◆花の生産農家、宮子花園(みやしかえん)「庶民派ハーバリスト」宮子外喜子さんが、とってもリラックスできるハーブ入浴剤(バスボム)の作り方をご紹介します。
石川県白山市で、花とハーブの生産販売をしている宮子花園(みやしかえん) 宮子外喜子です。
石川県も、いよいよ梅雨入りしましたね。
雨が続くと、部屋の空気も澱んだみたいに、うっとうしい気分になりますが、
花の生産農家である私どもにとって、雨降りの日は、ちょっと気が楽です。
水やりの手間が省けますし、お客様のご来店が遅くなりますから。
でも、雨が続くとまた困りもんです。
適度に降っていただいて、晴れる日もないと、花の生育や病気・カビの心配が出て来ます。
それに、憎っくきナメクジが、元気が出て活発になりますからね。
今年の梅雨は、どんな案配なのでしょうか?
◆疲れは、やっぱり入浴で解消!
気温が高くなってくると、お風呂は暑いから・・・・
ついついシャワーで済ませてしまいます。
夏に限らず、「シャワーだけ!」という方もいますが、
一日の疲れは「お風呂に浸かって」解消しましょう。
お時間がある時は、ゆっくり半身浴というのもオススメです。
いろんな入浴剤が販売されていますが、あまりに多すぎて何が何だか???
迷っていらっしゃる方に、
シンプルで、と~ってもリラックスできる「手づくりの入浴剤(バスボム)」をご紹介しましょう。
◆ハーブでリラックス…香りのバスボムづくり
自分の好きなエッセンシャルオイルを使って、 “香りのバスボム”を作ってみませんか?
とっても簡単に手作りできます。
<バスボムの作り方>
◆ 材 料 ◆
バスボムの大きさにもよりますが、3~5個分の材料は、次ぎの通りです。
・ 重曹 70g
・ コーンスターチ 10g
・ クエン酸 35g
・ ハーブパウダー 1g
・ キャリアオイル 5~8ml
・ エッセンシャルオイル 15滴前後
*香りが強いのをお好みの方は、20滴でも大丈夫です。
肌が敏感な方は、少なめにした方がいいでしょう。
◆ 作り方 ◆
1,材料の粉を混ぜます。
重曹とクエン酸、コーンスターチに、お好きなハーブの粉末を入れます。
敏感肌には、ジャーマンカモミールがオススメです。
色を出したかったら、ハイビスカスやターメリックを混ぜると綺麗です。
(ハイビスカスは、ピンク~赤色に、ターメリックは、黄色になります。)
2,保湿成分としてキャリアオイルを混ぜます。
乾燥肌には、スウィートアーモンドオイル、脂性肌ならグレープシードオイルなど。
5~8mlを2回に分けて入れます。
3,香りと効能を高めるため、エッセンシャルオイルを垂らします。
15~20滴・・・・・こちらも2回に分けて、よく混ぜ合わせます。
割り箸やスプーンを使って混ぜます。混ぜる道具は、何でもいいんです。
ラベンダーなど優しいエッセンシャルオイルは大丈夫ですが、
強い作用のあるエッセンシャルオイルの原液は、
素手で触らないようにします。
(エッセンシャルオイルの刺激で、痒みが出ることがあります。)
4,型にラップを密着させ、混ぜた粉を少しづつ押さえながら詰めます。
よく混ざってしまえば、素手で触っても構いません。
指でもしっかり押します。
クッキー型を利用してもいいし、好きな形に手で丸めてもいいでしょう。 エッセンシャルオイルの香りが飛ばないように、ラップで包んでおきます。
4~5時間も置いておけば、しっかりと固くなってくずれません。
何回も型を抜きたい場合は、そ~っとラップを引っ張って型から外します。
疲れた日や頑張った日には、自分へのご褒美として、
このバスボムでゆ~ったりとバスタイムを楽しんでください。
◆エッセンシャルオイルの例◆
リラックス・・・ラベンダー、マジョラム、ゼラニウムなど
リフレッシュ・・・ローズマリー、ユーカリ、ライムなど
明るい気分に・・・ローズウッド、グレープフルーツなど
◆ アロマの体験講習を実施しています。 ◆
宮子花園にあるハーブの専門店「花香房夢見草」では、
エッセンシャルオイルを使ったアロマ体験講習を実施しています。
お一人からでも受けられます。
花香房夢見草のアロマ体験講習の詳細は、こちらから
また、エッセンシャルオイルやベースオイルをはじめ、
アロマテラピーを楽しむ為の材料や器具などいろいろ揃っています。ご自分に適したオイルなどもアドバイスしていますので、 どうぞお気軽にご相談ください。