◆お正月に飲む、お屠蘇とは?お屠蘇の起源は?輪島塗屠蘇器(扇面源氏香蒔絵)のご紹介と併せて、輪島漆器大雅堂の若島土百江さんがお話しします。
◆お正月にお屠蘇(おとそ)を頂くのは、なぜ? (屠蘇器・扇面源氏香蒔絵)
お正月には、つきもののお屠蘇(おとそ)。
そして、屠蘇器(とそき)は、
家族や友人、お年始にいらしたお客様に、
新年のご挨拶のあと、屠蘇を一献、おすすめするために必要な物が
一つになっているセットのことです。
【屠蘇器(扇面源氏香蒔絵) 】 輪島漆器大雅堂
では、お屠蘇(おとそ)とは、何?
屠蘇は、もともとは薬だったそうです。
山椒・大黄・白じゅつ・桔梗・細辛・乾姜・防風などを三角の紅の帛衣に入れて、
酒やみりんに浸したもの。
唐の時代に、医師が流行風邪のための薬として作ったものがおいしくて評判になり定着した、
と言われます。
屠蘇(とそ)とは、「邪気を屠絶し、人魂を蘇生させる」ということで、
一年中の邪気を祓い延命長寿を願うために飲む酒 です。
日本人にとってのお正月は、ゆく年をリセットし、
来る年の新たな一歩を踏み出す大切な節目です。
お屠蘇を頂いて、来る年を、一層素晴らしいものにしたい、
そんな願いがこめられているのでしょう。
輪島塗の屠蘇器・扇面源氏香蒔絵(上写真)は、
その華やかな蒔絵が、お正月にふさわしい扇面模様です。
扇面(扇)は、日本で作られた日本特有のもので、
末が広がる形から「末広」ともいい、
発展や拡大を意味する縁起のよいもの、
とされ、古来より愛され続ける吉祥模様です。
美しい蒔絵が、いっそう晴れやかな迎春の時を演出し、
新しい一年の門出を幸多かれと祈念します。
◆屠蘇器は、お正月の飾りでもある
屠蘇器は、お正月にお屠蘇を頂いて邪気払いをしたら、
いったん洗って、きれいにします。
そのあと、小正月まで床の間に飾って、正月の雰囲気を味わって下さい。
そして、ゆっくりしまいます、次のお正月まで。
【本文紹介商品】 輪島漆器大雅堂
屠蘇器(三つ組) 扇面源氏香蒔絵
桐箱入り
寸法:幅41cm 奥行27.3cm 高29cm
>>詳細お問い合わせは 輪島漆器大雅堂へ