第27回「イソザキ時計宝石店」【今月のお店】
第27回「イソザキ時計宝石店」【今月のお店】
イソザキ時計宝石店 代表 磯崎 輝男さん
※イソザキ時計宝石店様は、平成24年7月お店ばたけを退店されました。
■世界に通用するマイスター公認高級時計師(CMW※)がいる高度な技術の高級機械式時計の専門店。
世界に通用するマイスター公認高級時計師(CMW※)がいる高度な技術の高級機械式時計の専門店。あらゆる高級腕時計を自店で修理調整する優れた独自能力を持ち、時計店としてメルマガ発行部数が日本第2位のネットショップ。そんな日本有数のオンリーワン企業が松任市のきつね小町商店街にあります。その「イソザキ時計宝石店」の店主磯崎輝男さんにお話をうかがいました。
※CMWはCertified Master Watchmakerの略。1954年から実施された時計職人最高峰の技術試験。発祥の地はアメリカで、世界最高峰の技術を認めた資格といわれている。
■宝石から時計へ、ビジネスモデルチェンジ
創業は昭和55年11月で、そのころはむしろ宝石販売が主体だったといいます。とくに、平成初期のバブル期は、毎月のように宝石類を買ってくれたお客さまもいたほどでした。このように順調な経緯でしたが、平成5年以降バブル崩壊後に環境が激変しました。宝石類がなかなか売れにくくなったのです。
この環境変化に対応するため、ビジネスの主力を宝石から時計に切り替えたのでした。とくにロレックスなどの高級機械式時計の販売に注力。このビジネスモデルチェンジが最初の転換期でした。
第25回「明光自動車サービス」【今月のお店】
第25回「明光自動車サービス」【今月のお店】
明光自動車サービス株式会社 社長 三納嘉一さん
※三納嘉一さんは、会長に就任されました。
今回ご紹介する明光自動車サービスは、鶴来町市街地のバイパス・県道103号沿いに面する「ふれあい昆虫館」と「白山比咩神社」との間にあります。
スカイ獅子吼から飛ぶパラグライダーの着陸地点が本社のすぐ後です。今年76歳になる社長三納嘉一さんの楽しみは詩、俳句、民謡と多彩な趣味人です。終戦の暗さのなかで希望と目標をもちたいとはじめたそうです。
いつも前向きで勉強熱心な三納さんに地域で約40年の自動車販売を振り返り、その思いや経営への姿勢についてお聞きしました。
■お客さまの安全と安心のために。「車のドクター」明光自動車サービス
左:白山市旧鶴来町の明光自動車サービス本社。ロータスクラブの加盟店で、ロードサービス全国3位の成績も残しました。
右:辰口橋そばの支店「車工房メイテック」。
北陸先端大の学生もよく利用するカーショップ。 明るくきれいな整備工場で女性客への配慮も感じられます。
■明光自動車のルーツは
当社のルーツは、鶴来地方ではじめてタイヤの販売と修理を手がけたことに始まります。当時タイヤは貴重品でしたので消耗したタイヤを削り、ゴムの練り生地を貼ってボイラーで熱処理して再生していました。
その後「手取ダム」はじめ、支流のダム建設や治水工事などに使用する建設重機の大型タイヤ修理などで大繁盛いたしました。このとき蓄積したタイヤの修理技術は今でもたいへん役立っています。
昭和41年には自動車整備の認証を受け、また業務の拡大に伴い自動車の整備部門を独立して2店舗としました。2店舗経営のノウハウはこの時に学習したのです。昭和46年と平成8年には整備成績が優秀だということで表彰を受けました。その間に道路の状況がガラリと変わったので、山の手に500坪の土地を求め、2店舗を1店舗に集約しました。道路一本で集客が一変するなんて、実に難しいものです。
■総合的な自動車サービスへの転換
自動車業界が急成長するなかでさまざまな変化の局面があり、その都度つぎのステップにむけた対応が求められました。タイヤ専門の当社にはカーショップ出現などによる競争激化を察知し、自動車の整備と販売に重点を移しました。整備では修理、車検、板金などすべてを自社で行える体制をつくりました。地域の中小企業には機動力と一貫したサービスでお客さまの支持と信用を得ることが大切だと考えました。