セミナーでは「ホームページビルダー」を使用してホームページの構築方法などを学び、もらったテンプレートを使用して、習った通りに自分で商品の画像や説明文をはめ込んでいき、何とかホームページを立ち上げることができた。
それからしばらくして、無料のショッピングカートも付け、初めてネットで商品が売れた時には嬉しくて「やったー」と思わず叫んだという。「その頃は、
夜にバーチャルショップ道場で知り合った仲間が集まってネットに関する様々なことをよく勉強していました」と懐かしそうに語る。ネットショップ草創期に取り組んだ人たちは、自ら学び、自ら作る、そういう情熱に溢れていたことが垣間見えるエピソードである

◆リニューアルを重ね、特徴あるホームページに

アート薬局の店内に並ぶこだわりの商品その後、デザイナーに外枠の部分を作成してもらい、ドリームウィーバーで更新し、サイトをリニューアルした。各ページの文章は自らが毎晩2時、3時頃までかけて、アトピー性皮膚炎だった自身の二人の息子の子育て体験談を詳細に綴ることに時間を費やした。こうした体験記の中に、検索キーワードとしてひっかかる言葉が散りばめられている。
4年前にお店ばたけの専門家派遣を活用した際、時代のトレンドであると同時に、検索する際の優位性や部分的な修正を加えてもデザインが崩れないといった点で、最適なツールであるMT(ムーバブルタイプ)を使ってホームページをリニューアルすることを薦められる。そこで、前回のリニューアル同様、外枠の部分のみを外注し、中の文章などのコンテンツ入れ替えは2ヶ月あまりかけて全て自ら行い、ドメインは同じままでMTに乗り換える。

◆肌トラブルを相談できる、かかりつけ薬局を目指す

アート薬局店内の様子人それぞれに皮膚トラブルの原因や症状が異なるので、とにかく相談に来ていただければ私(中村さん)をはじめ当店の薬剤師が親身になって対応させていただき、その方に一番合ったお薬や化粧品をお勧めしています。どうしても遠方で来るのが難しい方には、電話やネットで相談に応じています。何回もお話しをするうちに親しくなってくると、性格や体質などが分かり、より的確なアドバイスができるようになります」とのこと。
ネット通販の顧客は大部分が東京を始めとした県外が9割強で、残りの数%が県内の顧客。県内でも金沢近郊の人は直接来店して中村さんをはじめとした薬剤師に症状を見てもらいながら相談し、最適な薬や化粧品のアドバイスを受ける人が多いとのことで、実店舗とネット通販の顧客の重なる部分はごく僅かのよう。顧客の年齢層は40代が最も多く、自分自身の肌の悩みもさることながら、自分の子供のアトピー性皮膚炎などの悩みを抱えるお母さんも多くいる。
ネットで商品を注文する際に、お客様情報の入力で年齢は何十代ですか?という設問項目を設けてあり、一番多いのが40代とのこと。それに次いで30代、50代、60代の順。ネットショップの場合、北海道、沖縄、離島に関しては割高の送料を設定している店舗が多いが、アート薬局では不公平感をなくすため全国一律の送料設定(630円)にしている。それが奏功しているのかは不明だが、意外と北海道からの注文が多いとのこと。とはいえ、あくまでも実店舗での対面販売に今後とも力を注ぎ充実させていきたいと考えている。


◆あくまでも薬局本来の対面販売を重視

アートハートニュース(メルマガ)毎月1回、アートハートニュースと題し、お肌と健康について中村さん自らが長文のメールマガジンを更新し続けて第100回を超えている。
肌へのこだわり、無添加で安全な化粧品へのこだわり、漢方を採り入れた調剤へのこだわり等々を詳細に記述し、肌トラブルで苦しんでいる人たちに喜ばれる情報を提供している。
そうした地道な活動を通して、自ら使ってみて安心安全で満足できる商品の品揃えをしている自信が顧客に理解され、ファン客となってくれる自然体の商いに徹している。ホームページはそうしたアート薬局の考え方や商品について情報発信する一つのツールとして捉えており、あくまでもお客様と対面しながら、悩みを聞き、症状を目で見て、一人ひとりのお客様に最も相応しい化粧品やサプリメントを薦める薬局本来の対面販売に力を注ぐのが中村流のこだわりだ。


◆地元の加賀野菜・金時草をPBサプリに

金時草を使ったサプリメント(金時草&乳酸菌)金沢大学大学院の只野武教授が、金時草(きんじそう)に含まれるビタミンA、鉄分、カルシウムなどに血糖値を下げる効果や血圧の抑制効果があるとのデータを発表したのを受けて、健康食品メーカーが金時草を使ったサプリメント(金時草&乳酸菌☆アート薬局PB)を開発した。
 アートハートニュース(メルマガ版)で金時草を使ったサプリメントをご紹介
金時草は、地元金沢を代表する加賀野菜であり、それを原料に作られたサプリメントに強く惹かれた中村さんは、プライベートブランドのサプリメントとして販売することを決意。アート薬局オリジナルのパッケージを製作する。まだ販売を開始したばかりとあって、お客様に認知されるまでには最低でも半年は要するとのことで、じっくりと時間をかけて浸透させていく考えである。
とにかく自然体、何事も自然体、あるがままの自分でお客様とキャッチボールする商いがアート薬局の信条。十数年前から中村さんが確固たる自らのポリシーに基づく薬局づくりに取り組んできた積み重ねが、年月を経て花開いてきていると言えるのではないだろうか。


 
◆インタビューを終えて

ド ラッグストアの業界も安売り競争が激化しているが、そんなことはアート薬局には全く関係ない。それほどに商いに対するポリシーが確立されており、店内に 入った瞬間に、目に映る商品群がそれをアピールしている。自らが安心して使える商品だけをお客さんに薦める、当たり前のことを自然体でこなす姿が印象に 残った。


金沢駅西口の近くにあるアート薬局・企業名     (有)アート薬局

・所在地    金沢市中橋町11−12

・電話番号   076-233-2406

・開 業     平成6年

・URL      http://www.art-kanazawa.com/



売れるネットショップの秘密を探る!


石川県産業創出支援機構「売れるネットショップの秘密を探る!」では、お店ばたけに出店しているネットショップの中から、順調に成果を上げている繁盛ショップを取材し、ネットショップを成功させるためのページづくりのノウハウやポイントを紹介します。

安全・安心な有機農業で地球を守り、人を育む
  (株)金沢大地

(平成26年1月取材)

安全・安心の有機農業で地球を守り、人を育む(株)金沢大地

日本最大規模の農地で小麦大麦大豆蕎麦野菜などを有機栽培する金沢農業を営む井村辰二郎氏が、父の後を継いで就農したのが1997年のこと。以来、有機農業に邁進し、2001年には有機JASマークの認証を取得。
2009年にはアメリカ農務省のオーガニック認証「NOP認証」を取得すると共に、EUの有機認証基準も満たす。河北潟干拓地・門前町・珠洲市の耕作地約190haで収穫した有機農産物の加工・販売部門を分離し、2002年に(株)金沢大地を設立。農業の6次産業化に積極的に取り組む井村辰二郎代表にお話を伺った。


◆農業にもホームページが必要な時代を予見
井村辰二郎代表井村氏がホームページを立ち上げたのは、就農した翌年の1998年のこと。
「就 農するまでは地元の広告代理店に勤務し、地元企業のホームページを制作するプロモーションの担当もしました。当時はまだWWWブラウザの元祖とも言えるソ フトウェア『モザイク』の時代でした。その後Windows95ブームが起き、また石川新情報書府の仕事にも携わり、ホームページの必要性や役割を熟知し ていたことから、農業の世界でもこれからはホームページが必要だと考え、早くから取り組みました」と述懐する。
その頃は、検索エンジンも今ほど充実しておらず、Webを制作できる専門業者もまだないに等しい時代だったため、自らhtmlのソースを入力するところから独学で取り組み、自社の農業に対する考え方や有機農業へのこだわりといった情報を発信するサイトを立ち上げる。
ス ワンネット(インターネットプロバイダ)の貸サーバーを借りてスタートしたものの、程なく自分にできることに限界を感じ、専門知識を有する女性スタッフを 採用し、ホームページの維持管理を任せる。この時点では、まだ買い物カゴの機能はなく、あくまでも情報発信機能のみのホームページで、電話やメールで問い 合わせを受け付ける形態で10年あまりが経過する。
 

◆ISICOの専門家派遣を活用し、ネットショップ化に取り組む

金沢大地のホームページそんな時期を経て、金沢大地が真剣にネットショップ化に取り組むことになったきっかけは、2007年にISICOの専門家派遣を活用したことだ。ホームページドクターの指導の下、サーバーはさくらサーバーを使い、買い物カゴはショップメーカーのセットでリニューアルする。この時が同社のネットショップ元年である。
同時にMTを導入するにあたってホームページの制作を外注するが、投資額的にはそんなに大きなものではなかったという。そもそも農家であることから、ネットで販売できる商材がまだまだ未開拓だった。
ようやく自社で豆腐を作り始めたものの、300円ぐらいの豆腐1個に送料を足してネットで買う人はいない。そんな状況下で、自社で生産した食材を原料にした加工品を少しずつ増やす努力をし、有機米有機大豆を看板商品としてネットショップをスタートさせ、加工商品のバリエーションが増えていくに伴いアクセス数も次第に増え始める


◆ホームページの可能性は大

Webの世界はめまぐるしいスピードで進化を遂げている。それにどう対応していくかを伺うと、「我々は中小企業であり、分相応の成長をしていくことを心がけるべきと考えており、身の丈にあった投資に徹することが重要です」と持論を披瀝。
も ちろん売上だけでなく、多くの人にホームページを見てもらうことで、さらに多くの人に広がっていくメリットもある。現実に、同社のホームページを見て、大 手のバイヤーからBtoBのオファーが年に2~3件は舞い込むという。そう考えると、自社ホームページを持っていることの価値は計り知れない。
例えば、ブログで会社のことはもちろん、自分の日々の出来事やプライベートなこともオープンにすることで、ユーザーに親しみや関心を持ってもらうことにもつながる。お米ひとつを取り上げても、ネットを介して消費者に直接販売できることは大きな武器で、全生産量の半分程度をネットで販売できればすごいことである。


◆地元密着の第一歩として実店舗を開店

近江町市場内に金澤大地「たなつや」を開店これまで卸のウエイトが高く、地元における知名度が低かったことから、地域密着型の商いをしたいと考えていた井村氏は、100年後に老舗と呼ばれることを目標とした「老舗100年計画」を立案。
それを実現するためには、地元のお客様に直接自社商品を購入していただける実店舗の必要性を痛感し、2011年に近江町市場内に金澤大地「たなつや」を開店する。もちろん2015年春の北陸新幹線開業を視野に入れての取り組みでもある。
金澤大地「たなつや」のスイーツセットそれまではオーガニックに特化していたが、実店舗を出すにあたり、肩の力を少し抜き、よりマーケットインなものづくりにシフトし、商品開発の幅を広げた。「お客様からすると、一緒にいろんなものが買えた方が楽しいわけで、食品だけでなく、お菓子オーガニックコットンなど豊富な商品を扱うことで、様々な組み合わせ買いが可能となり、送料無料になる10,500円をクリアしていただきやすくなることにもつながっているのではないでしょうか」と、顧客目線での品揃えを強調する。
現時点では、突出してこれが売れているというのではなく、お米も野菜も全体がバランス良く売れており、 安全・安心の総合サイト的な位置づけになってきている。その上で、有機農法によるお米や野菜を大手こだわり食材通販会社のように宅配する方向へ進むのか、 個別の商材を切り離して一つ一つの商材をもっと強くしていくのか、今後の方向性を明確化させる時期に来ていることを井村氏は示唆する。


◆実店舗とネットショップの相乗効果も

同社のネットショップは、12月と1月が最も売上が伸びる時期で、顧客は県内が2割、残りの8割が県外で、その大部分が東京と大阪の大都市圏である。
ネット通販で地元客が2割というのはかなりウエイトが高い。これは近江町市場にある実店舗・金澤大地「たなつや」を利用した顧客がリピーターとなりネットで購入しているためと思われる。その意味で、ネットと実店舗の相乗効果が現れていると言える。「顧客の中でリピーター客の比率がどの程度あるのか、その点の詳細なデータを整理できていない点が課題です」とも。
検索キーワードで「有機米」「有機大豆」な どを入力すると、いずれの検索サイトにおいても金沢大地が上位にランクされることからアクセス数もそれに比例して伸びてきている。ただ、有機農法で生産さ れたお米や野菜は価格的に割高なこともあり、健康志向の時代とはいえ、継続してずっと買い続けることができる顧客はそんなに多くないと分析する。


◆テクニックに走らず、中身の充実に注力

ネッ トショップを運営するにあたり、SEO対策やPPC広告は不可欠と思われるが、同社の場合は、有機農業にかかわる様々な情報を正確に発信するコンテンツ作 りに日々邁進し、敢えてPPC広告などは行っていない。「有益な情報を消費者に向けて発信することが最重要課題です」と言い切る。テクニック的なことを追 求するよりも、いかに個性を磨いていくか。
商品開発はもとよりホームページづくりにおいても、自社に専門知識を有するウェブ担当者2名とウェブデザインを担当するグラフィックデザイナー1名がいるため、ネットに関して自社内で全て完結できる点も強みである。「SEO対策をやってアクセス数が上がったとしてもそれは一過性のものです。それよりも自分たちの成長に合わせて、それに伴って緩やかに上がっていくことを目指しています。と同時に、アクセスしてきた人がじっくりとホームページ内を探索したくなるような魅力ある商品展開やページづくりに意を注いでいます」と井村氏は熱く語る。


◆農育活動「あぐりハグハグ」を通してファンづくり

能登町当目(のとちょうとうめ)でお米を栽培生産者の顔が見えることが当社の強みですが、やはりリアリティーは直接会うことであり、農業を体験してもらうことだと考え、能登町当目(のとちょうとうめ)(お米を栽培:左写真)に農家民宿を設けました」と井村氏は目を輝かせる。
これから農育の一環として都会の人たちを送客する試みをネットを通じて積極的に展開していく考えだ。
能登町当目の有機水稲
まずは自分たちの有機農業の素晴らしさ、魅力を実地体験してもらうことで、金沢大地の農産物のファンになってもらい、そしてリピーターに育てていくことが狙いだ。
その一環として、金沢市の(株)The Art of Travelとタイアップし、外国人向けのグリーンツーリズム誘客への取り組みもスタートしたところである。
世界農業遺産に認定された能登の里山で実際に有機農業を体験し、現地で短期間滞在してもらうことで、能登の真の魅力を体感してもらい、より一層熱烈なる金沢大地のファンに育てていくことで、単に農産物をネット販売することに留まらず、石川の魅力を全国に、さらには海外に向けて発信していくことが井村氏率いる金沢大地の大きな夢であり、存在意義なのかもしれない。

◆インタビューを終えて

金澤大地「た なつや」を開店するにあたって採用した若いスタッフたちと金沢大地の新しい商品づくりに取り組む日々に大きな喜びを感じている井村氏。魅力ある企業活動に 邁進していれば、自ずとネットショップの売上にもつながる。時間はかかっても上っ面のテクニックに走らず、地に足がついた経営、安全・安心な商品づくりに 全力投球する姿が強く印象に残った。


金沢大地の外観・企業名        (株)金沢大地
・所在地        金沢市八田町東9番地
・電話番号       076-257-8818
・創業          2002年
・URL         http://www.k-daichi.com/

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