講師は、タオルはまかせたろ.comを運営する、(株)京都工芸 タオルソムリエ 寺田 元(てらだ げん) 様です。
ご参加いただいた45名の皆様、講師の寺田様、(株)LATERAL 北村錬充先生、ありがとうございました。
以下、セミナーのレポートです。
【講演】

講演が始まると、「タオルソムリエ」である寺田様は、スーツ姿からソムリエ姿に変身。
タオルについての語りから始めて、会場をひきつけます。
そして話題は、インターネット販売を始めたきっかけ、ネットショップ運営の様々なエピソードへ。「日の丸タオル」のエピソードでは、試行錯誤といくつもの挑戦があってこその大ブレイクであることをお話しいただき、受講者がネット販売に日々地道に取り組む動機づけとなりました。
★寺田様のメッセージ
「三方良しを心がけることでうまくいく」
「お客様のことを考える」

●三方良しとは、売る側だけでなく、買う側や生産する側など自分以外の関わりのある方々に対しても配慮を巡らせ、喜ばれるようにすることを言います。
「タオルはまかせたろ.com」で行っている配慮の例として、
・配送業者に感謝の気持ちを伝えるためのシールを箱などに貼っている
・マンションの高層部等ダンボールを捨てに行くのが面倒だと思われるお客様のために、ダンボールが不要な分量の配送の時は紙袋を使用している
・生産者の頑張りなどをもっと知ってもらうため、タオルができるまでの過程をHPで紹介している
等があげられます。
「タオルはまかせたろ.com」では、このような取り組みを重ねることで、関わりのある方々に「あなたのためなら」と言ってもらえるような良好な関係を築いておられます。
●また、インターネットで商品を販売する上では、実際に会ったり、商品に触れたりできない分、よりお客様のことを考えることが必要です。
「タオルはまかせたろ.com」では、「~に困っている方へ」という、よくある困りごとに対応したコンテンツをトップページの目立つところに設置。 選び方も多数用意し、お客様が買いやすいように工夫しています。
【対談】

寺田様とホームページドクターの北村先生との対談を実施。
この対談では、まず北村先生が「タオルはまかせたろ.com」のサイト解説を行い、その後、受講者から集めた質問用紙に書かれた質問に答える形式で質疑応答を行いました。
●北村先生によるサイト解説
「タオルはまかせたろ.com」のポイント
1.店主(寺田様)が全面に出ている
2.「選ばせる」「困りごと解決」でカテゴリー(メニュー)を構成している
1.店主(寺田様)が全面に出ている
自分をサイトに出すことが大事。リアルの営業と同様に自分を売り込み、顔を覚えてもらい、お店を選んでもらう理由にしてもらいましょう。
2.「困りごと解決」「選ばせる」でカテゴリー(メニュー)を構成している
「~でお困りの方へ」のカテゴリーがあり、困っている方にしっかりと答えています。
自分のお客様はだれなのか。何に困っていて、何ができるかを考え、表現していくことが大事です。
また、商品ラインナップが「スポーツタオル」「バスタオル」ではなく、「~から選ぶ」でカテゴリーを作っているのが特徴的。お客様がインターネットで検索する背後には「質問」があり、その「答え」を提供するページ作りが大事です。本サイトは、質問に対する答えを出すことを意識されています。

対談終了後、【情報交換会】として
県内事業者から要望のあった「県内Webベンダーによるプレゼン」を
(株)RTC様、フォーメソッド様に行っていただいた後、講師を交えて名刺交換等を行い、交流していただきました。

次回「成功者に学ぶ販促力講座」
第2回は1月14日(水)「水郷のとりやさん」(千葉県/鶏肉専門店)須田健久様、
第3回は2月18日(水)「パジャマ屋」(神奈川県/オリジナルパジャマ専門店)熊坂泉様をお招きし、ご講演いただきます。 ぜひ、ご参加ください!